JPS5845791Y2 - シ−ルドノズルを有するプラズマ溶射ガン - Google Patents
シ−ルドノズルを有するプラズマ溶射ガンInfo
- Publication number
- JPS5845791Y2 JPS5845791Y2 JP13047479U JP13047479U JPS5845791Y2 JP S5845791 Y2 JPS5845791 Y2 JP S5845791Y2 JP 13047479 U JP13047479 U JP 13047479U JP 13047479 U JP13047479 U JP 13047479U JP S5845791 Y2 JPS5845791 Y2 JP S5845791Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spray gun
- shield nozzle
- plasma
- argon gas
- plasma flame
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
一般にプラズマ溶射では、プラズマ炎に周囲ガス（大気
）が巻込まれ、溶射材料（粉末）及び母材の酸化を生じ
る欠点があった。
）が巻込まれ、溶射材料（粉末）及び母材の酸化を生じ
る欠点があった。
また高出力（大電流）域で溶射する場合は、プラズマ炎
の高温化と溶射材料の飛行速度の向上は図れるが、プラ
ズマ炎の高温領域は余り変化せず、高温領域通過時間が
短くなり、かえって未溶着粒子を生じる欠点があった。
の高温化と溶射材料の飛行速度の向上は図れるが、プラ
ズマ炎の高温領域は余り変化せず、高温領域通過時間が
短くなり、かえって未溶着粒子を生じる欠点があった。
一方高品質の溶射皮膜を得るためには、溶射粒子や母材
の酸化を防止し、プラズマ炎の高温領域を広めて十分に
溶融した高速の溶射粒子を母材に付着させる必要がある
。
の酸化を防止し、プラズマ炎の高温領域を広めて十分に
溶融した高速の溶射粒子を母材に付着させる必要がある
。
第１図は従来のプラズマ溶射ガンの１例を示し、溶射ガ
ン本体１にシールドノズル２を取付けてなるものである
。
ン本体１にシールドノズル２を取付けてなるものである
。
これは単に溶射粒子の酸化防止のため、筒を用いて周囲
ガスの巻込みを防ぐだけのものであり、プラズマ炎の高
温化、或は延長化ができない点に問題か′あった。
ガスの巻込みを防ぐだけのものであり、プラズマ炎の高
温化、或は延長化ができない点に問題か′あった。
ガスタービン、航空機エンジン等に施される溶射には、
欠陥の少ない高品質の溶射皮膜が望まれており、プラズ
マ溶射皮膜の高品質化を図るためには高速度の溶射粒子
を完全に溶融することと、酸化防止が要求されている。
欠陥の少ない高品質の溶射皮膜が望まれており、プラズ
マ溶射皮膜の高品質化を図るためには高速度の溶射粒子
を完全に溶融することと、酸化防止が要求されている。
本考案は前記従来の欠点を除去するために提案されたも
ので、補助加熱装置により加熱されたアルゴンガスをプ
ラズマ炎中に供給する機構を有するシールドノズルを設
けることにより、プラズマ炎内への大気の巻込みを防止
すると共に、プラズマ炎の高温化及び延長化を計ること
ができるシールドノズルを有するプラズマ溶射ガンを提
供せんとするものである。
ので、補助加熱装置により加熱されたアルゴンガスをプ
ラズマ炎中に供給する機構を有するシールドノズルを設
けることにより、プラズマ炎内への大気の巻込みを防止
すると共に、プラズマ炎の高温化及び延長化を計ること
ができるシールドノズルを有するプラズマ溶射ガンを提
供せんとするものである。
以下図面の実施例について本考案を説明すると、第２図
に於いて１は溶射ガン本体、２ａは同溶射ガン本体１の
先端に補助リング３及び絶縁体４を介して取付けられた
シールドノズルで、同リング３には溶射材料（粉末）送
給ホース５が取付けられている。
に於いて１は溶射ガン本体、２ａは同溶射ガン本体１の
先端に補助リング３及び絶縁体４を介して取付けられた
シールドノズルで、同リング３には溶射材料（粉末）送
給ホース５が取付けられている。
またシールドノズル２ａは、シールドノズル後方部６と
シールドノズル前方部７に数ｍｍの間隔Ｃを保って分割
されており、同後方部６には冷却水孔８が、同前方部７
には冷却水孔９が設けられている。
シールドノズル前方部７に数ｍｍの間隔Ｃを保って分割
されており、同後方部６には冷却水孔８が、同前方部７
には冷却水孔９が設けられている。
１０はシールドノズル後方部６及び前方部７の前記冷却
水孔８及び９の設置部１１及び１２の外周に、絶縁体１
３及び１４を介し、同後方部６と前方部７との間隔Ｃを
一定に保つように固定されたカバーである。
水孔８及び９の設置部１１及び１２の外周に、絶縁体１
３及び１４を介し、同後方部６と前方部７との間隔Ｃを
一定に保つように固定されたカバーである。
また１５はシールドノズル後方部６と前方部７の間に回
転アークを生せしめる補助加熱装置である。
転アークを生せしめる補助加熱装置である。
次に作用を説明すると、一定の間隔Ｃに保たれたシール
ドノズル後方部６と前方部７の間隙のカバー１０内に、
カバー人口１０ ａからアルゴンガスを流すと共に、同
後方部６と前方部７の冷却水孔８．９に冷却水を流す。
ドノズル後方部６と前方部７の間隙のカバー１０内に、
カバー人口１０ ａからアルゴンガスを流すと共に、同
後方部６と前方部７の冷却水孔８．９に冷却水を流す。
その後補助加熱装置１５により前記間隔Ｃによる間隙に
電圧をかけて回転アークを生せしめ、前記カバー人口１
０ ａから送給されるアルゴンガスをアークの熱により
加熱し、溶射準備が完了する。
電圧をかけて回転アークを生せしめ、前記カバー人口１
０ ａから送給されるアルゴンガスをアークの熱により
加熱し、溶射準備が完了する。
さて前記加熱されたアルゴンガスがプラズマ炎中に供給
されるようにして、プラズマ炎内への大気の巻込みを防
止し、プラズマ炎の高温化及び延長化を計る。
されるようにして、プラズマ炎内への大気の巻込みを防
止し、プラズマ炎の高温化及び延長化を計る。
なお、補助加熱装置１５がない場合は、溶射材料を溶融
するのに有効なプラズマ炎の高温領域は約２０ｍｍ程度
である。
するのに有効なプラズマ炎の高温領域は約２０ｍｍ程度
である。
またプラズマ炎の温度が下り始める領域に、加熱された
アルゴンガスが供給されるようにシールドノズル後方部
６と前方部７の間隙の位置りが設定されているため、プ
ラズマガスの高温領域が延長される。
アルゴンガスが供給されるようにシールドノズル後方部
６と前方部７の間隙の位置りが設定されているため、プ
ラズマガスの高温領域が延長される。
また大出力により溶射材料を高速（マッハ２程度）にし
ても、高温領域が長いためその領域での帯留時間が増し
、完全溶融する。
ても、高温領域が長いためその領域での帯留時間が増し
、完全溶融する。
以上詳細に説明した如く本考案は構成されており、加熱
されたアルゴンガスをプラズマ炎が巻込み、プラズマ炎
内への大気の巻込みを防止できるため、プラズマ炎の高
温化と高温領域を増すことができる。
されたアルゴンガスをプラズマ炎が巻込み、プラズマ炎
内への大気の巻込みを防止できるため、プラズマ炎の高
温化と高温領域を増すことができる。
従って溶射粒子が酸化するようなことはなく、高速度の
完全溶融した溶射粒子が得られ、緻密で接合力の高い溶
射皮膜が得られる。
完全溶融した溶射粒子が得られ、緻密で接合力の高い溶
射皮膜が得られる。
なお、本考案のプラズマ溶射ガンは、ガスタービン、航
空機エンジン、化学機器、水車、ボイラー、ディーゼル
エンジン等に対するプラズマ溶射の除用いるプラズマ溶
射ガンとして有効である。
空機エンジン、化学機器、水車、ボイラー、ディーゼル
エンジン等に対するプラズマ溶射の除用いるプラズマ溶
射ガンとして有効である。
第１図は従来のシールドノズルを有するプラズマ溶射ガ
ンの１例を示す側断面図、第２図は本考案の実施例を示
すプラズマ溶射ガンの側断面図である。 図の主要部分の説明 １・・・・・・溶射ガン本体、６
゜７・・・・・・シールドノズル後方部及び前方部、２
ａ・・・・・・シールドノズル、１０・・・・・・カバ
ー、１０ ａ・・・・・・カバー人口（アルゴンガス供
給口）、１５・・・・・・補助加熱装置。
ンの１例を示す側断面図、第２図は本考案の実施例を示
すプラズマ溶射ガンの側断面図である。 図の主要部分の説明 １・・・・・・溶射ガン本体、６
゜７・・・・・・シールドノズル後方部及び前方部、２
ａ・・・・・・シールドノズル、１０・・・・・・カバ
ー、１０ ａ・・・・・・カバー人口（アルゴンガス供
給口）、１５・・・・・・補助加熱装置。
Claims (1)
- アルゴンガス送給口を有するシールドノズルを溶射ガン
本体の先端に取付けると共に、前記送給口から送給され
たアルゴンガスを加熱する補助加熱装置を備え、前記加
熱されたアルゴンガスをプラズマ炎が巻込むようにした
ことを特徴とするシールドノズルを有するプラズマ溶射
ガン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13047479U JPS5845791Y2 (ja) | 1979-09-20 | 1979-09-20 | シ−ルドノズルを有するプラズマ溶射ガン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13047479U JPS5845791Y2 (ja) | 1979-09-20 | 1979-09-20 | シ−ルドノズルを有するプラズマ溶射ガン |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5647760U JPS5647760U (ja) | 1981-04-28 |
| JPS5845791Y2 true JPS5845791Y2 (ja) | 1983-10-18 |
Family
ID=29362175
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13047479U Expired JPS5845791Y2 (ja) | 1979-09-20 | 1979-09-20 | シ−ルドノズルを有するプラズマ溶射ガン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5845791Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-09-20 JP JP13047479U patent/JPS5845791Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5647760U (ja) | 1981-04-28 |
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