JPS5847079A - 摩擦材用カシユ−ダストの製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は摩擦材用耐摩耗粉として使用される摩擦材用カ
シューダストの製造法に関するものである。

摩擦材は一般に石綿９石綿糸１石綿布等の繊維状物質と
カシューダストや無機物の様な充填剤を、フェノール樹
脂や合成ゴムの如き結合剤で熱圧成形して製造される。

この様にして製造され九＊＊材は機械的強度の他に摩擦
係数が安定で、ＯＡ度変化に対しても変動の少ないこと
。

摩耗が少なく寿命の長いこと、摩擦対面を傷つけない仁
と、摩擦時に異音を発しないこと等を真備しなければな
らない。この様な豐求性能の中のひとつに発錆性のない
ことがある０発錆性があるとプレー中材に於ては駐車状
ａＫ於て。

クラッチ材では接合状態に於て発生した錆により貼り付
きを生じるという不具合の原因となる。

この発錆性は０％にカシューダストに原因することが多
い。カシューダストは普通カシューナツト穀油（以下Ｒ
−ＣＮ８Ｌという）を予め硫酸。

塩酸、硝酸等の鉱酸類を加えて精製する。次いで有機酸
類を触媒にして加熱重合して得らｈる粘稠液に、パラホ
ルム、フルフラール、アセトアルデヒド、アクロレイン
、ベンズアルデヒド勢のアルデヒド類を添加せしめ、然
る後バットに取り出し加熱炉で硬化し粉砕する。鉱酸類
。

有機酸類等との反応条件はカシューダストの製造の為に
既知のものであり、こわらの製造条件の範囲でシ遺され
たカシューダストを１０倍量の蒸溜水に浸漬した際のｐ
Ｈは残留する酸ｍｖｃよって１．２−３．６の範囲を示
す。

この様な酸性を示すカシューダスト（以下酸ダストとい
う）は耐摩耗性、耐熱性に優れるが。

反面多量の錆を発生させ、摩擦材の錆による貼り付きを
起こす欠点がある。

これに対しヘキサメチレンテトラミンの如きメチレン化
源をカシューナツト穀油に添加して製造したアルカリ性
を示すカシューダスト（以下アルカリダストという）が
あるが、このアルカリダストは酸ダストより錆の発生面
積は少ないが耐摩耗性、耐熱性に劣る。

本発明は、このような欠、φの生じない摩擦材用カシュ
ーダストの製造法を提供することを目的とするものであ
る。

本発明者らは上記の欠点を解決するために種々検討を行
なった結果、酸ダストの耐発錆性を向上させねば総合特
性としてアルカリダストより優れた摩擦材の原料となる
ことに着自し実験を行なったところＲ−ＣＮＳＬ　Ｋ酸
を加えて加熱重合して得らねた酸ダストに塩基を添加し
て重合液のｐＨを６．０以上に調整した後硬化させ。

粉砕した摩悔材用カシューダストを使用し六ところ錆に
よる貼り付きの生じない摩擦材が得られることを見出し
た。

本発明はＲ−ＣＮ８Ｌ　Ｋ酸を加えて加熱重合し。

次いで重合液のｐＨを６．０エリ上に調整した後硬化さ
せ、粉砕する摩擦材用カシューダストの製造法に関する
。

本発明において酸には硫酸、塩酸、硝酸等の鉱＊ａ、ス
ルホン酸、カルボン酸等の有機酸塩が使用され、またｐ
Ｈを６．０以上にするために使用する塩基としてカリウ
ム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム等のアルカ
リ金属、アルカリ土類金属あるいはこｔｌらの酸化物、
水酸化物等が使用され、こわらの酸化物、水酸化物等に
は例えば、Ｃａ（ＯＨ）２粉末、ＭｇＯ粉末。

ＫＯＨ，Ｎａ０口、Ｃａ（ＯＨ）ｗｅの水浴液、ＫＯ）
Ｊ。

ＮａＯＨ等のアルコール溶液等が使用され、その他必要
に応じＫｔＣＯｍ　、酢酸ソーダの如き塩基性塩を粉末
状、水溶液状にしたものが使用される。

これらは１種または２種以上添加してもよく特Ｋｆ１１
１＠はない。添加量は重合液のｐＨが６．０以上になる
ように添加することが必蒙であり。

ｐＨが６．０未満の場合は防錆効果がない。望ましくは
塩基の添加蓋は重合液に対して１〜５重蒼部の範囲で添
加することが好ましい。

以下に実施例により本発明を一明する。

実施例 攪拌装置、温度針および加熱装置のついた反応容器に５
０−一硫酸のアルコール溶液４重量部を人ねて、２０５
℃に加熱し、冷却後ｅ別種製したＲ−ＣＮ８Ｌ１００重
量［とパラトルエンスルフオン酸２重量部を加え２００
℃で４時間反工６させた重合液を常温に冷却し、冷却後
ミキサーに移し第１表に従って塩基を加え次いで２０崩
量部の）くラホルムアルデヒド（東圧化学社製）を加え
充分混合し、バットにとって１６０℃で１時間、１８０
℃で２０時間加熱硬化する。冷却後粉砕してＣ−Ｌのカ
シューダストを製造した。

第　　１　表 次に３０ｘ５０ｘｌＯ■の紙箱に各々４？のカシューダ
ストを詰め、その上に表面を十分研磨した２０Ｘ４０Ｘ
１（ｎｉｌの鉄板（ＦＣ−２５）を乗せた。これらを底
部に水を張ったデシケータ中へ移し、デシケータを３０
℃に保持した恒温槽へ入わ１２時間放置した。次いで水
を抜き取り、４５℃の恒温槽で１２時間、３０℃の恒温
槽で１２時間。

再び４５℃の恒温槽で１２時間放置した。その後取り出
し、鉄板とカシューダストの接触面の錆の発生程度を５
段階に肉視判定し、その結果を第２表に示した。また試
料瓶に３０）の蒸溜水を取り各々３ｆのカシューダスト
を加え密栓して良く振り１次いで１２時間放置し、その
後Ｃ過しｒ液のｐＨをｐＨメータで測定しその結果も合
わせて第２表に示した。なお第２表において試料Ａｒｒ
ｉ酸性ダスト、Ｂはアルカリダストである。その結果本
発明になるカシューダストＣ〜ＬはＡ、Ｂよね錆の発生
がいずれも少なく０％にＧはほとんど錆が認められなか
った。

第２表 錆の発生度 ５：はとんど全面が錆びた ４：３と５の中間 ３二手分はど錆びた ２：１と２の中間 １：はとんど錆が認められない 本発明になる摩擦材用カシューダストはＲ−ＣＮＳＬＫ
Ｉを加えて加熱１合し、次いで重合液のｐＨｌｋａＯ以
上に調整した後硬化させ、粉砕して製造するので＊ＩＩ
％性を変えることなく、かつ、錆の発生を少なくし錆に
よる貼り付きの生じない摩擦材を提供する摩擦材用カシ
ューダストが得られる。

代理人　弁理士　若　林　邦　彦

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、　カシューナツト穀油に酸を加えて加熱重合し１次
   区で重合液のｐＨを６．０以上に調整した後硬化させ、
   粉砕することを％黴とする摩擦材用カシューダストの製
   造法。