JPS5849479B2 - フカセイドウソウチ - Google Patents

フカセイドウソウチ

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JPS5849479B2
JPS5849479B2 JP48055732A JP5573273A JPS5849479B2 JP S5849479 B2 JPS5849479 B2 JP S5849479B2 JP 48055732 A JP48055732 A JP 48055732A JP 5573273 A JP5573273 A JP 5573273A JP S5849479 B2 JPS5849479 B2 JP S5849479B2
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brake
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は巻揚機等の軸を負荷に抗して荷を吊上げる方向
に回転駆動する駆動装置が停止しあるいは故障したとき
その軸を自動的に制動するために使用される負荷制動装
置に関するものである。
本発明の制動装置の基本的な型式は特公昭481583
0号公報(米国特許第3,5 3 6,1 6 9号)
に示されている。
本発明は前記公報に記載された構造の改良である。
この型式の負荷制動装置は一般に、負荷に抗して1駆動
される軸に入る動力が取り除かれたとき剛性の制動板に
対して一つあるいは複数の制動シュ一部材を軸方向に移
動させる装置を備えている。
そのような従来の装置は一般に、相対的に回転した時所
望の制動作用を行うための軸方向移動を生じる単一角度
のカム面を含んでいる。
もしもそのカム面の角度が最大設計負荷に対し制動する
ように設計されている(カム面の傾斜角度は比較的大き
い)ならば、設計負荷よりも相当に少ない比較的に軽い
負荷に対し制動する場合に不具合が起る。
他方、もしもカム面の角度が比較的に軽い負荷に対し制
動するように設計されている(カム面の傾斜角度は比較
的小さい)ならば、その場合、重い負荷によってカム面
に加えられる圧力は大きな摩擦抵抗を生じ、それは軸の
回転方向を逆転することを望まれるときカム面の係合を
解除することを困難にし、それによって、巻揚機の荷が
降下するとき過度の熱を出す。
さらに、カム面の係合が解除されるとき、過度のチャッ
クリングおよび振動が起るのが普通である。
本発明の目的は同様な型式の従来の負荷制動装置が有す
る前述の欠点を解消した負荷制動装置を提供するにある
本発明は、それぞれ1つの制動面を有する第1および第
2の非回転制動板と、回転可能な駆動部材と、負荷に連
結される軸を有し、上記駆動部材を介して動力により負
荷に抗して一方向に回転駆動され、動力が除去された時
、負荷により反対方向に回転駆動される被駆動部材と、
上記駆動部材が上記被駆動部材を回転駆動する時、該被
駆動部材により回転駆動される浮動部材とを備え、上記
被駆動部材はカムを有し、上記浮動部材は上記カムと係
合する従動子を有し、動力が除去された時、上記被駆動
部材が負荷により上記の反対方向に回転駆動されること
により上記被駆動部材と上記浮動部材との間に相対的な
回転が生じ、上記被駆動部材と上記浮動部材との間に相
対的回転が生じると、上記カムおよび従動子の作用によ
り上記浮動部材が軸方向に駆動されるようになされ、上
記浮動部材および被駆動部材は上記浮動部材の上記軸方
向駆動によりそれぞれ上記第1および第2の制動板の制
動面に押圧される制動シューを備えている、巻揚機等の
ための負荷制動装置において、上記カムは、上記被駆動
部材の軸線に直角な平面に対し種々の傾斜角度を有する
カム面を有し、該カム面の上記従動子と係合する部分の
傾斜角度が上記被1駆動部材と上記浮動部材との間の相
対的な回転角度の増大に従って増加するようになされ、
上記両制動板は、上記両制動シューの押圧に対して、両
制動板の間に配置された弾性装置により支持されている
ことを特徴とする負荷制動装置を提供するものである。
本発明の負荷制動装置は、両制動板を制動シューの押圧
に対し弾性的に支持しているから、負荷の増大に応じて
カムと従動子との間の相対回転角を増加すると共に、制
動押圧力を増加することができ、カムの作用カム面の傾
斜角度は負荷の増大、従って上記相対回転角の増加に従
い増加するから、カムの楔効果、即ち、機械的倍力比は
負荷の増大に従って低下し、大負荷時にカム面の摩擦が
過大となってカムと従動子とが互にロックする不具合を
防止することができる。
以下、図面を参照しつつ巻揚機に応用した本発明の実施
例を詳細に説明する。
第1図を参照するに、巻揚機の制動装置ハウジング1の
中には軸2が回転可能に支持され、この軸は負荷側端部
(図示せず)を負荷に連結し、負荷に逆って第1図に示
す方向に回転する。
ブツシング3は軸2に固定装着され、円板形の制動シュ
ー4をその一端に有し その制動シューは制動板6に摩
擦係合させるための制動シュー素子5を含んでいる。
別の制動板7が制動板6と並んで間隔を置いて配置され
ている。
制動板6,7は軸2のまわりの周囲に等間隔で配置され
た複数、望まくは3個のばね12によって互に離れる方
向に弾力的に押されている。
ボルト22はばね12の保持部材として作用し、ナット
23は互に離反する制動板6,7の運動を制限している
制動シュー素子9を備えた円板形制動シュー8は、制動
装置が負荷によって作動させられると制動板7の外側に
作用する。
制動シュー8は全体的に符号10で示された浮動部材に
取り付けられている。
第1図に見られるように、制動板6,7は一対のスクツ
ド13によってハウジング1から保持され、それらスタ
ツド13は制動板に形成された外側に向って開口する凹
所14(第9図参照)の中に受け入れられている。
前記スタツド13はハウジング1にそれらの内側端を固
定装着され、制動板6,7の回転を阻止するが、制動板
6,7が互いに接近および離反する運動は妨げない。
浮動部材10は内部にカムが形成され、このカムはカム
部材15の外面のカムに係合して従動子として作用する
カム部材15はブツシング3に固定装着されて軸2と共
に動く。
プリ−16は、軸2に同心に取りつけられて動力源(図
示せず)から,駆動される。
この目的のための駆動要素として例えはタイミングベル
ト17を含んでいる。
第1図(および第4図)の6−6視断面図である第6図
に見られるように、1駆動部材18がプリー16に固定
装着され、駆動部材18に設けた一対の内側緩衝部材1
9が、巻揚機の荷を持ち上げるために第6図で見て逆時
計回転方向にカム部材15上の突出部26を駆動する。
その時、浮動部材10上の突出部25がカム部材15上
の突出部26に半径方向に整列し、従って、カム部材1
5は浮動部材10に対し軸方向の力を生じない。
動力が切られ軸2が負荷により時計方向(第6図で見て
)に駆動されるとき、駆動部材18はその一対の外側緩
衝部材20がカム部材10上の突出部25に当る位置へ
移動し軸2を解放するから、巻揚機の荷は降下する。
第1図および第2図に最もよく見られるようにカム部材
15は、軸方向に向いた3個のカム面30,31および
32を備えており、それらは、第3図に展開図を示した
ように直線カムである。
これらカム面30,31.32がカム部材15のブツシ
ング3に隣接する内側部分のまわりに並び、浮動部材1
0とカム部材15とが第6図に示された駆動位置にある
とき、カム面30,31および32は、浮動部材10上
に相補形に形成され従動子として作用するカム面33
.34および35から軸方向にわずかな間隔を置いてお
り、従って、軸方向の力を生じない。
即ち突出部25と突出部26とが第6図に示された半径
方向に整列する位置にあるとき、上述のカム面は第1,
3図に示されたように互にわずかな間隔を置いているか
ら軸方向の力を生じない。
しかし、軸2の動力が取り除かれると、カム部材15は
負荷により時計方向(第6図で)に駆動され浮動部材1
0に対し相対的に回転する(第3図でカム部材15が浮
動部材10に対し相対的に左方へ動く)から、上述の浮
動部材10、カム部材15上のカム面30〜32 .3
3〜35は互いに係合し、ブツシング3に固定装着され
たカム部材15は軸2の軸方向で上向き(第1図および
第3図で)に浮動部材10を押す。
その結果、制動シュー8の制動シュー素子9は制動板7
の隣接表面に係合する。
浮動部材10とカム部材15との間の相対回転量は負荷
からカム部材15に与えられるトルクに従って増加する
即ち、軽い負荷により生じる相対回転量は小さく、制動
シュー素子9が作用する制動力も小さい。
負荷が大きくなると、相対回転量が増大し制動シュー素
子9を介して作用する制動力が増大する。
カム部材15上のカム面30,3L32の半径方向の外
側には他の組のカム面38,39.40があり、それら
もやはり直線カムであるが、前述のカム面30,31,
32よりも軸2の軸線に垂直な平面に対してかなり大き
な角度を持つことが望ましい。
例えば、内側カム面30〜32が約6°の角度であるな
らば、外側カム面38〜40は約20°の角度であるの
が望ましい。
外側カム面38,39.40に協働する相補形のカム面
41,42,43が従動子として浮動部材10に形成さ
れている。
図式的な第3図に最もよく見られるように、カム部材1
5が第2図に見られるカム部材15の逆時計方向の回転
に対応して左側に移動するとき、比較的間隙の小さな内
側カム面30〜32.33〜35が先ず係合し、浮動部
材10とカム部材15とが互に予められた量だけ相対的
に回転した後、外側カム面38〜40.41〜43が係
合し、同時に内側カム面30〜32.33〜35は互に
係合しなくなる。
この結果、比較的軽い負荷下では、傾斜角度の小さな内
側カム面が噛合い軽い負荷を保持するのに必要な比較的
小さな制動力を与える。
しかし、負荷が予め決められた重量よりも重いならば、
浮動部材10とカム15との間に更に相対的回転が起こ
り、その結果、より大きな傾斜角度を有する外側カム面
が、内側カム面に代って作用するが、トルク対軸力の増
倍率は内側カム面の場合より小さい。
その結果、巻揚機の荷を降下させるとき、より容易にか
つ円滑にカム面の係合が解除される。
上述の構戒の重要な効果は、傾斜角度の比較的小さな内
側カム面で軽い負荷を保持し得ることである。
それは、機械的倍力効来が大きいからである。
そして同時に、外側カム面で比較的重い負荷を保持する
ことができる。
もしも傾斜角度の小さなカム面によって比較的大きい負
荷に抵抗するとすれば、そのカム面の楔作用による高い
摩擦抵抗力朽1き起され、巻揚機の荷を降下させるため
にカム面間の保合を解除することが困難となる。
上述の構威では、軸2に比較的軽いトルクを逆転方向に
加えるだけで、カム面が作用して負荷が保持される。
他方、傾斜角度が比較的大きな外側カム面が噛合状態に
ある場合、その楔作用は小さいから、浮動部材10を巻
揚機の荷を降下させるために逆転させるとき打ち勝つべ
き摩擦抵抗の量は比較的小さく、従って容易かつ円滑に
巻揚機の荷を降下させることができる。
上述の構成の変形例を第4,5図に示す。
制動シュー8は浮動部材50を備えており、カム部材5
1をブツシング3に固定装着している。
浮動部材50は前述の浮動部材10に類似しており、カ
ム部材51は前述のカム部材15に類似している。
第1図の中の対応する要素に実質的に同一な第4図の各
要素は、同じ符号を付されている。
例えば「駆動部材18」、「突出部25,26J等であ
る。
第4図の構成において、カム部材51は第5図に最もよ
く見られるように軸方向を向いた3個のカム面53,5
4,55を備えている。
これらのカム面は実質的に同一であり、カム面53は、
第10図にその展開された形を示している。
浮動部材50は軸59上に回転可能に支持されてカム面
53,54.55に対する従動子として作用する3個の
ローラ56,57,58を備えており、各ローラは第4
図に最もよく見られるような対応するカム面にころがり
係合をなし、浮動部材50およびカム部材51が駆動部
材18によって、巻揚機の荷を吊り上げる方向に駆動さ
れるとき、ローラ56は第10図に見られるようにカム
面53の左側端部にある。
第10図から理解されるように、カム面53,54.5
5はそれらの展開された形において直線でなく、カム部
材51と浮動部材50との間の相対的回転が増加するに
従ってローラが係合するカム面の傾斜角度が増加してい
る。
カム面53,54.55の曲線の正確な作図は両制動板
6,7を引離するように作用するばね79の特性を考慮
して行われる。
第4図の構成におけるばね79の詳細は後で説明する。
各制動板6,7は比較的厚くかつ中空であり熱の消散を
高めるために薄い壁で形或することが望ましい。
しかし、その制御板の実際的構造は重要ではない。
制動板6,7は各々、制動シュー素子5,9に係合する
ための外側を向いた制動面を含んでいる。
上述の制動装置の作動は第11〜14図A−Dに図式的
に示されており、巻揚機の荷を吊上げる場合制動シュー
4,8は制動板6,7に係合していない。
その時、第1図の実施例では第13図のAに示すように
カム面31.34が互にわずかな間隔を置いている。
又、第4図の実施例では第12図のAに示すように、従
動ローラ56はカム面53の底の部分にあり浮動部材5
0の軸方向移動が生じない。
動力が取り除かれ、軽い負荷がカム部材に掛けられると
、第13図Bのカム面31.34は係合し、制動板6,
7には制動シュー4,8が軽く押圧される。
この場合、大きな角度の傾斜を有するカム面39.42
は係合していない。
第12図Bの実施例においては、同じ軽負荷に対して、
ローラ56は負荷を保持するために要求されるわずかな
軸方向移動を引き起すよう比較的に低いカム角度を有す
るカム面の部分にそってわずかに移動している。
制動装置に掛けられる負荷が最大設計負荷に近ずくと、
第13図Cに示されているように傾斜角度の大きなカム
面39,42が係合し、傾斜角度の小さなカム面31.
34は係合を解く。
第12図Cにおいては、同じ相当する負荷の下で、従動
ローラは彎曲したカム面の傾斜角度がかなり大きな部分
まで移動し、それによって、ばね12の弾性力に抗して
より大きな力で制動板6,7を押圧する。
過負荷がカム面に及ぼされたとき、両制動板6,7は互
いに当接し、浮動部材とカム部材とが更に相対的に回転
するのを阻止する。
そのような極端な場合における作用は、同様な型式の従
来の負荷制動装置の作用と同じである。
両制動板6,7が互いに引離されるように弾力的に押さ
れる本発明の負荷制動装置は、負荷を保持するために要
求された最適な制動力を生じるように、作用するカム角
度が一つのカム角度から他のカム角度へ移動することを
可能とし、同時に、巻揚機の荷を降下させることが望ま
れる場合浮動部材とカム部材との間の係合を容易に解除
することを可能とすることが理解される。
第4図の実施例で制動板6,7が互いに接近しあるいは
互いに離れることができるためのように弾性的に支持す
る構造を、制動シュー素子5,9の摩耗量にかかわらず
正確な相対的位置に両制動板6,7を維持するようにな
された摩耗補償装置に関連して以下に説明する。
制動板6とハウジング1との間には、カムリング66が
備えられており カムリング66はその円周方向に等間
隔で配置された3個のボルト67によって隣接制動板6
に連結されている。
そのボルト67は、第9図に最もよく見られるように、
カムリング66のストロット68を貫通している。
第7図の展開図に見られるように、ボルト67はカムリ
ングのカム面70上を摺動するようになされたシュー6
9を貫通している。
カム面70は展開された形において直線であり、軸2の
軸線に垂直な平面に対してわずかに傾斜している。
スロット68と同様な3個のスロット73がスロット6
8の間に同じ円周上に配置され、ボルト74が貫通する
ボルト74の頭部はカム面76上を摺動ずるシュー75
と協働する。
また、調整シュー72が各ボルト74に取り付けられ、
各調整シュー72はカムリング66のカム面78に協働
するカム面77を備えている。
調整シュー72の内側端はばね79の保持部材をなすよ
うに形成され、ばね79はシュー72の内側面と制動板
7の内側面との間に挿入されている。
第7図から明らかなように、ばね79が制動板7の反対
側にカムリング66を押すとともに、ボルト67が、制
動板6を支持しているから、制動板6の実際の位置はカ
ム面78に対するシュー72の位置によって決定される
リング66は望ましくは3個の半径方向内側に向って突
出するフランジ82を備え、それらフランジは制動シュ
ー4(第4図)によって担持された摩擦素子83と協働
する。
最初に組み立てられるとき摩擦素子83がフランジ82
と係合しないように組み立てられる。
しかし、制動シュー素子5が摩耗すると、摩擦素子83
はフランジ82に摩擦係合し、それによって、制動シュ
ー4の回転運動と同じ方向にカムリング66を回転させ
る。
そのような回転運動が起ると、第7図の展開図から明ら
かなとおり、カムリング66の上述の回転運動によりシ
ュー69はカムリング66のカム面に沿って上方に動き
、それによって、制動板6をカムリング66に近づける
このカムリング66の回転運動により調整シュー72は
カム面78に沿って動き、それによって、ばね79を圧
縮する。
しかし、ばね79の押圧により、ジュー75はカム面7
0よりも大きな角度の傾斜を有するカム面76に協働し
、調整シュー72がはね79を圧縮するのと同じ距離だ
け制動板7をカムリング66から離れる方向に移動させ
る。
制動シュー4の摩擦素子83の作用で第8図左方へカム
リング66が移動すると、巻揚機の荷を持上ける際に、
制動板6,7は制動シューの摩耗を補償するため互に離
れるがはね79の圧縮力は変らず、浮動部材50とカム
部材51との相互作用によって制動板上に押圧される制
動力は制動シュー5,9の摩耗量にかかわらず常に同じ
である。
そのため或る重量の負荷が生じる制動力は制動シュー素
子の摩耗量にかかわらず常に一定である。
附加的な安全装置として、損傷が生ずる前にシューを取
換えるべきことを操作者に警告するために、制動シュー
の摩耗量が予め決められた量を越えると可聴信号を与え
る手段を備えることができる。
この警告装置は、制動板6に取り付けられ制動シュー4
の方に向って軸方向に伸長しているフィンガー87を含
むものである。
組み立てらえるとき、フィンガー87の外側端は制動シ
ュー4の鋸歯88の環状列に整夕1ルて制動シュー4か
ら間隔を置かれて配置される。
制動シュー素子の摩耗量が予め決められた量に達すると
、フィンガー87は制動シュー4の鋸歯88に接触して
可聴ノイズを生じ、巻揚機の使用を中止し、摩耗した制
動シューを取り換えるべきことを操作者に警告する。
第1図および第4図の構或において、軸2に固定された
カム部材15,51は組合わされた浮動部材10.50
に対し相対的に回転させられ、浮動部材の制動シューを
制動板に係合させるように浮動部材を軸方向に移動させ
る。
軸方向に移動可能な浮動部材10.50がカム部材15
.51のカム面に対し従動子として作用するカム面又は
ローラを有することは前述のとおりである。
第10図に示されたカム面53の形は、負荷によって軸
2に加えられるトルクの増加に従い、制動板6,7を弾
性的に引離すばね79が、負荷を停止し保持するために
要求される軸力に比例する量だけ圧縮されるように描か
れている。
第11−14図に関連して、ボルト22およびナット2
3は第4図の実施例においてボルト74、カムリング6
6およびボルト67がストッパーとして作用するのと同
じ態様で両制動板に対しストッパーとして作用をするこ
とが理解される。
即ち巻揚機が荷を吊り上げている間ポルト22とナット
23とは制動シュー4,8が係合しないように制動板6
,7の位置を規制する。
上述の実施例は一対の制動板のみを有する制動装置であ
るが、本発明は多数の制動板を備えた制動装置に実際に
役立つものである。
例えば第15図において、4対の制動板6,7はばね1
2によって互に離れる方向に弾性的にナット23に押し
つけられている。
摩擦素子5が片側に設けられ、反対側では浮動部材91
により担持された摩擦素子9がカム部材92に協働して
いる。
1対の制動板と隣りの1対の制動板との間には摩擦素子
93が介挿され、該摩擦素子93は摩擦素子5およびカ
ム部材92を担持するブツシングにより担持されている
第15図の構造から理解されるように、協働する摩擦素
子5,9.93は浮動部材91、カム部材92が中立位
置にあるときは制動板に係合していない。
しかし、負荷により前記浮動部材およびカム部材が相対
的に移動すると、摩擦素子5,9,93は等しい制動力
を作り出すよう制動板に係合する。
同時に、ばね12が作用し、負荷に比例して浮動部材9
1とカム部材92とか相対的に軸方向に移動するのを可
能とする。
上述の実施例は軸2が負荷に対抗して一方向に駆動され
るものであるが、本発明は、負荷が両方向に1駆動され
る巻揚機にも応用できるものである。
第16図において、双方向カム部材92は第15図に示
された浮動部材91が担持するローラ91′に協働する
ものである。
この場合、駆動装置が荷を昇降するように回転している
方向に関係なく、ローラ91′は負荷によって浮動部材
とカム部材との相対的軸方向移動を生じる。
この場合、巻揚機は第10図のカム部材51の場合のよ
うに単一方向ではなく双方向に作動する。
双方向カム部材の作用は、第14図に示された単一方向
のものに比較できるように第1 7−19図に示されて
いる。
第17図において、突出部25’,26’が半径方向に
整列され、浮動部材91とカム部材92が中立位置にあ
り、駆動部材18′は逆時計方向の正常な吊上げ方向に
巻揚機の荷を駆動する。
入力トルクが除かれると(第18図)、突出部26′は
突出部25′から相対的に喰違うよう負荷の押圧下で時
計方向に揺動し、揺動部材とカム部材との相対的軸方向
移動を生じて制動を行い負荷を保持する。
制動が行われた後、巻揚機の荷を吊上げることを継続す
ることが望まれるとき、駆動部材18′は逆時計方向に
再び駆動され、突出部26′に整列するように突出部2
5′を揺動し第17図の位置を再びとる。
しかし、制動された後、巻揚機の荷を降下することが望
まれるならば、,駆動部材18′は第19図に示すよう
に時計方向に駆動される。
この場合、突出部26′へ向って突出部25′が移動す
ると、制動装置の摩擦素子間の圧力はある量まで減少し
巻揚機の荷を降下させることができる。
突出部26′が時計方向に移動を継続する傾向があるの
で、その結果突出部25’,26’間の喰違いが或程度
残り、1駆動部材18′の速度に相当する速度まで巻揚
機の荷の下降速度を抑制するのに充分な摩擦力を生じる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一つの実施例を示す一部断面平面図、
第2図は第1図の2−2視横断面図、第3図は軽負荷の
ための一方の対のカム面および重負荷のための他方の対
のカム面の係合を示すカム面の図式的展開図、第4図は
本発明の別の実施例を示す第1図と同様な一部断面平面
図、第5図は第4図の5−5視横断面図、第6図は部材
間の関係を図式的に示す第1図および第4図の6−6視
横断面図、第7図は制動板と協働して示された摩耗補償
カムの一部分の展開平面図、第8図は制動シューがある
量の摩耗をした後の各部の配置を示す第7図と同様な展
開平面図、第9図は摩耗補償カムと制動板との協働関係
を示す横断面図、第10図は第4図の構造におけるカム
面の一つの図式的展開図、第11−14図は制動装置の
部材間の位置関係を示す図式図、第15図はこの発明の
他の実施例である多制動シュー型制動装置を示す図式図
、第16図は双方向制動装置のためのカム面の形状を示
す第12図と同様な図式図、第17=19図は双方向制
動装置における部材間の位置関係を示す図式図である。 2,3・・・・・・被駆動部材、6,7・・・・・・制
動板、4,8・・・・・・制動シュー 12.79・・
・・・・弾性装置、18・・・・・・駆動部材、io,
so・・・・・・浮動部材、1 5 , 51・・・・
・・カム、33〜35.41〜43,56・・・・・・
従動子、30〜32 .38〜40.53〜55・・・
・・・カム面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 それぞれ1つの制動面を有する第1および第2の非
    回転制動板7,6と、回転可能な駆動部材18と、負荷
    に連結される軸を有し、上記駆動部材を介して動力によ
    り負荷に抗して一方向に回転駆動され、動力が除去され
    た時、負荷により反対方向に回転駆動される被駆動部材
    2,3と、上記駆動部材が上記被駆動部材を回転駆動す
    る時、該被駆動部材により回転駆動される浮動部材10
    ;50とを備え、上記被1駆動部材はカム15;51を
    有し、上記浮動部材は上記カムと係合する従動子33〜
    35.41〜43;56を有し、動力が除去された時、
    上記被駆動部材が負荷により上記の反対方向に回転1駆
    動されることにより上記被駆動部材と上記浮動部材との
    間に相対的な回転が生じ、上記被1駆動部材と上記浮動
    部材との間に相対的回転が生じると、上記カムおよび従
    動子の作用により上記浮動部材が軸方向に駆動されるよ
    うになされ、上記浮動部材および被駆動部材は、上記浮
    動部材の上記軸方向駆動によりそれぞれ上記第1および
    第2の制動板の制動面に押圧される制御シュー8,4を
    備えている、巻揚機等のための負荷制動装置において、
    上記カムは、上記被駆動部材の軸線に直角な平面に対し
    種々の傾斜角度を有するカム面30〜32 .38〜4
    0;53〜55を有し、該カム面の上記従動子と係合す
    る部分の傾斜角度が上記被駆動部材と上記浮動部材との
    間の相対的な回転角度の増大に従って増加するようにな
    され、上記両制動板は、上記両制動シューの押圧に対し
    て、両制動板の間に配置された弾性装置12;79によ
    り支持されていることを特徴とする負荷制動装置。
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JPS4732776U (ja) * 1971-04-27 1972-12-12

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