JPS5844940Y2 - テルミツト反応用るつぼ - Google Patents
テルミツト反応用るつぼInfo
- Publication number
- JPS5844940Y2 JPS5844940Y2 JP55077U JP55077U JPS5844940Y2 JP S5844940 Y2 JPS5844940 Y2 JP S5844940Y2 JP 55077 U JP55077 U JP 55077U JP 55077 U JP55077 U JP 55077U JP S5844940 Y2 JPS5844940 Y2 JP S5844940Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crucible
- hole
- thermite reaction
- replacement member
- funnel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、鉄筋接合時などに用いるテルミット反応用る
つぼに関する。
つぼに関する。
接合すべき異形鉄筋の両端部をスリーブに挿入し、該ス
リーブに溶融金属を注入して接合する方法は工事現場な
どでよく用いられるが、251\る接合法の実施に際し
て用いる装置の一例を第1図に示す。
リーブに溶融金属を注入して接合する方法は工事現場な
どでよく用いられるが、251\る接合法の実施に際し
て用いる装置の一例を第1図に示す。
この図で1,2は接合すべき異形鉄筋、3はスリーブ、
4,5はスリーブ3の両端を把持して閉鎖するフィッテ
ィング、6は水平クランプ、7はテルミット反応を生じ
させるるつぼ、8は注入器、9は筒体からなるエクステ
ンション、10はカバーである。
4,5はスリーブ3の両端を把持して閉鎖するフィッテ
ィング、6は水平クランプ、7はテルミット反応を生じ
させるるつぼ、8は注入器、9は筒体からなるエクステ
ンション、10はカバーである。
るつぼ7の底部の孔にはセラミック製の漏斗11を嵌合
し、その上に円板状の軟鋼板12を当てて孔を塞ぎ、る
つぼ内にはテルミット反応用粉末13を充填し、エクス
テンション9を介してカバー10で蓋をする。
し、その上に円板状の軟鋼板12を当てて孔を塞ぎ、る
つぼ内にはテルミット反応用粉末13を充填し、エクス
テンション9を介してカバー10で蓋をする。
粉末13の表面には図示しないが廃火剤を置き、これに
着火するとテルミット反応が生じる。
着火するとテルミット反応が生じる。
第2図はるつぼ7にテルミット反応用粉末13を装填し
た状態を、また第3図は該粉末に着火した状態を示す。
た状態を、また第3図は該粉末に着火した状態を示す。
テルミット反応が生じると高熱が発生するので、軟鋼板
12は第4図に示すように溶は去り、テルミット反応で
生成した溶融金属はるつぼの底部開口を通って注入器8
に入り、更にスリーブ3の中央部周壁の孔3aを通って
スリーブ3内に入り、鉄筋1.2の端部周面とスリーブ
3の内周面との間隙を埋める溶融金属はやがて冷却して
固化し、鉄筋1.2は該溶融金属釦よびスリーブ3によ
り強固に保持される。
12は第4図に示すように溶は去り、テルミット反応で
生成した溶融金属はるつぼの底部開口を通って注入器8
に入り、更にスリーブ3の中央部周壁の孔3aを通って
スリーブ3内に入り、鉄筋1.2の端部周面とスリーブ
3の内周面との間隙を埋める溶融金属はやがて冷却して
固化し、鉄筋1.2は該溶融金属釦よびスリーブ3によ
り強固に保持される。
テルミット反応では反応熱により常温から2000℃近
くまで急速に温度上昇するので、るつぼには耐熱衝撃性
釦よび高温に訃ける強い機械的強度が要求され、寸た反
復使用の点からは凝固したスラグ釦よび生成金属と容器
との離脱が容易であり、形状の変形が生じないなどのこ
とが要求される。
くまで急速に温度上昇するので、るつぼには耐熱衝撃性
釦よび高温に訃ける強い機械的強度が要求され、寸た反
復使用の点からは凝固したスラグ釦よび生成金属と容器
との離脱が容易であり、形状の変形が生じないなどのこ
とが要求される。
これらの要求を満足するるつぼ材料には人造黒鉛が最適
であり、これは更に溶融金属と化学反応しない、加工が
容易で精度がでるなどの利点があもしかし高価であり、
また比較的損耗が激しく、るつぼの製作は人造黒鉛丸棒
からの切り抜きによるので歩留りが悪いなどの欠点もあ
る。
であり、これは更に溶融金属と化学反応しない、加工が
容易で精度がでるなどの利点があもしかし高価であり、
また比較的損耗が激しく、るつぼの製作は人造黒鉛丸棒
からの切り抜きによるので歩留りが悪いなどの欠点もあ
る。
本考案者はるつぼの損傷を精査した所、損傷は特に第8
図に示すようにるつぼの底部孔附近20で生じ易く、こ
れは次の理由によるものであることが分った。
図に示すようにるつぼの底部孔附近20で生じ易く、こ
れは次の理由によるものであることが分った。
即ち給湯完了後るつぼにはスラグが残留するがこれは取
除く必要があり、これにはるつぼ7を注入器8から増外
し、るつぼを倒立させ、−・ンマーによりセラミック漏
斗11を打出す。
除く必要があり、これにはるつぼ7を注入器8から増外
し、るつぼを倒立させ、−・ンマーによりセラミック漏
斗11を打出す。
この操作により、スラグや残留金属は耐熱性と温潤性の
良い人造黒鉛からなるるつぼ本体には全く付着せず、そ
の代り面の荒いセラミック漏斗11に強く付着している
ので、漏斗と共にスラグおよび溶融金属を増除くことが
できる。
良い人造黒鉛からなるるつぼ本体には全く付着せず、そ
の代り面の荒いセラミック漏斗11に強く付着している
ので、漏斗と共にスラグおよび溶融金属を増除くことが
できる。
しかしこの際、るつぼ底部孔周辺20を牛酪しやすく、
これはるつぼが高温である程著しい。
これはるつぼが高温である程著しい。
そこで本考案はるつぼの底部孔周辺を別個に作り、損傷
したら新品と交換できるようにした。
したら新品と交換できるようにした。
実施例を第5図〜第7図に示す。
第5図は本考案にか\るるつぼの縦断面図であり、15
はその底部に螺合させた本考案に係る交換部材である。
はその底部に螺合させた本考案に係る交換部材である。
交換部材15は第6図および第7図に示すように厚い円
盤状をなし、中央にはるつぼ底部の孔7aと整列しかつ
ほぼ同じ径を持つ孔15aが、オた側面には螺合用のね
じ山15bが、また底面には注入器8の上面突部と嵌合
する溝15cが、更に該層と周縁との間の底面に螺合用
工具の先端部が嵌合する複数個のくぼみ15dが設けら
れる。
盤状をなし、中央にはるつぼ底部の孔7aと整列しかつ
ほぼ同じ径を持つ孔15aが、オた側面には螺合用のね
じ山15bが、また底面には注入器8の上面突部と嵌合
する溝15cが、更に該層と周縁との間の底面に螺合用
工具の先端部が嵌合する複数個のくぼみ15dが設けら
れる。
るつぽIの底面には円盤状交換部材15が嵌合する円形
凹部7bを形成し、その側壁部には交換部材のねじ山1
5bと螺合するねじ山を形成する。
凹部7bを形成し、その側壁部には交換部材のねじ山1
5bと螺合するねじ山を形成する。
オた該凹部7bの最深部は適当な深さdの間だけや\径
を大にしてあシ、この部分はにげ溝と働らく。
を大にしてあシ、この部分はにげ溝と働らく。
るつぼ7ははマ有底円筒状体であるが、特に第5図に明
僚に示すように内部貫通孔にはテーパ部7゛c、7d、
7eおよび段差部?f、7g、および毛直部7hが設け
られている。
僚に示すように内部貫通孔にはテーパ部7゛c、7d、
7eおよび段差部?f、7g、および毛直部7hが設け
られている。
漏斗11は第9図に示すようにこの垂直部7h、テーパ
部7e、および交換部材15のやはりテーパがついた孔
15aに嵌挿され、その上面に軟鋼片12が儂ソ・れる
。
部7e、および交換部材15のやはりテーパがついた孔
15aに嵌挿され、その上面に軟鋼片12が儂ソ・れる
。
るつぼ7と交換部材15との継ぎ目にスラグや溶融金属
が入ると当該部分に直接熱衝撃が加わって損傷、交換不
能等の支障を生じるが、この部分は漏斗11により完全
に覆われ、スラグや溶融金属が侵入することはなIyz
lた交換部材15の孔15aにはテーパを付けであるが
、これは第10図に示すように何らかの原因でるつぼI
の底面と交換部材15の上面との間に間隙gが生じても
注入器8側から溶融金属が逆流するのを阻止するのに有
効である。
が入ると当該部分に直接熱衝撃が加わって損傷、交換不
能等の支障を生じるが、この部分は漏斗11により完全
に覆われ、スラグや溶融金属が侵入することはなIyz
lた交換部材15の孔15aにはテーパを付けであるが
、これは第10図に示すように何らかの原因でるつぼI
の底面と交換部材15の上面との間に間隙gが生じても
注入器8側から溶融金属が逆流するのを阻止するのに有
効である。
またるつぼ7の凹部7bの深部に設けた前記にげ溝はこ
の間隙gの発生を阻止するのに有効である。
の間隙gの発生を阻止するのに有効である。
この本考案のるつぼはその底部の凹部7bに交換部材1
5を螺合して使用し、繰り返し使用により損耗すると、
その損耗の著しい部分は交換部材15であるからそれを
取外し、新しい交換部材を凹部7bに螺合して再使用す
る。
5を螺合して使用し、繰り返し使用により損耗すると、
その損耗の著しい部分は交換部材15であるからそれを
取外し、新しい交換部材を凹部7bに螺合して再使用す
る。
これによりるつぼの転用回数は大巾に向上し、異形鉄筋
接合1回当りのコストが低下する。
接合1回当りのコストが低下する。
例えば従来は25回がるつぼの転用限界であったが、本
考案では100回以上も使用可能になった。
考案では100回以上も使用可能になった。
また交換部材15は小型円盤状体であり、これに漏斗が
通る孔15a、注入器との嵌合凹部15c、工具用の孔
15dを形成すればよいから加工が容易であり、比較的
安価に製作できる利点がある。
通る孔15a、注入器との嵌合凹部15c、工具用の孔
15dを形成すればよいから加工が容易であり、比較的
安価に製作できる利点がある。
第1図はスリーブと溶融金属による鉄筋接合装置の構造
を示す側面図で、一部は断面で示す。 第2図〜第4図は溶融金属生成過程を説明する断面図、
第5図は本考案に係るるつぼの縦断面図、第6図および
第7図はるつぼの交換部材の平面図および縦断面図、第
8図、第9図、および第10図はるつぼの損傷部、漏斗
装着状態を説明する断面図である。 図面で7はるつぼ、7bはその円形凹部、15は交換部
材である。
を示す側面図で、一部は断面で示す。 第2図〜第4図は溶融金属生成過程を説明する断面図、
第5図は本考案に係るるつぼの縦断面図、第6図および
第7図はるつぼの交換部材の平面図および縦断面図、第
8図、第9図、および第10図はるつぼの損傷部、漏斗
装着状態を説明する断面図である。 図面で7はるつぼ、7bはその円形凹部、15は交換部
材である。
Claims (2)
- (1)人造黒鉛で作ったはマ有底円筒状のるつぼの底部
に、漏斗が貫通する該底部の孔と整列させて円形凹部を
作り、該凹部に前記漏斗が貫通する孔を備える円盤状交
換部材を嵌合させてなることを特徴とするテルミット反
応用るつぼ。 - (2) 交換部材の漏斗貫通孔にはテーパが付されて
いることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記
載のテルミット反応用るつぼ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55077U JPS5844940Y2 (ja) | 1977-01-07 | 1977-01-07 | テルミツト反応用るつぼ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55077U JPS5844940Y2 (ja) | 1977-01-07 | 1977-01-07 | テルミツト反応用るつぼ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5396025U JPS5396025U (ja) | 1978-08-04 |
JPS5844940Y2 true JPS5844940Y2 (ja) | 1983-10-12 |
Family
ID=28687640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55077U Expired JPS5844940Y2 (ja) | 1977-01-07 | 1977-01-07 | テルミツト反応用るつぼ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5844940Y2 (ja) |
-
1977
- 1977-01-07 JP JP55077U patent/JPS5844940Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5396025U (ja) | 1978-08-04 |
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