JPS5848874B2 - X線検出装置 - Google Patents

X線検出装置

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JPS5848874B2
JPS5848874B2 JP51115044A JP11504476A JPS5848874B2 JP S5848874 B2 JPS5848874 B2 JP S5848874B2 JP 51115044 A JP51115044 A JP 51115044A JP 11504476 A JP11504476 A JP 11504476A JP S5848874 B2 JPS5848874 B2 JP S5848874B2
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JP
Japan
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ray
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electrodes
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cross
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JP51115044A
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JPS5340576A (en
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重雄 窪田
光一 戸村
茂 佐藤
脩 森田
孝之 早川
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、横断面検査装置に関するもので、詳しくは
、X線源とX線検出器とを被写体を中間において対向配
置し、これらを対向関係を保持した状態のまま運動させ
、被写体の横断面の多方向から透過X線を計測し、得ら
れたデータをコンピュータなどの処理装置によって画像
演算させ前記横断面を再像する装置に使用するX線検出
器に関するものである。
この種の検査装置は、特開昭50−28385号明細書
や特開昭50−76998号明細書などですでに知られ
ている。
これらの先行技術においては、ペンシル状のX線を発生
するX線源と単一の検出体からなるX線検出器を被写体
を中間に置いて対向配置し、平行移動および被写体のま
わりに回転させられるようになっている。
実際の走査は、微少角たとえば角度l゜づつ回転させ、
同時に各角度毎に平行移動させることによってなされる
また、この種の検査装置として特開昭50−28386
号明細書にて明らかにされているものは、被写体に対す
るX線の照射時間が短いのですぐれている。
この装置ではX線源は被写体の横断面のすべてを包含す
る扇状のX線を発生するようになっており、検出器はた
とえば300ケの検出体から構吠されており、これをた
んに回転するだけで検査を完了できるようにしている。
検査に要する時間は、被写体へのX線のばく射量を少く
するために、できるだけ短時間とする必要があり、1回
転360度を通常5〜10秒の等速回転で行なっている
ペンシル状のX線ビームを用いる前記の装置における単
一の検出体よりなるX線検出器としては、入射X線に応
答して光出力信号を発生するシンチレータクリスタルと
光電増倍管より構成される検出器が使用される。
しかるに扇状のX線ビームを用いる装置では、多数個の
検出体(たとえば300ケ)で構或される検出器として
、気体を利用した検出器が用いられる。
このような気体を利用したX線検出器としては、たとえ
ばその信号取り出し電極として、多数の金属細線を用い
るものが知られている。
(たとえばG . Charpak,et.al.「s
ome Developmentsin the Op
e −ration of Multiwire Pr
oportionalChambers (Nucle
ar Instruments &Methods,8
0 , 1970 . 13 〜34p)Jなどを参照
されたい。
)しかし、このような従来技術においては50〜lOO
μφの金属細線を電極として用いるため、製作がむずか
しく、保守がたいへんであること、またその共振周波数
の上限が500Hzと低く、振動に対して不利であった
一方、先行技術による横断面検査装置はいずれも前記で
説明したごとく、被写体を中間においてX線源とX線検
出器を対向配置し、この関係を保持した状態で平行移動
や回転運動が行なわれる。
このために駆動用機械部の振動(約100〜500Hz
である。
)に起因する雑音が、上記細線構造の検出器を通してX
線による信号電流と重畳し、再生像の画質を低下させる
原因となる。
このために、気体を利用したX線の検出器においては、
機械振動による雑音が発生しない構造とする必要がある
本発明は、前記のごとき問題点を解決し、機械振動に起
因した雑音が発生しない構造のX線検出装置を提供する
ものである。
以下に本発明の実施例について詳細に説明する。
第1図は本発明のX線検出装置を使用するX線横断面検
査装置におけるX線源、被写体および検出器の配置関係
と回転運動と変位運動の状態の一例を示すものである。
(もちろん、これに限定されるものではなく、特開昭5
0−76998号明細書に記載された装置に適用可能で
あることは言うまでもない。
)X線発生源1からは放射角αまたはβの扇形のビーム
が放出され、被写体3を透過して検出器2においてX線
強度が検出される。
X線発生源1と検出器2とは一定の位置関係を保持し、
両者の間におかれた被写体の中にある回転中心5を中心
にして、X線発生源1と検出器2は回転する。
X線発生源1の回転する円周は4で示され、被写体の中
心5からの距離すなわち回転の半径は約750mmであ
り、回転角度は180度以上360度の範囲である。
装置の運動方法は、扇状X線ビームの開き角度によって
2種類に大別される。
第1図に示すごとく、開き角度がαの扇形X線ビームを
用いて、被写体3を含む有効視野Dを包含し、かつ透過
X線の強度分布を測定できるX線検出器2が対向して配
置されている装置では、一回の回転運動のみで所定のデ
ータが取得できる。
また他の方法による装置は、開き角度がβの扇形X線ビ
ームが有効視野Dを包含せず、たとえば第1図に示すご
とくα=8βとすれば、X線源1と検出器2−1の位置
関係を保持しながら回転運動を行ないデータを取得し、
回転運動の終了時に検出器は2−2に矢印6に示す方向
で移動(変位)し、その位置関係を保持しながら前記の
ごとく回転運動を行なう。
このように回転運動と移動運動を8回づつくりかえして
、X線検出器が2−8の位置までデータを取得して、有
効視野Dの全面を包含するデータを取得して終了する。
前記の回転運動は一回転の所要時間が5〜lO秒である
また前記の回転と移動運動を組合せた操作では、回転方
向が交互に反転し、移動運動は反転時に行なわれる。
データ取得時の回転運動は、等速度回転の必要があり、
このために回転の開始と停止または反転時にはX線検出
器に大きな加減速度が加えられることになる。
これが先に述べた振動の一因である。X線源1に対向し
て設置されたX線検出装置2の一実施例の構造を第2図
に示した。
気密な筐体20の内部に不活性ガスを主体としたガス(
このガスの内容については公知のため省略)が所定の圧
力で充填され、平板状の信号取り出し電極14高電圧印
加電極13が平行に他えばlO〜15mmの間隔dで設
置されている。
(この間隔は断面層の厚みによって決定される。
)X線は矢印11に示す方向より検出器の入射窓12を
通して電極14.13の空間に入射して充填ガスを電離
する。
15は絶縁物、16は信号取り出し用気密端子、17は
高電匡印加端子である。
電離電流を取り出し電極14の構造は、扇形X線ビーム
の開き角に対応してきまり、前記のごとく開き角αの場
合には第3図に示すごとく、扇形ビームの全面に対応し
た形状となり、また開き角βの場合にも第4図に示すご
とく同様な形状である。
第4図において寸法の一例を示すなーら、電極14はX
線入射方向で20crrL1それに対し直角方向ではl
OCrrLであり、個々の信号取り出し電極はX線入射
側で2. 5 tran、逆側で3mmの横幅を有し、
ほぼ矩形状である。
実施例の検出器においては、α−32゜β二4°である
第3図、第4図に示す信号取り出し電極14はX線ビー
ムの入射方向と平行に所定の個数に分割されている。
一実施例においては、扇形X線ビームの開き角が32度
の第3図に示す電極では256本に分割され、第4図に
示す開き角4度の場合には32本に分割され、それぞれ
の電極は完全に絶縁され、すべての電極から信号が筐体
外へ気密端子16を通して取り出せる。
前記の信号取り出し電極は、第5図に示すごとく、絶縁
材料21の片面に金属箔22を接着した平板に、所定の
形状と寸法の電極が形成されるように金属箔に切り込み
23を機械加工または化学腐食方法によって作り、多素
子の信号取り出し電極を作或する。
実施例における電極板の形状は、X線ビームの開き角が
32゜の扇形を256素子に分割するため、l素子は0
.125゜の扇形の一部となる形状の電極である。
電極を形或する金属箔の厚さは、30μmを用い切り込
みの幅と深さはともに50−100μmとすることによ
り隣接の電極相互の絶縁抵抗は、lO8Ω以上に保つこ
とができた。
前記の構造の信号取り出し電極においては、第5図に示
す電極の幅lの寸法精度はl/100以下に保持するこ
とができ、したがって電極の面積に比例して変化する出
力電流のばらつきをl/lOO以下に保持することが可
能となる。
さらに前記構造の信号取り出し電極14を形戊する絶縁
材料は、縦20CIrL1横■OcIrLの大きさ、約
4間の厚さのがラスせんい補強のエポキシ樹脂やフオル
マール樹脂などの合成樹脂で作られ、その表面に例えば
銅はくで形成された信号取り出し電極が付着している。
また高電匡印加電極13は2關の厚さのステンレス板を
使用し、それぞれは四方において絶縁物15を用いて筐
体に固定されている。
このときの固有振動数はそれぞれ5KHz,1. 5
KHzであった。
このために、電極板の個有振動数は移動および回転運動
の際に発生する機械振動の振動数(約100〜5 0
0 Hz )より高い値となり共振を起すことはない。
以上述べた構造のX線検出装置を横断面検査装置に設置
して、1回転の時間が5秒でデータを取得し、横断面の
再生像を得た結果、振動に起因した雑音による画像の不
良はなく良好であった。
本発明のX線検出器を用いたX線横断面検査装置は、以
上述べた実施例から明らかなように、良好な画簀の横断
面像を得ることができ実用上きわめて有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、X線横断面検査装置の動作原理を説明するた
めの図、第2図は、本発明のX線検出器の断面図、第3
図は、本発明の信号取り出し電極の形状図、第4図は、
本発明の信号取り出し電極の他の形状図、第5図は、本
発明の信号取り出し電極の詳細を示す断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被検者の観察断層面を中心に回転し得る如く前記被
    検者を介して互いに対向して放射線を発生する発生源と
    その検出器を配置し、上記発生源から上記被検者を包含
    する扇形X線ビームを照射し、そのビームの透過量を上
    記検出器にて検出し、検出出力から計算機により上記断
    層面を再構戊するX線横断面検査装置において、上記検
    出器が、不活性ガスを主体としたガスを充填した容器内
    に2枚の平板電極が所定の間隔で平行に設置され、前記
    電極のうちの1枚は一体の導体板からなり、他の1枚は
    X線ビームの一次元の強度分布を測定するための信号を
    取り出し電極で、所定の幅の複数個のほぼ矩形状電極を
    X線ビーム方向と平行に配列設置し、各々の信号取り出
    し電極からX線の強度に応じた出力信号を取り出せる構
    造の電極を有することを特徴とするX線横断面検査装置
JP51115044A 1976-09-25 1976-09-25 X線検出装置 Expired JPS5848874B2 (ja)

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JPS5340576A JPS5340576A (en) 1978-04-13
JPS5848874B2 true JPS5848874B2 (ja) 1983-10-31

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2505492B1 (ja) * 1981-05-06 1985-11-08 Commissariat Energie Atomique

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5270885A (en) * 1975-09-26 1977-06-13 Gen Electric Xxray detector

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JPS5270885A (en) * 1975-09-26 1977-06-13 Gen Electric Xxray detector

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