JPS5849303Y2 - 長尺セメント瓦の継手構造 - Google Patents

長尺セメント瓦の継手構造

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Publication number
JPS5849303Y2
JPS5849303Y2 JP4696778U JP4696778U JPS5849303Y2 JP S5849303 Y2 JPS5849303 Y2 JP S5849303Y2 JP 4696778 U JP4696778 U JP 4696778U JP 4696778 U JP4696778 U JP 4696778U JP S5849303 Y2 JPS5849303 Y2 JP S5849303Y2
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JP
Japan
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tile
tiles
cement
joint structure
joint
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Expired
Application number
JP4696778U
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JPS54150320U (ja
Inventor
寛 川口
貢 大下
Original Assignee
昭和電工建材株式会社
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Publication date
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は屋根材の継手構造に関し、殊に住宅用長尺セメ
ント瓦の継手構造に関する。
瓦葺屋根は伝統的な住宅用屋根として公知である。
瓦は粘土を主原料とし、防水性、防火性、断熱性、遮音
性に富み色調が美しく耐久性もあるが、単位面積当りの
使用個数が多く、個々の瓦を屋根野地板の傾斜に沿った
方向及び軒に平行な方向に夫々重ね合わせ、又重ね合わ
せた個々の瓦がずれないように転び止め(瓦のずれ防止
)をして安定させねばならぬので施工が複雑で又瓦葺屋
根の重量が重くなる憾みがあった。
父上記の施工では瓦を単に野地板上に置いたものなので
、経年変化により瓦相互間にずれを生じて防水性を低下
し、さらに重ね合わせの隙間があるので雨水の吹込みを
考慮した屋根の勾配が30〜50となり自由な100
100 屋根構造の設計が得られなかった。
上記の粘土瓦の欠点を、単位面積当りの瓦使用量を少く
し又重ね合わせをなくし、しかも工場生産に適応せしめ
るように提案されたのが長尺セメント瓦で、従来から使
用される代表的なものに波形石綿スレートがある。
波形石綿スレートは骨材に石綿を使用したセメントを圧
密加工し、又強度を増やすために波形断面状に成形加工
したもので、屋根材としてすぐれた緒特性を有し、施工
が簡単で軽量であり勾配も 15〜25にすることかで
100 100 きるが、他面その接合構造は隣接した石綿スレートの枝
部を重ね合わせ防水ワッシャを介してボルト固定し、該
ボルトは接合強度を考慮して野地板を通して直接屋根の
骨材(母屋等)に固定するものなので、美観にかけるも
のであった。
又波形石綿スレート上面に露出したボルトが経年変化等
により腐蝕して雨漏りの原因となる。
さらにその断面形状が単調であるため、工場用には兎角
住宅用屋根としては不向きである等の欠点があった。
従って本考案の目的は、屋根材の特性として波形石綿ス
レートに残された美観上の問題を成形形状変化の自由な
チャンネル形断面の長尺セメント瓦を使用して解決しな
がら、フランジ部を長尺継手瓦で密封状に接合して、現
場施工が容易でしかも防水性能の高い長尺セメント瓦の
継手構造を提供することである。
以下実施例について本考案を詳しく説明する。
第1図において、1は屋根の野地板2の傾斜に沿つて長
尺状に延びる長方形の長尺セメント瓦で骨材として石綿
、スラグウール、耐アルカリ性のスラグウール等の繊維
材料を混合し、押出し成形機、型成形機、プレス成型機
で成形してセメント瓦のこわれ易い性質を補う。
セメント瓦1の長手方向に直角な断面形状(第2図)は
中央部に向けて凹陥した彎曲谷部3を有する上向きチャ
ンネル状に形成されていて彎曲谷部3は雨水の流れる排
水溝の役目をする。
ウェブ部4の底は実質的に平坦な底面5に形成され野地
板2の上面に密着させることができる。
両フランジ部6,6の外側面7,7はウェブ部底面5に
直角に形成されている。
又両7ランジ6.6に夫々の頂面8と外側面7に亘って
直方体状凹陥部9を瓦に対向させて形成する(第3図)
複数個の該凹陥部9をフランジ部6゜6の長手方向に亘
って間隔をおいて設ける。
通常セメント瓦1は押出し成形で作られるので凹陥部9
は押出し成形直後に圧縮又は切落して加工成形される。
各凹陥部9の底部に上方に開口したU断面(U断面でも
よい)の弾撥性材料からなる受は金具9aを夫々固着す
る。
このように構成した長尺セメント瓦1を(図示せぬ)防
水紙等で覆った野地板2上に複数個並列して位置決めし
た後、フランジ部6を通して釘10等で野地板2に固定
し、突き合わせたフランジ6.6相互間をセメント、G
RC(グラスファイバ強化セメント)、石i/l、鉄、
アルミニウム、プラスチック等で構成した長尺の継手瓦
11を嵌装して接合する。
接合用継手瓦11は下向きのチャンネル形断面に形成さ
れ、ウェブ部12の内壁13上には長手方向に亘り上記
各党は金具9aに対応した位置に突出部を有する掛止金
具14を固設する。
上記掛止金具14は上記受は金具9aの弾撥性を利用し
て上方より嵌め込み、嵌め込んだ掛止金具14の突出部
が受は金具により弾撥的に挾持されるように設計されて
いる。
接合に当って、継手瓦11を突き合わせたセメント瓦の
フランジ部6,6の上方より垂直に降下させ、掛止金具
14を受は金具に嵌合係合することによりセメント瓦と
継手瓦を組合わせ接合する。
尚接合後は第2図に示す瓦棒とセメント瓦の隙間にコー
キング15を施して水密性を向上させる。
本考案は上記のように構成し、単に押込むだけで継手瓦
とセメント瓦とを接合することができ、掛止金具が、間
隔をおいた直方体状凹嵌部に係合するので長手方向の位
置決めができて継手瓦が長手方向にずれることがない。
また現場作業に取付は金具を使用しないので長尺セメン
ト瓦の取付は施工が簡単であるばかりでなく接合部が露
出しないので防水性能が極めて高い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる長尺セメント瓦と継手瓦の継手
構造を示す分解斜視図、第2図は第1図の組付は接合状
態を示す側面図、第3図は接合用の要部を示す斜視図で
ある。 1・・・長尺セメント瓦、6・・・瓦のフランジ部、7
・・・瓦フランジ部の外側面、8・・・瓦7ランジ部の
頂面、9・・・瓦フランジ部の凹陥部、9a・・・受は
金具、11・・・継手瓦、12・・・継手瓦のウェブ部
、13・・・継手瓦ウェブ部の内壁、14・・・掛止金
具。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 チャンネル形断面を有しかつその外形輪郭が長方形をな
    す長尺セメント瓦相互間を継手瓦を介して横方向に接合
    する継手構造であって、 上向きチャンネル形断面を有するセメント瓦1.1の隣
    接するフランジ部6,6に夫々の頂面8と外側面7に亘
    って直方体状凹陥部9を互に対向して形成させると共に
    複数個の該凹陥部9を長手方向に亘って間隔をおいて設
    け、かつ上記凹陥部の底部に弾撥性材料からなる拡開自
    在な受は金具9aをそれぞれ固設し、また下向きチャン
    ネル形断面を有する接合用継手瓦11のウェブ部12の
    内壁13上の、上記受は金具9aに対応した位置に該受
    は金具にそれぞれ係合する掛止金具14を固設した長尺
    セメント瓦の継手構造。
JP4696778U 1978-04-12 1978-04-12 長尺セメント瓦の継手構造 Expired JPS5849303Y2 (ja)

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JP4696778U JPS5849303Y2 (ja) 1978-04-12 1978-04-12 長尺セメント瓦の継手構造

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54150320U JPS54150320U (ja) 1979-10-19
JPS5849303Y2 true JPS5849303Y2 (ja) 1983-11-10

Family

ID=28928044

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JP4696778U Expired JPS5849303Y2 (ja) 1978-04-12 1978-04-12 長尺セメント瓦の継手構造

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