JPS5846689Y2

JPS5846689Y2 - 傘袋貸出機

Info

Publication number: JPS5846689Y2
Application number: JP5709981U
Authority: JP
Inventors: 高俊幸田
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1981-04-22
Filing date: 1981-04-22
Publication date: 1983-10-24
Also published as: JPS57169147U

Description

【考案の詳細な説明】本考案は、マーケット、飲食店等で使用する重装を収納
、貸出するための全装貸出機に関するものである。

マーケット、飲食店等では、雨に濡れた傘を包むための
重装を客に貸出しているが、従来の重装は単なるビニー
ル袋であった。

傘をこの重装に挿入するには両手を使う必要があり、荷
物を持った客は荷物を置いてこの作業をしなければなら
ないという不便さがかった。

このため店によってはこれを補助するための店員を専従
させている所もある。

また、従来のものでは、挿入後、傘の握柄を持つとその
袋が抜落ちてしまったり、短い傘では、握柄の先まで袋
の中に入ってしまい、傘を取出すのに濡れた袋の中に手
を入れなければならないという不便さもあった。

本考案は斯かる欠点を解消すべくなされたものである。

以下本考案を添附図面に示した望ましい実施例に基づい
て説明する。

第１図は本考案の重装の斜視図であって、板ばね２，２
および突出部３，３を具備する挾止口１と、その下方の
ビニール袋４とから戊っている。

挾止口１は板ばね２，２の間に石づき（傘の先端部）を
容易に挿入できるだけの開口５が形成されており、傘を
挿入した後は、板ばわによって傘を挾圧し、重装か１重
で傘から抜落ちないように構成されている。

第２図は本考案の全装貸出機の一部切欠斜視図であって
、上記の重装が全袋収納ケース６に収納されている状態
を示している。

全袋収納ケース６には重装の取出ロアと、重装の収納口
８が設けられており、収納口８の縁部には重装の突出部
３，３を掛止して重装を傘から抜取るための掛止部材９
が配設されている。

全袋収納ケース６内には収納口８から取出ロアまで２本
のガイドレール１０．１０が内設されており、重装は第
３図に図示するように突出部３，３によって懸架収納さ
れる。

本実施例では第２図に図示するように収納口８と取出ロ
アの間に高低差を設けであるので、収納口８から収納さ
れた重装はガイドレールにより順次取出ロアへと送られ
ることになる。

全袋収納ケースの中には更に取出ロアの下縁から斜め下
方に車装支持板１１が内設されており、傘を挿入しやす
いようになっている。

本考案に係る車装貸出機をマーケット、飲食店、本屋等
の人口付近に備付けておけば、客は濡れた傘を取出ロア
に顔を出した重装の開口５に差込んで引抜くだけで傘に
重装を装着させることができ、重装はその挾止口１の板
ばね２，２の作用により傘を挟圧するので、重装が１重
で傘より抜落ちることはなく、客は傘の握柄を持つつだ
けでショッピング、飲食等を楽しむことができる。

重装を返却するときは重装を傘に装着させたまま収納口
８に差込み、重装の突出部３，３を掛止部材９に引掛け
て傘を引抜けば重装は容易に傘より離脱し、全袋収納ケ
ース６内に収納される。

本考案の技術的範囲を逸脱しない限り多様な変更例が可
能であり、例えば、挾止口１は突出部３，３を含めて可
撓性の材料で一体的に成型したものを用いることもでき
るし、板ばね２，２の代わりにばね付勢された２本のロ
ールを使用することもできる。

また、突出部３，３はガイドレール上での移動を円滑に
するために先端部を回転板としてもよい。

本考案によれば、重装には全く手を触れず傘に重装を装
着、使用、返却することができると共に傘の長さにも制
約されないので、短い傘が握柄まで全袋内に入ってしま
って手を濡らすこともない。

操作が簡単で迅速にできるので重装の貸出のために専従
の店員をおく必要もない。

なお、重装の中に雨水が次第に溜ってくるが、これは全
袋収納ケース６を前方に倒せば車装支持板１１により重
装の下方が持ち上げられるので取出ロアより容易に排水
することが可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る重装の一実施例の斜視図であり、
第２図は本考案に係る車装貸出機の一実施例の一部切欠
斜視図であり、第３図は第２図図示の車装貸出機の一部
縦断面図である。１・・・・・・挾止口、２・・・・・・板ばね、３・・
・・・・突出部、４・・・・・・ビニール袋、５・・・
・・・開口、６・・・・・・全袋収納ケース、７・・・
・・・取出口、８・・・・・・収納口、９・・・・・・
掛止部材、１０・・・・・・ガイドレール、１１・・・
・・・車装支持板。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

（１）重装と全袋収納ケースとから成る全装貸出機であ
って、該重装が、傘を挿入するための開口５を有する挾止口１
と、その下方の収納袋とを具備し、該挾止口１が開口５
から挿入された傘から重装が少なくとも自重では抜落ち
ない程度に傘を挾圧するように構成されていると共に該
挾止口１が突出部３，３を具備していることと、該全袋収納ケースが、重装取出ロアと、傘収納口８とを
有し、該車装収納口８の縁部に傘に装着された前記重装
を引抜くための掛止部材９を配設し、更に該車装収納口
８から該全取出ロアまでガイドレール１０．１０を内設
して前記重装を突出部３．３の部分で懸架し収納するこ
と、を特徴とする全装貸出機。
（２）前記重装取出ロアが前記車装収納口８より下方に
あり、前記ガイドレール１０，１０が車装収納口８から
重装取出ロアまで下降している実用新案登録請求の範囲
第（１）項に記載の全装貸出機。
（３）前記重装取出ロアの下縁から斜め下方に車装支持
板１１が内設されている実用新案登録請求の範囲第（１
）項または第（２）項に記載の全装貸出機。
（４）前記挾止口１が板ばね２，２の付勢力により傘を
挾圧する実用新案登録請求の範囲第（１）項乃至第（３
）項のいずれかに記載の全装貸出機。
（５）前記挾止口１が突出部３，３をも含めて可撓性材
料により一体成型されてなる実用新案登録請求の範囲第
（１）項乃至第（３）項のいずれかに記載の傘貸出機。