JPS5852238B2 - 楽器用コンデンサマイクロホン - Google Patents
楽器用コンデンサマイクロホンInfo
- Publication number
- JPS5852238B2 JPS5852238B2 JP53027897A JP2789778A JPS5852238B2 JP S5852238 B2 JPS5852238 B2 JP S5852238B2 JP 53027897 A JP53027897 A JP 53027897A JP 2789778 A JP2789778 A JP 2789778A JP S5852238 B2 JPS5852238 B2 JP S5852238B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- strings
- plate
- condenser microphone
- string
- guitar
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は例えばギター等に用いて好適な楽器用コンデ
ンサマイクロホンに関し、特に弦相互間のクロストーク
が少ないマイクロホンを提供しようとするものである。
ンサマイクロホンに関し、特に弦相互間のクロストーク
が少ないマイクロホンを提供しようとするものである。
一般にギターマイクは6本の金属弦に対し1個のピンク
アンプコイルを設け、この1個のピックアップコイルに
よって6本の弦の振動による磁束の変化を検出し電気信
号に変換するようにしている。
アンプコイルを設け、この1個のピックアップコイルに
よって6本の弦の振動による磁束の変化を検出し電気信
号に変換するようにしている。
ところでギター音を各種の波形に変換し、電子楽器的な
音を出すようにした試みが見られる。
音を出すようにした試みが見られる。
このようにギターマイクから得られたギター音の波形を
各種の波形に変換するには先ずギターマイクから得られ
たギター音の波形をクリッパによって振幅制限し、一定
振幅の矩形波に変換し、この矩形波が各種の波形整形回
路に供給される。
各種の波形に変換するには先ずギターマイクから得られ
たギター音の波形をクリッパによって振幅制限し、一定
振幅の矩形波に変換し、この矩形波が各種の波形整形回
路に供給される。
このようにクリッパによって振幅制限し、得られた矩形
波を波形整形するものであるから1つのクリッパには1
本の弦の信号だけを供給した方が後の波形整形が容易で
ある。
波を波形整形するものであるから1つのクリッパには1
本の弦の信号だけを供給した方が後の波形整形が容易で
ある。
その理由は各弦の合成波は歪波形となる。
歪波を振幅制限するとデユーティ比が不規則に変化する
矩形波となってしまう。
矩形波となってしまう。
よってこのような矩形波を所望の波形に波形整形するこ
とはむずかしいためである。
とはむずかしいためである。
このため従来は第1図に示すように各弦L1゜L2.L
3・・・・・・L6に対し独立したピックアップコイル
P□、P2.P3・・・・・・P6を配置し、各ピック
アップコイルP1.P2・・・・・・P6 より各弦L
1〜L6の単独の信号を独別に得るようにしている。
3・・・・・・L6に対し独立したピックアップコイル
P□、P2.P3・・・・・・P6を配置し、各ピック
アップコイルP1.P2・・・・・・P6 より各弦L
1〜L6の単独の信号を独別に得るようにしている。
尚第1図においてMは永久磁石を示し、永久磁石Mの磁
束を弦L1〜L6が振動するとき変化させ、その磁束変
化をピックアップコイルP1〜P6にて検出するもので
ある。
束を弦L1〜L6が振動するとき変化させ、その磁束変
化をピックアップコイルP1〜P6にて検出するもので
ある。
然し乍らこのような磁気式マイクによれば各ピップアッ
プコイルP1〜P6で検出する磁束は、検出しようとす
る弦の振動領域以外の領域の磁束も検出してしまうため
弦相互間のクロストークが大きくなってしまう欠点があ
る。
プコイルP1〜P6で検出する磁束は、検出しようとす
る弦の振動領域以外の領域の磁束も検出してしまうため
弦相互間のクロストークが大きくなってしまう欠点があ
る。
弦相互間のクロストークが大きいと先に説明したように
各ピンクアップコイルP□〜P6のそれぞれの出力波形
に歪が発生し、規則正しい周期の矩形波が得られなくな
り波形整形に不都合を来し、長い音が得られなくなる欠
点がある。
各ピンクアップコイルP□〜P6のそれぞれの出力波形
に歪が発生し、規則正しい周期の矩形波が得られなくな
り波形整形に不都合を来し、長い音が得られなくなる欠
点がある。
この発明の目的は各弦相互間のクロストークが少ない楽
器用コンデンサマイクロホンを提供するにある。
器用コンデンサマイクロホンを提供するにある。
以下にこの発明の一実施例を図面について詳細に説明す
る。
る。
第2図はこの発明の一実施例を示す。
図中L1〜L6は例えばギターの弦を示し、ここでは金
属製の弦とする。
属製の弦とする。
この弦L1〜L6は金属製のブリツジ1で一端が共通電
位点2に接地される。
位点2に接地される。
この発明においては各弦L1〜L6のそれぞれと対向し
て互に絶縁された極板31,3□、33・・・・・・3
6を設ける。
て互に絶縁された極板31,3□、33・・・・・・3
6を設ける。
図の例ではベーク板等の絶縁板4の一面に銅箔等を被着
形成して極板3□〜36を形成するようにした場合を示
し、これはプリント配線基板の製造方法によって容易に
作ることができる。
形成して極板3□〜36を形成するようにした場合を示
し、これはプリント配線基板の製造方法によって容易に
作ることができる。
各極板3□〜36と各弦L1〜L6との間にはシールド
板5を介挿する。
板5を介挿する。
シールド板5は弦L1〜L6と同様に共通電位点2に接
続し、各弦L1〜L6 と対向する位置に各弦L1〜L
6が極板3□〜36のそれぞれを各別に見通すことがで
きる開孔6□t 62 t 63・・・・・・66を形
成する。
続し、各弦L1〜L6 と対向する位置に各弦L1〜L
6が極板3□〜36のそれぞれを各別に見通すことがで
きる開孔6□t 62 t 63・・・・・・66を形
成する。
開孔6□〜66の幅Wは第3図に示すように各弦L1〜
L6がこれと対向する極板だけを見通すように選定する
。
L6がこれと対向する極板だけを見通すように選定する
。
各極板3□〜36と各弦L1〜L6の間には電界を印加
する。
する。
この電界の印加手段としては例えば絶縁板4の表面に電
荷を帯電させて構成してもよく、また第4図に示すよう
に各極板31〜36をIC化された増幅器7□〜γ7の
入力端子に接続し、この増幅器1□〜7.の入力端子に
出力端子から帰還抵抗器Rを通じて負帰還を掛ける。
荷を帯電させて構成してもよく、また第4図に示すよう
に各極板31〜36をIC化された増幅器7□〜γ7の
入力端子に接続し、この増幅器1□〜7.の入力端子に
出力端子から帰還抵抗器Rを通じて負帰還を掛ける。
このように負帰還を掛けると入力端子には増幅器71〜
7□の電源の電圧Vcc の半分の電圧−Vcc がバ
イアスとして与えられ、このバイアス電圧をコンデンサ
マイクロホンの成極電圧として利用することができる。
7□の電源の電圧Vcc の半分の電圧−Vcc がバ
イアスとして与えられ、このバイアス電圧をコンデンサ
マイクロホンの成極電圧として利用することができる。
このように構成することにより各弦L1〜L6と極板3
1〜36のそれぞれの間でコンデンサマイクロホンが形
成され、弦3□〜36がそれぞれ各別に振動すると、そ
の振動により各極板31〜3□との間の静電容量が変化
し各極板3□〜3□より各弦L1〜L7の振動に比例し
た信号波形を得ることができる。
1〜36のそれぞれの間でコンデンサマイクロホンが形
成され、弦3□〜36がそれぞれ各別に振動すると、そ
の振動により各極板31〜3□との間の静電容量が変化
し各極板3□〜3□より各弦L1〜L7の振動に比例し
た信号波形を得ることができる。
従ってこの発明によれば各弦L1〜L6はシールド板5
に形成した開孔6□〜66によって各極板31〜36の
それぞれの対向する極板だけを見通すようにシールドさ
れるから、他の弦の振動波形が混入することなく、クロ
ストークを少なくすることができる。
に形成した開孔6□〜66によって各極板31〜36の
それぞれの対向する極板だけを見通すようにシールドさ
れるから、他の弦の振動波形が混入することなく、クロ
ストークを少なくすることができる。
ここで第5図に示すようにシールド板5に形成した各開
孔6、〜66の両側に折曲片8を各極板3□〜36の方
向に突設し、シールド板5と各極板3□〜36の間の間
隔を適当に設定することにより各弦相互間のクロストー
クを更に小さくすることができる。
孔6、〜66の両側に折曲片8を各極板3□〜36の方
向に突設し、シールド板5と各極板3□〜36の間の間
隔を適当に設定することにより各弦相互間のクロストー
クを更に小さくすることができる。
以上説明したようにこの発明によれば各弦相互間のクロ
ストークが小さい楽器用コンデンサマイクロホンを提供
できる。
ストークが小さい楽器用コンデンサマイクロホンを提供
できる。
然もコンデンサ型であるため音質もよく、またピックア
ップコイルを用いる場合より安価に作ることができる。
ップコイルを用いる場合より安価に作ることができる。
またギターシンヤサイザに用いる場合は弦を電磁石によ
って励振させることが行われるが、このように電磁石に
よって弦を励振させるときは、従来のピックアンプコイ
ルを用いる方式によれば電磁石とピックアップコイルと
が直接電磁結合し、発振してしまう欠点があったが、こ
の発明によるコンデンサマイクによればこのようなこと
もなく、安定にギターシンヤサイザを動作させることが
できる利点もある。
って励振させることが行われるが、このように電磁石に
よって弦を励振させるときは、従来のピックアンプコイ
ルを用いる方式によれば電磁石とピックアップコイルと
が直接電磁結合し、発振してしまう欠点があったが、こ
の発明によるコンデンサマイクによればこのようなこと
もなく、安定にギターシンヤサイザを動作させることが
できる利点もある。
尚上述ではこの発明をギターマイクに応用した例につい
て説明したが、その他の弦楽器にも用いることができる
こと容易に理解できよう。
て説明したが、その他の弦楽器にも用いることができる
こと容易に理解できよう。
第1図は従来のギターマイクを説明するための斜視図、
第2図はこの発明の一実施例を示す斜視図、第3図はこ
の発明の詳細な説明に供する断面図、第4図はこの発明
による楽器用マイクの電気回路を示す接続図、第5図は
この発明の要部の他の実施例を示す断面図である。 L1〜L6:弦、3□〜36:極板、4:絶縁板、5:
シールド板、6□〜66:間予に
第2図はこの発明の一実施例を示す斜視図、第3図はこ
の発明の詳細な説明に供する断面図、第4図はこの発明
による楽器用マイクの電気回路を示す接続図、第5図は
この発明の要部の他の実施例を示す断面図である。 L1〜L6:弦、3□〜36:極板、4:絶縁板、5:
シールド板、6□〜66:間予に
Claims (1)
- 1 互に平行して架張された複数の金属弦と、該弦と対
向して互に絶縁して配置された極板と、該極板と上記各
弦との間に介挿されたシールド板と、該シールド板に上
記各弦と各極板との間を見通すことができるように形成
された開孔と、上記極板と弦との間に電界を印加する手
段とを具備して成る楽器用コンデンサマイクロホン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53027897A JPS5852238B2 (ja) | 1978-03-10 | 1978-03-10 | 楽器用コンデンサマイクロホン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53027897A JPS5852238B2 (ja) | 1978-03-10 | 1978-03-10 | 楽器用コンデンサマイクロホン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54119912A JPS54119912A (en) | 1979-09-18 |
JPS5852238B2 true JPS5852238B2 (ja) | 1983-11-21 |
Family
ID=12233666
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53027897A Expired JPS5852238B2 (ja) | 1978-03-10 | 1978-03-10 | 楽器用コンデンサマイクロホン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5852238B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5871798U (ja) * | 1981-11-06 | 1983-05-16 | 五十田 順一 | 電気ギタ− |
-
1978
- 1978-03-10 JP JP53027897A patent/JPS5852238B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54119912A (en) | 1979-09-18 |
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