JPS5845209B2 - エレクトロメカニカルブンパキ - Google Patents

エレクトロメカニカルブンパキ

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JPS5845209B2
JPS5845209B2 JP49052301A JP5230174A JPS5845209B2 JP S5845209 B2 JPS5845209 B2 JP S5845209B2 JP 49052301 A JP49052301 A JP 49052301A JP 5230174 A JP5230174 A JP 5230174A JP S5845209 B2 JPS5845209 B2 JP S5845209B2
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JP
Japan
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shunt
passband
electromechanical
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JP49052301A
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JPS50146247A (ja
Inventor
清一郎 金沢
哲夫 林
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NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は1つの電気入力を互いに周波数成分の異なった
多くの電気出力に分路する分波器のうち分岐する部分を
機械振動によって行なうエレクトロメカニカル分波器に
関し、その目的とするところは各分路の通過帯域の相互
間隔の最適設計条件を求めエレクトロメカニカル分波器
の通過域特性の向上をはかるにある。
エレクトロメカニカル分波器は共通側電気端子に与えら
れた入力電気振動エネルギーを共通側電気機械変換子(
以後共通側変換子と呼ぶ)によって機械振動エネルギー
に変換した後、機械的に分岐し、このエネルギーを各分
路の機械振動系によってろ波作用を行ない特定の周波数
成分だけを取り出した後、分離側変換子により再び電気
振動エネルギーに変換するものである。
従来のエレクトロメカニカル分波器は各分路が他の分路
におよぼす残留リアクタンスを打消すために共通側入口
に共通側変換子を付加的に接続する必要があり、しかも
広い帯域幅と狭い帯域幅を有し各々の中心周波数が近接
している分波器においては残留リアクタンスを打消すの
が困難なためこれを狭帯域分路に負わせてしまう欠点が
あった。
従来、エレクトロメカニカル分波器の設計は実用上十分
な特性を保証しつつ素子数を最小限にした近似的分波器
が多く用いられてきた。
分波器として整合がとれるためには(イ)共通側からみ
た各分路の入力インピーダンスの実部はその通過域にお
いて共通側終端抵抗Rに等しく、(に)各分路の呈する
リアクタンス分の総和が十分小さいことが必要である。
以上の(イ)、(0)の条件は各分路の共通側を直列接
続した場合であるが並列接続の場合はインピーダンスを
アドミタンスに置き換えればよい。
実際の設計にあたっては(イ)、(O)の条件を満たす
最適な解を求めることは困難なため、各分路を動作減衰
量あるいは電流減衰量で設計しておき、各分路の中心周
波数において(0)の条件を平均的に満足させるような
傾斜を持つインピーダンスを共通側変換子にて実現する
簡便法が用いられてきた。
第1図Aに示すように各分路の中心周波数fo1および
fo2が離れている場合には分路1、分路2それぞれ単
独のインピーダンスは第1図Bのようになる。
実線は実部を、点線は虚部をあられす。Zrは第1図C
の等価回路に示すように分路1と分路2を直列接続した
共通側入口に直列に付加的に接続された直列共振回路の
りアクタンスであり共通側変換子で実現する。
外部付加回路Zrによって分路1の通過域における分路
2の残留リアクタンスおよび分路2の通過域における分
路1の残留リアクタンスが打消される。
しかし2つの通過帯域幅が非常に異なっており、しかも
2つの帯域が非常に接近している場合には狭い帯域の分
路の通過域においては広い帯域の分路のインピーダンス
の影響を強く受は虚部を打消すことは困難である。
第2図Aは広帯域分路1と狭帯域分路2の動作減衰量特
性であり、おのおのの分路単独でのインピーダンスを第
2図Bに示す。
実線は実部を、点線は虚部をあられす。
狭帯域分路2の通過域において分路1のリアクタンスX
1を打消すには共通側変換子のインピーダンス傾斜を大
きくとる必要があり分路1の通過域特性上好ましくない
そこで等価回路第2図Cに示す直列共振回路Zrとして
は分路1に特性劣化をおこさないように選び虚部の残留
部分は分路2に負わせてしまう。
この方法は通過域内許容偏差が比較的ゆるい(例えば1
dB)場合には十分であるが、通話路変換装置に用いら
れるチャンネルフィルタと信号フィルタのような通過域
内許容偏差が厳しい場合には使用できない欠点があった
本発明は中心周波数が近接している帯域幅の広いエレク
トロメカニカルフィルタと帯域幅の狭いエレクトロメカ
ニカルフィルタを機械的に接続して通過帯域内の偏差を
極力少なくしたエレクトロメカニカル分波器を得んとす
るもので、付加的な共通側変換子を必要とせず、しかも
狭帯域分路の通過域偏差を改善しうる特長がある。
エレクトロメカニカル分波器を設計するにあたって重要
なことは広い帯域幅を有する分路1と狭い帯域幅を有す
る分路2の各通過域において他の分路の残留リアクタン
スが零になるような等価回路を見い出すこと、次にその
等価回路をもとにして機械系で実現でき得ることである
本発明のエレクトロメカニカル分波器は従来のそれと異
なり付加的な素子Zrを用いないことが特長の1つであ
るから分路1および分路2のインピーダンスの残留リア
クタンスが他の分路の通過域で零になるような等価回路
があるか否かを調べることが必要である。
第3図AおよびBはそれぞれ入力側がT端およびπ端の
時の回路図およびインピーダンス特性を例示したもので
ある。
また第4図は各分路のインピーダンス特性を示し分路1
および分路2がそれぞれT端あるいはπ端の場合の残留
リアクタンスが他の分路に呈する影響を示したものであ
る。
即ち第4図Aは分路1、分路2共にT端の場合で分路2
のリアクタンスX2により分路1の通過域特性が劣化す
ることを示している。
第4図Bは分路1、分路2共にπ端の場合でこれによれ
ば分路1のリアクタンスX、により分路2の通過域特性
の劣化をきたしている。
第4図Cは分路1がT端、分路2がπ端の場合で両方の
通過域の中心周波数において残留リアクタンスが零とな
ることを示す。
第4図りは分路1がπ端、分路2がT端の場合で両方の
通過域において残留リアクタンスX1.X2の影響を受
は通過域特性が劣化することを示している。
これらの4つのタイプのうち中心周波数が近接している
帯域幅の広い分路と帯域幅の狭い分路との分波器構成は
第4図Cを用いることにより分波器としての整合がとれ
る条件を満足する。
かくて回路形が見い出されたなら、それが機械系で実現
し得るか否かを検討する必要があり、これに関しては虚
ジャイレータを用い並列アドミタンスを直列インピーダ
ンスに変換する回路変換によって機械系におき換えやす
い回路形にすることが明らかにされた。
第5図にその回路変換を示す。第5図Aは変換前の回路
で第4図Cと同じものである。
第5図Bは第5図Aの分路2をジャイレータ変換したも
のである。
ここにジャイレータは虚ジャイレータであり、等何曲に
第5図Cに示すようにC″とT C”で表わせる。
Gは任意の値をとることができ、G=1とすればCの値
はC= 1 / (2πfo2 )で与えられる。
ただしfo2は分路2の中心周波数である。
分路2の分離側終端抵抗は虚ジャイレータを含めて考え
ることができ第5図りに示すように1/(G2R)にな
る。
従ってジャイレータ変換後の回路は第5図Eのように表
わされ分路2の容量Cは分路1と分路2を結合する素子
でありエレクトロメカニカル分波器における接続用結合
子に相当する。
次に図面に従って本発明によるエレクトロメカニカル分
波器の動作を説明する。
第6図は本発明のエレクトロメカニカル分波器の一実施
例であり、1は捩れ振動姿態で振動する共通側変換子で
2個の金属棒の間に分極処理をしたジルコンチタン酸鉛
等の圧電セラミック2をはさんである。
共通側電気端子に加えられた電気入力は共通側変換子1
によって機械振動に変換され、このエネルギーは縦振動
姿態で振動する結合子3および4によって捩れ振動姿態
で振動する共振子5および6に分岐される。
共振子5のエネルギーは結合子7,8.9により結合さ
れる共振子10に伝えられ最後に分離側変換子11によ
って電気振動エネルギーに再変換される。
ここで結合子8は有限周波数に減衰極を得るための付加
結合子であり、結合子9は通過域の下側に減衰極を得る
ために理想変成器(1ニー1 )を実現するための斜め
結合子である。
また、共振子6のエネルギーは結合子12によって共振
子13に伝えられ最後に分離側変換子14によって電気
振動エネルギーに再変換される。
共通側変換子からの入力エネルギーが2つの振動系分路
に分かれ、分路1および分路2の変換子、共振子はおの
おのの通過帯域中心周波数fol Hfo2近傍は調整
されているため分離側変換子11には周波数foI付近
のエネルギーが、分離側変換子14には周波数fo2付
近のエネルギーが最も強く現われ、2つの特定の周波数
以外の周波数は抑圧されて分波器が構成できる。
第7図は第6図の共通側電気端子から見た等価回路であ
る。
分路1の点線で囲ったTrは共通側変換子に相当する部
分である。
本発明による等価回路第7図と従来の構成である第1図
Cとの違いは次のとおりである。
すなわち従来の構成は共通側変換子を付加的に接続する
ので、共通側変換子と各分路を接続する結合子部分を実
現するために分路1および分路2の両方をジャイレータ
変換する必要がある。
これに対し本発明では共通側変換子は分路1の次数に含
まれているためにジャイレータ変換は分路2だけでよい
従って従来の第1図Cの分路1のインピーダンスZ、と
本発明の第7図の分路1のインピーダンスZ、は双対の
関係があり、この関係を利用したのが本発明の特長であ
るO 第8図は第7図の分路1および分路2のインピーダンス
ZlおよびZ2をあられしたものである。
狭帯域分路2の通過域の中心周波数を分路1の呈する残
留リアクタンスが零になるところに選ぶことにより通過
域偏差の劣化を極力避けることができるO 第9図は第6図の動作減衰量特性である。
分路1の減衰域のうち分路2の中心周波数付近で少し減
衰量が増すが、通過域偏差については他の分路による影
響はほとんどない。
なお点線で示した部分は分路2を切り離した時の分路1
の特性である。
第10図は第7図の分路1および分路2が互いに影響を
受ける度合をアドミタンスの絶対値で示したものである
分路2の通過域における分路1のアドミタンスIY11
は分路2のアドミタンスIY21の3倍以上あり十分大
きいと言えるため分路2の通過域の特性はほとんど劣化
しない。
狭帯域分路2の帯域幅が非常に狭い場合のアドミタンス
IY21は通過域から離れるに従って増大する一方で、
しかも傾斜が急なため広帯域分路1に対する影響は考慮
しなくてよい。
しかし、広帯域分路1のアドミタンスIY11は遮断周
波数付近で無限大になり、さらに通過域から離れるにつ
れて減少するため分路2に対して及ぼす影響を少なくす
るような周波数範囲が限定される。
分波器の設計に当っては狭帯域分路2の通過域において
広帯域分路1のアドミタンスIY11が十分大きいこと
が要請される。
動作パラメータ設計による分路1のアドミタンスIY1
1は同じ遮断周波数のもとて不整合減衰量を変えること
によって形状が変わり、しかも最大になる周波数も変わ
ることに注目し、分路1と分路2の間隔および分路2の
帯域幅の最適条件、好まし;は通過帯域幅の比が約10
以上を求め、すくなくともその近傍でエレクトロメカニ
カル分波器を構成するものである。
第11図は通過域チェビシェフ設計による不整合減衰量
を変えたときのアドミタンスIY、1を表わしたもので
あり、遮断周波数fp、f十pおよび次数は同じである
図中太線は不整合減衰量1.6dB、点線は22dB、
細線は32dBの時の分路1のアドミタンスの絶対値を
あられす。
不整合減衰量を大きくするにつれてIYllが最犬にな
る周波数が分路1の通過域から離れる。
すなわち分路1の不整合減衰量を大きくとるに従ってア
ドミタンスの絶対値が十分大きくなる周波数範囲が分路
1の通過域から離れるため、分路2の通過域は遠ざかり
、しかも分路2の帯域幅を広くとることができる。
一般に分波器は各分路の通過帯域幅および通過域の間隔
が定められている場合が多いため、この要請を満足し、
しかも分波器として整合がとれるためには、それぞれの
分路の通過域において他の分路のアドミタンスが十分大
きくとれるように不整合減衰量を最適なものに選択すれ
ばよい。
第11図で与えられる分路1の上側遮断周波数とこれに
適合する分路2の中心周波数とのJFは(1)式で近似
的に表わせる。
ただし分路1の不整合減衰量をAeとする。
第12図は第11図より求めたもので広帯域分路1の遮
断周波数の差f + P −f −pで与えられる通過
帯域幅W、に対する狭帯域分路2の通過帯域幅W2の比
と不整合減衰量Aeの関係をあられしたものであり、狭
帯域分路の帯域幅が広帯域分路の不整合減衰量に略比例
することを示している。
ただし分路2の通過域においてIYllが分路2の通過
域におけるアドミタンスIY21の5倍以上とする。
なおW2/WtとAO量関係近似的に下記の(2)式で
表わされる。
以上説明したように本発明のエレクトロメカニカル分波
器はそれぞれ独立に設計された通過帯域の広いエレクト
ロメカニカルフィルタと通過帯域の狭いエレクトロメカ
ニカルフィルタの分波接続に関するもので、共通側変換
子を広帯域分路1に含めることで分路1のアドミタンス
が従来の方法による分路1のアドミタンスと双対の関係
があることを利用しており、各分路の通過域において他
の分路のアドミタンスが大きくなるように設計できるた
め良好な伝送特性が得られ、その効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の分波器の説明図で、Aは動作減衰量特性
、Bはインピーダンス特性、Cは等価回路を示す。 第2図は通過帯域幅が異なり帯域が近接している場合の
従来の分波器で、Aは動作減衰量特性、Bはインピーダ
ンス特性、Cは等価回路を示す。 第3図A、Bはそれぞれ周知のT端π端ろ波器の回路図
およびインピーダンス特性を示し、第4図は第3図の組
合せによる分波器の回路図とそのインピーダンス特性を
示す。 第5図は第4図Cへの等価変換過程を示す回路図、第6
図は本発明によるエレクトロメカニカル分波器の一実施
例を示す平面図および側面図、第7図は第6図の等価回
路、第8図は第7図の回路のインピーダンス特性、第9
図は第6図の動作減衰量特性を示す。 第10図は第7図の回路の不整合減衰量の関係を示す図
、第11図は不整合減衰量を変えたときの分路1のアド
ミッタンスを示す。 第12図は不整合減衰量に対する分波器の帯域幅比を示
す。 図において、1・・・・・・共通側変換子、2・・・・
・・圧電セラミック、3,4・・・・・・結合子、5,
6・・・・・・共振子、7,8.9・・・・・・結合子
、10・・・・・・共振子、11・・・・・・分離側変
換子、12・・・・・・結合子、13・・・・・・共振
子、14・・・・・・分離側変換子を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1の分離側変換子、共通側変換子および共振子が
    第1の結合子によって相互に結合されている帯域幅の広
    い第1のエレクトロメカニカルフィルタと、前記第1の
    エレクトロメカニカルフィルタにフィルタ結合用結合子
    を介して機械的に接続された分離側変換子および共振子
    が第2の結合子によって相互に接続された帯域幅が前記
    第1のエレクトロメカニカルフィルタよりも狭い第2の
    メカニカルフィルタを含むエレクトロメカニカル分波器
    とから構成され、前記第1および第2のエレクトロメカ
    ニカルフィルタの中心周波数が互に接近しており、しか
    も両者の通過帯域幅の比が約10以上あること、前記第
    1のメカニカルフィルタの前記共通側変換子からみた機
    械的な入力アドミッタンスが最大となる周波数もしくは
    その近傍に前記第2のエレクトロメカニカルフィルタの
    通過帯域を配置したことを特徴とするエレクトロメカニ
    カル分波器。
JP49052301A 1974-05-13 1974-05-13 エレクトロメカニカルブンパキ Expired JPS5845209B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62103521U (ja) * 1985-12-20 1987-07-01

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4949681A (ja) * 1972-05-05 1974-05-14

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JPS4949681A (ja) * 1972-05-05 1974-05-14

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