JPS5848045Y2 - 刃先曲線状刃物の研削機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は刃先曲線状刃物の半自動的研削の研削機に関
する。

野菜切断機、魚肉切断機等には第１図に示すような刃先
が曲線状を呈した刃物の使用が比較的多い。

従来この種の刃物の研削に当っては、刃物メーカーでは
熟練者が刃先曲線に合せて全手動で刃物を移動しながら
研削している。

即ちメーカーでは熟練者が刃物を曲線状に研削を行って
いるから別設の機構化もなく、またさほどの不便も生じ
ていない。

ユーザーに於いては前述のような熟練者がいないために
この種の刃物の再研削には非常に困っているのか実状で
ある。

この考案は上述のような背影に鑑み、熟練を要すること
なく簡単で半自動的に曲線状刃物が研削できる手段を提
供するものである。

実施ｆ＋ｊを図面について説明すると、１は刃物、１ａ
ばその刃先の曲線状を示す。

２は機台、３は砥石軸を軸支する軸受であり、４は砥石
、４８は砥石４の水平中心線を示す。

５は機台２上に設置の摺動装置であり後述の刃物保持部
３２を終局的に前後の移動手段であって、６は摺動子、
７は前記摺動子６（／ｌ−突設の支柱、８は・ラドルで
前記摺動装置５に連結する。

刃物保持部３２の構成は、第２図、第６図に示すように
受板１３に２組の刃物支持板１９．１９を前後摺動可能
に固着できるように、刃物支持板１９．１９に長穴１９
ａ、１９ａを有し、刃物支持板１９．１９の先端に刃物
１を挾んで押え具２０．２０で固着される。

受板１３の中心部位の一ヒ方または下方（図示は下方）
に垂直軸１４を延長固着し、該垂直軸は軸受ボス１１に
回転自在に挿通し、更にその延長端にスプリング１５を
座金１６ナツト１７で弾圧保持し、垂Ｉ有軸１４の自由
回転を規制する。

他力垂直軸１４の−Ｆ端は前記受板１３−ヒに６軸１８
を突設する。

前記垂直軸１４を軸支する軸受ボス１１に固着延設の軸
受腕１１ａと、前記支柱７に上下摺動可能に固着の支台
ボス９に固着して延設の支台腕９ａとの交差点に枢支部
１０を以て後述の角度可変の支点となり、更に前記支台
腕１１ａの各端部を角度調節装置１２で結び、前記枢支
部１０ｒＩ″ｉ第４図に示すように、支持腕９ａと軸受
腕１１ａをボルト２１で挿通した上、スプリング２２を
座金２３ナツト２４で弾圧し、支台腕９ａ軸受腕１１ａ
の自由回転を規制する。

前記角度調節装置１２の構成は第５図に示すように、先
づ前記軸受腕１１ａ端に回転自在に枢着の受ピン２５に
ネジ棒２６を螺着固定し、該ネジ棒は前記支台腕９ａ端
に回転自在に枢着の受ピン２７に挿通するものであるが
、該受ピン２７の両側にスプリング２８，２８を配して
、更に座金２９．２９を介してナツト３０．３０でネジ
棒２６に弾圧枢着する。

求心具３１は第６図に示すように、一端は前記芯軸１８
に挿入り能な穴を有し途中は屈折可能にして他端は針状
にして片足状キャリパ−を形成する。

刃物１をｎ物支持板１９，１９端に乗せて押え具２０．
２０で押えた後、求心具３１で芯軸１８よりｎ先１ａの
曲線が略等円（矢印ａ、ｂ、ｃの各点）になるように、
刃物支持板１９，１９の前後並び刀物１を傾斜にしなが
ら決定する。

刀先１ａの研削角度の設定は角度調節装置１２のナツト
３０，３０の螺調によって行い、角度決定後は刃先１ａ
が砥石中心線４ａＫ合致するように支台ボス９を上下動
して調節する。

摺動装置５の前進は研削切込みとなる。

刃物保持部３２を左右に揺動すると、垂直軸１４を芯に
して回動し、先に刃先１ａＵ芯軸１８に円心となるよう
設置しであるため、刃先１ａは無理なく半自動的に研削
できる。

垂直軸１４にスプリング１５で自由回転を規制したこと
は刃物保持部３２の自由回動をブレーキすることになり
研削上安全である。

枢支部１０にスプリング２２で弾圧したことは支台腕９
ａと軸受腕１１ａを常時回転可能としてあっても、スプ
リング２２の弾圧が自由回動の適正ブレーキとなる。

角度調節装置１２の受ピン２７の両側にスプリング２８
．２８を配設することにより、刃物保持部３２を前後に
弾力的に微量移動可能となり、刃先１ａの求心度が多少
不良であっても安全に研削できる。

この考案によれば上述のように、刃先曲線状の刃先１ａ
であっても熟練度を要することなく安全に半自動的に研
削することができる効果は顕著である。

【図面の簡単な説明】

第１図は刃物１の正面図。 第２図は刃物１の側面図。 第３図は実施例の側面図。第４図は枢支部１０の断面図
。 第５図は角度調節装置の断面図。第６図は刃物保持部３
２の斜視図。 ７・・・支柱、９ａ・・・支台腕、１０・・・枢支部、
１１ａ・・・軸受腕、１３・・・受板、１４・・・垂直
軸、１８・・・芯軸、１９，１９・・・刃物支持板、２
２・・・スプリング、２５・・・受ピン、２６・・・ネ
ジ棒、２７・・・受ピン、２８゜２８・・・スプリング
、３０，３０・−・ナツト、３２・・・刃物保持部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 刃先曲線状刃物の半自動的研削手段として、刃物保
   持部３２ば、それぞれ前後摺動可能に固着できる２組の
   刃物支持板１９．１９と、該刃物支持板を固着する受板
   １３に固着の垂直軸１４は、前記受板１３の上方またぽ
   下方に延長し、垂直軸１４の上方端に６軸１８を突設し
   てなり、前記垂直軸１４はスプリング１５で弾圧保持さ
   れ、前記刃物保持部３２の角度可変芯となる枢支部１０
   の回転自在をスプリング２２で弾圧保持し、前記刃物保
   持部３２の角度可変具として角度調節装置１２を前記刃
   物保持物３２に連なる軸受腕１１ａ端及び支柱７に固着
   する支台腕９ａ端を結んで設置してなることを特徴とす
   る刃先曲線状刃物の研削機。 ■ 角度調節装置１２として、前記支台腕９ａ端に回転
   自在に枢着する受ピン２７の両側にスプリング２８．２
   ８を配して座金２９．２９を介してナツト３０．３０で
   ネジ棒２６に弾圧枢着し、前記ネジ棒２６一端は前記刃
   物保持部３２に連なる軸受腕１１ａ端に回転自在に枢着
   する受ピン２５に螺着してなる実用新案登録請求の範囲
   第１項記載の刃先曲線状の研削機。