JPS5853338A - 薄肉管に対する転造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 金属管の外面におねじを転造するためには、転造ダイス
の圧力に耐える必要上、金属管の肉厚は、通常、転造し
ようとするねじ山の高さのろ倍乃至３．５倍以上あるこ
とが必要である。

本発明は、金属管の肉厚が、ねじ山の高さの１．５〜２
倍程度しかなくても、不都合なくねじを転造しうる方法
に関するもので、以下図面に基いて説明する。

第１図における（１）は金属素材管で、その端部におけ
るおねじを切るべき部分（Ａ）の端末は、絞り加工もし
くはプレス加工により、適宜の長さに亘って、求心方向
に湾１１１１（２１させられている３、また、おねじを
切るべき部分（Ａ）の軸線方向の中間部の外面には、小
幅で、かつ深さが、切るべきおねじのねじ山よりも浅い
環状凹条（３）が、適数、ローラー加工等により付設さ
れている。

さらに、必須ではないが、望ましいものとして、素材管
（１）におけるおねじを切り始めるべき部分の外面に、
前記環状凹条（３）と同様の環状凹条（４）が付設され
ている。

前記素材管（１）におけるおねじを切るべき部分＜Ａ）
に、転造ダイスにより、通常の要領をもって、おねじ（
５）を転造すれば、素材管（ｉ）の端末は、内向きに湾
曲（２）されて、小径かつ径方向に厚肉となっており、
しかも、おねじを切るべき部分（Ａ、）の中間部要所に
、適数の環状四条（３）を付設することにより、おねじ
を切るべき部分（Ａ）全体としての径方向の剛性は、著
しく高められているため、ねじ山の高さが、素材管（１
）の肉厚の１／１．５〜１／２　　程度であっても、不
都合なく転造することができる。

なお、前記したように、おねじ（５）の始端となるべき
部分にも環状凹条（４）を付設しておけばより効果的で
ある。

また、環状凹条（３）の深さは、おねじ（５）のねし山
の高さよりも浅くしであるから、おねじ（５）を切った
後に、環状凹条（３）が素材管（１）の外面に残ること
はない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施に使用される素材管の一例を示
す要部縦断正面図、 第２図は、第１図の素材管におねじを転造した後におけ
る第１図と同様の図である。 （１）素材管　　　　　　（２）湾曲（部）（３１（４
）　　環状四条　　　　（５）おねじ（Ａ＞　　おねじ
を切るべき部分

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）金属素材管の端部におけるおねじを切るべき部分
   の端末を、適宜の長さに亘って、求心方向に湾曲させる
   とともに、前記おねじを切るべき部分の軸線方向の中間
   部の外面に、深さが形成するべきおねじのねじ山よりも
   浅い環状凹条を付設することにより、前記素材管の径方
   向の剛性を高め、しかる後、転造ダイスをもって、前記
   おねじを切るべき部分に、おねじを転造することを特徴
   とする薄肉管に対する転造方法。
2. （２）素材管におけるおねじを切り始めるべき部分の外
   面に、予め前記環状四条と同様の環状四条を付設してお
   くことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項に記載の
   方法。