JPS5846478Y2 - 電気ピアノの屋根板装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電気ピアノの屋根板装置に関する。

従来、この種装置は電気用品取締法によって屋根板が容
易に開らかないようにしなければならないことが規定さ
れている。

そのために現在用いられている手段は、第１図示のよう
に、屋根板１を後縁にトいて裏上板２の上縁に蝶番３に
より連結し、上前板４の下縁のだぼ５を設け、これを横
機６に設けただぼ穴Ｔに嵌挿し、親板８に取付けた受板
９から木ねじ１０を螺入して該上前板４を固定し、更に
、前記屋根１から木ねじ１１を親板８に設けた受木１２
に螺入して該屋根板１が容易に開らかないようにしてい
る。

即ち、上前板４と屋根板１とを各別に固定するため、各
別の操作を必要とし、その手数が煩られしかった。

本考案はこのような煩られしさがない屋根装置を提供す
ることを目的とするもので、上前板２３と親板２６とか
ら各別に突出させた金具２７゜２８を積層し、屋根板２
５から挿入したボルト２９を両金具２γ、２８に螺入し
て成る。

第２図乃至第３図に示すものにむいて、上前板２８は下
縁にだぼ２０を有し７、これが横機２１に設けただぼ穴
２２に着脱自在に嵌入されている。

また屋根板２５ばその後縁において裏上板２４の上縁に
螺着され、ボルト２９を外したとき、開閉できるように
構成されている。

Ｌ型金具２γ、２８は各１片２７ａ 、２８ａにむいて
上前板２３と親板２６とに木ねじ３８により結着し、上
前板２９に結着したＬ型金具２Ｔの他片２７ｂを上にし
て両金具２γ、２８の能力２１ｂ、２８ｂが重なるよう
にし、上の他片２１ｂには透孔３０を下の他片２８ｂに
は線孔３１を設けた。

かくして、第２図示のように上前板２８を挿着した状態
にトいては、透孔３０と線孔３１とが重なり５更に、屋
根板２５を重ねると、それに設けた透孔３２が重なり、
これら３２，３１ボルト２９を挿入して螺入して３者２
３．２５．２６を１体に結着する。

次に、このボルト２９を抜くと、屋根板２５を開き、上
前板２３を外すことが出来る。

尚、この場合、Ｌ型金具２γ、２８の各他片２γｂ、２
８ｂを逆に重ねても同じである。

このように本考案によるときは、屋根板２５の透孔３２
から挿入したボルト２８を上前板２８と親板２６とから
各別に突出させた金具２γ、２８に螺入させるようにし
たので、３者２３，２５゜２６の同時結着が出来、また
、ボルト２９を抜くのみで３者２３，２５，２６は簡単
に分離され、その手数が極めて少なくなる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来装置の截断側面図、第２図は本考案の実施
の１例の截断側面図、第３図はその斜視図である。 ２０・・・だぼ、２・・・横機、２２・・・だぼ穴、２
３・・・上前板、２４・・・裏上板、２５・・・屋根板
、２６・・・親板、 ２７．２８・・・金具、 ２９・・・ボルト。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 上前板２３と親板２６とから各別に突出させた金具２γ
   、２８を積層し、屋根板２５から挿入したボルト２９を
   両金具２７．２８に螺入して成る電気ピアノの屋根板装
   置。