JPS5852722Y2 - ロツドアンテナの飾り玉

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【考案の詳細な説明】本考案は伸縮式に構成されるロンドアンテナの先端に取
付けられる飾り玉の使用上に於ける外れ防止に関する考
案である。

本考案の一実施例の構成を図面により説明すれば１は最
少径でなる１番ロッドで、その下端には摺動バネ２が装
置され、２番ロッド３と伸縮自在に組合わされている。

２番ロッド３の下端にも摺動バネ４が装置され、３番ロ
ッド５と伸縮自在に組合わされている。

３番ロッド５の下際には基部金具６が取付けられ、此の
基部金具６により、上記の如く組合わされたロンドアン
テナ全体がラジオセット等に取付けられるのである。

此の様に組合わされたロツドアステナの１番ロッド１の
先端には、本考案になる飾り玉７が取付けられるのであ
る。

本考案の飾り玉７の取付体８は１番ロッド１にネジ或は
圧入により直接取付けられるもので、取付体８の外側に
溝９があり、相対して嵌装させる合成樹脂でなる外被体
１０とで成っている。

従って取付体８と外被体１０とは自在に回転する状態に
あり、しかも取付体８より外被体１０は抜は出すことは
ない状態にある。

此の様に構成されたロンドアンテナを伸縮させる場合は
先端にある飾り玉７をつかんで伸縮させるわけであるが
、従来の飾り玉は本考案の如く回転自在になっておらず
一体的に構成されているため、伸縮操作をくりかえして
いるうちに１番ロッドより飾り玉が外れることがあった
。

その最たる原因は停止或は伸縮中に飾り玉を旋回させて
しまうことにあるのであるが、本考案飾り玉の場合は旋
回させても取付体８と外被体１０は回転自在に構成しで
あるため、単に外被体１０が空回りするだけで１番ロッ
ド１には取付体８が固着された状態を保ち、飾り玉１は
１番ロッドより外れることがない。

よって安心して使用出来る効果の大きい考案である。

以上、一実施例としては取付体８に溝９を施したものに
合成樹脂でなる外被体１０を被せた方法を説明したので
あるが、他の実施例としては図示してないが取付体と外
被体とが回転自在でしかも取付体と外れない係合関係で
構成されたものでも、本考案と同じ目的が果たせ、効果
が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例になる本考案飾り玉の取付けられたロン
ドアンテナの断面図である。然してこれらの図面に於て、１は１番ロッド、２は摺動
バネ、３は２番ロッド、４は摺動バネ、５は３番ロッド
、６は基部金具、７は飾り玉、８は取付体、９は溝、１
０は外被体である。

【実用新案登録請求の範囲】

伸縮式ロンドアンテナの先端に取付けられる飾り玉に於
いて、１番ロッドにネジ或いは圧入等で直接取付けられ
る取付体と、該取付体とは回転自在に係合すると共に、
外れ防止をも形成する外被体を嵌装したことを特徴とす
るロンドアンテナの飾り玉。