JPS5845876Y2 - 繊維補強樹脂体の製造装置 - Google Patents

繊維補強樹脂体の製造装置

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Publication number
JPS5845876Y2
JPS5845876Y2 JP9523577U JP9523577U JPS5845876Y2 JP S5845876 Y2 JPS5845876 Y2 JP S5845876Y2 JP 9523577 U JP9523577 U JP 9523577U JP 9523577 U JP9523577 U JP 9523577U JP S5845876 Y2 JPS5845876 Y2 JP S5845876Y2
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JP
Japan
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resin
film
resin layer
reinforcing
reinforcing fibers
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Expired
Application number
JP9523577U
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JPS5423170U (ja
Inventor
育生 窪田
Original Assignee
旭フアイバ−グラス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はシートモールディングコンパウンド(SMC)
のような繊維で補強された樹脂体の製造装置に関するも
のである。
SMCは長手方向に移動する帯状の下側合成樹脂フィル
ム1(第1図参照)に所定厚みに液状の合或樹脂組戊物
を塗布して合成樹脂層2を形成せしめ、この上に例えば
所定長さに切断した硝子繊維ストランド(チョツプドス
トランド、以下C3と略称する)を落下せしめ、同様に
樹脂層を形成せしめた上側合成樹脂フィルム3を、樹脂
層同志が重なるよう重ね合せ、得られた積層体4を挾圧
し、樹脂を増粘せしめることによって製造することがで
き、各種FRPの製造に広く用いられる。
SMCはFRP製造の際、その都度合成樹脂組成物を調
合し、補強繊維に樹脂組成物を含浸せしめる必要もなく
、可使用時間も長い等各種の利点を有するが、上述の製
法は次のような欠点を有する。
即ちSMC製造に当っては所定の巾及び厚みを有する樹
脂層を形成せしめ、この上に補強繊維を落下せしめた場
合、落下形成された補強繊維層の巾を樹脂層の巾と厳密
に一致せしめることは極めて困難で゛ある。
このため第2図に示すように下側合成樹脂フィルムの樹
脂層の形成されていない端部B(フィルム金山に樹脂層
を形成せしめると、積層体4の間から樹脂が流れ出しト
ラブルを生ずるので通常巾5〜15cm程度の樹脂層の
形成されていない部分を設ける)にも繊維が落下し、こ
の部分の繊維には樹脂が存在せず樹脂の含浸が行なわれ
ないので、このSMCを使用してFRPを成形すると樹
脂分の存在しない部分B及び補強繊維量の少ない部分A
1を生じ不良品発生の原因となる。
特にB部の存在は不良品発生の大きな原因となりやすい
補強繊維がB部には落下しないようにしようとすると、
第3図に示すように補強繊維量の極めて少ない部分A3
が生じ、製品の性質に好ましくない影響を与える。
本考案者はかかる難点を解決するため種々研究を重ねた
結果、合成樹脂フィルム端部に、フィルム中央部に向け
て補強繊維吹き寄せノズルを設けて空気等の気体を噴出
せしめることにより第2図B部の樹脂の含浸されない補
強繊維のみが中央部に吹き寄せられて第4図に示すよう
に、はぼ均一な樹脂含有補強繊維層が形成され従来のよ
うな樹脂を含有しない補強繊維の存在或は樹脂を過剰に
含有する部分の存在による不良品の発生を防止しうろこ
とを見出し本考案として提案したものである。
次に本考案をSMC製造の例につき更に具体的に説明す
る。
芯体(図示せず)上に巻かれたロール状の合成樹脂フィ
ルム5(第1図参照)からフィルム1を引出し、ガイド
ロール6を経て、ロール7.7により矢印方向に移動す
る無端ベルト8上に導く。
樹脂槽9から所定配合の液状樹脂組成物を供給し、所定
巾、所定厚みの樹脂層2を形成せしめる。
10は樹脂層の厚みを規制するためのドクターブレード
であり、樹脂層は第2図、A1.A2で示す部分に形成
せしめる。
Bは樹脂層の形成されない部分である。11は補強樹脂
供給装置で、カッター12とゴムロール13よりなり、
両者の間に硝子繊維ストランド或はロービング14を所
定本数供給し、切断し、チョツプドストランドとなし、
これを落下せしめて補強繊維層15を形成せしめる。
この際繊維層はA1゜A2部を超えてB部にも落下する
ように落下分散せしめる。
前述したようにB部に落下した補強繊維には樹脂が含浸
せず、又A1部に落下した補強繊維量はA2部に比し少
いので、この部分は補強繊維に対する樹脂量が多くなり
、品質不良の原因となる。
本考案においてはこれらの難点を解決するため、フィル
ム側部に吹き寄せノズル16を設ける。
ノズルはフィルム中央部に向けてほは゛水平方向に開孔
(第2図参照)せしめられ、空気等の気体を噴出する。
この噴流により、B部に落下した補強繊維は樹脂を含浸
していないので、気流により中央部へ吹き寄せられる。
一方A工部に落下した補強繊維は樹脂によりフィルム上
に粘着されているので気流で吹き寄せられることなく、
第4図に示したように均一に補強繊維を分布させ、均一
な品質のSMCをうろことができる。
ノズルの孔径、風圧、樹脂量、補強繊維の種類、量及び
分散度等に応じて実験的に最適値が定められるが通常は
夫々1〜8m/m、1〜5kg/cm2G程度とするの
が適当で゛ある。
B部の補強繊維を吹き寄せた後、樹脂供給装置17から
所定巾、所定厚みに樹脂を供給し、樹脂層を形成せしめ
た合成樹脂フィルム3を重ねロールで挾圧し、巻取装置
18で巻取り、エージングを行なって製品とする。
本考案の装置によるときは以下の実施例にも見る通り、
不良品の発生率を大巾に減少することができ、本考案は
工業上有益なものであるが、本考案は上述の説明及び以
下の実施例に限定されることなく、その目的を逸脱しな
い限度において適宜変更できるものである。
例えば第5図に示すようにA部に比し樹脂層の厚みの小
なるA′部を形成せしめ、本考案の装置を用いてB部の
補強繊維を吹き寄せ、第6図に示すように補強繊維を分
布せしめることができる。
第6図においてはA′部は樹脂量、繊維量はともにA部
に比して少く、厚みが薄いが、樹脂と繊維の比はほぼ一
定である。
厚みが端部に近づく程減少しているので2枚のSMCの
端部を重ね合わせるのに好適である。
或は又本考案の装置をFRP波板の製造に用いることも
で゛きる。
実施例 厚さ40μ、巾1200 m/mのポリエチレン製フィ
ルムを2m/minの速さで移動せしめポリエステル樹
脂組成物を塗布し、厚み1m/m、巾1000m/mの
樹脂層を形成せしめた。
この上に13μの硝子繊維を100本集束したストラン
ドの切断物(チョツプドストランド)を1000 gr
/m2の割合で落下せしめ、第2図に示すように分布せ
しめた。
孔径4m/mのノズルから2kg/cm2の圧縮空気を
第2図に示すように噴出せしめ、B部の繊維を吹き寄せ
、次いで上記と同様な樹脂層を形成せしめたフィルムを
重ね常法に従いSMCとし、不良品の発生率を皆無とす
ることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る繊維補強樹脂体の製造装置の一実
施例を示す正面図、第2〜6図は補強繊維の合成樹脂フ
ィルム上への堆積状態を示す拡大断面図である。 尚、第2図、第4図は夫々第1図II■■、I■−■■
の断面図である。 図中 1は合成樹脂フィルム、9は樹脂槽、10はドク
ターブレード、11は補強繊維供給装置、16は吹き寄
せノズルである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 長手方向に移動する帯状の合成樹脂フィルムと、該フィ
    ルム上に所定巾に樹脂層を形成せしめるための樹脂供給
    装置と、樹脂層上に補強繊維を落下せしめる補強繊維供
    給装置と、フィルム中央部に向けてフィルム側部に設け
    られた補強繊維吹き寄せノズルとを有する繊維補強樹脂
    体の製造装置。
JP9523577U 1977-07-19 1977-07-19 繊維補強樹脂体の製造装置 Expired JPS5845876Y2 (ja)

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JP9523577U JPS5845876Y2 (ja) 1977-07-19 1977-07-19 繊維補強樹脂体の製造装置

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JP9523577U JPS5845876Y2 (ja) 1977-07-19 1977-07-19 繊維補強樹脂体の製造装置

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Publication Number Publication Date
JPS5423170U JPS5423170U (ja) 1979-02-15
JPS5845876Y2 true JPS5845876Y2 (ja) 1983-10-19

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ID=29027989

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JP9523577U Expired JPS5845876Y2 (ja) 1977-07-19 1977-07-19 繊維補強樹脂体の製造装置

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JPS5547680Y2 (ja) * 1977-03-02 1980-11-07

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JPS5423170U (ja) 1979-02-15

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