JPS5853279B2 - チエンシキボルトアクシヨンキコウ - Google Patents

チエンシキボルトアクシヨンキコウ

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JPS5853279B2
JPS5853279B2 JP50106107A JP10610775A JPS5853279B2 JP S5853279 B2 JPS5853279 B2 JP S5853279B2 JP 50106107 A JP50106107 A JP 50106107A JP 10610775 A JP10610775 A JP 10610775A JP S5853279 B2 JPS5853279 B2 JP S5853279B2
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cam surface
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cam
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ルツド ロツス
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F41WEAPONS
    • F41AFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS COMMON TO BOTH SMALLARMS AND ORDNANCE, e.g. CANNONS; MOUNTINGS FOR SMALLARMS OR ORDNANCE
    • F41A3/00Breech mechanisms, e.g. locks
    • F41A3/12Bolt action, i.e. the main breech opening movement being parallel to the barrel axis
    • F41A3/14Rigid bolt locks, i.e. having locking elements rigidly mounted on the bolt or bolt handle and on the barrel or breech-housing respectively
    • F41A3/32Rigid bolt locks, i.e. having locking elements rigidly mounted on the bolt or bolt handle and on the barrel or breech-housing respectively the bolt being rocked about a notional axis transverse to the barrel axis

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、小火器のボルトアクション、一層詳しくは、
銃身の端から一回分の弾薬を装填することができかつボ
ルト(遊底)をその長手軸線に沿って移動させてブリー
チを開く前に使用済のガスをほとんど消散させることの
できるブローバック遅延式ボルトアクションに関する。
本発明は、特に、ボルトアクション式のライフルやキャ
ノン砲に応用できる。
大部分のボルトアクション式小火器は、ガスとピストン
を用いてボルトを解錠し、それをブリーチ開放位置に移
動させている。
一層詳しく言えば、このような小火器は、銃身に孔が設
けてあり、銃弾の通過後銃身からそれに隣接した室にガ
スを逃がすようになっている。
−充分の弾薬が点火されると、薬莢は銃身の一端に残り
、このとき生じたガスの爆発力によって弾丸が銃身に沿
って推進される。
銃弾がこの孔を通過すると、ガスは隣接した室に逃げ、
その中にあるピストンに力を与える。
ピストンの変位が適当なリンク機構を介してボルトを解
錠し、銃身内に残っているガスをしてボルトをブリーチ
開放位置に押圧せしめる。
別に遅延式ボルトアクション機構が、セトメ(Cetm
e)の設計でヘラフラー(Heckler)およびコツ
ホ(Koch)によって製作されたモデルG−3のドイ
ツ軍用ライフルで用いられている。
この遅延式ボルトアクション機構は、一対のコロ軸受を
利用しており、これらのコロ軸受は、ボルトの両側にあ
るスロット内に装着してあり、レシーバフレームの対応
するくぼみ内に受けられるように配置しである。
これらのコロ軸受のコロは、撃針のカム作用面に作用し
て、これらのコロがレシーバフレームのくぼみから外れ
る前にまず撃針を後方へ押すようになっている。
すなわち、弾薬の点火時に、点火室内の圧力が急激に増
大して薬莢を経てボルト面に後向きの力を与える。
この力は、後方へボルトを移動させようとするが、レシ
ーバフレームのくぼみに係合しているコロによって妨げ
られる。
コロは、くぼみから外れると、撃針のカム面に作用して
それを後方へ押す。
撃針がボルトに対して後方へ移動するまで、コロがくぼ
みから外れることはない。
撃針を充分な距離後方へ移動させてコロがくぼみから外
れるまでに要する時間は、点火時からブリーチ閉鎖位置
からブリーチ開放位置へのボルトの比較的急速な運動の
生じる時までの遅延量に相当する。
弾薬の点火時、薬莢内の圧力が急激に増大し、銃弾を銃
身の端に向って推進させかつボルトの端に向って薬莢を
押す。
ボルトが薬莢からの力を受けた際直ちに動くようになっ
ていれば、薬莢が弓込んで弾丸が銃身を移動し終る前に
ガスが開いたブリーチから脱は出ることになる。
この状態では、弾丸は充分な速度を持てない。
弾丸が銃口から出る前にガスの力が消散してしまうから
である。
ときには、ボルトが薬莢からの力を受けてすぐに動くよ
うになっている場合薬莢が破裂することがある。
すなわち、薬莢内の圧力は、その側壁を銃身の内面に押
し付けてそれを固定し、その基部すなわち底を銃身端の
外に向って押しているのである。
この作用は、側壁と底壁との間を破裂させる可能性を持
つ。
破裂が生じた場合、側壁が銃身から引抜かれないのに、
ボルトは薬莢の底壁に作用するガスによって押し戻され
ることになる。
ボルトが再びブリーチ閉鎖位置に前進すると、先の薬莢
の破裂した側壁の残っている薬室に次の薬莢が押し込め
られることになる。
したがって、明らかに、この種の機構では、弾丸が銃身
内をかなりの距離移動するまでボルトをブリーチ閉鎖位
置に錠止しておく必要がある。
上記二つの遅延式ボルトアクション機構はこのような機
能を持っている。
ガスピストン式の遅延ボルトアクション機構が、リンク
機構を介して作動してボルトを解錠する多数の作動部分
を用いなければならないことは了解できよう。
機構の信頼性は、必要とする作動部分の数が増えるにつ
れて低下する。
さらに、ガス抜は孔は詰まりがちであるのに、そこを掃
除するのは容易でない。
この孔と組合わせてあってピストンを収容している室は
、燃焼生成物をかぶってしまうが、これもまた掃除しに
くい。
したがって、このガスピストン式のボルトアクション機
構が多数の欠点を有することは了解できよう。
先に述べた第二の形成の遅延ボルトアクション機構も多
数の欠点を有するが、これらの欠点は、ガスピストン式
のものとはかなり異なる。
コロとカムの機構では、ブリーチの閉じているときには
コO1d<ぼみと係合している。
これらのくぼみは、コロの半径よりも小さい深さを有し
、ボルトの後方向運動はコロをくぼみから押し出しがち
である。
コ用マ、ボルトを貫通している撃針のカム面によってく
ぼみ内に保持されている。
したがって、撃針は、コロのカム作用によって撃針ばね
の力に抗して後方へ押されなければならない。
比較的軽量の撃針と比較的小さいばね係数では、系に所
望量の慣性を与えて所望量の遅延を発生させることはで
きない。
さらに、コロが錠止用くぼみから外れたとき、くぼみの
縁とコロの間のカム作用角が増し、これは、ボルトが後
方へ動くにつれてコロをくぼみからより速く外しがちと
なる。
すでに了解できたであろうが、この機構によって生じる
遅延は、設計上のパラメータを変えても容易に変えるこ
とができない。
これは、撃針の重量をそれほど増すことができず、撃鉄
機構の作動にかなりの影響を与えることなく撃鉄ばねの
ばね係数を高くすることができないからである。
さらに、コロの寸法を増すこともできない。
なんとなれば、コロの寸法は、コロがくぼみから外れて
もう抵抗を与えることなくボルトをブリーチ開放位置に
移動させる前のボルト移動距離を決定するからである。
すなわち、ボルトは、それが充分に解錠される前にコロ
の半径に等しい距離だけ後方に動くことになるからであ
る。
この距離が大きすぎると、薬莢が存在する圧力の下に伸
びて破裂する可能性がある。
上述したように、このような薬莢の破裂は望ましくない
したがって、本発明の目的は、比較的数少ない可動部分
を用いた小火器用遅延式ボルトアクション機構を提供す
ることにある。
本発明の別の目的は、比較的信頼性の高い小火器用遅延
式ボルトアクション機構を提供することにある。
本発明のまた別の目的は、ボルトが解錠時比較的小さい
距離移動して薬莢の破裂する可能性を少なくした小火器
用遅延式ボルトアクション機構を提供することにある。
本発明のまたさらに別の目的は、銃身内の小さい圧力で
、弾丸が銃身内をかなり移動した後に、ブリーチを開放
することのできる小火器用遅延式ボルトアクション機構
を提供することにある。
本発明のこれらの目的および他の目的は、次のようなボ
ルトアクション機構によって提供される。
すなわち、このボルトアクション機構は、小火器のレシ
ーバフレーム内で一緒に動くことができ、また、互に対
して限定した動きをなすように配置したボルト部材およ
びスライド部材を包含する。
これらのボルトおよびスライドに設けた協働するカム面
は、小火器が一充分発射したときの力がボルトに最初加
わったとき、ボルトの変位に比べて比較的大きいスライ
ドの変位を生じさせる。
協働カム面は、レシーバフレームにも設けてあって、こ
れらが相対的動いている間ボルト部材をしてスライド部
材を移動せしめる。
本質的に、ボルト部材。スライド部材、レシーバフレー
ムおよびそれらの協働カム面は、運動増幅機構となって
おり、比較的小さなボルト部材の変位が、ボルト部材の
解錠時、比較的大きなスライド部材の変位を生せしめる
スライド部材の運動量は、ボルト部材をその解錠後ブリ
ーチ開放位置に移動させるに充分である。
本発明は、その他の目的、特徴および利点と共に、以下
の添付図面を参照しての詳細な説明からより完全に明ら
かとなろう。
図を通じて同様の参照符号は、同じ要素を示している。
第1図を特に参照して、本発明の原理に従って構成した
遅延式ボルトアクション機構が全体的に参照符号10で
示しである。
このボルトアクション機構は、小火器のレシーバフレー
ム16内で長手軸線に沿って一緒に動くことのできるボ
ルト部材12およびスライド部材14を包含する。
レシーバフレーム16は、その一端で銃身18を支えて
おり、他端に小火器の銃床を受けるようになつている。
レシーバフレーム16は、弾倉ヲ受ケる室20を備えて
いる。
撃鉄22を包含する点火機構がフレーム16の室24内
に支えである。
本発明のボルトアクション機構を説明するには正確に描
写スる必要がないので、レシーバフレーム、それに組込
んぞ弾倉室および点火機構室が幾分概略的に示しである
ことは了解されたい。
第2−4図により明瞭に示しであるように、レシーバフ
レーム16は、頂壁26および一対の側壁28.30を
備えている。
これらの側壁28゜30は、内向き肩部32.34を備
えていてボルトアクション機構を受ける矩形断面の開口
を与えている。
しかしながら、容易にわかるように、レシーバフレーム
の断面形状は所望に応じて変えてもよい。
だが、外側幅寸法を大きくすることなくボルトアクショ
ン機構の重量を大きくするのであれば、矩形断面形状の
方が望ましい。
ボルト部材12は、その一端に拡大部36を備えている
(第2,5図参照)。
この拡大部はレシーバフレーム16内のブリーチ開放位
置とブリーチ閉鎖位置とに動きながら肩部32,34に
またがるようになっている。
ボルト部材12の面には、薬莢の基部または底壁を受け
るくぼみ38が設けである。
テーパの付いた、すなわちくさび状の孔40がボルト部
材12を貫通していて、撃針42がその中に入っている
ボルト部材12の面すなわちその前端は、壁26.28
,30および肩部32,34の内面によって構成された
レシーバフレームの空間にぴったり合った形状となって
いる。
錠止用ラグ44がボルト部材12の上面から突出してい
て、レシーバフレーム16の頂壁26に設けた錠止用く
ぼみ46に入っている。
ボルト部材12の底面は、その上面に向って傾斜してい
て、ラグ44の頂点からボルト底面までの寸法が、肩部
32,34から壁26の内面までの距離にほぼ等しくな
るようになっている。
したがって、錠止用ラグ44がくぼみ46から外れたな
らば、ボルト部材12は、レシーバフレーム16内をそ
の長手軸線に沿ってブリーチ閉鎖位置からブリーチ開放
位置まで動くことができる。
スライド部材14は、本体部分48と一対の側壁部分5
0,52とからなり、これらは一体となってU字形部材
を形成している。
ボルト部材12は、拡大部36の後方に、側壁部分50
.52の内面間の幅に相当する厚さを有する。
ボルト部材12は、スライド部材14の側壁部分50.
52間に入っている。
ボルト部材12は、その後面に、肩部56で終るカム面
54を備えている。
スライド部材14の本体部分48の内面もカム面58を
備えている。
一層詳しく言えば、本体部分48の内面はボルト部材1
2の後面に一致した形状になっているのである。
スライド部材14は、本体部分48および側壁部分50
.52のそれぞれを貫く一対のコイルスプリング64,
66がそれぞれロンドロ8.70に支えられて、レシー
バフレーム16の後壁72から孔60,62内に延びて
いる。
ボルト部材12は、その面に力が加えられると、レシー
バフレーム16内を後方へ移動しようとし、それによっ
てこの力をくぼみ46のカム面74とスライド部材14
のカム面58に伝える。
カム面74は、カム面58の位置する平面がボルト長手
軸線となす交差角よりも大きい角度でボルト長手軸線と
交差する平面にある。
この力がボルト部材12の面に加えられると、ボルト部
材12は、後方に動こうとすることになり、それによっ
て錠止用ラグ44をくぼみ46から出そうとする。
ラグ44がくぼみ46から出ると、カム面58を押して
いるカム面54がスライド部材14を長手方向に移動さ
せる。
この動きは、カム面54がカム面58から離れ、肩部5
6がスライド部材14の本体部分48の内面と係合する
まで続く。
錠止用ラグ44のくぼみ46からの部分的な運動が第6
図に示してあり、錠止用ラグ44がくぼみ46から完全
に出た状態が第7図に示しである。
第6図かられかるように、カム面54がカム面58から
離れるにつれて、ボルト部材12は、比較的小さい距離
動き、スライド部材14は、比較的大きい距離動く。
この最初の段階で、ボルト部材12は、図かられかるよ
うに、左下の角隅まわりに主に回転する。
第6図の位置から第7図の位置までのボルト部材12の
運動は、比較的急速であり、その点でボルト部材12と
スライド部材14は組合ったまま充分な運動量を得る。
この運動量は、薬莢によってボルト12の面に加えられ
る力と組合って、ボルト部材12とスライド部材14を
ブリーチ開放位置に移動させることになり、この位置で
、ボルト部材12の面が弾倉室20の後壁とほぼ整合す
る。
ボルト部材12とスライド部材14の後方向運動が止ま
ると、コイルスプリング64.66がこれらの部材を前
進させることになる。
このボルト部材12の前進中に、次の銃弾が弾倉(図示
せず)から剥がされて銃身18に装填される。
スライド部材14の本体部分48は、板ばね78を取付
けた長手方向のスロット76を備えている。
(第4図参照)。長手方向スロット80が、ボルト部材
12の底面にも設けてあり(第3図)、板ばね78の一
端がその上面に係合している。
レシーバフレーム16の壁面に一つの部材82が取付け
てあり、これは、板ばね78をそれが通過するときに持
ち上げる突起となる。
第6図に示すように、板ばね78はカム面54がカム面
58から離れるにつれて、スロット80の上面と係合す
る。
この係合は、錠止用ラグ44が錠止用くぼみ46から外
れ、板ばね78が第7図に示すように部材82から外れ
るまで続く。
第8図に示したように、板ばね78が部材82から外れ
ると、もはやボルト部材12を上方へ押さなくなる。
したがって、ボルト部材12がブリーチ開放位置からブ
リーチ閉鎖位置に前進するにつれて、部材82が板ばね
78と係合するまでボルト部材12に加わる上向きの力
はない。
この作動段階で、スライド部材14の本体部分48がボ
ルト部材12の肩部と係合して、ボルト部材12を前方
へ押す。
ボルト部材12がブリーチ閉鎖位置に接近すると、部材
82が板ばね78と係合し、それを持上げてボルト部材
12の後端を上カへ押す。
ボルト部材12がブリーチ閉鎖位置に向って動きを続け
るにつれて、その肩部56がスライド部材14の本体部
分48の前方内面から離れ、カム面54がカム面58上
に載り、ラグ44が錠止用くぼみ46内に入るのを許す
容易にわかるように、ボルト部材12と組合わせて普通
の薬莢引抜器および放出器を用いることができるが、そ
れらは発明部分を構成せずかつ説明の簡略化のために図
示していない。
レシーバフレーム16の側壁28に孔84が設けてあり
、この孔を通して薬莢が放出できる。
取手86がスライド部材14に取付けてあり、これは、
側壁28の孔84と同一平面にあるスロット88を貫通
している。
第5図に示すように、スライド部材14は、カム面92
を有するスロット92を備えている。
ボルト部材12の側面からスロット90内にピン94が
延びている。
同様のスロットとピンがスライド部材14およびボルト
部材12のそれぞれの反対側に設けである。
小火器のブリーチを手動で開きたいときには、取手86
によってスライド部材14を後方に移動させる。
スロット90は、ピン94がカム面92と係合する前に
ボルト部材12に対するスライド部材14の比較的軽い
運動を許すように寸法決めしである。
したがって、スライド部材14が手動で動かされると、
カム面58がカム面54の作用の下に少し動く。
スライド部材14がさらに動くと、ピン94をカム面9
2によって下向きに動かしてラグ44をくぼみ46から
外す。
本発明の別の実施例が第9,10図に示しである。
ここに示したように、レシーバフレーム100は、その
一端で銃身18を支え、他端で銃床ヲ支えるようになっ
ている。
レシーバフレーム100は、第1図に示したレシーバフ
レーム16とほぼ同一であり、ただ、錠止用くぼみ10
2が弾倉室20と点火機構室24との間で壁104に設
けである点で異なっている。
ボルト部材106が、その底面に錠止用ラグ108を備
えており、このラグがくぼみ102に入るようになって
いる。
スライド部材110は、本体部分112および一対の側
壁部分114,116とから成る。
本体部分112の内面にはカム面118が設けてあり、
このカム面は、ボルト部材106のカム面120と係合
するようになっている。
くぼみ102およびラグ108のカム面およびカム面1
18゜120によるボルト部材106およびスライド部
材112の相互作用は、第1図に示したボルト部材12
およびスライド部材14の相互作用と同一であり、ただ
、ボルト部材106が上方に動く点のみ異なっている。
スライド部材110の本体部分112には、長手方向の
くぼみ120′が設けてあって、この中でアーム112
が軸24に枢着しである。
ばね負荷式のプランジャ126がアーム122の一端と
係合するように配置してあり、アーム122の他端は、
ボルト部材106の上方に向って延びている。
長手方向スロット128が配置してあり、これは、ラグ
108が錠止用くぼみ102から外れたときにアーム1
22の端を受けるようになっている。
ラグ108のくぼみ102からの運動中、プランジャ1
26が押し下げられ、ブリーチ閉鎖位置へのボルト部材
106の戻り運動の際、ボルト部材106を押してラグ
108をくぼみ102内に移動させる。
取手85と同様の取手(図示せず)がスライド部材11
0に取付けてあって、ボルト部材106およびスライド
部材110を後方へ手動で移動させ得るようになってい
る。
カム面132を有するスロット130がスライド部材1
10の側壁部分116に設けてあり、ピン134がスロ
ット130内にボルト部材106から突入している。
同様のピンおよびスロットが、それぞれ、ボルト部材1
06およびスライド部材110の反対側に設けである。
カム面132と協働するピン134がボルト部材106
を動かし、その結果、スライド部材110が後方へ移動
させられたときラグがくぼみ102から外される。
別形態の錠止用ラグが第11.12図に示しである。
図示したように、ボルト部材136は、一対のラグ13
8,140を備えており、これらのラグは、その間にコ
ロ軸受142を支持している。
ラグ138,140は、それぞれ、カム面144゜14
6を備えていて、これらのカム面は、対応するくぼみの
カム面と係合するようになっている。
カム面144,146は、コロ142の外面に対してほ
ぼ接線方向になっており、これらのカム面が対応するく
ぼみから出たとき、コロ142の表面がその縁と係合す
ることになる。
ボルト部材136がレシーバフレーム内で長手方向に動
くにつれて、コロ142は、レシーバフレームの頂壁面
に沿って移動することになる。
第11,12図に示すボルト部材136は、第1図に示
したボルト部材12と対応する。
明らかに、同様のコロ配置を第9図に示すボルト部材1
06のために設は得る。
コイルスプリング64.66をボルトアクション機構の
後方に位置するように図示したが、コイルスプリングを
銃身18の長手方向に延在する適当な室内に配置し得る
ことは了解できよう。
第1図および第9図に示すように、スライド部材14が
完全な前方位置に動かない限り、撃針42を打つことは
ない。
この特徴は、ボルト部材が前方位置で錠止されるまで銃
弾を発射できないという点で際立って安全な利点を与え
る。
本発明のボルトアクション機構がボルト部材の解錠時の
変位を比較的少なくするということは容易に了解できよ
う。
第6図に示したこの比較的小さい変位は、薬莢をその伸
びにより破裂させるほどのものではない。
ボルト部材の面が旋回するけれども、薬莢はその底壁が
充分に硬いので変形することはない。
本発明のボルト部材およびスライド部材の重量により、
その合成した運動量が銃弾の発射時ボルト部材の解放に
かなりの遅延を与える。
したがって、ボルト部材が完全に解錠される前に弾丸が
銃身内をより大きな距離移動することができる。
銃身内に必要とするガス圧をより少なくしてボルト部材
およびスライド部材を第6図の位置から完全なブリーチ
開放位置まで動かせるからである。
説明のために、特定の害施例について記載したが、発明
の精神および範囲から逸脱することなく部品の配置およ
び構造(そこで利用する材料の種類を含む)で変更が可
能であることは明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ボルトの長手軸線に沿った部分破断断面図で
本発明の原理に従って構成した遅延式ボルトアクション
機構を示す図、第2図は、第1図の2−2線に沿った断
面図、第3図は、第1図の3−3線に沿った断面図、第
4図は、第1図の4−4線に沿った断面図、第5図は、
第1図に示したボルト部材およびスライド部材の側面図
、第6図は、第1図に示したボルト部材の長手軸線に沿
った断面図で成る部分を示さずボルト部材を異なった位
置で示す図、第7図は、ボルト部材を別の位置で示す第
6図と同様の断面図、第8図は、ボルト部材をまた別の
位置で示す第6図と同様の断面図、第9図は、本発明に
よるボルトアクション機構の別の実施例を示す縦断面図
、第10図は、第9図のボルト部材およびスライド部材
の側面図、第11図は、第1図に示すボルト部材の別形
態を示す正面図、第12図は、第11図に示すボルト部
材の側面図である。 10・・・・・・遅延式ボルトアクション機構、12・
・・・・・ボルト部材、14・・・・・・スライド部材
、16・・・・・・レシーバフレーム、18・・・・・
・銃身、20・・・・・・弾倉室、22・・・・・・撃
鉄、44・・・・・・錠止用ラグ、46・・・・・・錠
止用くぼみ、54,58・・・・・・カム面、64゜6
6・・・・・・コイルスプリング、68,70・・・・
・・ロッド、74・・・・・・カム面、78・・・・・
・板ばね、82・・・・・・突起、84・・・・・・開
口、86・・・・・・取手、88・・・・・・スロット
、90・・・・・・スロット、92・・・・・・カム面
、94・・・・・・ピン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 レシーバフレームおよび銃身を有する小火器で用い
    る遅延式ボルトアクション機構であって、一対のカム面
    を有し、前記レシーバフレーム内でブリーチ閉鎖位置と
    ブリーチ開放位置とに長手軸線に沿って摺動するように
    なっているボルト部材と、このボルト部材の前記カム面
    の一方と係合してこのカム面に、ブリーチ閉鎖位置から
    ブリーチ開放位置に向う前記ボルト部材の運動に逆う第
    一の分力および前記長手軸線に対して直角な第二の分力
    を有する力を加えるようになったカム面を構成するよう
    に前記レシーバフレーム上に設けたカム作用手段と、前
    記レシーバフレーム内を長手軸線に沿って摺動するよう
    になっているスライド部材であって前記ボルト部材の前
    記カム面の他力と係合してこのカム面に対してブリーチ
    閉鎖位置からブリーチ開方位置に向う前記ボルト部材の
    運動に逆う第一の分力および前記長手軸線に対して直角
    であって前記カム作用手段の第二分力に対抗する第二の
    分力を有する力を加えるようになっているカム面を有す
    るスライド部材とを包含する遅延式ボルトアクション機
    構。 2 前記ボルト部材が、長手軸線に対してほぼ直角な方
    向へ移動してその前記一方のカム面を前記カム作用手段
    のカム面から離れさせるようになっており、それによっ
    てその後前記ボルト部材およびスライド部材を前記レシ
    ーバフレーム内で一緒に移動させる特許請求の範囲第1
    項の遅延式ボルトアクション機構。 3 前記カム作用手段のカム面が第一の平面にあり、前
    記スライド部材のカム面が第二の平面にあり、前記第一
    平面と前記長手軸線との交差角が前記第二平面と前記長
    手軸の交差角よりも大きく、その結果、前記ボルト部材
    の長手方向変位量が比較的小さくても前記スライド部材
    の長手方向変位量が比較的大きくなっている特許請求の
    範囲第1項の遅延式ボルトアクション機l。 4 前記ボルト部材を、前記カム作用手段の第二分力の
    方向とほぼ反対の方向に押圧する手段をさらに包含する
    特許請求の範囲第1項の遅延式ボルトアクション機構。 5 前記ボルト部材が、その第二カム面に隣接して肩部
    を有し、また前記スライド部材が、そのカム面に隣接し
    て肩部を有し、各肩部が、前記ボルト部材の第二カム面
    が前記スライド部材のカム面から外れた後互に係合する
    ようになっており、前記押圧手段が、前記ボルト部材の
    第二カム面を前記スライド部材のカム面上に動かすよう
    な方向に前記両肩部を相対的に移動させようとする力を
    前記ボルト部材に加えるようになっている特許請求の範
    囲第4項の遅延式ボルトアクション機構。 6 前記押圧手段が、前記スライド部材に取付けたばね
    要素と、前記レシーバフレームに取付けてあって前記ボ
    ルト部材がその第一カム面の前記カム作用手段のカム面
    に向う運動を許す位置にほぼあるときに前記ばね要素と
    係合するように位置したカム作用突起とを包含している
    特許請求の範囲第5項の遅延式ボルトアクション機構。 7 さらに前記スライド部材に取付けた取手を包含し、
    前記ボルト部材がそこに第三のカム面を形成している手
    段を包含し、前記スライド部材が、前記ボルト部材の第
    三のカム面と係合するようになっている第二のカム面を
    形成している手段を包含し、前記ボルト部材の前記第三
    カム面および前記スライド部材の前記第二カム面が、前
    記スライド部材の前記取手による長手方向移動の際、前
    記ボルト部材の第一カム面を前記カム作用手段のカム面
    から離れる方向に押圧するように位置している特許請求
    の範囲第1項の遅延式ボルトアクション機構。
JP50106107A 1974-09-03 1975-09-03 チエンシキボルトアクシヨンキコウ Expired JPS5853279B2 (ja)

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JPS5155200A JPS5155200A (en) 1976-05-14
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BE832930A (fr) 1975-12-16
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DE2539170A1 (de) 1976-03-11
IT1042268B (it) 1980-01-30
JPS5155200A (en) 1976-05-14

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