JPS5851795Y2 - パレツト置き台つきイ−ゼル - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は主として携帯用イーゼルにおいて、屋外にて
絵を描く場合に安定性をよくし、また片手にてパレット
および絵筆を保持する労力を省くことを目的とするもの
である。

この考案はかかる欠点を除去する手段として、折り畳み
自在にして携帯に便利である筆箱を設けたパレット置き
台を、イーゼル本体のキャンパス支持杆に、各チェーン
により水平なる如く脱着自在に設置し、パレットをその
上に置き、イーゼル本体の垂直棒と中央支持棒とを安定
杆にて連結した、安定性の良いパレット置き台つきイー
ゼルを提出せんとするものである。

次にその一実施例を図面により説明する。

１，２は置き台Ａの本体にて、裏面の蝶番４，４′によ
り連結され、表面の制限片３，３′にて一方向にのみ折
り畳み自在にされておる。

また拡げたときは止めピン６に抑止金具５を装着し、本
体１，２を１枚になる如くする。

７，７′は本体２に取付けられた止めピン９．９’、
１２．１２’はキャンパス支持杆８≦７取付けられた受
はピン、１０．１０’はチェーンにて、止めピン７゜７
′と受はピン９，９′とを脱着自在に装着されておる。

１１．１１’は本体１に取付けられた止めピン、１３゜
１３′はチェーンにて、止めピン１１．１１’と受はピ
ン１２．１２’とを互にクロスして脱着自在に取付られ
ておる。

１５は筆箱保持杆にて、本体１に設置された支持金具１
４に保持され左右に移動する。

１６は筆箱、１９はイーゼル本体Ｂの垂直棒１７の受は
ピン、２０は中央支持杆１８の受はピンで、この両者は
止めピン２１．２１’を有する安定杆２２にて連結され
ておる。

２３．２３’、２４．２４’、２５．２５’はそれぞれ
キャンパス支持杆８の保持金具にして、キャンパスＣの
大きさにより、イーゼル本体Ｂの斜支棒２６，２６’の
異った位置に設置されておる。

２７．２７’はチェーン、Ｄは１枚の本体からなる置き
台、Ｅはパレットである。

次に操作については、まず本体１，２を拡げて止めピン
６に抑止金具５を嵌め、本体１，２を一体になる如くす
る。

次にチェーン１０．１０’にてキャンパス支持杆８の受
はピン９，９′と、止めピン７．７′とを連結し、さら
にチェーン１３．１３’にて受はピン１２゜１２′と、
止めピン１１．１１’とを互にクロスして連結し、置き
台Ａをキャンパス支持杆８に対して水平になる。

如く設置する。さらにまた筆箱支持杆１５を右方に引き
出し筆箱１６を装着する。

次にイーゼル本体Ｂの垂直棒１７の受はピン１９と中央
支持棒１８の受はピン２０とに、安定杆２２の止めピン
２１．２１’をそれぞれ連結し、イーゼル本体Ｂを固定
する。

なおキャンパスＣの大きさにより、保持金具２３．２３
’、２４．２４’、２５．２５’の位置にキャンパス支
持杆８を移動固定すれば、パレット置き台Ａもそれぞれ
一体となり移動し、その位置に固定され、パレットＥを
その上に置けばよい。

さらに、２枚の本体１，２よりなる置き台Ａの代りに、
１枚の置き台りを使用することも出来ると共に、チェー
ン２７．２７’にて、止めピン１１．１１’と受はピン
１２．１２’とをそれぞれ連結して、置き台Ａをイーゼ
ル本体Ｂに装着してもよい。

この考案は折り畳み自在であるから、小型で携帯に便利
であるばかりでなく、イーゼルへの取付けもチェーンを
受はピンに装着すればよく、操作は非常に簡単である。

又イーゼルも安定杆により固定されているので、中央支
持棒は開くことなく安定性は良い。

さらに、置き台上にパレットを置き絵を描くことができ
るので、屋外などでは片手がフリーになり、非常に便利
である。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案に係るパレット置き台つきイーゼルの、
１実施例を示すもので、第１図は正面図、第２図は平面
図、第３図は側面図である。 １．２・・・・・・本体、３．３′・・・・・・抑止片
、４．４’・・・・・・蝶番、５・・・・・・抑止金具
、６・・・・・・止めピン、７，７′・・・・・・止め
ピン、８・・・・・・キャンパス支持杆、９．９′・・
・・・・受はピン、１０．１０′・・・・・・チェーン
、１１．１１′・・・・・・止めピン、１２゜１２′・
・・・・・受はピン、１３，１３′・・・・・・チェー
ン、１４・・・・・・支持金具、１５・・・・・・筆箱
支持杆、１６・・・・・・筆箱、１７・・・・・・垂直
棒、１８・・・・・・中央支持棒、１９・・・・・・受
はピン、２０・・・・・・受はピン、２１，２１′・・
・・・・止めピン、２２・・・・・・安定杆、２７゜２
７′・・・・・・チェーン、Ａ、Ｄ・・・・・・置き台
、Ｂ・・・・・・イーゼル本体。

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）２枚の本体１，２よりなる置き台Ａの表面に制限
   片３，３′を、裏面に蝶番４，４′を備えて一方向にの
   み折り畳み可能に連結し、拡げたときは止めピン６に抑
   止金具５を装着し、本体１，２を１枚になる如くした置
   き台Ａと、その置き台Ａ上の止めピン７．７′と、イー
   ゼル本体Ｂの水平なるキャンパス支持杆８の受はピン９
   ，９′とをそれぞれチェーン１０゜１０′にて連結し、
   また置き台Ａ上の止ピン１１．１１’と、キャン７バス
   支持杆８の受はピン１２．１２’とをともにチェーン１
   ３．１３’にて互にクロスしてそれぞれ脱着自在に連結
   し、置き台Ａに設置された支持金具１４に、保持され、
   左右に移動する筆箱支持杆１５に筆箱１６を装着し、イ
   ーゼル本体Ｂの垂直棒１７と、中央支持棒１８に取付け
   られた受はピン１９．２０に、両端に止めピン２１．２
   １’を有する安定杆２２を、それぞれ脱着自在に取付け
   てなるパレット置き台つきイーゼル。
2. （２）止めピン１１．１１’と受はピン１２．１２’と
   をチェーン２７．２７’にて脱着自在に連結した実用新
   案登録請求の範囲第１項記載のパレット置き台つきイー
   ゼル。
3. （３）２枚の本体１，２の代りに１枚の置き台りを設け
   た実用新案登録請求の範囲第１項記載のパレット置き台
   つきイーゼル。