JPS5854239B2 - チソウシケンホウホウ オヨビ ソウチ - Google Patents

チソウシケンホウホウ オヨビ ソウチ

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JPS5854239B2
JPS5854239B2 JP49120248A JP12024874A JPS5854239B2 JP S5854239 B2 JPS5854239 B2 JP S5854239B2 JP 49120248 A JP49120248 A JP 49120248A JP 12024874 A JP12024874 A JP 12024874A JP S5854239 B2 JPS5854239 B2 JP S5854239B2
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JP
Japan
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fluid
formation
particles
borehole
wall
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JPS5067701A (ja
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テイー ベル ウイリアム
ジエー アーバノスキー ハロルド
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Schlumberger Overseas SA
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Schlumberger Overseas SA
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Publication of JPS5854239B2 publication Critical patent/JPS5854239B2/ja
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E21EARTH DRILLING; MINING
    • E21BEARTH DRILLING, e.g. DEEP DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
    • E21B49/00Testing the nature of borehole walls; Formation testing; Methods or apparatus for obtaining samples of soil or well fluids, specially adapted to earth drilling or wells
    • E21B49/08Obtaining fluid samples or testing fluids, in boreholes or wells
    • E21B49/10Obtaining fluid samples or testing fluids, in boreholes or wells using side-wall fluid samplers or testers

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は地層試験方法および地層試験装置に関する。
ごく最近まで、一般に使用されて最も成功していたいb
ゆるワイヤーライン地層試験器は、大部分が選択された
地層の単一の試験、またはせいぜい2種類の試験しか行
えなかった。
一般にこれらの試験の成功はある程度までは、与えられ
た性質の地層を試験するために要求される試験器を装備
できるように、試験すべきある特定の地層の全般的な特
性を前もって知ることにある程度依存していた。
たとえば、試験を行う地層がかなり固いと考えられ。
従って容易には崩れない場合には、米国特許第3011
554号に開示されているような試験器が非常に有効で
ある。
一方、かなり軟弱な地層を試験する場合には、米国特許
第3352361゜3530933.3565169.
3653435号に開示されているような地層試験器を
通常使用している。
これらの特許において十分に説明されているように、こ
れらの各試験器は筒状サンプリング部材を用いており、
このサンプリング部材はばらばらの地層物質が試験器内
に意図しない時に入らないようにするために、選択され
た一様な寸法の流体開口部を有するr過媒体に組合わさ
れる。
従って、米国特許第3261402号に開示されている
ような二重目的試験器を除いて、これらの地層試験装置
は試験を行う地層がかなり固いか、または比較的軟弱で
あるかが前もって知られている場合には、試験はほとん
ど成功している。
更に、これらの地層試験器は試錐孔内を1回動かされて
いる間に1回しか動作しないから、与えられた試験操作
に最も適すると信ぜられている1過媒体の寸法を予め選
択することが通常行われている。
地層試験技術における最も重要な進歩は、米国特許第3
780575号に開示されている反復動作可能な試験器
を実用化したことである。
この試験器は種々の地層から任意の数の圧力測定値を反
復して得ることができ、かつ与えられた試錐孔内を試験
器を1回移動させる間に、少くとも2種類の流体サンプ
ルを集めることができる。
これらの試験器は全く良好ではあるが、あらゆる種類の
地層に対して効果的に動作できるp過媒体はないから、
それらの試験器の性能に大幅な影響を及ぼす場合がある
たとえば、試験器に例外的に小さい地層物質を阻止する
のに最も適する特別の沢過器を取りつけたとすると、こ
の試験器に対する流量はかなり固い地層を試験する場合
には著しく制限される。
更に重要なことには、これに類似する状況では潜在的に
発生できる地層に隣接する試錐孔の壁を通常覆う泥壁に
より、沢過器が急速にふさがれるということはほとんど
ない。
従って、これらの条件の下での試験は誤りには導かない
が、しばしば不確定的である。
その理由は地層が本当に非生産的であるかどうか、また
は沢過器が試験の当初に単にふさがれているかどうか確
実に知ることができないからである。
一方、試験器がかなり大きな地層物質のみを1過するよ
うに構成されている試験器を使用しているとすると、非
常に軟弱な地層を試験している場合には微細な地層物質
が過大に導入されることがしばしば起る。
その結果、封止パッドの周囲の地層の壁が絶えず腐食さ
れて、地層との連通が速やかに失われることがしばしば
である。
これによって不確実な試験が行われることになる。
もちろん、与えられた試錐孔内の異った種類の地層の試
験をこの種の反復動作できる試験で、沢過器を交換する
ことは全く非実用的であることがわかるであろう。
更に、与えられた試錐孔が貫通している種々の地層の特
性を、前もって確実に決定できる保証はない。
従って、本発明の目的は1つまたはそれ以上の流体すな
わち地層特性の多重測定値を確実に得ることができ、か
つ組成と固さの固なる任意特性の異った地層から1種類
またはそれ以上の遺留流体のサンプルを選択的に集める
、新規かつ改良された地層試験法および装置を提供する
ことである。
本発明の1つの面によれば、本発明は壁面に泥壁が付着
される試錐孔により貫通される地層から遺留流体(Co
nnate fluids)のサンプルを得る方法であ
って、地層に近い試錐孔の壁は前記壁の一部と前記地層
を前記試錐孔内の流体から分離するために封止され、前
記分離された壁の部分と地層とから流体入口および1過
装置を介して流路内に導入されてなる地層から遺留流体
のサンプルを得る地質試験方法において、最初に泥壁の
粒子に対して十分な寸法を有する前記1過装置内の1過
通路を通じて前記流路内に泥壁の粒子を送る過程と、前
記分離された壁部分からぼろぼろの地層粒子が脱落した
時に、前記流体入口を累積されるぼろぼろの粒子でほぼ
充して、その後に脱落させられる地層粒子を保持するよ
うに、前記1過装置により前記脱落した粒子を常に集め
る過程とをそなえてなる、試錐孔により貫通される地層
から遺留流体のサンプルを得る地質試験方法が得られる
本発明の別の面によれば、泥壁ライニングを有する試錐
孔であって、その壁は発生できる遺留流体を含む地層に
隣接する前記試錐孔内に吊り下げられるようにされる地
層試験装置において、遺留流体を受けるようになってい
る流路を有するボデーと、前記流路に連結される流体入
口を含み、試錐孔の壁面を試錐孔流体から分離するため
に試錐孔の壁に係合されるようになっている前記ボデー
上の流体取り入れ装置と、この流体取り入れ装置を試錐
孔に対して位置させて前記試錐孔の壁の分離された壁面
をこえた地層に前記流体入口を連通させるために選択的
に動作する装置と、前記流路と前記流体入口との間に協
力動的に配置されて、前記分離された壁面から前記r過
装置を通って前記流路内へ変位される泥壁粒子を最初に
通すための流体沢過装置とを備え、この流体沢過装置は
前記分離された壁面からぼろぼろの地層粒子が遊離した
時に、遺留流体が前記r過装置を通って前記流路へ流れ
るにつれて遊離された地層粒子を常に収集するように動
作してなる地質試験装置が得られる。
本発明の実施に際しては、得られる可能性のある地層に
封止するように係合するために選択的に動くようになっ
ている流体取り入れ装置を有する地層試験装置は、その
一部を試錐孔流体から分離するために使用できる。
本発明の方法においては、泥壁は詰りを起させる物質を
容易に通すように寸法を選択的に定められている第1濾
過通路を介して、まず最初流体取り入れ装置内へ導かれ
る。
次に、固まっていない地層物質を流体取り入れ装置内へ
取り入れるべきだとすると、前記第1通路を通って流れ
る少くとも十分な流れを迅速に阻止することにより試錐
孔の壁からそれらの物質が更に離れることを停止させる
ためにそれらの物質は集められ、かつ地層物質よりも小
さな寸法となるように選択的に定められる第2通路を通
って遺留流体を送るようになっている。
本発明の一実施例では流体取り入れ装置には、泥壁粒子
のような詰りを起す大きな物質を容易に通すような寸法
の1つまたはそれ以上の拡大1過通路と、選択された寸
法の地層物質を透過させない寸法の1つまたはそれ以上
の縮少1過通路とが設けられる。
このようにすると、流体取り入れ装置が分離された地層
に初めて連通された時に、地層の壁に付着されている泥
壁が拡大された1過通路を通って、p過装置の入口面に
はそのような詰り物質は付着しない。
その後で、地層から離れた物質が流体取り入れ装置内に
入ったとすると、それらの物質は1過装置の入口面に沿
って凝集し、拡大されている1過通路を通る少くとも主
要な流れを阻止し、遺留流体を縮少されているp過通路
に流すようにする。
本発明の別の実施例では、流体取り入れ装置には、互い
に相対的に動くようになっている第1および第2の協働
する1過部材が設けられる。
これらの1過部材には泥壁粒子のような詰りを起す大き
な物質を容易に通す寸法の1つまたはそれ以上の1過通
路がそれぞれ設けられる。
これらの1過部材のそれぞれ組合わされる1過開口部対
の位置を部分的にずらすように、1過部材を通常偏倚さ
せるための偏倚部材が設けられる。
流体取り入れ装置が分離されている地層に連通ずるよう
に最初に位置されると、地層の壁に付着している泥壁が
完全に位置が合っている1過通路を通って、1過装置の
入口とそのような詰り物質が付着しないように、1過部
材はp過量口部の位置が合う位置まで動かされる。
その後で、地層から離れた物質が流体取り入れ装置内に
入ったとすると、偏倚装置が動作してそれぞれの1過開
口部の位置が部分的に外れて、各1過開口部対を通る全
有効流路面積を縮少して、1過装置を通る遺留流体の流
れを不当に制限することなしに、効果的に狭くされた1
過通路を通る離れた地層物質の大部分の通路を遮断する
ような通常の位置へ向って1過部材を移動させる。
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
まず第1図を参照して、本発明の原理を具体化した新規
かつ改良した流体取り入れ器10が、地層試験器11に
取りつけられているのが示されている地層試験器11は
1つまたはそれ以上の地層13.14等を貫通する試錐
孔12のような坑井内で、典型的な観測および試料採取
作業を行う時に使用される。
図示のように地層試験器11は典型的な多心ケーブル1
5の下端部から試錐孔12の中に吊り下げられる。
ケーブル15は地表の適当なウィンチに巻き取られると
ともに、地層試験器の制御装置16の地表部と、記録表
示器17および電源18に接続される。
地層試験器11はその典型的な例では細長い本体19を
含む。
本体19の中には試験器制御装置16の試錐孔の中に降
ろされる部分が収められ、1つまたはそれ以上のピスト
ンアクチュエータ21上に配置される、選択的に延長で
きる試験器係留部材20と、本体19の下端部に縦続連
結される1つまたはそれ以上の流体収集室22.23と
を保持する。
試験器係留部材20は本体19の流体取り入れ器10が
取りつけられている側とは反対側から動くようになって
いる。
米国特許第3780575号に詳しく記述されているよ
うに、地層試験器11とその制御装置16とは、地表か
ら指令を受けた時に5個所の選択された動作位置のうち
から1個所またはそれ以上の場所に選択的に置かれるよ
うに、関連して動作するように構成される。
後で簡単に説明するように、制御装置16は試験器11
をそれらの動作位置の1個所またはそれ以上の位置に逐
次置くように機能したり、それらの動作位置の間を選択
的に周期的に置くように機能することもある。
これら5種類の動作位置はケーブル15の種々の導体3
2〜38へ選択的に電力を供給するように、制御装置1
6の地表部に含まれている適当な制御スイッチ24.2
5を種々のスイッチング位置へ選択的に動かすことによ
り達成できる。
本発明の新規な流体取り入れ装置10は、試錐孔12の
壁の選択された部分を選択的に封止すなわち分離させる
ために構成される。
試錐孔12の選択された部分が試験孔12内の流体から
分離されると、流体取り入れ装置10は隣接する地層1
3に圧力を加える、すなわち流体を浸透させる。
第2A、2B図に示す実施例では、流体取り入れ装置1
0は弾力のある環状封止パッド39を含む。
この封止パッド39は横方向に動くことができ、縦方向
に隔てられている一対のピストンアクチュエータ41に
連結される垂直支持部材すなわち支持板40の前面に取
りつけられる。
ピストンアクチュエータ41はアクチュエータ21に類
似しており、封止パッド39を本体19の前側に関連し
て前後に動かすために、本体19に対して横に配置され
る。
従って、制御装置16が加圧された油圧用の流体をピス
トンアクチュエータ41に選択的に供給すると、封止パ
ッド39はボデー19の前方に隣接する引き込められた
位置と、進められたすなわち前方へ延ばされた位置との
間を横方向に動く。
環状封止パッド39を試験器係留部材20から本体19
の反対側に設けることにより、これら2種類の壁係合部
材が同時に延びると封止パッド39は試錐孔12の隣接
する壁に押しつけられて封止するとともに、試験器11
を係留する。
しかし、封止パッド39が試錐孔12の一方の壁に対し
てしっかり封止できるように延びることができ、本体1
9の後部が試錐孔12の反対側の壁に確実に係留できる
ように、ピストンアクチュエータ41の有効ストローク
が十分あれば、試験器係留部材は不要であることがわか
るであろう。
これとは逆に、封止パッド39が試錐孔12の一方の壁
に対してしっかりと封止するように、本体19の前方を
その一方の壁へ向って動かすのに、試験器係合部材20
を延長させるだけで有効である場合にはピストンアクチ
ュエータ21を省くことができる。
しかし、地層試験器11の一実施例では係合部材20と
流体取り入れ装置10は、十分な直径の試錐孔内で試験
器11の動作が可能となるように、同時に延長されるよ
うに構成される。
この実施例では本体19の外径を小さくするためにピス
トンアクチュエータ21と41のストロークを最少限に
押えている。
次に第2A図を参照する。
この図では、遺留流体(connate fluid
)を地層試験器11の内部に導入させるために、本発明
の流体取り入れ装置10は拡大された筒状流体取り入れ
部材42を含む。
筒状部材42は環状封止パッド39内に同軸状に配置さ
れる開放前部と、支持板40の裏面に固定されるより大
きな筒状部材43内に摺動自在に装着される閉じた後部
とを有する。
筒状部材43は支持板40の裏面から後方へ延びている
筒状流体取り入れ部材42の先端部が封止パッド39の
前面から短い距離だけ通常は突出するように構成するこ
とにより、流体取り入れ装置10を延ばすと筒状流体取
り入れ部材42の前端部は試錐孔12の近くの壁面に係
合し、その直後に環状封止パッドもその壁面に押しつけ
られて、試錐孔12の壁面のその部分と流体取り入れ部
材の先端部を試錐孔内の流体から分離する。
この係合の順序の重要性については後で説明する。
大きな外側筒状部材43に関連して筒状流体取り入れ部
材42を選択的に動かすために、筒状取り入れ部材42
は外側部材43の中に摺動自在に挿入され、外側部材4
3の内向きに拡大されている端部46゜47上の封止部
材44,45と、筒状取り入れ部材42の直径の大きな
中間部分49の上の封止部材48とによって流体が洩れ
ないように封止される0従って、封止部材44,45.
48によって外側筒状部材43内の中間部分49の両側
にピストン室50.51が形成されることがわかるであ
ろう。
そこで、後方のピストン室50内に高い油圧をかけるこ
とにより、流体取り入れ部材42は外側筒状部材43と
封止パッド39とに対して相対的に前方へ動かされる。
これとは逆に、前側のピストン室51に油圧を加えると
、流体取り入れ部材42は外側筒状部材43と封止パッ
ド39に対して引き込められる。
本発明の流体取り入れ装置10への圧力伝達すなわち流
体の送りは、全体として円筒形の弁部材52により制御
される。
弁部材52は流体取り入れ部材42内に同心状に配置さ
れ、引き込められた位置すなわち開放位置と、図示の前
進した位置すなわち閉じた位置との間を軸心方向に動く
ように構成される。
閉じた位置では弁部材52の拡大された前端部53は、
流体取り入れ部材の最前方の内側部分に十分に係合して
その部分を封止する。
弁部材52を支持するために、その後部は参照番号54
で示すように軸心方向が中空になっており、流体取り入
れ部材42の後端部を閉じる横壁56から前方に突出す
る。
軸心方向中空部54は、その大きな頭部53のすぐ後ろ
の弁部材52の前方部分にある1つまたはそれ以上の横
方向流体通路57で終る位置まで、弁部材52に沿って
前方へ伸縮される。
流体取り入れ部材42に関連して弁部材を選択的に動か
すための作動機構を設けるために、弁部材52は拡大後
部58を有し、その渡大後部58の中に外側封止部材5
9と内側封止部材60が同軸状に配置され、流体取り入
れ部材の内側と後方に延びる筒状部材55の外側とにそ
れぞれ係合してそれらの部分を封止するようになってい
る。
弁部材52の中間部分の周囲に取りつけられて、流体取
り入れ部材42の隣接部分の内壁に接触してその部分を
封止する封止部材61は、流体取り入れ部材に関連して
弁部材52を封止する。
従って、ピストン部材として機能する拡大弁部58の後
部に形成される拡大ピストン室62内の油圧を上昇させ
ることによって、弁部材52は流体取り入れ部材42に
関連して前方へ動かされる。
逆に、封止部材59と61の間に形成される前方ピスト
ン室63に高い油圧を加えることによって、弁部材52
は前方に突出している筒状部材55に沿って後方へ動か
され、流体取り入れ部材42に関連して弁部材52を引
き込める。
前記したように、多くの地層は割合に凝固してなく、し
たがって遺留流体を抜き取ることにより容易に脱落する
ことがわかるであろう。
したがって、そのような凝固されていない地層物質の大
きな脱落を防ぐために、流体取り入れ部材42はその前
方部分に内部環状スペース64と流路65を形成するよ
うに構成される。
後で第7〜9図を参照して詳しく説明するように、本発
明の目的は、環状スペース64を覆うように流体取り入
れ部材42の先端部に、独特の配列のスリットを有する
筒状1過部材66(または66′)を同軸状に装着する
ことにより達成される。
このようにすると、弁部材52が1過部材66 、66
’の内側で引き延ばされた位置から引き込められると、
地層の流体は拡大頭部53の前方のいま露出されている
1過部材66を通って環状スペース64へ入り、それか
ら流体通路65を通って流体通路57と筒状部材55の
中に入る。
したがって弁部材52が弓き込められた時に、地層から
遺留流体が抜き取られるにつれて地層から凝固していな
い地層物質が脱落すると、その物質は弁部材52の拡大
頭部53の前方の独特に配列されている1過部材66に
よりせき止められ、それにより浸透性の障壁を急速に形
成して、弁部材52が停止すると凝固していない地層物
質の持続的な脱落を防ぐ。
次に第2B図を参照する。
この図に示されている本発明の流体取り入れ部材10の
実施例は、選択的に変化できる1過部材44を含む。
1過部材44は流体取り入れ部材42の前端部に入る遺
留流体から、粒子寸法の異なる詰まるおそれのある物質
を選択的に1過するために、流体取り入れ部材42の前
方部分上に配置される。
r過部材44′の図示の実施例では、本発明の目的は流
体取り入れ部材42に形成される内側に開かれている環
状室64を覆うように、流体取り入れ部材42の前方部
分に一対の筒状1過部材45’、46’を入れ子穴に設
けることによって最も良く達成される。
後述する理由によって、外側1過部材46′は流体取り
入れ部材42にねじ48′により固定され、内側1過部
材45は第2B図に示されている僅かに延ばされている
位置と、もつと引き込められた位置との間を軸心方向に
動くために配置される。
1つまたはそれ以上のスプリングまたはベルビル(Be
1lville)ワッシャ49′のような偏倚部材が内
管すなわち筒形1過部材45′拡大先端部と、流体取り
入れ部材42の先端部との間に配置されて、内側r過部
材45を図示の引き伸ばされた位置に通常に保持する。
1過装置44′のこの独特な配置の意味については後で
説明する。
筒状流体取り入れ部材の先端部が、封止パッド39の前
面から短い距離だけ通常突出するように構成することに
より、流体取り入れ装置10の延長すると流体取り入れ
部材42と内側1過部材45′との前端部は、環状封止
パッド39が試錐孔12の壁の表面に接触する直前に、
その表面に接触して、その壁の表面と2つの筒状部材の
先端部とを試錐孔内の流体から分離する。
第2B図に示す筒状流体取り入れ部材42の動作は第2
A図に示す実施例の動作と同じである。
従って、弁部材52がp過装置44′の内側で弓き伸ば
された位置から縮められると、地層流体は2つの1過部
材45’、46’の露出されている前方部分を通って環
状スペース64の中に押し込まへそこから流体取り入れ
部材42の流体通路65を通って流体通路57と流体取
り入れ装置10の中に入る。
よって、弁部材52が縮められて凝固していない地層物
質が流体取り入れ装置10の中に入るとすると、弁部材
52の前方の拡大頭部53の前方に独特に配置される1
過装置44′により、詰りを起す物質は阻止され、それ
により浸透性の障壁を迅速に形成して、弁部材が停止す
ると凝固していない地層が引き続き脱落することを阻止
する。
次に第3A、3B図を参照する。
これらの図には流体取り入れ装置10と、制御装置16
の試錐孔12の中に降ろされる部分と、地層試験器11
の係留部材20と、流体収集室22とが示されている。
これらの図では地層試験器11が十分に引き込められ、
制御スイッチ24.25がオフ位置26(第1図)にあ
る時の状態を示す。
流管67の一例が地層試験器11に組み込まれ、その一
端はたわみ導管68を介して流体取り入れ装置10に連
結され、他端部は一対分岐管69゜70に連結される。
分岐管69.70は流体収集室22.23にそれぞれ連
結される。
流体取り入れ部材10と流体収集室22.23との間に
流体の流通を制御するために、常閉流量制御弁71〜7
3が流管67と分岐管69.70にそれぞれ設けられる
後述する理由から、常閉制御弁71〜73に類似する常
開制御弁74は、地層試験器11の外側の試錐孔流体と
、制御弁71と流体取り入れ装置10との間に延びるた
わみ導管68との間の連通を選択的に制御する。
たとえば常開制御弁74は典型的な圧力応答アクチュエ
ータ76により作動される。
アクチュエータ76は少くとも所定の大きさの作動圧に
応答して弁γ4を閉じるように構成される。
制御弁74をその開放位置まで偏倚させるスプリングは
、弁74を閉じるのに要する圧力の大きさを定める。
更に、常閉制御弁71〜73を上記とは異った所定の大
きさの圧力に応答して開くように選択的に構成される圧
力応答アクチュエータ77〜79によりそれらの弁71
〜73がそれぞれ作動されることを除き、常開制御弁7
1〜73は常開制御弁74に類似する。
第3A、3B図に示す地層試験器11の実施例では、サ
ンプル室制御弁72.73と流管制御弁11との間の便
利な場所で分岐管80が流管67に連結され、この分岐
管は所定容積の膨張室81で終端される。
直径の小さくされたピストン82は膨張室81の中に取
りつけられ、ピストンアクチュエータ83により、選択
された上部位置と下部位置の間を動かされる。
従ってピストン82が第3A図に示す下部位置から上部
位置へ動くと、その時に分岐管80の中に含まれていた
流体の量と、流管61のうち流管制御弁71とサンプル
室制御弁72.73との間の部分の容積との組合わされ
た容積は、それに応じて増大する。
第3A図によく示されているように、制御装置16はモ
ータ85に連結されるポンプ84を更に含む。
このポンプ84は油だめ86から出口管87へ油圧用流
体を送るようになっている。
地層試験器11は非常に深い試錐孔12の中で動作する
ようになっており、しかも試錐孔12には汚れた腐食性
の流体を含むのが普通であるから、油だめ86はポンプ
84とモータ85を清浄な油圧用の油を完全に浸すよう
になるべく構成する。
油圧をその時に地層試験器11が位置している深度にお
ける静水圧に等しく保ち、かつ異った試錐孔条件の下で
起る油圧流体の容量変化に合わせるために、スプリング
により偏倚される分離ピストン88も設けられる。
地層試験器11の動作中に試験器16からの油圧流体を
油だめ86へ戻すために、1つまたはそれ以上の入口8
9,90が設けられる。
流管87は「セット」管91と「引き込み」管92の2
本の主な分岐管に分割される。
セット管91と引き込み管92への油圧流体の流入を制
御するために、それらの管には地表の制御スイッチ24
が選択的に位置された時に、それら2本の管へ油圧流体
を選択的に流入させる一対の常閉電磁弁93.94が設
けられ、かつセット管91内の圧力がその時に出口管8
7に存在する圧力よりも高い時には、油圧流体が逆流す
ることを常に阻止するために、セット管91の制御弁9
3の下流側には逆止弁95が設けられる。
管内の圧力を選択された動作範囲内に維持するためにポ
ンプ84を選択的に作動および停止させるため、セット
管91と引き込み管92には圧力スイッチ96〜98が
設けられる。
セット管91と引き込み管92内の動作圧を予定通りに
急速に上昇させるために、ポンプ84はなるべく容積形
にするから、ポンプを動作させるたびに制御装置16も
出力管87から戻り管89を介して油だめ86へ油圧流
体を直接側路させるために、制御弁94(まだ開かれて
いない時)と第3の常閉電磁弁93を一時的に開くよう
に機能する。
モータ85が動作速度に達すると、側路弁99は再び閉
じらへセット管制御弁93または引き込み管制御弁94
のいずれかが、地層試験器11の動作モードの要求に応
じて選択的に開かれる。
従って、制御装置16はセット管91と引き込み管92
に加圧された油圧流体を選択的に供給するために動作す
ることがわかる。
セット管91と引き込み管92内の圧力をポンプ84の
定格に釣り合う最高圧力範囲に制振するためにのみ、圧
力スイッチ96.97はそれぞれ動作するから、制御装
置16は装置の選択された部分に種々の時刻に供給され
る油圧流体の圧力を調整するためにも構成される。
この圧力調整は種々のやり方で行うことはできるが、い
くつかの圧力作動制御弁100〜103を採用すること
が好ましい。
第3A図に示すように、たとえば制御弁100は下向き
に偏倚される作動ピストン105を保持する拡大上部を
有する弁体104を含む。
作動ピストン105はその軸心方向の孔108内に摺動
自在に配置される直立ステム107により、弁部材10
6に連結される。
選択された長さのスプリング109が弁部材106を弁
座に通常押しつけるために、孔108の中に取りつけら
れる。
制御弁100(101)は第3A図に示す非作動位置で
は単に常閉逆止弁として機能する。
すなわち、この位置では弁の出口における圧力が入口の
圧力よりも十分に高い時には、油圧流体は常に逆向きに
だけ流れて、スプリング109により加えられる所定の
閉成力に対して弁部材106を開く。
一方、油圧が作動ピストン105に加えられてピストン
105が上昇させられると、ステム107の向い合う肩
110とピストン105が係合して弁部材106を弁座
から離す。
第3A。3B図に示すように、制御弁102,103は
弁部材111が関連する作動ピストン112になるべく
固定することを除き、制御弁100に類似する。
したがって、制御弁102 、103は別に逆止作用を
持たず、逆向きにも油圧流体を流すことができるが、入
口と出口の間の油圧流体の出入りを選択的に制御する常
閉電磁弁にすぎない。
セット管91の逆止弁95の下流側は低圧部113より
成る。
この低圧部113の一方の分岐114は制御弁102の
入口に連結され、他方の分岐115は制御弁100の入
口に連結されて、セット管91の高圧部116に油圧流
体を選択的に供給する。
高圧部116は制御弁103の入口で終端される。
セット管91の低圧部113から高圧部116への油圧
流体の供給を調整するために、低圧部113と制御弁1
00の制御ポートとの間に圧力連通管117が連結され
る。
従って、セット管91の低圧部113内の油圧力線1脚
弁100を開くのに要する所定圧力以下に保たれている
限りは、高圧部116は低圧部113内の油圧が弁10
0の所定作動圧に達すると、制御弁100が開かれて油
圧用油が高圧部116の中に入る。
制御弁102,103は低圧部113と高圧部116を
油だめ86に選択的に連通させるために構成される。
これを行うために、制御弁102゜103の制御ポート
は適当な圧力連通管118゜119を介して引き込み管
92に連結される。
従って、引き込み管92内の圧力がそれぞれの所定の作
動レベルに達すると、制御弁102,103は開かれて
セット管91の低圧部113と高圧部116を、制御弁
102,103のそれぞれの出口に連結されている戻り
管89を介して油だめ86に選択的に連結させる。
前記したように、第3A、3B図では地層試験器11と
制御装置16の試錐孔12内に降ろされる部分とは、地
層試験器11が引き上げられた時に数個の部品が現われ
るように示されている。
ここで、地層試験器11を試錐孔12内に容易に降ろす
ために、地層試験器係留部材20と封止パッド39は本
体19に対してそれぞれ引き込められる。
地層試験器11を試錐孔12の中に降ろす準備をするた
めに、スイッチ24.25はオフ位置26から開始位置
27へ動かされる。
ここで油圧ポンプ84が始動されて、パッド39と係留
部材20が十分に引き込められるように、引き込み管9
2内の圧力を選択された最高値まで上昇させる。
この時に、圧力等代弁74が開かれて、閉じられている
流管制御弁71と流体取り入れ装置10との間の流管6
7の部分は、地層試験器11か試錐孔12の中に降ろさ
れた時に試錐孔内の流体で充される。
地層試験器11が選択された動作深度に達すると、スイ
ッチ24.25は第3の位置28まで動かされる。
次に、ポンプ84がその定格動作速度に達すると、出口
管81内の油圧は、圧力スイッチ96の最高設定により
決定される最高動作圧まで急速に上昇する。
圧力が次第に上昇するにつれて、制御装置16は米国特
許出願第313235号に十分に説明されているような
動作サイクルで制御弁71〜74と100〜103を順
次動作させるために、選択された中間圧レベルで逐次動
作する。
しかし、図示されている地層試験器11の次の動作順序
は本発明の方法の実施や、流体取り入れ装置10をうま
く動作させるために重要である。
次に第4図を参照する。
この図には出力管87内の圧力がその最低中間圧力レベ
ルに達した時に、図示の実施例の動作を説明するために
制御装置16の選択された部分と、地層試験器11の種
々の部品を示す。
いくつかの図に示されている動作サイクル中のこの点に
おける地層試験器11と制御装置16の動作の理解を容
易にするために、その時に動作している部品だけが第4
図に示されている。
この時には匍脚スイッチ24は第3位置にあるから、電
磁弁93.99は開かれる。
セット管91内の油圧はスイッチ96により決定される
圧力上限値に達していないから、ポンプモータ85はま
だ回転している。
制御弁100は閉じられているから、セット管91の高
圧部116は低圧部113からなお分離されている。
同時に、ピストンアクチュエータ2L41の前方圧力室
に含まれる油は引き込み管92まで動かされ、開放され
ているソレノイド弁99を介して油だめ86へ戻される
これらの動作によって係留部材20と封止パッド39は
試錐孔12の反対側の壁に強く接触するまで反対側に動
かされる。
第4図で、油圧流体は流体取り入れ部材42の拡大直径
部49の後部の囲まれた環状室50へ分岐管121,1
22を介して入る。
同時に、拡大直径部49の前部のピストン室51からの
油圧流体は、流体取り入れ部材42の先端部が試錐孔1
2の壁に接触してから停止するまで、封止部材39に関
連して流体取り入れ部材42を前方へ逐次動かすために
、分岐管123,124を通じて引き込み管92の中に
放出される。
次に封止パッド39が分離されている壁の部分を試錐孔
の流体から分離するために試錐孔の壁に接触するまで、
いま停止されている筒状部材42に関連して前方へ押さ
れる。
このようにして、流体取り入れ部材42の直前の泥壁は
、流体取り入れ装置10の中に入る望ましくない泥壁の
量を最少限にするために、流体取り入れ部材の先端部か
ら半径方向に動かされる。
この時には弁部材52の封止部材59と61の間の前方
ピストン室63の中に加圧された油圧流体が入るが、弁
部材58は内側筒状部材42と外側筒状部材に関連して
後方へ動くことを一時的に阻止される。
制御弁101はなるべくならまだ閉じていることが好ま
しいから、それにより後方ピストン室62内の油圧流体
を弁部材の後方に一時的に保留される。
弁部材52のこの引き込みの遅れについては後に説明す
る。
第4図に示すように、セット管91内の低圧部113内
の油圧流体は、分岐管125を介してピストンアクチュ
エータ83へも流される。
そのために、ピストンアクチュエータ83からの油圧流
体が分岐管126を介して引き込み管62へ戻される時
にピストン82は変位される。
これかられかるように、膨張室81内の変位ピストン8
2の上昇によって、分岐管80の分離されている部分と
、まだ閉じられているいる制御弁71と閉じられている
制御弁72.73との間の流管67の部分とに、初めに
存在していた圧力は大幅に低下させられる。
この圧力低下の目的については後で詳しく説明する。
地層試験器係留部材20と、封止パッド39と、流体取
り入れ部材42とが第4図に示すそれぞれの伸ばされた
位置に達すると、ポンプ84により与えられる油圧は再
び上昇させられる。
それから、出口管81内の動作圧が第2の中間レベルに
達すると、油圧制御弁101はこの圧力に応じて開かれ
、弁部材52の後方のピストン室62に保持されていた
油圧流体は流体だめ86へ戻すために放出されない。
第5図に示すように、制御弁101が開かれると、セッ
ト管91からの加圧された油圧流体が弁部材52の拡大
直径部58の前方のピストン室63に加えられた時に、
油圧流体は後方のピストン室62から分岐管127,1
28,124を介して引き込み管92へ動かされる。
これによって地層130分離されている部分と弁部材5
4,57内の流路との間を、沢過部材66を介して流体
が連通できるようにするために、いま停止されている流
体取り入れ部材42に関連して弁部材52を後方へ急速
に動かす。
第5図には十分には示されていないが、制御弁71〜7
3の間の流管67の下側部分と、減圧室81へ導く分岐
管80とを分離するために、制御弁71〜73は最初は
閉じられていることが第3A、3B図かられかるであろ
う。
しかし、流管均圧制御弁74は、油圧制御弁101が開
かれて弁部材52を第5図に示すように引き込められる
時にもなお開かれている。
従って、弁部材52が新規かつ改良されたE渦部材66
から外れてゆくと、分離されている地層中に存在するこ
とがある遺留流体の圧力よりも高い圧力の試錐孔12内
の流体は、流管67の上側部分内に導入されるとともに
、たわみ導管部材68を介して筒状部材55の後端部内
に導入される。
これらの高圧試錐孔流体が沢過部材66の周囲の環状ス
ペース64の中に入ると、それらの流体は矢印129で
示すように流体取り入れ部材42の後端部から強制的に
放出されて、r退部材66が弁部材52の引き込みによ
り最初に露出された時に、濾過部材66の内面に付着さ
れることがある泥壁等のような詰まり物質を洗い流す。
したがって、図に示す制御装置の実施例は、試験動作が
開始される前に望ましくない岩石の破片等を瀝過部材6
6から除去するために、試錐孔流体を一時的に外向きに
急激に流させるように動作する。
しかし、このことは本発明の流体取り入れ装置10の良
好な動作に必須のものではない。
地層試験器11のいくつかの部品と制御装置16が第5
図に示すそれぞれの位置に達すると、出口管87内の油
圧は次の中間圧力レベルまで再び急速に上昇する。
ポンプ84が出口管87内の油圧をこの次の所定の中間
圧力レベルまで上昇させると、制御弁100は第6A図
に示すように選択的に開かれる。
第6A図に示すように制御弁100が開かれると、セッ
ト管91の高圧部116と、高圧部116に連結されて
いる2本の分岐管130,131とに油圧流体が供給さ
れ、圧力等代弁14を逐次閉じ、それから流管制御弁7
1を開く。
このようにして矢印132,133により示されている
ように、油圧流体がアクチュエータγ6の下側部分から
引き込み管92に連結されている導管を介して放出され
た時に、中間動作レベルを表す圧力の油圧流体が常開圧
力等代弁74のアクチュエータ76の上部へ、逆止弁1
34を介して供給される。
これにより圧力等化弁74は閉じられ、流管67と地層
試験器11の外側の試錐孔流体とが更に連通ずることを
阻止する。
それと同時に、油圧流体は制御弁71のアクチュエータ
77の下側部分にも入れられる。
常開圧力等代弁74用のアクチュエータ76を常閉制御
弁71用のアクチュエータ77よりも多少速く動作させ
るように構成することにより、弁74が閉じてしまうま
で弁γ1は閉じられた位置に一時的に保持される。
それから流体が制御弁71のアクチュエータ77の下側
部分に入って圧力等化弁74が閉じられ、アクチュエー
タ77の上側部分から逆止弁136と、引き込み管92
に連結されている分岐戻り管137とを介して油圧流体
が放出されると、制御弁71は開かれる。
従って、地層試験器11が第6A、6B図に示す位置に
あると、流管67ば試錐孔流体から分離され、たわみ導
管68を介して地層13の分離されている部分に連通さ
れる。
第4図を参照しての説明から、分岐管80と、主流管6
7のうち流管制御弁71とサンプル室制御弁72.73
との間の部分との中の流体は、容積が小さくされている
チャンバ81内の変位ピストン82の上方運動により既
に膨張させられている。
したがって、制御弁71が開かれると、地層13の分離
されている部分は、流管61と分岐導管80の前に分離
される賜部分により表される減圧スペースに連通ずる。
本発明にとって特に興味のあることは、地層13が割合
に固まっていないとすると、流体取り入れ部材42の前
方への動きと組合わされる弁部材52の後方への動きに
より、流体取り入れ部材42の前方への動きにより変位
させられるゆるい地層物質のみが流体取り入れ部材42
の中に入ることができるようにする。
すなわち、ゆるい地層物質を変位させることによっての
み、流体取り入れ部材42は地層13の中に進むことが
できる。
そして、弁部材52の後方への変位により流体取り入れ
部材の前端部内で開かれるスペースは、脱落した地層物
質が入ることができる場合であり、流体取り入れ部材が
脱落した物質で充されると地層物質のそれ以上の脱落は
停止される。
一方、試験される地層の間隔が比較的狭いとすると、流
体取り入れ部材42の前進は比較的僅かであり、その先
端部は分離されている地層内へはほとんど入らない。
もちろん、流体取り入れ部材42の先端部は、浸透性の
地層に隣接する試錐孔12の壁に並ぶ泥壁内に少くとも
入り込むのに十分な力で外方へ押されることがわかるで
あろう。
しかし、このような状況では流体取り入れ部材42の前
進運動は弁部材52の後退運動とは関連しない。
その理由は弁部材52が沢過部材66から次第に離れる
からである。
いずれの場合でも、弁部材52が急に開かれると流体取
り入れ部材42の先端部内に詰っている泥は沢過器66
の後方へ引き出させる。
これらの動作の意味については後で説明する。従って、
第6A、6B図に示すように、分離されている地層13
の中に発生できる遺留流体があるとすると、地層の圧力
によってそれらの遺留流体は本発明の流体取り入れ部材
10を介して、流管67の下部と分岐管80とが充され
て全流管内の圧力が平衡するまで、流管内に流れ込む。
流管67内に適当な圧力測定トランスデユーサ140を
配置することにより、遺留流体と地層13との特性を表
す1つまたはそれ以上の測定値を導体141を介して地
表へ送り、記録計17により表示または記録できる。
いずれにしても、トランスデユーサ140により与えら
れる圧力測定値によって、地表のオペレータは地層の圧
力を容易に決定できるとともに、地層13の電位発生性
能を表す1つまたはそれ以上の指示値を得ることができ
る。
地層の圧力を解析するための種々の技術は周知であるか
ら、本発明を理解するには伺ら重要ではない。
ここで圧カドランスデューサ140により与えられる測
定値は、予測された地層圧力が地層試験器11がその時
位置している深度における試錐孔流体の静止よりもはっ
きりわかるほど低いから、封止パッド39は地層13の
完全な封止係合したか否かを示す。
封止係合の有効性を決定するこの性能により、オペレー
タは残りの完全な動作順序を無駄に続けることなしに、
地層試験器係留部材20と封止パッド39とを引き込め
ることができる。
しかし、圧カドランスデューサ140により与えられる
圧力測定値が封止パッド39がしっかりと係合している
ことを示すと仮定すると、オペレータは圧力測定値の観
測と記録が望ましい限りは地層試験器11を第6A、6
B図に示す位置に置いたままにすることができる。
その結果、オペレータは地層の圧力が平衡に達するのに
要する時間や、圧力上昇率のようなことを決定でき、そ
れにより浸透性や有孔率のような地層13の種々の特性
を示す貴重な情報を得ることができる。
更に、地層試験器11の図示しである実施例により、流
体サンプルの採集が保証されるかどうかをオペレータは
容易に決定できる。
完全な試験動作の説明を続ける前に、本発明の詳細な説
明することが適切であると信ぜられる。
本発明の重要性は、圧力測定値と流体サンプルを得る時
の新規かつ改良された流体取り入れ装置10の性能を、
従来のp過部材を有する先行技術の地層試験器の性能と
比較すると最もよく理解される。
典型的には、これらの先行技術のf過部材は細長い筒状
部材であり、その筒状部材の縦方向または円周方向のい
ずれかに配置される一様な幅の複数の狭いスリットだけ
を有する。
米国特許第3352361号にはこの先行技術の一例が
示されている。
あるいは、たとえば米国特許第3653436号に開示
されているように、多孔質部材あるいは細かい目の網が
よく用いられている。
いずれの場合でも、これら従来の地層試験装置は与えら
れた作業中に遭遇することが予測されるゆるい地層粒子
の特別な寸法により示されるような寸法である、一様な
寸法の濾過用開口部しか持たない普通の沢過器を採用し
ている。
しかし、それらの従来の沢過器が軟かい地層に使用され
る場合には、沢過要素と累積されている地層粒子の間の
圧力降下はしばしば過大となるから、流体サンプルは妥
当な時間内に単に得ることができないだけであることが
見出されている。
このことは米国特許第3653436号に示されている
従来の地層試験器について考えると容易に理解される。
その米国特許の第5図に示されているように、サンプリ
ング管の先端部内に入る流体はいくつかの流路に分割さ
れ、最短の流路はサンプリング管の前端部にある沢過ス
クリーン中の第1の開口部を通り、最長の流路は理論的
にはサンプリング管を通り、スクリーンの最後部の開口
部を通る。
しかし、実際にはサンプリング管により捕えられる微少
な砂の粒子のきつく詰められた柱により与えられる余分
の流れ抵抗のために、はとんどの流れは沢過スクリーン
の最前部の開口部を通ることが見出されている。
したがって、スクリーンの後部を通る流れはほとんどな
いから、全体の流量は極めて大幅に減少させられる。
しかし、このような場合には、サンプリング管の中に最
初に入ってくる泥はサンプリング管の後端部に集中し、
泥の粒子は砂の粒子を保持する程度に小さな沢過器の孔
を通ることができないほど太きいためにサンプリング管
の後端部に保持されるから、f過器のスクリーンが泥に
より全面的にふさがれるということは起らない。
しかし、ある砂の粒子が前方の開口部を通るようにスク
リーンの開口部が少し太き目に作られているとすると、
E過器のスクリーンがもはや用をなさない点までスクリ
ーンを砂が徐々に腐食することは全くまれではないこと
が経験から判明している。
したがって、流れを改善するために開口部を拡大すると
、濾過器が急速に故障することがしばしばである。
しかし、非常に狭いスリットを有する普通の沢過器が設
けられる従来の地層試験器が、かなり固い地層を試験す
るために使用される場合にもつと重大な問題が生ずる。
この場合には、通常の結果はサンプリング管の中に入る
泥がサンプリング管の内部で旋回し、そのためにスクリ
ーンの内面が泥の粒子で速やかに覆われて狭い沢過器の
開口部を詰らせることである。
従来はこの問題の唯一の実用的な解決法は、脱落した地
層物質を捕える可能な最大の開口部を有するスクリーン
を使用することであった。
そのために、種々の硬度より成る地層に、地層試験器1
1により行うことができるような多層地層試験作業中に
出会うことが予測されるという問題が生ずる。
したがって、濾過器の開口部が太きすぎると、固まって
いない地層を試験する場合には砂は濾過器のスクリーン
を容易に透過する。
一方、スクリーンの開口部が小さすぎると、硬い地層を
試験する場合にはそれらの開口部は簡単に詰ってしまう
本発明の方法と流体取り入れ装置10はこれらの問題を
なくすものである。
従って、第7A。8A図は主として極めて微小な砂など
の粒子より成る硬くない地層13の試験の開始時におけ
る引き続く瞬間における流体取り入れ部材10の実施例
が示されている。
第7A図に示す時刻では、地層試験器11の種々の要素
は、第6A、6B図を参照して先に説明したそれぞれの
位置に置かれている。
したがって、前記したように流体取り入れ部材42が地
層13の中に入り込むと、流体取り入れ部材42の先端
部内への泥壁142の詰りは、試錐孔12の壁から筒状
部材へと促進さへ筒状部材の内部は流体取り入れ部材1
0が地層中に入り込むにつれて、流体取り入れ部材10
の中に対応して動かされる脱落した地層物質により急速
に充される。
第7A図に示すようlこ、試錐孔12の壁からの泥壁の
詰りは流体取り入れ部材42の地層物質138が充満し
ている部分の前に入るから、弁部材52が沢過部材66
の後方へ動かされる時に、筒状部材の後方へ流される。
しかし、従来の地層試験器の場合のような流体取り入れ
部材42の後方に泥壁の栓がくる代りに、泥壁はスクリ
ーン66の後方スリット143を通り抜けることができ
る。
しかし、後で説明するように、独特に配列されたp過部
材66は砂の粒子の圧縮された柱を迅速に形成するよう
に、それらの砂の粒子を捕える本発明の第1実施例によ
り示されるようにしてこれを行うために、本発明の流体
取り入れ装置10の濾過部材66は、少くとも後部のス
リット143が前部のスリット144よりも個々に広い
ように、選択的に配置される。
所望によっては沢過部材66内の中間部のスリット14
5も、後部スリット143の幅よりも少し狭いが、前部
スリット144よりも少し広いように寸法を選択するこ
ともできる。
たとえば第7A、7B図に示すように、数本の沢過器ス
リットがp過部材66の周囲の2本または3本のスリッ
トの多重組とし−C配置される、円周方向に向けられる
細長いスリットとしてそれぞれ配列され、いくつかのス
リット組は濾過部材のほとんど全長に沿って分布され、
最後部のスリット143が最前部のスリット144より
も選択的に広いようにそれぞれの寸法が定められる。
あるいは、第9A図に多少誇張して示すように、p過部
材66′は縦方向に向けられた複数の細長いスリットが
濾過部材66′の周囲に一様の間隔で配列され、比較的
広い後部と比較的狭い前部とを持つようにテーパーを成
すように構成することもできる。
いずれのやり方でも、地層試験器11を用いて本発明の
方法の第1実施例を実施する前に、試験操作の初めに流
体取り入れ部材42の中に入る泥壁142は、広い後部
スリット143を自由に通り抜けて流管67の中に入る
従って、第7A。9A図に示すように、本発明の方法と
装置によって泥壁142は流体取り入れ部材42と沢過
部材66の内側から効果的に除去され、かなり固い地層
14の試験中にしばしば起るような、この泥壁が詰りを
起すおそれのある詰り材料源となることをなくす。
しかし、幅の広いスリット143(または143’)が
あると、地層13が砂の粒子138のような固まってい
ない細かな物質よりほぼ構成される場合に、潜在的な重
大な問題を呈することになることを認識すべきである。
前記したように、流体取り入れ部材42内へのそのよう
に微細な粒子の流入を迅速に停止させないと、固まって
いない地層13の分離されている壁部分は、封止パッド
39が試錐孔12の壁にもはや封止係合しない範囲まで
、固まっていない地層の分離されている壁部分は急速に
脱落させられる。
従って、本発明の方法と装置の第1実施例の更に重要な
面として、多数の砂の粒子138が流体取り入れ部材4
2の中に入ると、それらの微細な粒子が後部の開口部を
迅速確実に橋絡するように、寸法を選択的に定められる
この橋絡動作はもちろん流体取り入れ部材42が十分に
伸ばされる時までに起るべきである。
この橋絡動作が起ると、集められた砂の粒子138の圧
縮された柱はその後で補助E過媒質として機能する。
この補助p過媒質は少くとも最後部の沢過スリット14
3(および後方スリット部144’)を通る流体を少く
とも大幅に減少させる。
比較的高い流量の下でも、与えられた寸法の砂の粒子を
積極的に保持するように、より狭い前方スリット144
(および前方スリット部144’)の寸法を選択的に定
めなければならない。
一方、広い後方スリンN43(および後方スリット部1
43’)は前方スリット144(および前方スリット部
144’)よりも十分に広く、そのために泥壁粒子は高
い流量で容易に通過する。
これらの後方スリットと後方スリット部は、砂の粒子の
柱の間の増大する圧力降下がこれらの後方スリットを通
る流体の流量を大幅に減少させると、捕えられた砂の粒
子138を迅速確実に橋絡させるある特定の幅をこえる
ことはできない。
次に第7B図に示す本発明の第2の実施例を参照する。
地層試験器11の種々の要素は第6A。6B図に示すそ
れぞれの位置に置かれている。
第7B図に示すように、円周方向に向けられる複数のス
リットを与えるように内側p渦管45′と外側沢通管4
6′とにスリット141’、 142’がそれぞれ形成
される。
これらのスリットはr通管の周囲に2本または3本の列
となってなるべく配置し、各r通管の全長にほぼ沿って
一様の間隔で分布される。
各スリンI−141’、 142’は選択された幅を有
する。
この幅自体は詰まる危険がほとんどなしに、大きな泥壁
粒子を通常通過させるのに適当であることが見出されて
いる。
濾過装置44′の第2の実施例では、スリット141’
142′に対しては約0.46CIIl(約0.018
インチ)の幅が全く適当であることが見出されている。
従って、第7B図で沢過部材45′と46′が図示の十
分に引き込められた位置まで動かされると沢過装置44
を通る最大寸法の流体開口部を選択的に与えるように、
スリンN41’はスリット142′に完全に位置が合わ
される。
一方、第2B、8B図に示すように入れ子犬のE過部材
45’、46’が正常に伸ばされた位置では、偏倚スプ
リング49′は組合わされる各スリット対の正味の有効
幅がそれらのスリットの個々の幅よりも十分に狭いよう
に、スリンl−141’をスリット142との位置合わ
せからほとんど外すように作用する。
たとえば、p過装置の前記した実施例では、関連する各
スリット対を通る有効開口部が約0.015cfrL(
0,006インチ)の程度である時に、沢過部材45′
と46′とを停止させるためには停止ピン143′′と
、その受は溝144′とを設けることが全く有効である
ことが見出されている。
しタカって、この新規な沢過装置44′のこの実施例1
こより、沢過部材45’、46’が伸ばされた時に関連
する各スリット対141’、142’を通る実効流れ開
口部の寸法は最小で約0.015cm(約0.006イ
ンチ)であり、p過部材45’、46’が十分に引き込
められた時に最大で約0.046cfrL(約0.01
8インチ)である。
しかし、偏倚スプリング49′によって1過部材45’
、46’は通常は十分に伸ばされた位置にあり、組合わ
されるスリット対141′と142′を通る実効流れ開
口部を選択された砂捕捉幅まで通常小さくする。
前記したように、流体取り入れ装置10が地層13に対
して最初に延ばされると、封止パッド39により分離さ
れる試錐孔12の壁に泥壁の栓142が形成される。
従って、弁部材53が最初に開かれた時に泥壁の栓14
2が沢過装置44′をふさがないようにするために、ス
トップピン143“とスロット144′により許される
限り内側沢通管すなわち沢過部材45′を一時的に外壁
r通管すなわち沢過部材46′に押しつげるように、ス
プリング49′はE過部材45′が試錐孔12の壁に最
初に係合するのに応答するために選択される。
非常に軟弱な地層でも試錐孔内の静圧によって十分に圧
縮されているから、試錐孔の壁に入り込むためには流体
取り入れ部材42と沢過部材45′に最初は十分な力を
加えることが必要である。
したがって、地層13が割合に軟弱であると仮定しても
、内側1過部材45′を通る弁部材53の後方への運動
により、遊離した地層物質146が前方へ動いている流
体取り入れ部材の中に入る前に、流体取り入れ部材42
の先端部内に泥壁142が入り込む。
遊離している地層材料146′を流体取り入れ部材の中
に動かすことによってのみ、流体取り入れ部材42を地
層13の中に対応して進ませることができるから、流体
取り入れ部材42が前方へ動いている限りは、内側1過
部材45′の先端部は十分な抗力を受けてなお偏倚スプ
リング49′の力を押えて、それによりスリンl−14
1’と142′との完全な位置合わせ状態を維持する。
従って、泥壁145の少くともかなりの部分が十分に開
かれているスリット141′と142′とを通って逃れ
る機会を持つことになる。
しかし、流体取り入れ部材42が第8B図に示す十分に
伸ばされた位置に達すると、内部沢過部材45′の先端
部は偏倚スプリング49′の力に打ちかつ十分な抵抗を
もはや受けない。
したがって、図示のように偏倚スプリング49′は協働
して濾過部材45’、46’をその十分に伸びた位置へ
選択的に戻し、スリット141′と142′とを互いに
関連するように再び位置させるから、関連する各スリッ
ト対の有効流れ開口度は最小となる。
そのために清浄な砂の粒子の浸透性のある障壁を形成し
て、遊離している砂の粒子が流体取り入れ装置10の中
にそれ以上入ることを停止させるために、入ってくる遊
離した地層粒子147を集める。
沢過装置44が動作して付加的な砂の粒子が流体取り入
れ装置10の中に入ることを停止させると、そのような
付加的な粒子が行くべき場所がないから、試錐孔12の
壁の分離された部分の腐食が更に起るはずがない。
従って、比較的軟弱な地層13を試験する場合には、沢
過装置44′はその下流側の入来する詰り泥壁142の
少くともほとんどを通すために最大開口度を与えるよう
に、最初に沢過部材45′。
46′を関連するスリット対141’、142’を位置
させる引き込まれた位置へ最初に動かすことがわかるで
あろう。
それから砂の粒子146′が濾過装置44の中に入ると
偏倚スプリング49′は砂の粒子がそれ以上入ることを
停止させるのに十分な弁部材53の直前の位置に、浸透
性の障壁を砂の粒子で形成するように砂の粒子を効果的
に集めるための最小流れ開口度を与えるように、スリッ
ト対141’、142’を再配置するための伸ばされた
位置に沢過部材45′と46′を戻す。
一方、第9B図に示すように試験される地層14が比較
的よく固められているとすると、流体取り入れ部材42
の前進は比較的僅かであって、その先端部は地層の中に
ほとんど、または全く取り込まない。
もちろん流体取り入れ部材42の先端部と内側沢過部材
45′とを浸透性の地層14に隣接する試錐孔12の壁
に付着している泥壁147′内に浸透させるのに少くと
も十分な力で流体取り入れ装置10は外方へ押されるこ
とがわかるであろう。
したがって、この場合には内側沢過部材は入来する泥壁
粒子148′が十分に開かれているスリンl−141’
、142’を容易に通ることができるようにするために
、沢過部材45′。
46′を引き込まれた位置へ動かすのに十分な力で試錐
孔12の壁に対して直ちに押される。
しかし、軟弱な地層13に対してたったいま説明した状
況とは対照的に、内側濾過部材が固い地層14に係合さ
れると(第9B図)、関連するスリット対141′と1
42′とを十分に開いたままにしておくために、沢過部
材45′と46′は十分に引き込まれた位置に保持され
る。
したがって、弁部材53が第9B図に示すその後方位置
に動くと、流体取り入れ装置10の中に入る全ての泥壁
148′は、地層14との以後の連通を妨げることなし
に沢過装置44を容易に通る゛。
従って、試験中に出会う地層の性質にかかわらず、試験
の開始時に流体取り入れ部材42の中に入る泥壁148
′は完全に位置が合っているスリット141’と142
′を自由に通って流管70の中に入ることがわかるであ
ろう。
従って第7B。9B図に示すように本発明の装置のため
に泥壁粒子148′を以後の可能な詰り物質のもととし
て速やかになくすために、泥壁粒子148′は流体取り
入れ部材42と沢過部材45’、46’との内側から効
果的に除去される。
固い地層14が何らかの理由によって脱落したとしても
、沢過装置44は地層状態の変化を受は入れるのに必要
な狭い位置へスリット141′と142′を動かすこと
ができる性能を有する。
本発明の流体取り入れ装置10の動作を理解するために
、流体取り入れ装置に関連する流体理論の記述は妥当で
ある。
たとえば、第7A図に示す実施例に示されでいる位置に
流体取り入れ装置があると、地層13が入手できる遺留
流体を含んでいるとすると、それらの流体は流体取り入
れ部材42と沢過部材66を通ることができるのと同じ
速さで、流管だけに入ることができることがわかるであ
ろう。
これらの流体の全流量は、捕えられた地層粒子138の
柱と沢過部材66により呈される流れ制限の程度により
直接支配される。
もちろん、流体取り入れ部材42の先端部内の任意の点
146と環状スペース64との間の圧力差は与えられた
流れの状況に対して一定であることがわかるであろう。
また、この全圧力差は、全流量と、沢過部材46により
与えられる全制限と、集められた地層粒子138により
与えられる全制限との関数であることもわかるであろう
もちろん、流体取り入れ部材42に入る流体は、環状ス
ペース64の中に入る前に沢過部材66の全長に沿って
種々の開口部143〜145を通るためにいくつかの流
路141〜149に分割せねばならない。
したがって、最後部の流路147に沿って流体があるよ
うにするために、点146とチャンバ64との間の流路
を流れる流体の全圧力降下は、それら2つの場所の間に
存在する全有効圧力差をこえることはできない。
いくつかの流路147〜149のうちの任意の1つの流
路に沿う全圧力降下は、その流路に沿う各部分圧力降下
の合計である。
したがって、最も長い流路147に対しては、全圧力降
下は集められた粒子138の全円柱長の圧力降下と、p
過部材66内のスリット143に沿う圧力降下との和で
ある。
一方最短流路194に沿う圧力降下は、最初の何個かの
捕えられた粒子138のみによる圧力降下と、沢過部材
66内の最前部のスリット144に沿う圧力降下との和
である。
もちろん、このことは任意に与えられる固まっていない
地層に対する試験状況に対しては、入ってくる流体は倒
木かの流路147〜149に沿って比例的に分割され、
これらの流路のうちの任意の1本の流路に沿う流量は、
砂の粒子138の柱を通る流路の長さ方向の流量におけ
る組合わされた段階的な圧力降下の関数である。
各流路147〜149に沿う全圧力降下はその特定の状
況に対して同じであるから、全流量の大部分は前方スリ
ット144を通り、そのうちの大部分は中間スリット1
45を通り、流量のうちのわずかな部分は拡大された後
方スリット143を通る。
従って、倒木かの流路147〜149に沿う流れのこの
分割は本発明の第1実施例の精密な面である。
前記したように、後方スリット143は少くとも固い地
層が試験される時には泥壁の粒子を確実に通すのに十分
なだけ大きくなければならず、固まっていない地層を試
験する時には砂の粒子によりそれらのスリットが迅速に
橋絡されるほど小さくなければならない。
この精密な制限は、固くない地層の試験中に正当に経験
される全圧力差がどのようなものであっても、砂の粒子
の固められた柱138が、スリット143′に形成され
た砂の粒子の橋絡を乱すことなしに、最少量の流量だけ
が流路147とスリット143とを通ることができるよ
うな十分な流量制限を与えるようにスリット143の寸
法を定めることにより最もよく達成される。
したがって、流路147をそれらの後方スリンN43(
または拡大後方スリット143’)を通って上記のよう
に慎重に制限することにより、それを通って流れる流体
の流量が後方のスリットに砂粒子の橋絡が形成されるこ
とを阻止したり、あるいは形成されている橋絡を維持す
ることを阻止する臨界流量以下にできる。
いいかえれば、後方スリット143の与えられた幅と、
点146と環状スペース64との間の与えられた全有効
圧力差とに対して、前方スリット144によって通常保
持される寸法の砂の粒子が後方スリットもはや橋絡しな
くなる前に、それらの拡大されたスリットを安全に通る
ことができる流体の最大許容流量についての決定を(実
験的な試験または計算により)容易に行うことができる
これがわかると、長い流路147に沿う流量を、後方ス
リット143を橋絡している砂の粒子により確実に支持
される最高許容流量以下に保つのに十分な流量制限を行
うのに要求される、砂の粒子の柱の最短長を決定するこ
とは簡単である。
もちろん、中間位置のスリット145に中間の幅を持た
せるように設計するために、同じ基準を適用できること
もわかるであろう。
砂の粒子の固められた柱により行われる流れの制限が比
例的に減少されることは自然であろう。
その理由は流路148はその柱の比例的に短い長さを通
るからである。
従って制限が小さくなると、与えられた全圧力差に対し
て中間流路148に沿う流量はそれに比例して大きくな
るから、中間スリット145の砂粒子の橋絡を維持する
ためには、中間スリット145の幅を後方スリット14
3の幅よりも多少狭くしなければならない。
しかしこの程度の区別は不必要であると信ぜられる。
たとえば、全体として第7A図に示すように構成された
濾過部材66により、幅がそれぞれ約0.045CIn
(0,018インチ)の後方スリット143を3本と、
幅が約0.025CIrL(0,10インチ)の中間ス
リット145と前方スリット144をそれぞれ8本用い
ると、流体取り入れ装置10はほとんどの試験状況にお
いて効果的に機能することができ、従来のp過器で可能
であったものよりもはるかに多くの流量を細かに砕かれ
た地層物質に与える。
第9A図は本発明の第1実施例の原理に従って構成され
た装置の別の実施例を示すが、図示の状況では地層14
は地層13よりも固いことに注意されたい。
その結果、流体取り入れ部材42は可能な最も長く伸び
た位置へ前進できなくなっている。
従って、砂の粒子で充されていた流体取り入れ部材42
には、十分に少ない砂の粒子が入る結果となる。
この場合には、流体取り入れ部材の中に入る砂の粒子の
うち、全部ではないがいくらかはテーパー状スリットの
後方部分143′を単に流れることが全く可能である。
これと同じことがf過部材66にももちろん起る。
したがって、p過部材66′には短い砂の粒子の柱だけ
が捕えられたり、または全く捕えられないとすると、後
方スリット部分143’(または後方スリット143)
により定められる大きな有効流れ面積によって、従来の
と過器により可能であった流量よりも多い流量になる結
果となるにすぎない。
ここで注意すべき重要なことは、比較的固い地層の試験
においては、大きくされた後方スリット部143′(1
43)を有する沢過器66’(66)の独特の設計によ
り、浸透性の地層を貫通している試錐孔12の壁に付着
する泥壁のほとんどを確実に通す。
よって、沢過器66または66′のいずれを流体取り入
れ装置10に用(ちれるかとは無関係に、沢過部材には
泥壁がほとんど、または全く保持されない。
拡大された沢過器の開口部143(143’)によって
、泥壁は流管67に自由かつ迅速に入るから、沢過器6
6または66′の内側は十分に開かれたままである。
この場合には試錐孔12の壁からは地層粒子はほとんど
離れないから、地層14の分離された部分の継続した腐
食を防ぐために、後方スリンN43(または143’)
の上に粒子を橋絡する機会はない。
以上本発明の詳細な説明したが、流体取り入れ装置10
の完全な動作サイクルのバランスを手短かに要約する必
要があると信ぜられる。
第6A。6B図を参照すると、試験11と制御装置16
とのいくつかの部品が図示のそれぞれの位置へ動かされ
ると、セット管の圧力スイッチ96が動作して油圧ポン
プ84を停止させるまで油圧は再び上昇する。
圧力スイッチ96は選択された動作範囲を有するから、
典型的な状況では圧力等代弁74が閉じ、流管制御弁7
1が開いてから短時間の間ポンプ84は停止される。
試験器11の動作サイクルのこの点で、前記したように
して十分な数の圧力測定値が得られると、地層13に存
在する得ることができる遺留流体の1つまたはそれ以上
のサンプルを得ることが良いかどうかについて決定を行
うことができる。
そのようなサンプルが望ましくないとすると、オペレー
タは試験器係留部材20と封止パッド39を引き込める
ために、制御スイッチ24.25を操作できる。
この操作の自由さは流体取り入れ装置10の動作の融通
性と、遺留流体を沢過部材66に確実に通すことができ
る、ということのために可能とされた。
一方、ある流体サンプルが望ましいものとすると、制御
スイッチ24.25を次のサンプル位置29へ切り換え
て、たとえば電磁弁150を開き、セット管91の高圧
部116からの加圧されている流体を、サンプル室制御
弁72のピストンアクチュエータ78へ結合させる。
これはもちろん制御弁12を開いて、遺留流体を流管6
7と分岐管69を通じてサンプル室22へ入れるのにも
効果がある。
希望によっては、制御装置16の地表部内の「チャンバ
選択」スイッチ151を、その第1サンプル位置152
から第2サンプル位置153まで動かして電磁弁154
に電流を与え、サンプル室制御弁73を開かせて他のサ
ンプル室23へも遺留流体を入れさせることができる。
いずれの場合でも、分離されている地層13に存在する
遺留流体の1つまたはそれ以上のサンプルを、地層試験
器11によって選択的に得ることができる。
制御スイッチ24,25を「サンプル・ トラッピング
」位置30へ動くと、ポンプ84は再始動する。
ポンプ84が動作速度に達すると、ポンプ84は前記し
たのとほとんど同じような動作を開始し、出力管87内
の油圧は再び上昇し、種々の中間圧レベルで一時的に停
止してゆく。
従って、制御スイッチ24.25が「サンフンレ・トラ
ッピング」位置30に置かれると、電磁弁94は開かれ
て油圧流体を引き込み管92の中に入れる。
しかし、電気導体98aによって圧力スインチ98が動
作を開始し、圧力スイッチ97は動作を停止されるから
、制御スイッチ24 、25のこの位置では、ポンプ8
4が初めに到達できる最高動作圧力は、圧力スイッチ9
8により決定される動作圧力レベルに制限される。
したがって、この所定の圧力レベルに対応する油圧に応
じて油圧制御弁103を開くように油圧制御弁103を
構成することにより、セット管91の高圧部116内の
油圧流体は、戻り管89を介して油だめ86に戻される
高圧部116内の油圧流体が油だめ86に戻されると、
セット管91のこの部分の圧力は急速に低下して、油圧
制御弁100を開いておくのに不十分な値になると油圧
1ffilJ1fl]弁100は閉じられる。
油圧制御弁100が閉じられると、セット管91の低圧
部113に残っている圧力はある低い圧力を保つ。
この圧力は試験器係留部材20と封止パッド39を十分
に伸ばしておくのには有効である。
ピストンアクチュエータ87の下側部分から、まだ開か
れている電磁弁150を介して放出され、引き込み管9
2からの流体がピストンアクチュエータ78の上側部分
に分岐管155を介して入ると、サンプル室制御弁72
が閉じて、その時にサンプル室22内にあった遺留流体
のサンプルを捕える。
同様に、流体サンプルが他のサンプル室23内にも集め
られたとすると、サンプル室制御弁73はスイッチ15
1を操作することにより電磁弁154を再び開くことも
できる。
サンプル室制御弁72(73)を閉じると、サンプル室
22゜23に集められる流体サンプルを捕えるのに有効
である。
サンプル室制御弁72(必要があれば制御弁73も)が
再び閉じられると、制御スイッチ24゜25は試験器係
留部1材20と封止パッド39の同時引き込みを開始さ
せるために、制御スイッチ24.25は次の「引き込み
」位置31へ動かされる。
制御スイッチ25のこの最後の位置では、圧力スイッチ
98は再び動作を停止させられ、圧力スイッチ97は動
作を開始して、油圧ポンプ84が全定格速度で動作して
、引き込みサイクル中の最初の中間動作レベルよりも高
い油圧を発生できるようにする。
圧力スイッチ98が再び動作を停止させられると、圧力
スイッチ97が動作して油圧ポンプ84を動作させるか
ら、圧力は次の動作レベルに達するまで迅速に上昇する
ここで、圧力等代弁74を再び開いて試錐孔流体を流管
67の中に再び入れるために、油圧流体が引き込み管9
2と分岐管135を通じて供給される。
圧力等化弁74が開かれると、封止パッド39により形
成される分離されているスペース内に試錐孔流体が入り
、封止パッド39が引き込められる前にそのパッド間に
存在していた圧力差を等しくする。
圧力等化制御弁74のピストンアクチュエータ76の上
側部分から動かされる油圧流体は、逃し弁156を通じ
て放出される。
逃し弁156はこの現在の動作レベルに等しいか、また
は高い圧力に応じてのみ開くように構成される。
ピストンアクチュエータ76から逃し弁156を通じて
動かされる油圧流体は、分岐管130と、セット管91
の高圧部116と、まだ開いたままの油圧制御弁103
と、戻り管89とを介して油だめ86へ戻される。
出口管87内の油圧が次の動作レベルまたはそれよりも
高いレベルに達すると、引き込み管92内の油圧流体は
制御弁102を再び開いて、セット管91の低圧部11
3を油だめ86に連通させる。
そうすると、引き込み管92内の油圧流体はピストンア
クチュエータ21.41の引き込み側に入る。
同様に、圧力をかけられた油圧流体も直径の大きなピス
トン部49の前の環状スペース51にも入れられて流体
取り入れ部材42を引き込むとともに、環状スペース6
2内へも入れられて弁部材52をその前方位置へ戻す。
ピストンアクチュエータ21.41とピストン室50.
63とから放出される油圧流体はセット管91の低圧部
113と油圧制御弁102とを介して油だめ86へ直接
戻される。
そのために試験器係留部材20と封止パッド39とを引
き込めて、試験器11を試錐孔12内で再位置させたり
、それ以上試験を行う必要が1111は地表へ戻すこと
ができる0圧力等化弁74が再び開かれている時には、
流管制御弁71のピストンアクチュエータ77の上側部
分に動作圧が加えられてはいるが、逆止弁136に並列
にされている常閉逃し弁157は、ポンプ84により発
生される上昇しつつある油圧が係留部材20と封止パッ
ド39を引き込むのに必要な動作レベルをこえるまで閉
じた状態を保つ。
地層試験器11の動作順序のこの点で流管制御弁71は
再び閉じられる。
もちろん、ポンプ84は出口管87内の油圧が、圧力ス
イッチ97の設定により決定される上限に達するまで動
作を続ける。
その後で都合のいい時間が経過してから、制御スイッチ
24.25は再びオフ位置26へ戻され、ポンプモータ
85を停止させるとともに、電磁弁99を開いて引き込
み管92を油だめ86に再び連通させる。
そのために地層試験器11は動作を終る。
以上の説明から、本発明の流体取り入れ装置10によっ
て地層試験器を、地層試験中に遭遇すると予測されるど
のような種類の地層の試験を行わせるために動作させる
ことができる。
沢過部材の後端部に選択的に寸法を調節できる沢過開口
部を設けることにより、サンプル室内に地層粒子が累積
しても、少くとも流体取り入れ装置の一部を通る遺留流
体の流れは阻止されなくなる。
したがってこのような流体取り入れ装置を使用すること
によって、与えられた地層が例外的に細かくて固まって
いない砂の粒子より成る場合に、流量が不当に少なくな
ったり、比較的固い地層に遭遇する場合に沢過装置が泥
壁等で詰るようなことがなしに、種々の地層の試験を行
うことができる。
以上本発明の詳細な説明したが、以下に本発明の主な実
施の態様を列挙する。
1、特許請求の範囲の第1項に記載の方法において、前
記収集する過程は、前記p過装置の第2部分内の付加的
な濾過通路を流れる流体の大部分を流すことにより、前
記沢過装置の第1部分内の第1通路にばらばらの地層粒
子を橋絡できるようにする過程を備衣前記付加的な沢過
通路の寸法は前記第1部分の沢過通路の寸法よりも小さ
く、ばらばらの粒子がそれを通ることを阻止してなる方
法。
2、態様1に記載の方法において、前記第1部分は前記
流体の入口に入った流体の流れる向きを基準にして、前
記第2部分の下流側にある方法。
3、態様1または2に記載の方法において、前記第1お
よび第2部分の沢過通路はそれぞれ異なる幅の分離され
た細長いスリットを含んでなる方法。
4、態様2または3に記載の方法において、前記第1お
よび第2部分の濾過通路は前記沢過通路内の少くとも1
つのスリットのそれぞれの拡大および縮少された部分に
より定められてなる方法。
5、特許請求の範囲の第1項に記載の方法において、前
記収集過程はばらばらの地層粒子の脱落に応じて前記沢
過装置内の沢過通路の寸法を減少させて、ばらばらの粒
子がその通路を通ることを阻止する過程を備えてなる方
法。
6、態様5に記載の方法において、使用される沢過装置
は互いに入れ子穴に相対的に動くようになっている第1
および第2の協働するp過部材を備え、これらの沢過部
材には完全に一致または部分的に合致するように配置さ
れる開口部が設けらへそれによりそれぞれ大きい、また
は小さい寸法の複数の濾過通路を有し、分離されている
試錐孔の壁面に係合した時に前記部材を動かして前記開
口部に完全に合致させ、泥壁の粒子を最初に前記流体通
路へ通すために十分な寸法の濾過通路を設ける過程を備
え、前記濾過通路縮少過程は、ばらばらの地層粒子が前
記分離されている壁の部分から脱落した時には、前記第
1および第2の部材を前記開口部に部分的に合致させる
ために動かす過程を備えてなる方法。
7、前記各項に記載の方法において、前記地層の1つま
たはそれ以上の特性を決定するために前記沢過装置を通
る遺留流体の少くとも1つの特性を測定する過程を含ん
でなる方法。
8、態様7に記載の方法において、前記測定過程は前記
沢過装置を通る前記遺留流体の圧力の少くとも1つの測
定値を得る過程を備えてなる方法。
9、前記各項のいずれかに記載の方法において、前記p
過装置を通る遺留流体の少くとも1つのサンプルを集め
る過程を含んでなる方法。
10、特許請求の範囲の第3項に記載の装置において、
前記縮少された沢過通路は前記流体通路への前記入口を
通る流体の流れの向きを基準にして前記拡大された沢過
通路の上流側にある装置。
11、特許請求の範囲の第3項または態様10に記載の
装置において、前記沢過通路は少くとも1つの細長いス
リットを含み、このスリットは前記拡大沢過通路を形成
するための拡大端部と、前記縮少沢過通路を形成するた
めの縮少端部とを有してなる装置。
12、特許請求の範囲の第3項または態様11に記載の
装置において、前記沢過通路はそれぞれ幅が広く、およ
び狭い複数のスリットより成る装置。
13、 i許請求の範囲の第4項に記載の装置において
、前記流体沢過装置は、それぞれ第1および第2の沢過
開口部が設けられる第1および第2のE過部材を含み、
これらの沢過部材は、前記開口部が少くともほぼ互いに
整列されて大きな泥壁粒子を通過させるのに十分な大き
さの少くとも1つの拡大された濾過通路を相互に形成す
る前記1つの沢過通路と、前記沢過開口部が相互に少く
とも一部だけ位置が合わず、それによりばらばらの地層
粒子を保持するのに十分なように縮少された少くとも1
つの縮少沢過通路を形成する前記他の沢過位置との間を
相互に相対的に動くように構成されてなる装置。
14、態様13に記載の装置において、前記流体沢過装
置は試錐孔の壁に係合するために、前記流体取り入れ装
置の動きの方向に前記第1位置から第2位置へ前記沢過
部材を偏倚させる装置を更に含んでなる装置。
15、%許請求の範囲の第2.3.4項および態様10
〜14項の1つに記載の装置において、前記流体入口か
らそこに以前に捕えられていたばらばらの地層粒子を動
かすために前記流体取り入れ装置から流体取り入れ装置
の係合が外れた後で選択的に動作してなる装置。
16、特許請求の範囲の第2項に記載の装置において、
前記流体取り入れ装置は前記試錐孔の壁に係合されるよ
うになっている前記流体入口における入口通路と、この
入口通路の下流側に設けられ、前記流体通路に結合され
る出口通路とを有する流体サンプリング部材を含み、前
記流体p過装置は前記入口通路と前記出口通路を相互に
連通させ、かつ前記入口通路に入る前記ばらばらの地層
粒子を集めるためのチャンバを形成する装置を含んでな
る装置。
17、態様16に記載の装置において、前記チャンバを
形成する装置は少くとも1つの筒状沢過部材を含み、そ
の前部は前記入口通路の近くで終端し、前記出口通路は
前記流体サンプリング部材内で前記筒状沢過部材の周囲
に形成される内側に開いた流体チャンバを含んでなる装
置。
18、態様17に記載の装置において、前記筒状p過部
材は前記筒状部材の軸心に全体として平行な方向で、そ
の軸心の周囲に分布される複数の細長い沢過スリットを
含み、これらのスリットの幅は前記筒状部材の前部へ向
って狭くなる装置 19、態様17に記載の装置において、前記沢過部材は
横方向に向いた複数のスリットを有し、これらのスリッ
トは前記沢過部材に沿って縦方向に隔てらへ前記スリッ
トのうち少くとも最下流にある1つのスリットの幅は少
くとも最上流側にある1つのスリットの幅よりも広く、
それにより前記拡大された沢過通路と前記縮少された沢
過通路とを形成してなる装置。
20、態様17に記載の装置において、前記筒状沢過部
材は入れ子穴になった孔あき管を含んでなる装置。
21、態様17〜20のうちの1つに記載の装置におい
て、前記粒子収集チャンバの後部壁を形成する前記筒状
沢過部材の後部に隣接する引き込まれた位置と前記入口
通路をふさぐための前記筒状沢過部材の前記前部内の通
常の伸ばされる位置との間を動くために前記粒子収集チ
ャンバ内に同軸状に配置されるピストン部材と、このピ
ストン部材に連結される装置とを含み、この装置は遺留
流体を前記入口通路に入れるために前記流体サンプリン
グ部材の試錐孔壁への係合に続いて前記ピストン部材を
その引き込まれる位置へ動かし、かつ前記粒子収集チャ
ンバ内に集められていたばらばらの地層質を排出させる
ために前記流体サンプリング部材が試錐孔の壁から離れ
た後で前記ピストン部材をその伸ばされる位置へ戻すよ
うに選択的に動作できるようになる装置。
22、態様17〜21の1つに記載の装置において、前
記筒状部材の前部の周囲に協働的に配置される封止装置
を含み、この封止装置は前記流体取り入れ装置が試験す
べき地層に連通した後で、前記筒状部材の前部の周囲の
試錐孔の壁を封止するようになっている装置。
2、特許請求の範囲の第2,3.4項および態様10〜
22項のうちの1つに記載の装置において、前記流体通
路に連結され、その流体通路内の遺留流体の存在を表す
少くとも1つの測定値を与える圧力測定装置を含んでな
る装置。
2、特許請求の範囲の第2 、 =3 、4項および態
様10〜22項のうちの1一つに記載の装置において、
前記流体通路中の遺留流体のサンプルを得るために選択
的に動作できる前記ボデー上のサンプル収集装置を含ん
でなる装置。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理を使用した流体取り入れ装置を含
む地層試験器の一実施例の地表部と孔の中に降ろされる
部分を示す略図、第2A、2B図は第1図に示す流体取
り入れ装置の2つの実施例を示す拡大図、第3A、3B
図は第2A図に示す実施例における地層試験器の最初の
動作位置にある状態を示す略図、第4.5,6A、6B
図は本発明の流体取り入れ装置の動作を一般的に示すた
めに試験およびサンプリング動作中における第3A、3
B図に示す試験器の種々の部品の引き続く位置をそれぞ
れ示す略図、第7A〜9A、7B〜9B図は本発明の流
体取り入れ装置の2つの実施例が異った種類の地層に対
して用いられた時の動作の詳細を示す略図である。 10・・・・・・流体取り入れ装置、11・・・・・・
地層試験器、44,44’、66.66’・・・・・・
沢過装置、45’、46’・・・・・・沢過部材、52
・−・・・・弁部材、57.65・・・・・・流体通路
、71,73・・・・・・制御弁、143.144,1
43’、144’・・・・・・スリット、148′・・
・・・・泥島

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 壁面に泥壁が付着される試錐孔により貫通される地
    層から遺留流体のサンプルを得る方法であって、地層に
    近い試錐孔の壁は前記壁の一部と前記地層を前記試錐孔
    内の流体から分離するために封止され、前記分離された
    壁の部分と地層とから流体入口およびE過装置を介して
    流路内に導入されてなる地層から遺留流体のサンプルを
    得る地質試験方法において、最初に泥壁の粒子に対して
    十分な寸法を有する前記p過装置内の1過通路を通じて
    前記流路内に泥壁の粒子を送る過程と、前記分離された
    壁部分からぼろぼろの地層粒子が脱落した時に、前記流
    体入口を累積されるぼろぼろの粒子でほぼ充して、その
    後に脱落させられる地層粒子を保持するように、前記1
    過装置により前記脱落した粒子を常に集める過程とをそ
    なえることを特徴とする試錐孔により貫通される地層か
    ら遺留流体のサンプルを得る地質試験方法。 2 泥壁ライニングを有する試錐孔であって、その壁は
    発生できる遺留流体を含む地層に隣接する前記試錐孔内
    に吊り下げられるようにされる地層試験装置において、
    遺留流体を受けるようになっている流路を有するボデー
    と、前記流路に連結される流体入口を含み試錐孔の壁の
    表面を試錐孔流体から分離するために試錐孔の壁に係合
    されるようになっている前記ボデー上の流体取り入れ装
    置と、この流体取り入れ装置を試錐孔に対して位置させ
    て前記試錐孔の壁の分離された壁面をこえた地層に前記
    流体入口を連通させるために選択的に動作する装置と、
    前記流路と前記流体入口との間に協働的に配置されて、
    前記分離された壁面から前記E過装置を通って前記流路
    内へ変位される泥壁粒子を最初に通すための流体沢過装
    置とを備え、この流体沢過装置は前記分離された壁面か
    らぼろぼろの地層粒子が遊離した時に、遺留流体が前記
    1過装置を通って前記流路へ流れるにつれて遊離された
    地層粒子を常に収集するように動作することを特徴とす
    る地質試験装置。 3 特許請求の範囲の第2項に記載の地層試験装置にお
    いて、前記流体p過装置は、ぼろぼろの地層粒子を保持
    するような寸法にされる少くとも1つの縮少された濾過
    通路と、泥壁粒子を通すような寸法の少くとも1つの拡
    大された1過通路とを有する1過部材を含み、前記2つ
    の1過通路は少くとも遺留流体の大部分が前記縮少され
    た1過通路を通るように、前記拡大された1過通路を横
    切るブリッジ内に前記遊離された地層粒子を収集して、
    前記拡大された1過通路を通る遺留流体の流量を減少さ
    せるために協働して配置されることを特徴とする地層試
    験装置。 4 特許請求の範囲の第2項に記載の地層試験装置にお
    いて、前記流体沢過装置は選択的に調節でき、かつ前記
    泥壁粒子を最初に通すために前記流体取り入れ装置が試
    錐孔の分離された壁面に係合した時に1つの1過位置ま
    で動くことができ、更にぼろぼろの地層粒子が遊離され
    た時にはそれらの粒子を常に集めるために別の1過位置
    へ動くことができることを特徴とする地層試験装置。
JP49120248A 1973-10-18 1974-10-18 チソウシケンホウホウ オヨビ ソウチ Expired JPS5854239B2 (ja)

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JPS5067701A JPS5067701A (ja) 1975-06-06
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AR (1) AR209917A1 (ja)
FR (1) FR2248499B1 (ja)
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NL7413101A (nl) 1975-04-22
FR2248499A1 (ja) 1975-05-16
NO743711L (ja) 1975-05-12
JPS5067701A (ja) 1975-06-06
AU7394474A (en) 1976-04-08
NO146294C (no) 1982-09-01

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