JPS5845967B2 - セキユジユシノ セイゾウホウホウ - Google Patents
セキユジユシノ セイゾウホウホウInfo
- Publication number
- JPS5845967B2 JPS5845967B2 JP14659275A JP14659275A JPS5845967B2 JP S5845967 B2 JPS5845967 B2 JP S5845967B2 JP 14659275 A JP14659275 A JP 14659275A JP 14659275 A JP14659275 A JP 14659275A JP S5845967 B2 JPS5845967 B2 JP S5845967B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- cyclodienes
- raw material
- catalyst
- polymerization
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は石油樹脂の製造方法、特に予備重合においてシ
クロジエン類をこれと分離除去した後更に重合させるこ
とにより、良質の石油樹脂を製造する方法に関する。
クロジエン類をこれと分離除去した後更に重合させるこ
とにより、良質の石油樹脂を製造する方法に関する。
従来より石油留分もしくは原油を熱分解する際に得られ
る一20〜+300°Cの範囲の沸点を有する炭化水素
油を原料として、フリーデルクラフト型触媒により石油
樹脂を製造する方法は公知である。
る一20〜+300°Cの範囲の沸点を有する炭化水素
油を原料として、フリーデルクラフト型触媒により石油
樹脂を製造する方法は公知である。
しかし、原料中に反応性の高いシクロジエン類が多量に
存在すると、重合反応中にゲル状物質を生威し、得られ
る石油樹脂の品質の低下、特に透明度や色相の低下を惹
きおこす。
存在すると、重合反応中にゲル状物質を生威し、得られ
る石油樹脂の品質の低下、特に透明度や色相の低下を惹
きおこす。
また、このゲル状物質は、反応後の触媒の除去操作をも
困難にする。
困難にする。
このため原料中のシクロジエン類を加熱三量化させて除
去する方法(特公昭34−5442)、他の重合性物質
と共重合させて除去する方法(例えば特公昭43−21
737)、二段重合によってゲル状物質の生成を防止す
る方法(特開昭48−25784)あるいは/’IQゲ
ン化アルミニウムとエーテル化合物とからなる二成分触
媒を用いて石油樹脂を合成する方法(特開昭49−30
486)フリーデルクラフト型触媒にエーテル化合物類
を添加して重合し、ゲル状物質の生成を抑制して不飽和
度の高い反応性樹脂を製造する方法(特公昭45−30
829)等が提案されている。
去する方法(特公昭34−5442)、他の重合性物質
と共重合させて除去する方法(例えば特公昭43−21
737)、二段重合によってゲル状物質の生成を防止す
る方法(特開昭48−25784)あるいは/’IQゲ
ン化アルミニウムとエーテル化合物とからなる二成分触
媒を用いて石油樹脂を合成する方法(特開昭49−30
486)フリーデルクラフト型触媒にエーテル化合物類
を添加して重合し、ゲル状物質の生成を抑制して不飽和
度の高い反応性樹脂を製造する方法(特公昭45−30
829)等が提案されている。
しかし、シクロジエン類を三量化させて除去する方法は
、長時間の処理時間ならびに高温を要し、更に生成した
二量体を分離する際に加熱によって再び元の単量体に戻
る恐れがある。
、長時間の処理時間ならびに高温を要し、更に生成した
二量体を分離する際に加熱によって再び元の単量体に戻
る恐れがある。
他の重合性物質を加える方法は製造工程が複雑になると
同時に製造原価が高くなる欠点を有する。
同時に製造原価が高くなる欠点を有する。
二段重合法(特開昭48−25784)およびノ)ロゲ
ン化アルミニウムとエーテル化合物とからなる二成分触
媒を用いる方法(特開昭49 30486 )では原料油の組成を変更しない限り、得
られる石油樹脂の性状とりわけ、不飽和度を任意に変化
させることは難しい。
ン化アルミニウムとエーテル化合物とからなる二成分触
媒を用いる方法(特開昭49 30486 )では原料油の組成を変更しない限り、得
られる石油樹脂の性状とりわけ、不飽和度を任意に変化
させることは難しい。
また、フリーデルクラフト型触媒にエーテル化合物類を
添加して重合する方法(特公昭45−30829)では
、ゲル状物質の生成を抑制することはできるが、前処理
を行なわないで、そのまま重合を継続するので、透明度
、色相が優れ、かつ低不飽和度、高軟化点である石油樹
脂を製造することはできない。
添加して重合する方法(特公昭45−30829)では
、ゲル状物質の生成を抑制することはできるが、前処理
を行なわないで、そのまま重合を継続するので、透明度
、色相が優れ、かつ低不飽和度、高軟化点である石油樹
脂を製造することはできない。
一方シクロジエン類は石油樹脂に不飽和性を付与する成
分であり、原料油中のシクロジエン類の含有量を調節で
きれば使用目的に応じた石油樹脂を製造することができ
る。
分であり、原料油中のシクロジエン類の含有量を調節で
きれば使用目的に応じた石油樹脂を製造することができ
る。
そして、高不飽和度のものは、反応性樹脂として、イン
キ、塗料等に、低不飽和度のものは一般の熱可塑性石油
樹脂として粘着テープ特に透明粘着テープ、上塗り塗料
等の各種用途に使用できる。
キ、塗料等に、低不飽和度のものは一般の熱可塑性石油
樹脂として粘着テープ特に透明粘着テープ、上塗り塗料
等の各種用途に使用できる。
本発明者らは、シクロジエン類を含有する原料油を用い
る石油樹脂の製造方法について種々研究を重ねた結果、
反応系中にエーテル化合物を存在させてフリーデルクラ
フト型触媒で重合を行えばシクロジエン類が選択的に重
合し、またエーテル化合物の添加量を加減することによ
って原料油中のシクロジエン類の含有量を任意に調節し
うろことを見出した。
る石油樹脂の製造方法について種々研究を重ねた結果、
反応系中にエーテル化合物を存在させてフリーデルクラ
フト型触媒で重合を行えばシクロジエン類が選択的に重
合し、またエーテル化合物の添加量を加減することによ
って原料油中のシクロジエン類の含有量を任意に調節し
うろことを見出した。
すなわち、本発明は石油留分もしくは原油を熱分解する
際に得られる不飽和分に富んだ一20〜+300℃の範
囲の沸点を有する炭化水素油を原料として、フリーデル
クラフト型触媒の存在下に石油樹脂を製造する方法にお
いて、先ずエーテル化合物を共存させてフリーデルクラ
フト型触媒によりシクロジエン類を選択的に重合させて
得られる重合物を除去し、次いて未反応油をフリーデル
クラフト型触媒により重合させて使用の目的にあった良
質の石油樹脂を製造する方法である。
際に得られる不飽和分に富んだ一20〜+300℃の範
囲の沸点を有する炭化水素油を原料として、フリーデル
クラフト型触媒の存在下に石油樹脂を製造する方法にお
いて、先ずエーテル化合物を共存させてフリーデルクラ
フト型触媒によりシクロジエン類を選択的に重合させて
得られる重合物を除去し、次いて未反応油をフリーデル
クラフト型触媒により重合させて使用の目的にあった良
質の石油樹脂を製造する方法である。
水沫の利点は、(1)エーテル化合物を共存させて行う
予備重合によって原料油中のシクロジエン類の含有量を
任意に調節し得ること、(2)シクロジエン類の含有量
を調節した原料油を用いて石油樹脂を製造すれば使用目
的に応じた任意の不飽和度と軟化点を有するものを得る
ことができ、しかも、重合反応中にゲル状物質の生成を
防止しうるので得られる石油樹脂の品質が向上すること
、(3)透明度、色相が優れた石油樹脂が得られるので
送配粘着テープ及び上塗り塗料等の用途に最適であるこ
と、(4)予備重合において得られる淡色の液状〜低軟
化点を有する石油樹脂は不飽和性が高く、他の重合性物
質との共重合など利用価値が高いこと等である。
予備重合によって原料油中のシクロジエン類の含有量を
任意に調節し得ること、(2)シクロジエン類の含有量
を調節した原料油を用いて石油樹脂を製造すれば使用目
的に応じた任意の不飽和度と軟化点を有するものを得る
ことができ、しかも、重合反応中にゲル状物質の生成を
防止しうるので得られる石油樹脂の品質が向上すること
、(3)透明度、色相が優れた石油樹脂が得られるので
送配粘着テープ及び上塗り塗料等の用途に最適であるこ
と、(4)予備重合において得られる淡色の液状〜低軟
化点を有する石油樹脂は不飽和性が高く、他の重合性物
質との共重合など利用価値が高いこと等である。
水沫に適用される原料の炭化水素油は軽質または重質ナ
フサ灯油などの石油留分あるいは原油を熱分解してエチ
レン−プロピレン等を製造する際に副生ずる熱分解油の
うち一20〜+300℃の範囲の沸点を有する留分であ
り、特に多量のシクロジエン類を含むC5炭化水素留分
に対して有効である。
フサ灯油などの石油留分あるいは原油を熱分解してエチ
レン−プロピレン等を製造する際に副生ずる熱分解油の
うち一20〜+300℃の範囲の沸点を有する留分であ
り、特に多量のシクロジエン類を含むC5炭化水素留分
に対して有効である。
予備重合は次のようにして行う。
触媒はフリーデルクラフト型の触媒のいずれでも使用で
き、使用量は原料油に対して0.1〜10重量%である
。
き、使用量は原料油に対して0.1〜10重量%である
。
反応系中に存在させるエーテル化合物は、脂肪族および
芳香族化合物、環状エーテルおよび重合反応を阻害しな
い置換基を有するエーテル化合物およびこれらの混合物
が使用できる。
芳香族化合物、環状エーテルおよび重合反応を阻害しな
い置換基を有するエーテル化合物およびこれらの混合物
が使用できる。
使用量は原料油に対して0.05〜10重量%である。
重合溶媒は通常は原料油中に重合性を有しない炭化水素
を含むので用いなくてもよいが、必要な場合には脂肪族
炭化水素、芳香族炭化水素、ナフテン系炭化水素、・・
ロゲン化炭化水素およびこれらの混合物が使用できる。
を含むので用いなくてもよいが、必要な場合には脂肪族
炭化水素、芳香族炭化水素、ナフテン系炭化水素、・・
ロゲン化炭化水素およびこれらの混合物が使用できる。
使用量には特に制限はない。重合反応、を行う際の原料
油、触媒、エーテル化合物、重合溶媒の混合順序は重合
反応系中にエーテル化合物が存在するような方法であれ
ばいかなる方法でもよい。
油、触媒、エーテル化合物、重合溶媒の混合順序は重合
反応系中にエーテル化合物が存在するような方法であれ
ばいかなる方法でもよい。
すなわち、原料油、エーテル化合物、重合溶媒の混合物
に触媒を添加する方法、原料油と重合溶媒の混合物に触
媒とエーテル化合物の混合物を添加する方法、重合溶媒
と触媒の混合物に原料油とエーテル化合物の混合物を加
える方法などが採用できる。
に触媒を添加する方法、原料油と重合溶媒の混合物に触
媒とエーテル化合物の混合物を添加する方法、重合溶媒
と触媒の混合物に原料油とエーテル化合物の混合物を加
える方法などが採用できる。
また、原料油、触媒、エーテル化合物、重合溶媒の混合
方法は、重合反応の開始と同時にそれぞれの所定量を一
度に混合しても、あるいは重合反応中に分割して混合し
てもよい。
方法は、重合反応の開始と同時にそれぞれの所定量を一
度に混合しても、あるいは重合反応中に分割して混合し
てもよい。
重合温度は一25〜+100℃であり、好ましくは一1
0〜+70℃である。
0〜+70℃である。
重合温度は反応の進行と共に段階的に加温してもさしつ
かえない。
かえない。
重合時間は0.2〜5時間であり、好ましくは0.5〜
3時間である。
3時間である。
触媒あるいはエーテル化合物の種類と添加量、重合温度
と時間などの諸条件を適宜選ぶことによって、次の重合
反応に用いる炭化水素油中のシクロジエン類の含有量を
任意に調節することができる。
と時間などの諸条件を適宜選ぶことによって、次の重合
反応に用いる炭化水素油中のシクロジエン類の含有量を
任意に調節することができる。
所定の重合時間を経過させた後、水又はアルカリを加え
て触媒を失活させ、水洗して触媒と過剰のアルカリを除
去する。
て触媒を失活させ、水洗して触媒と過剰のアルカリを除
去する。
常圧ないしは減圧蒸留に付して、予備重合によって生成
した重合物を釜残として分離すれば、留出液はシクロジ
エン類の含有量の調節された炭化水素油となる。
した重合物を釜残として分離すれば、留出液はシクロジ
エン類の含有量の調節された炭化水素油となる。
次に、予備重合の後回収された炭化水素油を原料として
重合反応を行う。
重合反応を行う。
この重合反応では、通常の石油樹脂の製造における反応
条件がそのま〜適用できる。
条件がそのま〜適用できる。
活性度の高い触媒を使用しても、もはやゲル状物質の生
成は極めて少ないか皆無であり、良質の石油樹脂が得ら
れる。
成は極めて少ないか皆無であり、良質の石油樹脂が得ら
れる。
予備重合によって得られる淡黄色の液状ないし低軟化点
の重合物は、臭素価60〜200の不飽和性に富む石油
樹脂である。
の重合物は、臭素価60〜200の不飽和性に富む石油
樹脂である。
従って二重結合に適当な官能基を導入すれば用途に応じ
た変性石油樹脂を作ることができる。
た変性石油樹脂を作ることができる。
次に本性の理解を容易にするために、更に実施例を挙げ
て具体的に説明する。
て具体的に説明する。
実施例 1
原料油としてナフサを分解する際に副生ずる−1.0〜
+200℃の範囲の沸点を有する炭化水素油を使用した
。
+200℃の範囲の沸点を有する炭化水素油を使用した
。
この原料油は主としてC5炭化水素留分からなり、その
組成は次の通りである。
組成は次の通りである。
オレフィン類 21.0重量%
ジオレフィン類 289重量%
シクロジエン類 12.5重量%
パラフィン類 37.6重量%
ガスクロマトグラフィーによればシクロジエン類の大部
分はシクロペンタジェンおよびジシクロペンタジェンで
あった。
分はシクロペンタジェンおよびジシクロペンタジェンで
あった。
還流冷却器、かくはん装置および温度計を取りつげた5
007711のフラスコを窒素置換し乾燥した。
007711のフラスコを窒素置換し乾燥した。
これに原料油100PとジエチルエーテルIOPをとり
、フラスコの外部より氷浴で0〜5°Cに冷却した。
、フラスコの外部より氷浴で0〜5°Cに冷却した。
無水塩化アルミニウム1tを粉末にして加えて重合を開
始させ、1時間後に30℃に加温して更に4時間重合反
応を行った。
始させ、1時間後に30℃に加温して更に4時間重合反
応を行った。
アルカリ水溶液で触媒を失活させ、水洗して触媒および
アルカリを除去した。
アルカリを除去した。
常圧次いで減圧下に蒸留して未反応炭化水素油を回収し
た。
た。
この炭化水素油の組成は次のようであった。
オレフィン類 24.4重量%
ジオレフィン類 31.8重量%
シクロジエン類 0.2重量%
パラフィン類 43.6重量%
予備重合の後に回収された炭化水素油を原料として、原
料に対して2重量%の無水塩化アルミニウムの存在下に
20℃において3時間重合反応を行うと、仕込み原料に
対して28重量%の収率で淡色の石油樹脂が得られた。
料に対して2重量%の無水塩化アルミニウムの存在下に
20℃において3時間重合反応を行うと、仕込み原料に
対して28重量%の収率で淡色の石油樹脂が得られた。
この石油樹脂は、ガードナー色数2、臭素価65、軟化
点85℃であった。
点85℃であった。
重合反応でゲル状物質の生成はほとんどなかった。
予備重合によって得られた重合物は淡黄色の粘稠な樹脂
であり、臭素価は155であった。
であり、臭素価は155であった。
原料油および回収炭化水素油の組成分析結果から、予備
重合では選択的にシクロジエン類の重合が起っているの
が明らかであった。
重合では選択的にシクロジエン類の重合が起っているの
が明らかであった。
実施例 2
実施例1の予備重合後に回収された炭化水素油を原料と
して、原料油に対して2重量%の臭化アルミニウムを存
在させて50℃において3.5時間重合反応を行った。
して、原料油に対して2重量%の臭化アルミニウムを存
在させて50℃において3.5時間重合反応を行った。
実施例1の予備重合の際の後処理と全く同様の方法で処
理すると、原料に対して32重量%の収率で石油樹脂が
得られた。
理すると、原料に対して32重量%の収率で石油樹脂が
得られた。
この石油樹脂は、ガードナー色数2、臭素価53、軟化
点80 ’Cであった。
点80 ’Cであった。
重合反応でゲル状物質の生成はほとんどなかった。
実施例 3
実施例1で使用した同一の原料油51’とジイソプロピ
ルエーテル0.25Pを実施例1と同様の装置にとり、
無水塩化アルミニウム1グを添加し、50℃において3
時間予備重合を行った。
ルエーテル0.25Pを実施例1と同様の装置にとり、
無水塩化アルミニウム1グを添加し、50℃において3
時間予備重合を行った。
実施例1と同様の後処理を行って、未反応炭化水素油を
回収した。
回収した。
回収油の組成は次のようであった。オレフィン類
18.3重量% ジオレフィン類 22.9重量% シクロジエン類 0.2重量% パラフィン類 57.6重量% 予備重合後に回収された炭化水素油を原料として、2重
量%の無水塩化アルミニウムを加え、50℃において2
時間重合反応を行うと、仕込み原料に対して34重量%
の収率で石油樹脂が得られた。
18.3重量% ジオレフィン類 22.9重量% シクロジエン類 0.2重量% パラフィン類 57.6重量% 予備重合後に回収された炭化水素油を原料として、2重
量%の無水塩化アルミニウムを加え、50℃において2
時間重合反応を行うと、仕込み原料に対して34重量%
の収率で石油樹脂が得られた。
このものは、ガードナー色数2、臭素価54、軟化点9
0℃であった。
0℃であった。
重合反応でゲル状物質の生成はほとんどなかった。
予備重合によって得られた重合物は、淡黄色の粘稠な樹
脂であり、臭素価は135であった。
脂であり、臭素価は135であった。
実施例1で得られた予備重合物とあわせて、その151
を301のトルエンに溶解し、61の無水マレイン酸を
加えて50℃において3時間反応させた。
を301のトルエンに溶解し、61の無水マレイン酸を
加えて50℃において3時間反応させた。
水洗して溶媒を留去後得られる変性石油樹脂はゴム状の
弾性を有し、軟化点は150℃であった。
弾性を有し、軟化点は150℃であった。
実施例 4
実施例1で使用した同一の原料油100Pを実施例1と
同様の装置にとり、三フッ化ホウ素の48%ジエチルエ
ーテル溶液1?を添加して、室温において1時間予備重
合を行った。
同様の装置にとり、三フッ化ホウ素の48%ジエチルエ
ーテル溶液1?を添加して、室温において1時間予備重
合を行った。
実施例1と同様の後処理を行って未反応炭化水素油を回
収した。
収した。
この炭化水素油の組成は次のようであった。
オレフィン類 21.8重量%
ジオレフィン類 32.5重量%
シクロジエン類 2.4重量%
パラフィン類 43.3重量%
回収された炭化水素油に2重量%の塩化アルミニウムを
加え、室温において5時間重合反応を行うと、仕込み原
料に対して、36重量%の収率で石油樹脂が得られた。
加え、室温において5時間重合反応を行うと、仕込み原
料に対して、36重量%の収率で石油樹脂が得られた。
この樹脂は、ガードナー色数2、臭素価71、軟化点7
5℃であった。
5℃であった。
重合反応におけるゲル状物質の生成は極めてわずかであ
った。
った。
予備重合によって得られた重合物は、淡黄色の粘稠な石
油樹脂であり、臭素価は143であった。
油樹脂であり、臭素価は143であった。
実施例 5
実施例1で使用した同一の原料油10CIとメチルフェ
ニールエーテル4グを実施例1と同様の装置にとり、塩
化アルミニウム1グを触媒として加え、10℃において
3時間重合反応を行った。
ニールエーテル4グを実施例1と同様の装置にとり、塩
化アルミニウム1グを触媒として加え、10℃において
3時間重合反応を行った。
実施例1と同様の後処理を行って未反応炭化水素油を回
収した。
収した。
回収炭化水素油の組成は、実施例4の回収炭化水素油の
組成とはビ同じであった。
組成とはビ同じであった。
次に、回収炭化水素油を原料として実施例2と同一の重
合反応条件下で処理すると、仕込み原料に対して30重
量%の収率で石油樹脂が得られた。
合反応条件下で処理すると、仕込み原料に対して30重
量%の収率で石油樹脂が得られた。
この石油樹脂はガードナー色数3、臭素1i’ff16
9軟化点75℃であった。
9軟化点75℃であった。
重合反応におけるゲル状物質の生成はわずかであった。
比較例
実施例10重合反応において予備重合を行わずに同一条
件で重合反応を行うと、原料油に対して43重量%の収
率で石油樹脂が得られた。
件で重合反応を行うと、原料油に対して43重量%の収
率で石油樹脂が得られた。
この樹脂は褐色を呈し、石油エーテルあるいはトルエン
に溶解しない重合物を多量に含んでいた。
に溶解しない重合物を多量に含んでいた。
Claims (1)
- 1 石油留分もしくは原油を熱分解する際に得られる不
飽和分に富んだ一20〜+300℃の範囲の沸点を有す
る炭化水素油を原料として、フリーデルクラフト型触媒
の存在下に石油樹脂を製造する方法において、エーテル
化合物を共存させてシクロジエン類を選折的に予備重合
させ、高不飽和性重合物として分離除去し、シクロジエ
ン類へ含有量を調節した炭化水素油を更に重合させるこ
とを特徴とする透明度、色相の優れた石油樹脂の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14659275A JPS5845967B2 (ja) | 1975-12-09 | 1975-12-09 | セキユジユシノ セイゾウホウホウ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14659275A JPS5845967B2 (ja) | 1975-12-09 | 1975-12-09 | セキユジユシノ セイゾウホウホウ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5269995A JPS5269995A (en) | 1977-06-10 |
JPS5845967B2 true JPS5845967B2 (ja) | 1983-10-13 |
Family
ID=15411191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14659275A Expired JPS5845967B2 (ja) | 1975-12-09 | 1975-12-09 | セキユジユシノ セイゾウホウホウ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5845967B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI777341B (zh) | 2020-12-29 | 2022-09-11 | 皇丞創新科技股份有限公司 | 自動加熱式販賣機 |
-
1975
- 1975-12-09 JP JP14659275A patent/JPS5845967B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5269995A (en) | 1977-06-10 |
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