JPS5852200B2 - カクコウテイハイガスカラホウシヤセイキガスオブンリスルケイ - Google Patents

カクコウテイハイガスカラホウシヤセイキガスオブンリスルケイ

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JPS5852200B2
JPS5852200B2 JP50060099A JP6009975A JPS5852200B2 JP S5852200 B2 JPS5852200 B2 JP S5852200B2 JP 50060099 A JP50060099 A JP 50060099A JP 6009975 A JP6009975 A JP 6009975A JP S5852200 B2 JPS5852200 B2 JP S5852200B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は沸騰水炉からの排出ガス中の放射性クリプトン
およびキセノンを分離し濃縮しそして貯えるための系に
関する。
さらに詳細にはその系では放射性貴ガスの迅速な実際的
な分離と除去とのために、またそれらのガスを常にその
系内の循環の過程中に低準位にたもつように限定するた
めに吸着と冷凍式蒸留(cryogenic oist
illation)との両者が有効に使用され、またそ
の系は作業員の選択または注意を必要としないように自
己制御方式である。
沸騰水炉(BWR)を用いる核発電(原子力発電)のよ
うな種々な核反応において環境の放射線傷害の可能性は
たえず存在する。
たとえばタービン漏洩空気などの場合にはその代表的な
系の蒸気コンデンサに該漏洩空気が入り続いてそこから
1排出ガス“とじて大気中に放出され、放射線傷害は明
らかに存在する。
すなわちそのコンデンサおよびタービン中に漏洩する空
気は炉燃料元素から洩れて放出された分裂生成物である
放射性クリプトンおよびキセノンと一緒に出て来るであ
ろう。
したがって排出ガスを構成する汚染漏洩空気を大気中に
安全に放出しえない。
核燃料再処理工場のような別の用途において燃料元素は
処理され溶解されて再循環されるが、放射性クリプトン
およびキセノンを含む分裂生成物は放出されて空気或い
は他の核反応で生成された窒素またはアルゴンと共に排
出ガス流を構成することになる。
上記の両側においてその放射性分裂生成物は放射線傷害
を与えるおそれがあるために大気中に直接放出されえな
い。
したがって無害となるまでの所要期間だけ隔離されるか
または貯蔵されていなければならない。
原子炉およびその他の核反応排出ガスから放射性汚染物
を除去するために多数の異なる系が提案された;一般に
これらの系は観測要員による絶えざる監視を必要とし、
複雑で高価であって場合によっては長期間操作であるた
めに非実用的である。
たとえば吸着剤、溶剤浴などを用いる系が提案されてい
るがこの系はその排出ガス流から放射性ガスを捕集して
分離するためのものである。
これらの系のいずれも排出ガス流中の放射性クリプトン
およびキセノンの迅速分離、濃縮およびこじんまりした
系での貯蔵を有効かつ経済的に達成していない。
さらに先行技術による系は長寿命の放射性クリプトンを
環境から完全に安全に隔離しておくことができない。
本発明は放射性貴ガスを環境から安全に隔離するための
改良され単純化された系の提供に関し、これは空気、ア
ルゴン、窒素、CH4,COおよびそれらの混合物を発
生する沸騰水炉、加圧水炉、高速フラックスおよび増殖
炉ならびにその他の型の反応炉を用いる核発電(原子力
発電)工場に適用されるような、上記のガス混合物から
クリプトンとキセノンとを除くための系に適用されうる
さらに本発明は核燃料加工、再処理および製造操作によ
って発生する上記の混合物のごとき排出ガスの処理のた
めに適用されうる。
沸騰水炉のような核反応系からの排出ガスは主として空
気であるが、本発明によればまず所謂再結合工程(re
combiner stage )を通過し、そこで酸
素および放射線の場で生成されうるオゾンおよび窒素酸
化物を添加水素と反応させて水などとするとこれらは凝
縮のような方法によってガス流から容易に除かれる。
その結果得られる再結合装置(r ecombine
r )からの無酸素流は一般に窒素、水、水素、二酸化
炭素、放射性同位体を含むクリプトンおよびキセノン、
および痕跡量の不純物からなり、乾燥され次に吸着剤を
通って、二酸化炭素(CO2)とキセノン(Xe)との
両者を除かれる。
これらの二種のガスは次に吸着剤から除去され分離され
捕集される。
ここで得られたCO2とXeとを含まないこのガス流は
低温に冷却され、冷凍式蒸留を行なうために第一分離塔
に通され、若干の窒素を伴ったこのクリプトンがその塔
の底部で凝縮物として濃縮される。
その塔からの流出ガスは主として窒素(N2)と水素と
であるのでこの流出ガスを系の冷却のために、また上記
の吸着剤からのCO2およびXeの溶出と除去とのため
に使用すると有利である。
この凝縮物を一時貯蔵用の2個のモニタタンク(mon
itor tanks)の一つに供給する。
もう一つの第2タンクは予め充填されたものであって、
この充填物をその間に回分式蒸留器(第二分離塔)に供
給しこの蒸留器でそのクリプトンをさらに濃縮し、得ら
れた新たなゝ清浄(clean )“ガスを第一塔に戻
す。
この方法によると長寿命のクリプトンは小容量に濃縮さ
れ、環境に危害を与えない系中に保持される。
この排出流吸収剤から溶出されたXeとCO2とは凍結
熱交換器中で沈着し、後に昇華によって蒸気相に戻され
る。
次に両者を合せたガスを回分式蒸留器に供給し、最終的
に残留する痕跡量のクリプトンをこの蒸留器により除去
し、次いで圧縮され容器詰めされ貯蔵され放射性キセノ
ンの減衰後に該減衰キセノンを最終的に廃棄するかまた
はさらに産業上の用途に宛てる。
したがって本発明の主目的は沸騰水原子炉のような核反
応系および核燃料の製造、使用または再処理を含む諸工
程からの排出ガス中に含まれるクリプトンおよびキセノ
ンのような放射性貴ガスを有効かつ安全に受容し、分離
し、濃縮し;貯蔵するための改良され簡単化された系を
提供することである。
他の目的は附添人が不要で安全な連続作業をするように
自己制御方式の系であって排出ガスから分離後に高度濃
縮された放射性ガスを系内に保有する手段を持つ上記の
特性ある改良された系を提供することである。
もう一つの目的は放射性クリプトンが除染された回路中
に戻ることを防止するための高いクリプトン除去率とバ
ックアップ安全率(back−upsafety)とを
もつ二重機能冷凍式蒸留装置を上記の系中に提供するこ
とである。
もう一つの類似の目的は高収率でクリプトンとキセノン
とを迅速に高度に濃縮し、好ましい廃棄経済性をもち、
常時その冷凍式処理部分に低準位の放射性ガスしかない
ようにするために、冷凍式蒸留器に関連した吸収剤と凍
結回路とをもち、上記の特性を示す改良された系を提供
することである。
その他の諸目的、態様および利点は添付図を参照する以
下の記述によって明らかになろう。
第1図の一般化模式図を簡潔に参照してみると本発明は
標識されているように本質的に次の3つの主要な単糸か
らなる。
すなわち:(1)ゝ再結合装置(RECOMBINER
)“は炉の排出ガスを受容し、そこでは放射崩壊性(r
adic−1ytic)の酸素および水素を含む水素H
2および酸素02などが接触反応によって除かれる。
その供給流中の空気の元素状02戒分と反応させるため
に水素が添加される; (2) ’排出ガス汚染除去系(OFF−GAS D
ECON−TAMINATION SYSTEM)“で
は水および高級炭化水素を凝縮によって除きこの系の機
能劣化を防止し、キセノンXeおよびクリプトンKrを
それぞれ吸着および冷凍式蒸留技法によってこの被処理
流から分離する;および (3)1貴ガス濃縮および精製系(NOBLE GAS
CONCENTRATION AND PURIFIC
AT−ION SYSTEM) は上記のクリプトン
およびキセノンを濃縮し、高度に除染された排出ガスを
製造するものである。
既述のようにクリプトンは別に濃縮され貯えられるが、
この汚染除去系の吸着によってこの処理流から一緒に除
かれるXeとCO2とは引続き回収され、濃縮され一緒
に貯えられる。
第2図のフロラダイヤグラムについてさらに詳細に示さ
れるこの再結合装置(単糸)は元素状の水素と酸素とを
除去するためにこれらを水に転化することが主目的であ
る。
たとえば代表的には沸騰水炉型の該発電(原子力発電)
工程から生じうるライン10中の炉排出ガスの流入被処
理流は一般に水蒸気飽和空気、水素、酸素、クリプトン
およびキセノンからなる。
この空気は普通の場合には若干の二酸化炭素、炭化水素
、クリプトンおよびキセノンを含む希ガスを包含する。
それ以外の放射性クリプトンおよびキセノンは反応炉か
らの分裂生成物を構成する。
排出ガスが核燃料再処理によるものであるとその゛組成
は本質的には同一であるが沸騰水炉からの場合よりも多
量のクリプトンおよびキセノンと共に窒素酸化物も含有
されうる。
この排出ガス流の組成はそのほとんどが空気であって放
射性ガスは全部でその流の1%という極く小部分しか構
成しない。
ライン10からの被処理流をライン12から添加供給さ
れるH2と合併させて制御バルブ14からスチームジェ
ット型コンプレッサCP−10に供給する。
このガス流の圧はそれによって増大され、炉排出ガスと
水素との混合物は水蒸気と再循環被処理ガスとによって
希釈され、ライン16中の流出混合物は爆発限界以下に
なる。
このジェットへのライン11における水蒸気供給は自動
的にバルブ13によって調節され、このバルブはまた自
動制御ユニット15によって調節される。
このユニットは水蒸気流速を表わすライン11における
速度伝達器(rate transmitter) 1
7からの信号に応答し、被処理流16中の酸素含量を表
わすジェット出口における分析器伝達器19からの信号
にも応答する。
この再結合装置内で諸反応は触媒作用によってオゾン、
窒素酸化物、メタンおよび考えられる高級炭化水素のす
べてを、そのガス流から容易に除去されうる形に転化さ
せる。
炭化水素は一般にCO2と水とに転化されるが少量のメ
タンは残留しその系を通って運ばれ著しい効果を与える
ことなくく分離されたクリプトンと共に捕集されうる。
排出ガス、水素および水蒸気の混合であるこの被処理流
を予熱器として作用する熱交換器HE。
HE−11からなる第一再結合装置系に供給し、そこで
その混合物の温度は増大され過熱、代表的には176.
7〜232.26C(350〜450°F)の状態にな
る。
この混合物温度は予熱器へ流入する活動流ライン中の上
記バルブを制御する感温器18によって制御されうる。
次にこの加熱流を第一再結合装置、すなわち1デオキソ
(deoxo)“ユニットD−12中で接触反応させる
と、そこでその流の中の大部分の酸素を除去するのに適
した触媒の存在下に水素と酸素との反応によって既知の
様式で水が生成される。
この反応において水素は触媒の存在下に酸素と反応して
水を生じるがこれは容易に除去されうる。
触媒は通常は不活性蒸質上の貴金属たとえば白金または
パラジウムである。
たとえば核燃料再処理からの排出ガス中の窒素酸化物は
放射性ではないが、除去されると好適にも本発明の冷凍
方式系の機械的機能を−そう有効にすることがわかった
この再結合ユニット中でこれらの酸化物を還元する場合
にも上記のように補足的触媒床中でロジウムの如き適正
な触媒を使用しうる。
一般に商業上では1デ・オキソ(de−oxo) “
ユニットと呼ばれているこの再結合装置の触媒ユニット
は本質的には普通に市場で購入されたままのものである
次にこの再結合ユニットD−12からの水を含んだ加熱
流は水冷熱交換器HE−13からなるコンデンサと水分
離器5P−13とを通って流れ大部分の水がその流から
除かれる。
ライン12における再結合装置系に供給される反応用水
素を制御するためにコンデンサHE−13の出口を水素
分析計および制御ユニット21と連結し、制御信号ライ
ン25を経て水素入口バルブ23を適正に調節しうる。
分離器5P−13から出る流を分割し、その一部をライ
ン20経由で流入排出ガスライン10に再循環させる。
このライン20はスチームジェットコンプレッサCP−
12および上述の再循環バルブを調節するための圧力応
答制御装置27を含み、流れを維持すると共に水素濃度
の制御が可能である。
この流の他の部分はライン22を流れて上述の第−再結
合装置系と一般的に類似の作動をする第二再結合装置系
に行き残った02含量の全てを減少させる。
この第二系は再結合装置予熱器HE−14を含み、そこ
から加熱流は第二再結合装置すなわちデ・オキソユニッ
トD−15の入口ライン24に流れる。
この第二再結合装置における接触反応はその流の中の酸
素を装置の出口26において無視しうる量、すなわちp
pb(十億分の−)のレベルにまで減少させる。
水冷コンデンサHE−16および水分離器5P−16に
よる水の除去でこの再結合処理は完了する。
この再結合装置出口ライン28における無酸素ガス流は
もはや冷凍式分解および汚染除去系において貴ガスを分
離されうる状態になっている。
その例示的態様を第4および5図に示す。
まず第3図の一般化された模式図を参照すると、流入す
る無酸素流を第−分離系Q CO2−キセノン分離器“
に供給しそこでCO2とキセノンとをクリプトンおよび
窒素から分離し、それを1第二C02−Xe分離器“で
の第二分離工程によってより効果をあげるようにする。
残留する痕跡量のクリプトンを1最終精製“工程におい
て冷凍式蒸留によってそのC02−Xe混合物から回収
し、そこでこの被処理流は濃縮CO2およびXeになる
この混合物を貯蔵用容器に詰めるなどして減衰させる。
この濃縮クリプトン(若干の窒素を含む)を濃縮し所要
期間だけ貯蔵する。
このXe同位体はすべて短命であるので適正な減衰期間
の後にはCO2と共に放出されうるようになり、それに
よって長期間のXe貯蔵の要件を最少化する。
第2図に戻ると、無酸素被処理流用の出口ライン28は
第4図の分離系の入口ラインとして示されている。
第4図のライン28中の供給流はまず水分離器5P−2
3を通過し、次にライン30によって一対の温供給交換
器HE−22AおよびHE−22Bの一方へ入り、そこ
で残留する水を除去する。
この交換器HE−22AおよびHE−22Bは同じもの
であり交互に使用されうるもので、自動タイマによって
制御され一方は流入流の凝縮操作用、他方は排出流の脱
水(de−Icing)用である。
この切換は可能なかぎり最良の密閉能力をもった切換バ
ルブで行われる。
いずれにしても除染流の中への放射性ガスの漏洩は生じ
ない。
何故ならこのバルブ切換は汚染流から汚染流へ、また除
染流から除染流へしか行われないからである。
この供給流中の水蒸気は交換器HE−22Bの外殻側に
入り冷却端へ向って上昇する際に後述する冷却されてい
る被処理ガスによって冷却される。
その凝縮物はその交換器の下部製端で捕集されそこで重
力によって流れ分離器タンク5P−23へ戻る。
このドレインライン32はたとえば排出流交換器HE−
22Aに示される。
この交換器の出口ライン34における冷却され乾燥され
たガス流の温度は約−70,66C(−95°F)であ
る。
この工程において交換器出口ライン34における被処理
流は主としてXe 、 CO2,Kr 、 N2、窒素
(N2)からなる。
このCO2は大部分のXeと共に次に吸着塔D−23A
およびD−23Bによってその流から除去される。
この吸着塔は後述するように冷凍された吸着剤床をもち
、交互に流入する流を処理するように連結されており、
その間に一方の流入停止ユニットは吸収されたガスの溶
出または放出にかけられる。
上述のように吸着塔り一23Aは流入流に連結されてお
り、CO2とXeとは共にこの吸着剤床中でその流から
除去される。
したがってライン36中の排出流はもはや主としてN2
.N2およびKrからなり、これらはその床を自由に通
過する。
すなわちこの貴ガス流はこの点で分割され、XeとCO
2とはこの吸着剤中に保持され、KrとN2とN2とは
この被処理流中に存続し以下に述べるKr汚染除去工程
へ移行する。
C02−Xe分離および精製用操作についてまず以下に
説明する。
この2個の吸着剤床D−23AおよびD−23Bは一般
に温供給交換器方式にもとづき交替サイクルにより作動
される。
各床は考えられる最大流量で最高CO2濃度に対応しう
る吸着剤容量をもつ。
一つの床は最初清浄であって冷凍されており、そこを流
れる冷却された被処理流からCO2とXeとを捕集する
ために使用され、他方の吸着剤床に既に捕集されたCO
2とXeとの混合物はさらに精製されるために取出され
る。
この吸着剤床はモレキュラシーブのような既知特性をも
つ適正な吸着剤物質からなり、既知条件下で操業される
とCO2とXeとを吸着し、その一方において主とじて
−そう揮発性のKr、N2およびN2からなる残部の流
を通過させる。
かような選択的吸着は冷凍式ガス分離技術における一般
的技法である。
キセノンおよびクリプトンの非点はそれぞれ−111,
7°CC−169’F)および−154°C(−245
°F)であるから、たとえばモレキュラシーブは−73
,3℃(−100下)のような適正温度で使用されると
キセノンはそれよりも容易に吸着されるCO2と共に吸
着される。
−そう揮発性のクリプトン、窒素および水素は残りの被
処理流の一部としてその吸着剤を通過する。
この目的に使用されうる吸着剤物質および関連する特性
は当業界で周知であり、モレキュラシーブ(合成ゼオラ
イト)、シリカゲル、アルミナなどが包含されるがこれ
らは市場で容易に入手されうる。
この被処理流の残部は出口ライン36を経て吸着塔を出
て冷却交換器HE−31および出口ライン38を通って
後述する第5図の第一分離蒸留塔C−32へ流れる。
たとえばD−23Aのような吸着剤床中に吸着された全
てのN2および(または)Krはこの方法の次の工程で
回収され、いかなる放射性ガスの放出をも阻止するよう
に再循環される。
記述を簡単にするために交替使用切換式連結およびバル
ブ系を一般には省略するが吸着塔り一23Aは上述のよ
うに流入用として示されている。
流入停止吸着塔D−23Bは、その吸着剤から捕集され
たCO2およびXeを除去しさらに精製され濃縮される
ように、また吸着剤が流入流用に作動する条件を回復す
るように溶出および移送ラインと連結されて示されてい
る。
この吸着塔D−23Bが負荷されるようになり流入停止
に切換えられるとそれはその下部において加熱器ユニッ
ト42を備えた流入ライン40と連結され清浄なN2お
よびN2ガスの流を汚染床に通して上方へ吸着塔出口ラ
イン44に送り、溶出によってそのCO2とXeとを除
去する。
吸着されたガスをその床から温溶出流によって除去した
後に加熱器42を停止し、冷たい窒素ガスをその床に通
してそれを冷凍し、次の流入サイクルに備える。
上述の如く吸着塔D−23Aからの溶出流はここではN
2.N2.CO2およびXeの混合物からなっている。
この混合物は出口ライン44を経て液体窒素LQNで冷
却されたコンデンサHE−411(塔C−41)へ移行
し、そこでその混合物がコンデンサコイル中を上昇する
際にCO2とXeとの凍結が起る。
残りのN2とN2とからなる流はコンデンサを経て塔の
頂部からライン48へ流れ、バルブ76およびライン7
8によって第一再結合装置(第2図)へ流れ、そこで前
述の接触反応用添加水素の供給を行なう。
要するに、N2の大部分を液化させ、流入停止吸着塔D
−23B(第4図)の溶出用にその高水素含有蒸気流(
ライン74)を使用した後に、吸着剤溶出流は加圧再ボ
イラRB−321から流出を始める。
この溶出流はCO2とXeとを塔C−41中の凍結コン
デンサに移行させ、そこから高水素含有流出物は循環し
て再結合装置(第2図)に戻り、第一反応工程で使用さ
れる。
上記の分離されたLQNはN2同位体が些細なレベルに
まで減衰するのに十分な時間だけ窒素減衰タンク5P−
323中に保持される。
吸着塔D−23BからのCO2とXeとがコンデンサH
E−411の凍結コイルに移されるとライン44のバル
ブ77を閉じる。
コンデンサHE−411は今度は加熱器49をもつ分岐
ラインからの増大するN2蒸気流によって温められる。
圧力増加に伴って生じる凍結CO2およびXeの気化は
さらに濃縮および分離を行なう塔C−41の底部50に
おいてそのCO2とXeとの凝縮を起す。
このC02−Xe混合物中に取込まれた少量のクリプト
ンおよび窒素はすべてこの最終精製工程へ運ばれ、そこ
でC02−Xe混合物から分離され系内に保持される。
回分方式で操作される冷凍式蒸留塔C−41において最
少量のKrを含むガスを製造するためのCO2処理の最
終工程が行なわれる。
この塔からの蒸留物は窒素によって運ばれた痕跡量のク
リプトンとキセノンとを含みうるが、これは再結合装置
に戻され、全工程を経過して再処理され痕跡量の貴ガス
が捕集される。
連続CO2精製法と異なり、この工程における回分式操
作によって各流入停止吸着塔からの各CO2バッチにお
ける僅かな痕跡量のKrが捕集される。
蒸留が進行する場合に上昇ガス混合物はコンデンサHE
−411の熱輸送管中に流れ、そこでコンデンサ外殻中
の冷たい窒素によって冷却される。
クンクT−10中のLQNの供給系はライン46によっ
てコンデンサHE−411へ連結され、同様にライン4
5によって、第二基C−40のコンデンサHE−401
および第一塔C−32のコンデンサHE−323を含む
系の他のユニットに連結される。
コンデンサHE−411およびHE401および凍結交
換器HE−31(コンデンサHE−323経由)からの
排出窒素は温供給交換器(HE−22AおよびB1第4
図)の冷却用として主要ライン47中に集められ、その
窒素は交換器から清浄な廃ガスとして排出ライン49お
よびスチームジエツ)CP−20に移行し大気中に廃棄
される。
キセノンによって一緒に運ばれた残留クリプトンおよび
窒素を蒸留し、ライン48および78中の塔の頂部から
供給再循環流の全部分として再結合装置に移行させる。
CO2および実質上全てのXeを液化し、回分式蒸留塔
C−41の底部50で捕集する。
少量のXeも蒸留されてクリプトン塔C−40中に入り
最後にはクリプトン濃縮物と共に不純物として捕集され
る。
若干の少量のキセノンをクリプトンと共に蒸留させるこ
とによってC02の最大限の除染が保証される。
その理由は最後の痕跡量のより揮発性なりリプトンと窒
素とはキセノンと共に運ばれ易いからである。
蒸留器中に残留するCo2−Xe混合物を取り出し加温
し、CP−42において圧縮し、圧力シリンダ52中に
入れ、これをさらに処理するかまたは短期貯蔵する。
約4週間貯蔵するとその混合物を大気中に廃棄しうる。
その理由はXeの放射能は減衰し残留Krの放射能も最
少化されるからである。
或いは上記のような貯蔵ではなく、貯蔵に続いてCO,
−Xeの最終精製を行なうこともできる。
本発明に従うと既述の通り吸収剤(複数)の一組の使用
によりクリプトン、水素及び窒素をも含有する主ガス流
からキセノンと二酸化炭素とを除去する。
クリプトンはB2とN2とから蒸留塔内で分別され、得
られたKrは貯蔵するために集められる。
日本国特開昭49−47800号公報(米国特許第39
44646号明細書対応)〔第一文献〕および日本国特
開昭49−97200号公報〔第二文献〕はガス混合物
からのXeおよびKrの分離に際しXeおよびKrを共
に蒸留塔へ供給してそれぞれを蒸留によって分別してい
る。
けれども本発明においてはXeはCO2と共に吸収剤使
用によって主ガス流から除去され得る点で本発明の態様
は第−及び第二文献の態様と異なり、従って本発明は該
第−及び第二文献の技術思想から想到されないことが明
らかであg0第一文献は吸収剤(詳細には吸収剤床47
〜49)中でのCO2とB20との除去を特に教示して
いる。
従ってキセノンをも同時に除去しようとすれば吸収剤床
を約−100°F(約−73°C)で操作せねばならず
、これは水分を凍結させて吸収剤床を閉塞させてしまう
こととなる。
更に第一文献では2個の蒸留塔(詳細には第一段階蒸留
塔56および第二段階蒸留塔165)を使用していて特
に蒸留塔165をKr (塔頂ガス状留出生成物)から
のキセノン(塔底濃縮液体)の分離のために使用してい
るのであるからキセノンを吸収剤によって除去する技術
思想は第一文献において理論上台まれないというべきで
ある。
本発明においてキセノンをCO2と共Oこ吸収剤によっ
て除去することの重要性について説明すると次の通りで
ある: 典型的な原子炉排ガス中でXeの濃度は、Krの濃度よ
りもかなり高い。
第一文献にも記載されている通りキセノンは2000p
p[Ilが典型的であってKrは約200ppIIlで
ある。
蒸留塔(例えば第一文献の塔56)内でKrとXeとを
濃縮するとXeの濃度は塔底液体中のXeの溶解限度を
越ええる。
その結果Xeは溶液から析出するがその理由はXeが塔
底液体中の主温度下において固体として存在することに
あり、しかも蒸留操作は固体のXeの生成を進める傾向
をもつので蒸留塔は固体のXeによって閉塞されてしま
う。
本明細書後文中にも示される通り蒸留塔への供給ガス流
から酸素は除去されるので第一文献における塔底液体中
のXeの溶解度は通常の空気分別蒸留工程におけるXe
の溶解度よりも低いことが理解されるべきであるがこれ
は該通常の空気分別蒸留工程にはかなりの量の酸素が含
有されるからである。
さらに第一文献の工程では貯蔵容器(詳細には貯蔵容器
62)から供給される液体窒素による還流が必要である
すなわらKrからのXeの分別のための第一文献の蒸留
工程は高度の冷凍手段を必要とするからその操作費は高
価につくのである。
で示されるクリプトン11汚染除去率”は放射能分離お
よび単離操作の効率の尺度である。
本発明による最大限の第一濃縮塔を用い、最大プラント
用沸謄水炉で推定される流速で正常運転を行なった模擬
試験において106以上のDF値の達成されることが見
出されたが、この値は現在の産業基準よりも著しく高い
ものである。
第4図を参照すると、吸着塔D−23Aからのライン3
6中にある主として窒素、水素およびクリプトンからな
る残留ガス流は凍結交換器HE−31を通過した後に約
−180℃(約−292’F)に冷却される。
この流れの中にある残りの凝縮可能物質はすべてこの温
度で凍結し、出口ライン38中の被処理流はこの点では
N2.KrおよびH2からなっている。
第一分離塔C−32の低部の充填部の底に入るこの冷却
された流れは下降する還流LQNと向流式に上方に流れ
る傾向をもつ。
還流作用に必要な冷凍力はこの塔頂部にあるLQN冷却
コンデンサによって提供される。
−そう揮発性の水素と、主要部をなす窒素とは充填部「
57」および59およびコンデンサHE−322を通っ
て上方へ流れ、この塔の頂部から高度に除染された清浄
ガスとして出口ライン54へ流出する。
揮発性の低いクリプトンは凝縮された塔底部56IIこ
おいて窒素と共に捕集される。
出口ライン54中にある冷たい除染ガスはこの系の清浄
側での冷凍力を提供し、下記の系における流れを調節す
ると共にこれを一定に保つことができる。
分離塔C−32の2つの充填部57および59は本発明
の重要な態様を構成する。
その低い方の部57は残りの流れから十分なりリプトン
分離を達成するために実際上それだけで十分である。
上方部59は通常の場合に低部からの清浄蒸気だけを受
は容れるものであり、そこに達するすべての貴ガスを分
離捕集することにも役立つであろう。
したがってこの上方部は二重の能力すなわち正常操作の
バックアップスタンダード(backupstanda
rd)としてだけではなく厳しい塔機能不全のような起
りそうにない事態における吸着床すなわち安全帯として
の機能を果しうる。
このような起りそうにない偶発事件に対してこの吸着床
は適正時間内に放出される流入クリプトンをすべて保持
するだけの大きさをもつ。
この床は操作上どんな異常があってもその後にコンデン
サHE322によって保持されるLQNの連続的還流に
よって元来自己浄化性である。
したがって、慣用の充填物からなる非吸着性下方充填部
57とモンキュラシープのような適正なりリプトン用吸
着剤からなる吸着性上方部59の吸着床とはそれぞれ機
能を発揮して一方は流出ガスから還流作用によってクリ
プトンを凝縮させて分離し、他方は塔操作に変化または
一時的異常がある場合でも第一塔からの流出物と共に出
てくるクリプトン部分またはその痕跡を吸着しその逸散
を阻止してバックアップスタンダードおよびクリプトン
防護能を提供する。
この浴流出物から放射性ガスを単離する上述の例のほか
に、本発明の二重機能充填塔はたとえばアルゴンのよう
な特定の高純度製品に関連した精製工程を含む他のガス
への広い応用性を元来持っている。
すなわら本発明の概念はその吸着剤の能力に応じて定め
られた製品の純度の規準に影響することなく、限定され
た時間だけ系の指定外の稼動を行いうるようにしている
この間に機能不全の原因を修正し、再び塔は自己浄化作
用によって元の操作条件を回復するであろう。
要するに条件の変更または一時的変化があっても特定の
高純度物質を指定外とすることなく、或いはその変更に
応じて特別の処理或いは操作を全く行なうことなく、そ
の変化を相当な高度にまで許容しうるのである。
特定物質が放射性ガスである場合にも保護吸着剤は塔内
で補足的な貯蔵減衰を可能にする。
冷凍式蒸留によって分離されるこの混合物中のクリプト
ンは捕集ガスの約0.1%を構成し、捕集用第一塔から
リボイラRB−321へ流れ出る。
このリボイラは熱サイホン交換器としての機能を果し、
蒸留塔への再送をも行なう。
捕集混合物は一対の交互に連結されたモニタタンクT−
34およびT−35の一方に集積される。
したがって放射性貴ガスは主要被処理流から迅速かつ確
実に凝結されること、および第一分離塔における放射性
ガスの含量は最少化されることが認められよう。
これらのモニタタンクはりボイラループ (reboiler 1oop)から交互に供給される
ように連結される。
各タンクは最大設計流量で所定時間だけ操作される間に
捕集される貴ガス混合物を容れるだけ容量をもつ。
第一塔から隔離される流入停止タンクは第二分離塔C−
40の回分操作用の供給源となる。
この塔は本質的には回分式蒸留器C−41のものと同じ
である。
この第二塔は分離されたクリプトンの収納、輸送および
(また6′f)貯蔵が容易なように小容量に濃縮する機
能をもつ。
各モニタタンクはガス混合物を第二塔C−40に供給せ
ねばならない場合にそのガス混合物を蒸発させるための
加熱器60を備えている。
この塔では蒸気は上述のように還流LQNと向流式に充
填床内を上方に流れる。
この還流冷凍力はLQN−冷却コンデンサHE−401
によって供給される。
冷たい清浄ガスは塔頂部の流出物である;凝縮され濃縮
されたクリプトンは底部64に集まり、そこで緊密貯蔵
されるためにリボイラタンクRB−402に排液される
このリボイラタンクは必要Oこ応じて交換され適正に貯
蔵される。
たとえ痕跡量の放射性ガスでも放出されることを確実に
防ぐために、出口ライン62における流出バッチガスは
第一塔C−32の底部に再導入されそこで再びこの塔へ
の供給物の一部となる。
すなわち濃縮工程は閉鎖サイクル内で行なわれ、それに
よって大気中への放射性ガスの放出は行なわれない。
本発明はそれぞれの長所にしたがって連続式および内部
回分式の冷凍式蒸留の両者を使用することによって放射
性ガス、特Qこクリプトンの最適濃縮を達成し、一方で
はさらに複雑な系の必要を回避し、経済的設計に役立つ
第一塔C−32の放出ライン54中のもはやクリプトン
とキセノンとを含まない11清浄0ガス流はそれにもか
\わらずN−13およびN−16のような短寿命の窒素
同位体による若干の放射能をなお含みうる。
これらの短寿命同位体によるすべての考えられる傷害は
適正な減衰時間すなわち工程減衰をこの清浄ガスサイク
ル中に設けることによって回避される。
この第一塔からの清浄ガスの温度は約−195,6°C
(約−320°F)であるのでこのガスをこの系の操作
のための種々の冷却回路における冷媒物質の一部として
経済的に使用しうる。
それによってLQN準備冷凍所要量を減少させるととも
に、放出前に所要の減衰を与えうる。
第4図および第5図に示されるようにライン54からの
冷窒素流は凍結交換器HE−31を冷却し、またライン
55を通って温供給交換器HE−22AおよびBをも冷
却するためにうまく使用される。
この温供給交換器に向うように指示されている交替供給
ラインはそれぞれに加熱器HE−21AおよびBをもち
、これは流入停止時に対応する交換器の脱水用として選
択的に加エネルギされる。
ライン30中の流入する炉排出ガス流からの加熱によっ
て交換器中で加温された後に除染流は最初にライン70
によってコンプレッサ(一般的にCP−11に示される
)へ供給される。
このコンプレッサは再圧縮および再循環ループ(loo
p)を経てガスを駆動するが、このループには連続して
水冷式後冷却器HE−12、再循環交換器HE39を含
み、この再循環交換器はリボイラRB−321へ導かれ
る出口ライン72においてそのガス温度を液化点付近ま
で低下させる。
このリボイラRB−321においてガスはその凝縮側に
おいて余分な熱を引渡し、窒素は液化され、水素および
その他の全非凝縮性物質は分離されライン74、吸着塔
溶出回路および回分式蒸留器C−41を通って第2図の
再結合装置の水素再循環回路に還帰させられる。
この高水素含有流は主として吸着剤から吸着されている
C02−Xeを溶出するために使用され、次にCO2お
よびXeを分離などした後に再循環するために再結合装
置へ戻される。
このリボイラRB−321からの液状窒素流は圧力と温
度とを減少させるための″キャピラリ1180を経て窒
素分離器−減衰タンク5P−323に捕集される。
この分離器−減衰タンクは短寿命の窒素同位体を減衰さ
せるのに十分な減衰期間の経過中にその窒素を保持する
ためOこ使用されうる。
このタンクはライン81から液体窒素を第一分離塔コン
デンサHE−322の冷凍用として供給する。
さらにライン82中の沸騰留去するN2ガスは再循環交
換器HE−390こおける冷却用に用いられ、それによ
って冷凍力を保持する。
減衰タンク5P−323中で十分に放置されN−13と
N−16とを減衰させた再循環ガスは沸謄留去物となっ
て上述のように出口ライン82から再循環交換器HE−
39(第4図)へ流れ、さらに廃ガスコンプレッサCP
−16へ流れそこで圧力は0.14kg/Crj、(2
psig)に増大される。
この点において、冷凍式分離において一定流条件を保つ
のに必要なだけの再循環ガスを分岐ライン36を経て汚
染ガス流に再び流入させ、過剰分はすべて清浄ガス放出
口を経てライン88から放出される。
この分割流の適正な制御は標準実施法に従って流入供給
ライン28中の流量計90によって達成されうる。
この流量計は分岐ライン86中のバルブ92を慣用手段
によって制御する。
したがって流入する炉排出ガスには比較的広い変動があ
るにも拘らず、この系は流入する排出ガス流に例等かの
減少があればそれを補償するために十分な量の除染窒素
流を再循環させることによって連続式に、また所望によ
っては定流速で、操作するのに適している。
第6図および第7図は上述の方法の効率と安全係数とを
改善するために第4および5図の回路に或種の変更を加
えたものを開示している。
まず第7図について第一蒸留塔C−32は、凝縮物中に
予測できない機会による02の集積の結果から生じうる
あらゆる可能な爆発の危険から塔をさらに保護するため
に凝縮物再循環系を備えている。
再循環の他の一つの理由はバルブ23(第2図)を経て
N2を供給流中(こ供給することを省き、濃縮された濃
縮物56から大気性の酸素を除くことを可能にすること
である。
これはライン56aとモニタタンクT−34との間の適
正なN2供給系を再結合装置と連結すること(こよって
達成されうる。
上記の変更は処理される必要のある供給ガスの減少を可
能にする。
それは予めN2 (/ Vレゾ23より供給される)と
再結合された02は上述のように−そう小さい再結合装
置で結合されうるからである。
第6および7図に例示された態様において、底部凝縮物
56中の放射性Krlこよって発せられるような濃厚な
放射線の場(field)に02を曝すとオゾン03が
生成する。
これは発火のおそれある高い危険性を含んでいる。
再結合装置(第2図)の二工程脱酸化作用は通常の場合
に第二再結合装置ユニツ)D−15の出口流中の02を
比較的少ないppbにまで減少させ、それによって塔C
−32中への有意な02集積を実質上すべて排除しては
いるが、補足的なバックアップ安全係数を与えるもので
ある。
第7図においてこれは若干の凝縮物を塔56から抜取り
ライン56aを経て水素再循環ライン78aへ連続的に
抜取ることによって達成される。
本例におけるこのラインはライン20(第2図)の方法
で流入排出ガス供給ライン10に直接連結され、それに
よって凝縮物を再結合装置経由で連続再循環にかけ02
を全部除き、それによって02が第一塔C−32中に蓄
積されることを排除している。
この抜取りライン56aは所望通りに制限された流を得
るように設計され、その凝縮物を所定流速で再循環させ
るためにたとえばオリフィスまたは調節可能な絞りバル
ブ56bを具えうる。
第7図は第一蒸留塔C−32の変、更をも示している。
この蒸留塔において第5図のコンデンサHE−322お
よびHE323は実質上単一ユニットを構成するように
結合され、それによって構成および冷却回路を単純化し
ている。
第7図に示すように、コンデンサHE−322は単一コ
ンデンサユニットの構成よりも若干長く作られる。
冷LQN流入ライン45は図示されているようにコンデ
ンサの下部と連結され、LQNを含有する減衰タンク5
P−323もまたコンデンサ冷却のたゆ第5図における
ようにそこへ連結されている。
廃棄前の減衰タンクから沸騰留去する冷N2ガスは2つ
の流(こ分割され、その一つは第4図におけるようにN
2ライン82を経て再循環交換器HE89の冷却に、他
の一つはライン83およびライン47を経て、温交換器
HE−22の冷却に用いられる。
第一塔C−32からの冷流出物は第6,7図の冷凍交換
器HE−31の作動に十分となりうるのでこの交換器の
三路構造を単純化して、その費用を減じ、第5図の第一
塔からの補助冷却ラインを省略しうる。
さらにこのLQN供給系を−そう都合よく利用するため
に第二塔コンデンサHE401の排出流を第一塔コンデ
ンサHE−322用のLQNライン45にパイプ連結す
る。
既に指摘したように、この温路交換器はここでは塔C4
1のコンデンサHE−411からの廃N2以外に減衰タ
ンク5P−323からの冷沸謄留去物の冷却に使用する
この温路交換器HE−22からの温N2は第6図のライ
ン49および49aを経て廃棄ラインコンプレッサCP
−16の人口へ流れ、そこから清浄ガスとしてライン8
8から廃棄される。
この配置によると第4図のスチームジェットコンプレッ
サは省略され、装置および操作上の経費節減となる。
第6図において、流入停止吸着塔からの溶出流はライン
44を経て直接第7図の塔C−41に流れてコンデンサ
HE−411で凍結されるように示されている。
所望によってはこの凍結コンデンサを独立ユニットとし
、そこから蒸発後のXeとCO2とを既述のように圧縮
し、容器詰めすることもできる。
この場合に塔C−41を用いてこの容器詰めXe中の痕
跡Krを蒸留によって回収しうる。
第6図に戻り、溶出N2−N2流はXeおよびCO2を
除去した後にも流入停止吸着塔を通って流れ続ける。
加熱器42はそこで切換えられ、この冷N2−H2流は
今度は次の流入操作のためにその吸着塔を冷凍する。
この冷凍期間中に吸着塔排出ライン44を通る流れはラ
イン44中のバルブ44aを閉じライン43中のバルブ
43aを開くことによってライン43中に移送される。
ライン43は冷凍用排出ガスをN2−N2再循環ライン
78aに送り、ここから排出ガス供給ラインに戻る。
したがつで冷凍時に吸着剤中に取込まれうる痕跡量の放
射性ガスはすべて系内を再循環し最終的には分離され隔
離される。
記述を簡単にするためにバルブ系などの機械化回路およ
び制御回路を一般には省略したが例外として第2および
4図中に少数の代表的な例を示した。
もちろん開示された系の自動制御には標準工業制御実施
法により要求されるように達成されうろことは理解され
よう。
要約すると本発明は、先行技術の系よりも多数の重要で
実用的な利点をもっている。
この極めて有意義なものの一つは、蒸留塔の改良使用に
よる異常に高い除染率DFである。
この高いDFはごく僅かな汚染流すらも再蒸留用に再循
環させることによって全ての痕跡量の放射性ガス、特に
クリプトンを捕集するという水系の能力の結果である。
改良プラント設計は長い系操作サイクル(その対応する
減衰時間に伴なう)と放射性ガス用の小さく緊密な減衰
空間を備えている点にあり、プラント効率は被処理流の
一定流を達成するための作業員のいない自己調節操作に
よって増大される。
最後に、重要な安全係数はこの操作の最初の段階で窒素
酸化物および酸素のような危険物質を実際上除去してし
まうことである。
本発明をその最良の態様と考えられる形で述べたが、本
発明の特許請求の範囲および本発明の要旨に違背するこ
となく上述の系および装置に変更を行ないうろことが理
解されよう。
本発明の関連事項を以下の通りに記載する。
(1)溶出ガスが第一蒸留塔からの流出物である特許請
求の範囲に記載の方法。
(2)第一塔内の液化クリプトンを回分式に捕集し、続
いて交互回分式に第二塔(こ供給してさらに濃縮する特
許請求の範囲に記載の方法。
(3)供給流中の窒素を液化し、捕集し、放射性窒素同
位体が些細なレベルにまで崩壊しうる時間だけ保持して
おく特許請求の範囲に記載の方法。
(4)酸素に水素を添加して接触反応によって水を形成
させその水を取出すことによってその供給流から該酸素
を除去する特許請求の範囲に記載の方法。
(5)蒸留流出物の一部を構成する水素をその供給流に
再循環させて接触反応用に添加される水素を補充する第
(4)項に記載の方法。
(6)反応が供給流において直列的な第一および第二反
応からなり、水素を第−反応用にまずその供給流に添加
し、流出水素を第二反応用に添加する第(5)項に記載
の方法。
(7)二酸化炭素とキセノンとを一緒に吸収剤に吸収さ
せる特許請求の範囲に記載の方法。
(8)吸収剤がモレキュラシーブからなる第(7)項に
記載の方法。
(9)吸収された二酸化炭素とキセノンとをその吸収剤
から流出ガスにより溶出させ凍結分離系へ移行させる第
(7)項に記載の方法。
(10)二酸化炭素とキセノンとを吸収後に溶出用流出
物によって凍結コンデンサに移行させ続いて蒸発させ圧
縮して貯蔵する特許請求の範囲に記載の方法。
(11) i出用流出物が第一蒸留塔からのものであ
り、凍結後の二酸化炭素とキセノンとを一緒に気化させ
圧縮し容器詰めにして貯える第(10)項に記載の方法
(121第一塔からの流出窒素および水素を最初にその
供給流の冷却に使用し、続いてそれを圧縮冷却して窒素
を凝縮させ、高水素含量の流れを作り、その流れを次に
吸収剤装置からそこに吸収された二酸化炭素とキセノン
とを溶出するために使用する第(5)項に記載の方法。
(13) 第一塔が流出ガスの流出に先立ってそのガ
スからクリプトンを除去するためのバックアップ防御吸
収剤を有する特許請求の範囲に記載の方法。
(14)保持された窒素を、放射性窒素同位体が些細な
レベルにまで崩壊するだけの時間経過後番こ気化させ、
その気化流をそれぞれ放出用および均一な系としての流
れを保つために供給流への再循環用に分割する第(3)
項に記載の方法。
【図面の簡単な説明】
添付の第1図は本発明を具体化した系の排出ガス受容部
および処理部を一般化した模式的例示図である。 第2図は第1図に示された再結合装置に関する詳細なフ
ロラグイヤグラムである。 第3図はその再結合装置通過後の被処理ガス流の二酸化
炭素−キセノン分離および窒素−クリプトン分離をそれ
ぞれ一般的に模式化した例示図である。 第4および5図は第2図と共に全系の分離、汚染除去お
よび貯蔵部に関する詳細なフロラダイヤグラムである。 第6および7図は第4および5図の装置およびフロラ回
路の変法を例示する。 ライン・・・・・・10,11,12,16,20゜2
2.24,26,2B、31.32,34,36゜38
.40,43,44,45,46,47,48゜49.
49a、54,55.56a、62,70゜72.74
,7B、78a、82,83,86゜88、バルブ・・
・・・・13,14,23,43a。 44a 、56b 、76.77.92、コンプレッサ
・・・・・・CP−10、CP−11、CP−12。 CP−16、CP−20、CP−42、’デオキシ1ユ
ニットまたは再結合装置・・・・・・D−12,D15
、熱交換器またはコンデンサ・・・・・・HE112゜
HE−13、HE−16、HE−22,HE−22A。 HE−22B 、 HE−31、HE−39、HE32
2 、HE−323,HE−401、HE−411、予
熱器・・・・・・HE−11、HE−14、加熱器、加
熱ユニット・・・・・42,49,60.HE−21A
、HE−21B、水分離器・・・・・・CPl 3 、
CP−16、CP−23、分離器・・・・・・C32
、C−40、回分式蒸留器・・・・・・C−41、吸着
塔または吸着剤・・・・・・D−23A 、 D−23
B。 リボイラ・・・・・・RB−321、RB−402、減
衰タンク・・・・・・5p−323、タンク・・・・・
・T−10、モニタタンク・・・・・・T−34、T−
35、塔(充填部)・・・・・・57,59、塔(底部
)・・・・・・50,56゜6464、自動制御ユニッ
ト・・・・・15、被処理流・・・・・・16、速度伝
達器・・・・・・17、感温装置・・・・・・18、分
析器伝達器・・・・・・19、水素分析器・制御ユニッ
ト・・・・・21、制御信号ライン・・・・・・25、
圧力応答制御装置・・・・・・27、加圧シリンダ・・
・・・・52、濃縮凝縮物・・・・・・56、キャピラ
リ・・・・・・80、流量計・・・・・・90゜

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 主として空気および放射崩壊性水素および酸素から
    なるガス状供給流からクリプトンおよびキセノンを含む
    放射性ガスを除去する方法において、(a) その供
    給流から接触反応によって酸素を最初に除去し; (b) その無酸素流を吸収剤装置に通してそこから
    キセノンと二酸化炭素とを除去し; (c) 水素、窒素および放射性クリプトンを含む上
    記の流れの残部を第一冷凍式蒸留塔に供給しクリプトン
    を分離すると共に液化し; (d) 分離されたクリプトンを第二冷凍式蒸留塔に
    供給してそのクリプトンをそこで濃縮し:(e) 第
    二塔からの流出ガスを第一塔の入口へ戻し、全てのクリ
    プトンをその閉鎖ループ内で濃縮し;(f) その濃
    縮クリプトンを第二塔から捕集して貯蔵し;そして (g) 上記の吸収剤装置から蒸留流出ガスによって
    キセノンを二酸化炭素と共に溶出し、その溶出流からキ
    セノンと二酸化炭素とを分離して貯蔵し、溶出ガスを放
    射性ガスの損失防止のために再処理すべく帰還させるこ
    と を特徴とする上記の方法。
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