JPS5854159B2 - ニトロソニヨウソユウドウタイノ シンキセイゾウホウ - Google Patents
ニトロソニヨウソユウドウタイノ シンキセイゾウホウInfo
- Publication number
- JPS5854159B2 JPS5854159B2 JP13044174A JP13044174A JPS5854159B2 JP S5854159 B2 JPS5854159 B2 JP S5854159B2 JP 13044174 A JP13044174 A JP 13044174A JP 13044174 A JP13044174 A JP 13044174A JP S5854159 B2 JPS5854159 B2 JP S5854159B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ribostamycin
- isocyanate
- reaction
- formula
- derivative
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Saccharide Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規なニトロソ尿素誘導体の製造法に関する。
さらに詳細に述べれば本発明は次の一般式(式中(A、
lはリボスタマイシン分子から4個のアミノ基を除いた
残りのリボスタマイシン残基を示し、Rは炭素数1〜4
の低級アルキル基又は炭素数1〜4のハロゲノアルキル
基を示す)で表わされるリボスタマイシンのウレイド誘
導体をニトロソ化することを特徴とする、次の一般式(
式中(A)及びRは上記と同様な意義を有する)で表わ
されるニトロソ尿素誘導体の製造方法を要旨とする。
lはリボスタマイシン分子から4個のアミノ基を除いた
残りのリボスタマイシン残基を示し、Rは炭素数1〜4
の低級アルキル基又は炭素数1〜4のハロゲノアルキル
基を示す)で表わされるリボスタマイシンのウレイド誘
導体をニトロソ化することを特徴とする、次の一般式(
式中(A)及びRは上記と同様な意義を有する)で表わ
されるニトロソ尿素誘導体の製造方法を要旨とする。
リボスタマイシン(例えば特許第595146号明細書
参照)は抗菌性抗生物質として広く使用されている薬剤
であるが、この化合物が抗腫瘍作用、抗白血病作用を示
すことは末だ知られていない。
参照)は抗菌性抗生物質として広く使用されている薬剤
であるが、この化合物が抗腫瘍作用、抗白血病作用を示
すことは末だ知られていない。
本発明者等は、上記リボスタマイシンのア、ミノ基を(
I)式で示される如くウレイド体となし、すなわちリボ
スタマイシンから(I)式のテトラN−低級アルキル置
換又は低級ノ・ロゲノアルキル置換ウレイド誘導体を調
製し、さらにこれをニトロソ化することによって(II
)式で示されるリボスタマイシンのニトロソ尿素酸導体
を合成することに成功し、この新規誘導体が強力な拡腫
瘍作用、拡白血病作用を示すという事実を発見し本発明
を完成させた。
I)式で示される如くウレイド体となし、すなわちリボ
スタマイシンから(I)式のテトラN−低級アルキル置
換又は低級ノ・ロゲノアルキル置換ウレイド誘導体を調
製し、さらにこれをニトロソ化することによって(II
)式で示されるリボスタマイシンのニトロソ尿素酸導体
を合成することに成功し、この新規誘導体が強力な拡腫
瘍作用、拡白血病作用を示すという事実を発見し本発明
を完成させた。
本発明によって出発物質として使用される(I)式で表
わされるリボスタマイシンのテトラ−N低級アルキル置
換又は低級ハロゲノアルキル置換誘導体は、これも新規
物質であって、例えばリボスタマイシンをメタノール等
の有機溶媒に溶解し低級アルキルインシアネート又は低
級ハロゲノアルキルインシアネートを作用させることに
よって調製することができる。
わされるリボスタマイシンのテトラ−N低級アルキル置
換又は低級ハロゲノアルキル置換誘導体は、これも新規
物質であって、例えばリボスタマイシンをメタノール等
の有機溶媒に溶解し低級アルキルインシアネート又は低
級ハロゲノアルキルインシアネートを作用させることに
よって調製することができる。
ここで出発物質の調製に使用できる上記の低級アルキル
イソシアネート又は低級ハロゲノアルキルイソシアネー
トとしては、・例えばメチルイソシアネート、エチルイ
ソシアネート、プロピルイソシアネート、インブチルイ
ソシアネート、ブチルイソシアネート、インブチルイソ
シアネート、5ee−ブチルイソシアネート、tert
−ブチルイソシアネート、クロロメチルイソシアネー
ト、βクロロエチルイソシアネート、γ−クロロプロピ
ルイソシアネート、β−クロロプロピルイソシアネート
、δ−クロロブチルイソシアネート、β−ブロモエチル
イソシアネートなどの化合物が挙げられる。
イソシアネート又は低級ハロゲノアルキルイソシアネー
トとしては、・例えばメチルイソシアネート、エチルイ
ソシアネート、プロピルイソシアネート、インブチルイ
ソシアネート、ブチルイソシアネート、インブチルイソ
シアネート、5ee−ブチルイソシアネート、tert
−ブチルイソシアネート、クロロメチルイソシアネー
ト、βクロロエチルイソシアネート、γ−クロロプロピ
ルイソシアネート、β−クロロプロピルイソシアネート
、δ−クロロブチルイソシアネート、β−ブロモエチル
イソシアネートなどの化合物が挙げられる。
さらに本発明の方法を実施するに当ってニトロソ化反応
は常法で行うことができ、このためのニトロソ化剤とし
てはアルカリ金属亜硝酸塩、三酸化窒素、四酸化窒素を
使用するのがよい。
は常法で行うことができ、このためのニトロソ化剤とし
てはアルカリ金属亜硝酸塩、三酸化窒素、四酸化窒素を
使用するのがよい。
アルカリ金属亜硝酸塩としては、亜硝酸ナトリウム、亜
硝酸カリウムなどが適当である。
硝酸カリウムなどが適当である。
反応は一10〜30℃の温度で行われ、反応は、酸性(
pH1〜3)で行うのが好ましい。
pH1〜3)で行うのが好ましい。
反応時間は1〜12時間が適当である。
反応溶媒は、水、ギ酸、酢酸、プロピオン酸などから選
ばれた低級脂肪族カルボン酸が好ましい。
ばれた低級脂肪族カルボン酸が好ましい。
反応終了後、必要に応じて陽イオン交換樹脂を使用して
精製し、凍結乾燥等を行った後に適当な有機溶媒を使用
して再結晶を行い純品を得る。
精製し、凍結乾燥等を行った後に適当な有機溶媒を使用
して再結晶を行い純品を得る。
以上の如き方法で製造せられた式(n)で示されるリボ
スタマイシンの低級アルキル置換又は低級ハロゲノアル
キル置換ニトロソウレイド化合物は、文献未収載の新規
物質であって抗白血病、抗腫瘍作用などを示すほか、他
の医薬品の製造中間体として重要である。
スタマイシンの低級アルキル置換又は低級ハロゲノアル
キル置換ニトロソウレイド化合物は、文献未収載の新規
物質であって抗白血病、抗腫瘍作用などを示すほか、他
の医薬品の製造中間体として重要である。
次に実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
宋施例 1
1.01のテトラ−N−(カルバモイル−N−メチル)
−リボスタマイシンを30mzの氷冷水に溶解し、亜硝
酸ナトリウム0.61を加える。
−リボスタマイシンを30mzの氷冷水に溶解し、亜硝
酸ナトリウム0.61を加える。
この溶液を水冷下に攪拌しながら、氷酢酸2. Orn
lを滴下する。
lを滴下する。
約2時間攪拌をつづけた後に、反応液を一夜0℃に保つ
。
。
つづいてこの溶液を真空下に25℃以下にて蒸発し、残
渣をメタノールに溶かし、再び蒸発を(つかえず。
渣をメタノールに溶かし、再び蒸発を(つかえず。
得られた残渣を無水エタノール約2001nlに溶解し
、少量の不溶部を沢別する。
、少量の不溶部を沢別する。
P液を約1/4量にまで減圧下に濃縮する。この溶液を
一20℃に冷却すると結晶が析出する。
一20℃に冷却すると結晶が析出する。
このものに約2倍量のエーテルを加えてさらに冷却し、
析出した結晶なr過により集めると、淡黄色、吸湿性の
無定形固体として式(n)でRがメチル基に相当するリ
ボスタマイシン ニトロソ尿素誘導体(0,685i’
)を得た。
析出した結晶なr過により集めると、淡黄色、吸湿性の
無定形固体として式(n)でRがメチル基に相当するリ
ボスタマイシン ニトロソ尿素誘導体(0,685i’
)を得た。
〔α)’、; : +35°(C1,O,メタノール)
融点:88℃(発泡分解) 元素分析値: C25H+2Nt□01.として計算値
:C37,59;N5.30 ;N21.05%実測値
:C36,61;N5.40 ;N19.87%実施例
2 −rトラーN−(カルバモイル=R−β−クロロエチル
)−リボスタマイシン1.9?を30wLlの冷水に溶
解し、同量(30mJ)の氷酢酸(3Qml)を加える
。
融点:88℃(発泡分解) 元素分析値: C25H+2Nt□01.として計算値
:C37,59;N5.30 ;N21.05%実測値
:C36,61;N5.40 ;N19.87%実施例
2 −rトラーN−(カルバモイル=R−β−クロロエチル
)−リボスタマイシン1.9?を30wLlの冷水に溶
解し、同量(30mJ)の氷酢酸(3Qml)を加える
。
水冷下に攪拌しつ匁1.IS’の亜硝酸ソーダを徐々に
加える。
加える。
2時間後、反応液をアンバーライトIR−120(H+
)にて処理してNa+イオンを除去した後に、溶液を減
圧下に濃縮する(25°℃以下)。
)にて処理してNa+イオンを除去した後に、溶液を減
圧下に濃縮する(25°℃以下)。
残渣にメタノールおよびエタノールを加え、再び濃縮を
くり返えす。
くり返えす。
得られた残渣を少量のエタノールに溶かした溶液に、エ
ーテルを加え目的物を沈澱させる。
ーテルを加え目的物を沈澱させる。
目的物を沢過して集め、エーテルで洗滌、デシケータ中
で乾燥する。
で乾燥する。
式(It)でRがβ−クロロエチル基に相当するりボス
タマイシン・ニトロソ尿素誘導体を得た。
タマイシン・ニトロソ尿素誘導体を得た。
収量:0.9グ
mp:105℃で発泡分解。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 次の一般式 (式中(A)はリボスタマイシンの残基を示し、Rは炭
素数1〜4の低級アルキル基又は炭素数1〜4のハロゲ
ノアルキル基を示す)で表わされるリボスタマイシンの
ウレイド誘導体をニトロソ化することを特徴とする、次
の一般式 (式中(A、l及びRは上記と同様な意義を有する)で
表わされるニトロソ尿素誘導体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13044174A JPS5854159B2 (ja) | 1974-11-14 | 1974-11-14 | ニトロソニヨウソユウドウタイノ シンキセイゾウホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13044174A JPS5854159B2 (ja) | 1974-11-14 | 1974-11-14 | ニトロソニヨウソユウドウタイノ シンキセイゾウホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5156433A JPS5156433A (ja) | 1976-05-18 |
JPS5854159B2 true JPS5854159B2 (ja) | 1983-12-02 |
Family
ID=15034305
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13044174A Expired JPS5854159B2 (ja) | 1974-11-14 | 1974-11-14 | ニトロソニヨウソユウドウタイノ シンキセイゾウホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5854159B2 (ja) |
-
1974
- 1974-11-14 JP JP13044174A patent/JPS5854159B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5156433A (ja) | 1976-05-18 |
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