JPS5854124B2 - 血液抽出物溶液の製造法 - Google Patents

血液抽出物溶液の製造法

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JPS5854124B2
JPS5854124B2 JP52158337A JP15833777A JPS5854124B2 JP S5854124 B2 JPS5854124 B2 JP S5854124B2 JP 52158337 A JP52158337 A JP 52158337A JP 15833777 A JP15833777 A JP 15833777A JP S5854124 B2 JPS5854124 B2 JP S5854124B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は血液抽出物溶液の製造法に関するものである。
詳しくは、動物血液を原料とし、各種精製工程を施して
血液抽出物溶液を製造する方法の改良に関するものであ
る。
血液抽出物溶液が各種疾病の治療に有効であることは、
既に多くの文献に記載されており、良く知られている。
(例えば、特公昭36−1398号公報など参照) しかし、公知の方法によって得た血液抽出物溶液は経時
的には不安定で、これを放置すると白色結晶が析出し、
また漸次pHが上昇するなどの現象をおこす。
これらの現象はこれらの溶液を注射剤として用いる場合
には致命的な欠陥ともなり、完全な溶解性(澄明性)と
pH安定性のあるものが望まれている。
本発明者等は、これらの事情に鑑み治療用に好適な血液
抽出物溶液を製造すべく鋭意研究した結果、ある精製工
程を特定の段階で行えばよいことを見出し本発明に到達
した。
すなわち、本発明の要旨は、 @)動物血液からフィブリンを生成させ、生成したフィ
ブリンを除去し、 (ロ)溶血させ、 ←→ ゼオライトと接触させて、含有されているカリウ
ムイオンをナトリウムイオンとイオノ交換させ、 に)除蛋白し、 (ホ)濃縮し、次いで (へ)下記(a)および(b)工程を任意の順序で行う
(a) pH9,5〜11.5として、生成する沈澱
をろ利する (b)pH5以下として、溶液中に溶存しているガスを
除去する ことを特徴とする血液抽出物溶液の製造法に存する。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明方法で原料として使用される動物血液としては、
例えば牛、馬、豚、鯨などの噴孔動物の血液が挙げられ
る。
これらの動物血液は幼獣由来のものも成獣由来のものも
使用できる。
通常は幼牛間または成牛間を用いる。
これらの動物血液は、通常、新鮮なものを用いるが、フ
ィブリンが形成しないようにして保存したものも用いる
ことができる。
本発明方法においては、まずこれらの動物血液にフィブ
リンを生成させてこれを分離する(以下この操作を脱線
維と称する)。
脱線維は周知の方法により行えば良いが、なるべく完全
に脱線維するのが望ましい。
工業的には血液を攪拌槽に入れ、攪拌機で機械的に攪拌
して線維を生成させるのが有利である。
本発明者らの検討によれば、円環に数本ないし数十本の
垂直な細棒を結合し、円環の中心に回転軸を配してこれ
を円環と数本の細棒で結合した型の攪拌機を使用すると
、線維生成が容易である。
邪魔板を備えた攪拌槽に動物血液を入れ、この攪拌機を
挿入して200〜300 r、p、mで攪拌するとフィ
ブリノーゲンの90%以上を沢過の容易なフィブリンに
容易に転換することができる。
生成する線維の形状は回転数により異なり、200r、
p、m近辺では紐状の30 Or、 p、m、近辺では
粒状の線維が生成するが、いずれも分離は容易である。
回転数が小さすぎると線維の形成は起らずに凝血する。
逆に回転数が大きすぎると所要の動力が大きくなるばか
りで格別の効果はみられない。
次いで本発明方法では、このように脱線維して得られた
動物血液を、溶血させる。
溶血も周知の方法で行えばよい。
このような溶血の方法としては、例えば稀釈による方法
、凍結による方法および機械的破壊による方法がある。
稀釈法は、血液1容量に対し例えば水1〜2容量以上を
加えれば溶血が起るが、血液を稀釈すれば両肩の工程に
於て容量および効率などの点で不経済となるので得策で
ない。
また、例えばアセトンなどの有機溶媒を使用して稀釈溶
血させることもできるが、その完全分離除去が困難で品
質、コスト面で問題がある。
機械的破壊法は、装置、操作条件を関連して溶血の確実
性に於て劣る点がある。
凍結法は凍結・解凍のエネルギー、手間は要るが上記の
様な欠点はないので、好ましい溶血法である。
凍結により溶血させるには、例えば−4℃以下の冷温に
於て溶血化する(特開昭506706号公報参照)が、
通常の冷凍庫は一15℃以下であり、凍結を完全にし、
また保存の要素も含めて−15〜−25℃に保持するの
が通常である。
凍結の速度は特に問題ないが余り急速でない方が良い。
凍結保持時間も問題ない、要は全体が凍れば良い。
次いで本発明方法では、このようにして溶血させた動物
血液をゼオライトと接触させて、溶血して得られた混合
物中に含有させるカリウムイオンをナトリウムとイオン
交換させる。
特公昭36−1398号公報に記載された発明は治療用
呼吸促進活物質の製造法に係るもので、子牛の血液から
の製剤は成牛からの製剤に比較して明確に良好な効果を
示すことが記載されている。
一方、吾々の実験によれば、幼牛間からの製剤は成牛間
からのそれに較べて急性毒性が強く、その原因を追求し
たところ、製剤中のK(カリウム)分に依存することが
判明した。
ザジャーナル オブ ジェネラル フイジオロジー(T
he Journalof General Phys
iology ) 59巻270頁(1972年)に
は、牛の年齢により血清中OKの変動は少いが、血球中
のKは変動し、幼牛血球中のKは生石60日の間に急速
に減少し、以后略略定常状態になることが記載されてい
る。
本発明者等の得た知見でも、幼牛血中のK(生石7〜1
0日の全血では80〜140■/dl )は成牛血中の
K(全血で40〜70■/、&)より明らかに高く、こ
れらを原料とした製剤中のKも、幼牛間由来のものに較
べ高く、かつ急性毒性も高い結果を得ている。
さらに、Kを除去または低減させた幼牛間から製造した
製剤は急性毒性が低下すること、またに水溶液の毒性試
験に於て、急性毒性の強さがKの濃度に依存することか
らこれらを綜合した結果、上記の様に幼牛間由来の製剤
の急性毒性が成牛間由来のそれより強いのは、Kの含有
量が大きいためであることが判明した。
血液中のKは大部分が血球中に存在する。
したがって血球と血清を分離し、血清のみを使用すれば
Kの少い製剤を取得し得るが、分離操作を必要とするの
で経済上好ましくなく、また品質上血球成分を併用する
ことが必要な場合もあり、幼牛全血液を使用し、溶血し
た上でKの全部または大部分を除去して原料とすること
が望ましい。
溶血させた動物血液は多数の有機物および無機物の混合
溶液である。
このような複雑な混合系の溶液から、特定の成分(この
場合はK)のみを選択的に除去することは容易なことで
はない。
目的物の除去と共に他の有効な成分の損失が生じ、ある
いは処理のため使用した薬剤による影響が発生するから
である。
例えば共沈によるKの除去を考えた場合、毒性問題を考
えると有効物質としては水酸化第二鉄が挙げられるが、
この場合、Kの共沈量はたかだか15%で、加えて鉄分
の溶存が多かった。
また、セルローズアセテート膜を使用した逆滲透法に於
ては、Kの除去率は60〜70%程度に達するが、反面
、含有するアミノ酸の30〜40%が失われる。
更に、ポリスチレンスルホン酸型の陽イオン交換樹脂を
使用した場合、含有するKの80%を除去しながら他成
分の損失を10%以下に抑え得ることを見出したが、ス
チレンスルホン酸およびポリスチレンスルホン酸の溶出
を充分に抑制することはできなかった。
本発明方法で用いられるゼオライトとしては、例えば東
洋曹達■社商標”ゼオラム”A−4、F−9などのアナ
ルサイト(analcite )、モルデナイト(mo
rdeni te )、チャバザイト(chabazi
te )およびファンジャサイ) (fanjasit
e)などのナトリウムイオンよりカリウムイオンに対し
てイオン交換特性の大きなゼオライトが挙げられる。
ゼオライトの使用量は、その交換容量や、溶血させた動
物血液中に含まれるカリウムイオンの量によって相違す
るが、通常は血液11に対し10〜100f?、好まし
くは60〜80P程度であるのが良い。
ゼオライトの量が少なすぎればカリウムイオンの量が必
要な濃度迄減少しないこととなるし、またゼオライトの
量が多すぎても必要以上にカリウムイオンの濃度が減少
し不経済であるのみで格別の効果がみられないので何れ
も好ましくない。
溶血させた動物血液とゼオライトの接触は、通常、室温
(15〜25℃)で行い、カラム法でもバッチ法でも行
なうことができる。
イオン交換のための接触時間は他の種々の条件により相
違するが、バッチ法の場合5分〜3時間攪拌接触、カラ
ム法の場合、カラムの流通速度を空間速度0.1〜2h
r’程度とすることが好ましい。
倒れにしても、カリウムイオンの残存量は11通常80
■/dl以下、好ましくは40■/d以下となるように
するのがよい。
乾燥剤として著名であるゼオライトは吸着能、イオン交
換能を持つことが知られて居り、K除去の効果は期待で
きるが、同時に有機成分等の吸着・損失も予期されると
ころであるが、実際に使用してみると、Kのイオン交換
は極めて短時間で行われ、その間に於ける他の成分の損
失は予想に反して殆んどないことが判明した。
また、ゼオライトからの異物の溶出は重金属を含めて認
められず、ゼオライトの処理は有効にして無害であるこ
とを見出した。
次いで本発明方法では、このようにしてカリウムイオン
をナトリウムイオンとイオン交換させた後、除蛋白する
ヒト以外の動物血液性蛋白はヒトには異質で、感作時で
は抗原抗体反応を招来するので除蛋白を必要とする。
除蛋白の方法としては、(a)加熱、(b)アルコール
またはアセトンの添加、(e)硫安等による塩析、(d
)等電点沈澱、(e)酸処理(トリクロル酢酸、過塩素
酸塩等)、(f)分子篩(ゲル濾過、膜透析、カラムク
ロマトグラフィー、他)等があるが、(a)、(b)、
(c)、(d)の方法は除蛋白を完全にするのが困難な
こと、(e)は使用した薬剤を系外に完全分離すること
が困難であるので注射剤(静脈注射剤)を製造する場合
は(f)の方法が好ましい。
(f)は之を適宜使用することが出来るが効率・品質そ
の他の諸点から透析を採用することが最も妥当である。
透析は周知の方法により行えばよい。
すなわち、ぼうこう膜、魚の浮袋、硫酸紙、コロジオン
膜、セロファン紙などの半透膜の内部に除蛋白すべき溶
液を入れ、外部を水に浸しておけばよい。
通常、外部液としては注射用蒸留水を用いる。
透析法によれば、除蛋白した溶液は半透膜の外部液とじ
て得られる。
次いで本発明方法では、このようにして除蛋白した溶液
を濃縮する。
濃縮は常圧下でも減圧下でも行い5るが、熱による分解
を防ぐためなるべく低温で濃縮することが好ましい。
通常は、30〜60℃程度で減圧濃縮を行う。
濃縮は、透析に使用した血液量の約115迄、すなわち
濃縮液中の固型分(乾燥残留物)の濃度として30〜6
01n9/1rL1位になるまで行うのがよい。
・濃縮度が低ければ治療効果が少なかったり、また濃縮
度が高すぎると沈澱を生じたりすることがあり、注射薬
としては不適当となるので倒れも好ましくない。
次いで本発明方法では下記(a)および(b)工程を任
意の順序で行う。
(a) pH9,5〜11.5として、生成する沈澱
をろ別する tb)pH5以下として、溶液中に溶存しているガスを
除去する 従来周知の方法に従い脱線維した牛血液を溶血后、透析
し、濃縮、pH調整を行って得た注射用治療剤は、この
まま放置すると経時的に白色結晶が析出し、また漸次p
Hが上昇する。
本発明者等は上記の諸現象について究明した結果、白色
沈澱は燐酸カルシウムを主体とするものであって製剤中
のカルシウム分が0.75 m97dl以下の場合は沈
澱を生じないが、それ以上の場合はpHの上昇につれて
沈澱を生じることを知った。
血液はその状態によって差があるが呼吸作用に付随して
相当量の炭酸ガスを溶存しており、従って之を原料とし
た製剤中にも炭酸が含まれている。
上記の経時的なpHの上昇は、この炭酸ガスの揮散によ
るものであることが判った。
従って、上記の様な欠点を解決するためには、■pHを
9.5〜11.5として燐酸カルシウムの析出を充分に
することおよび■pHを5以下として炭酸ガスの揮発を
させればよい。
pHを9.5〜11.5とするためには水酸化ナトリウ
ムまたはその水溶液を使用する。
温度は常温〜50℃で差支えないが、昇温することは必
要でもなく、望ましいことでもない。
pHを5以下にするためには酸類が使用される。
好ましいのは塩酸、燐酸等の無機酸、乳酸、くえん酸、
酢酸等の有機酸である。
脱ガスのpHは5以下であるが、好ましくは4.5〜3
.5である。
pH5付近では脱炭酸に時間がかかるので、空気または
窒素を吹込んでやると良い、pHを3.5以下に下げる
ことは特に支障はないが、不必要かつ不経済である。
温度を上げることは可能であるが、必要でもなく、また
望ましいことでもない。
このようにして得られた血液抽出物溶液は経時的にも安
定であり、沈澱析出やpH変動がみられない。
このようにして得られた血液抽出物溶液を注射剤として
用いる場合には、pH6〜8に調節する。
前記した(へ)の(a)工程を先に行った場合には、水
酸化ナトリウムまたはその水溶液を使用し、(へ)の(
b)工程を先に行った場合には、(へ)の(b)工程で
例示したような酸類を使用してpH調節を行えばよい。
また、通常は100℃以上の温度で殺菌およびパイロジ
エン除去を行う。
こうして得られた注射剤も経時的に安定であり、沈澱析
出やpH変動もみられず、薬理効果も優れている。
以下に実施例、比較例および応用例を挙げて、本発明を
更に詳細に説明するが、本発明はその要旨を超えない限
り、以下の実施例により限定を受けるものではない。
実施例 1 型の断面を持った100J容の筒型の槽に新鮮な幼牛血
液607を入れ、細棒4本と6本を2つの同心円状の円
環に垂直に配置し、かつ2つの円環を回転軸に結合した
攪拌翼で30 Or、 p、m。
で10分間攪拌する。
生成上た細粒状の線維を分離した血液は57Jであり血
液中のフィブリノーゲンの約90%が除去され血液は凝
固しない。
脱線維した后、−25℃に冷凍保持して溶血した幼牛血
57Jにゼオライト(東洋曹達■社商標ゼオラムF−9
)4560i(血液11に対しゼオライト8010割合
)を加え攪拌した后セオライトをp別する。
最初120■/dl存在したKはNaにイオン交換され
、血液中のKは5分后に24 my/dl (除去率8
0%)30分后ニ18 my/di(85%)となり板
石は不変であった。
この間血液中の非蛋白性全窒素を定量したが36.5■
/dで変動はなかった。
更に之等の血液を使用して透析、濃縮、pH調整を行っ
て得た製剤中のKは未処理血液からの製剤のKが277
即/、:#であったのに対し30分処理した血液のそ
れは51■/dlであった。
血液l13に対しゼオライト401を使用した場合のK
の除去率は65%、20S’の場合は35%であり目的
に応じ使用量−除去率を適宜変更することができる。
脱線維・溶血・K除去(ゼオライ) 80 ?/血液l
lを使用し、30分間攪拌処理した)を行った血液50
JをIonのセルローズ透析膜を介し、60Jの注射用
蒸溜水を使用し、5時間を要して向流透析を行う。
得られた56.Jの透析液は1■/dlのCa+を含有
する。
これを9,71に迄濃縮した后5N−水酸化ナトリウム
40m1を加えてpHを10.0とする。
生成した沈澱を沢別した后沢液に6N−塩酸200m1
を加え、pHを4.0を保ち窒素ガスを吹込み充分に脱
気する。
次いで5N−水酸化ナトリウム80m1を加えpHを7
.0にする。
この溶液は0.46■/dlのCa+を含有し、長時間
放置しても沈澱を生成したりpHが変動したりする様な
ことはない。
実施例 2 実施例1において、脱繊維工程を次のように行ったほか
は全く同様にしたが、実施例1と同様な結果が得られた
邪魔板を備えた201容の円筒型の槽に新鮮な幼牛血液
10Jを入れ、細棒4本を円環に垂直に取付は中心に回
転軸を設けた攪拌翼で20Or、pom、で10分間攪
拌する。
生成した紐状の線維を分離した血液は9.0 Jであり
、血液中のフィブリノーゲンの約90%が除去され血液
は凝固しない。
実施例 3 実施例1において、ゼオライトと接触させてカリウムイ
オンを除去する工程を次のように行ったほかは全く同様
にしたが、実施例1と同様な結果が得られた。
40mmφのカラムに実施例1と同じゼオライト130
05’を1400關の高さに詰めに濃度170 my/
dlの幼牛血をLVo、3m/時、5VO02/時の速
さで流下させる。
流出量307迄はに濃度Oである。
40J流出の時点でのに濃度は6011197dlで4
0J全体の平均に濃度&! 2 m97diである。
実施例 4 実施例1において、除蛋白工程を次のように行ったほか
は全く同様にしたが、実施例1と同様な結果が得られた
溶血した血液100縦を表面積80−のキュプロファン
(銅アンモニア法レーヨン)チューブに入れ80077
11の注射用蒸溜水中に10時間浸漬して透析を行う。
実施例 5 実施例1において、除蛋白工程以降を次のように行った
ほかは全く同様にした。
透析液567を9.71迄濃縮した后、乳酸1271を
加え、pH4,5を保ち、空気を吹込んで充分脱気する
次いで5N−水酸化ナトリウム342m1を加えてpH
を10.5とした后生成した沈澱をP別し、6N−塩酸
15577Ilを加えてpHを7.0にする。
この溶液は前項で得られた溶液と同等の品質を有する。
比較例 1 実施例1において、脱繊維工程を行わなかったところ、
凝血し、後の操作が殆んど不可能となった。
比較例 2 実施例1において、カリウム除去(ゼオライト処理)を
行わなかった他は全く同様にして血液抽出物を得た。
このものは、参考例に示した様に毒性が高かった。
比較例 3 実施例1において、透析濃縮した血液抽出物に析出して
いる沈澱をろ別し、塩酸を加えてpHを7.1としたほ
かは全く同様にして血液抽出物を製造したところ、この
ものは澄明であるが、時間の経過と共にpHが下表の様
に変化し、かつ白色の微細な沈澱が生成して白濁するの
が認められた。
応用例 実施例1で得られた血液抽出物溶液を用い、ラットを使
用し、レセルピン潰瘍について予防効果を試験した。
肉眼的所見に基づく結果を下記に示す。
投与量 (r119/k19) 連数 潰瘍係数 抑止率 00 0 39.5±9.5 2 0 81.8±11.8 ※ ネ参考例 毒性試験 実施例1で製造した血液抽出物およびゼオライト処理を
省いたほかは実施例1と同様にして成牛および幼牛血液
から製造した血液抽出物、それにKCIを添加したもの
およびKCI水溶液について、マウスに試料を静脈注射
し、その挙動を調べた。
結果の数字は死亡数/投与数である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (イ)動物血液にフィブリンを生成させ、生成した
    フィブリンを除去し、 (ロ)溶血させ、 ←→ ゼオライトと接触させて、含有されているカリウ
    ムイオンをナトリウムイオンとイオン交換させ、 に)除蛋白し1、 (ホ)濃縮し、次いで (へ)下記(a)および(b)工程を任意の順序で行う
    (a) pH9,5〜11.5として、生成する沈澱
    をろ別する (b)pH5以下として、溶液中に溶存しているガスを
    除去する ことを特徴とする血液抽出物溶液の製造法。
JP52158337A 1977-12-28 1977-12-28 血液抽出物溶液の製造法 Expired JPS5854124B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6234814U (ja) * 1985-08-19 1987-02-28

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JPS6234814U (ja) * 1985-08-19 1987-02-28

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