JPS5852292Y2 - 坩堝支持体 - Google Patents

坩堝支持体

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Publication number
JPS5852292Y2
JPS5852292Y2 JP3659379U JP3659379U JPS5852292Y2 JP S5852292 Y2 JPS5852292 Y2 JP S5852292Y2 JP 3659379 U JP3659379 U JP 3659379U JP 3659379 U JP3659379 U JP 3659379U JP S5852292 Y2 JPS5852292 Y2 JP S5852292Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crucible
support
base
cylindrical
crucible support
Prior art date
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Expired
Application number
JP3659379U
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English (en)
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JPS55139174U (ja
Inventor
穣一 玉田
芳一 辻井
Original Assignee
三洋電機株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は縦型ブリッジマン法によりフェライト等の単結
晶形成用の坩堝支持体構造の改善に関するものである。
縦型ブリッジマン法により単結晶を形成するには炉内に
おいて坩堝を下方に移動させながら行なうのであるが、
この際坩堝の支持方法としては大別して(イ)吊下げ法
と、(ロ)下部支持法とがある。
前者は小型坩堝用としては熱伝導の均一性が図れるので
好適であるが大型坩堝用としては坩堝内容物込みの重量
が大となり、大略250〜300 g以上のものでは吊
下用に用いている白金ロジウム線又はこの白金ロジウム
線を坩堝に固定するための白金ロジウム製係止金具等が
高温炉内で脆化してしまい支持しきれない欠点がある。
又吊下法では通常支持力を増大する為には白金ロジウム
線や係止金具の数を増せば改善できるのであるが、坩堝
内に添加物を投入したり被溶融材追加投入時にこの白金
ロジウム線が坩堝の口を塞ぐ形となり作業に支障を来た
す欠点がある(第1図参照)。
一方後者はこの吊下法における支持強度改善に対応する
ものとして行なわれるものであって、坩堝自体を耐火材
により形成された支持体により下方より支持するもので
ある。
これには第2図に示す様に坩堝の錐状部に適合する凹所
を持つもの、或いは第3図に示す様にこの錐状部に線接
触するものとがある。
前者は坩堝上方より被溶融材を追加しながら加工してい
く際、坩堝の上方が次第に重くなり、重心位置が上昇し
てもその支持が不安定になるおそれはないが、支持体の
錐状部に接する面積が大きいため耐火物の形状、材質に
応じて溶融時及び冷却時に坩堝内での所望処理温度勾配
を得べく炉外より調整することが困難となる。
これに対して後者には相反する長所、欠点がある。
なお、第2図の支持方法ではさらに、耐火物に覆われた
支持部分と、覆われない部分の温度差が大きくなり、原
料を完全に溶融するため炉内温度を比較的高く上げるこ
とが必要となる。
溶融温度は結晶の溶融点に維持するか、これより極く僅
か高目にすることが理想的なのであるが、前述の様な必
要性から溶融温度を比較的上まわった温度に坩堝同温度
を設定すべく炉内温度を高めなければならず、その場合
白金製坩堝の内側表面が部分的に極く微量ながら被溶融
物内に溶は込む現象が見られ被溶融物の結晶化及び結晶
純度に支障を来たす。
本考案はこの様な坩堝支持の不安定さを除去し、同時に
所期の温度勾配を炉内にもたらし、単結晶育成を容易に
するための坩堝支持体を提供しようとするものである。
次に本考案を第4、及び第5図に示した実施例にもとづ
き説明する。
上は白金製坩堝で、これは円筒等の筒状部2とその下部
に形成した円錐等の錐状部3を持ち、その内部にたとえ
ばフェライト単結晶を育成するための被溶融物4を収容
することができるようにされている。
至はこの坩堝を支持するための耐火物(たとえばアルミ
ナ)で形成した坩堝支持体であり、この坩堝支持体は錐
状部3の先端部を逃がしがっこの錐状部に外接する口縁
部6を有する透孔7をもつ台部8と、この台部から筒状
部2に沿って上方に突出させられかつその先端部に筒状
部2に外接する爪9を持つ複数(実施例では背部に隠れ
た2ケを含めて4ケ)の指部10と、さらに台部8の下
方に筒部11を備えるようにしている。
12は坩堝支持体iを支持する筒状の支持基台で、これ
も上記各要素と一緒に炉芯管13(第1図参照)に入れ
られるためアルミナ等の耐火物にて形成されている。
本実施例ではこの支持基台12に対して坩堝支持体Eの
筒部11を外接するようにしている。
かかる本考案において坩堝支持体5はその台部8の透孔
口縁部6にて坩堝上の錐状部3を支持するようにしまた
上方に突出させた複数の指部10の爪で筒状部2を支持
するようにしたので、坩堝内に被溶融物を追加投入して
坩堝の重心位置が上方に移動したとしてもそれを安定に
支持することができ、またこの坩堝支持体の透孔口縁部
6の上方では坩堝2を遮ぎるものとして指部10が存在
するだけであるからさらに坩堝に対して爪及び口縁部に
より点又は線接触するだけであるから坩堝内の被溶融物
に対してほぼ均等に伝熱できる。
第6図、第7図はそれぞれ本考案の他の実施例を示した
ものである。
第6図の実施例は坩堝支持体の筒部11′を筒状の支持
基台12に内接させるようにしたものであり、第7図に
爪を有する各指部を連結するリング14を設けて該指部
の先端部を補強するようにしたものである(図面では透
孔を明らかにするため坩堝を持ち上げて示している)。
これ等各実施例で示した本考案の坩堝支持体は次に述べ
る効果を有する。
すなわち、■比較的簡単な構造であるため耐火材を用い
て形成することができる。
■耐火材が坩堝に対し点接触となり坩堝周囲に大きな空
間を生じ炉熱が支持体に妨げられることなく坩堝に対し
均等に伝熱できる。
■効果■により坩〜堝内に適当な温度勾配の形成が可能
となる他、原料の完全溶融のために炉内温度を高温にし
過ぎることがないから、坩堝内壁材の被溶融物中への混
入を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の吊下げ式の構成図、第2図及び第3図は
従来の下部支持法の異なる例の構成図である。 第4図及び第5図は本考案の1実施例の斜視図及び中央
断面図である。 第6図及び第7図はそれぞれ本考案の他の実施例である
。 1・・・・・・坩堝、2・・・・・・筒状部、3・・・
・・・錐状部、8・・・・・・台部、7・・・・・・透
孔、10・・・・・・指、9・・・・・・爪、11・・
・・・・筒部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1.筒状部とその下部に形成した錐状部を持つ筒状坩堝
    を支持するために1、前記錐状部の先端部を逃がしかつ
    該錐状部に外接する口縁部を有する透孔を持つ台部と、
    該台部から前記筒状部に沿って突出させられ且つその先
    端部に前記筒状部に外接する爪を持つ複数の指部とを備
    えてなる坩堝支持体。 2、前記台部はその下方に前記坩堝支持体を支持する支
    持基台に内接又は外接する筒部を備えたものである実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の坩堝支持体。
JP3659379U 1979-03-20 1979-03-20 坩堝支持体 Expired JPS5852292Y2 (ja)

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JP3659379U JPS5852292Y2 (ja) 1979-03-20 1979-03-20 坩堝支持体

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JP3659379U JPS5852292Y2 (ja) 1979-03-20 1979-03-20 坩堝支持体

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Publication Number Publication Date
JPS55139174U JPS55139174U (ja) 1980-10-03
JPS5852292Y2 true JPS5852292Y2 (ja) 1983-11-29

Family

ID=28898053

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JPS58140177U (ja) * 1982-03-10 1983-09-21 三洋電機株式会社 坩堝受け具

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JPS55139174U (ja) 1980-10-03

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