JPS5844622Y2 - ゴム座 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、放電灯安定器等の器具本体取付は部に介在さ
れるゴム座の改良に関するものである。

一般に放電灯安定器は振動による騒音防止を図るため、
器具本体等に取付ける場合、その安定器の一部に形成し
た取付穴にゴム座を介在することによって一応の目的を
遠戚している。

すなわち、第１図に示すように、リード端子４を外側に
引き出した安定器１をケース２に収容し、そのケース２
の両側に形成した取付穴３へ、第３図に示すように中心
胴部に貫通穴７を有し、上下に厚さ寸法ｄの丸形舌片５
ａ 、５ ｂを有するゴム座６を第２図波線で示す如
く装着した後、図示してはいないが器具本体にゴム座６
の貫通穴７を通してボルト等により固定していた。

これによると、ケース２に形成した取付穴３の径より大
径の舌片５ａ（５ｂ）をその取付穴３に装着することに
なるため、嵌着しに＜＜、非常に作業性が悪い。

また、舌片５ａ、５ｂは丸形であるため安定器の横ぶれ
があり、ケース２の一部が器具本体に接触して振動騒音
を大きくすることもある等と騒音防止効果も低いもので
あった。

本考案は前記した従来技術の欠点に鑑み、取付は作業性
がよく、シかも安定器取付は後の横ぶれをなくシ、振動
騒音防止効果の高いゴム座を提供するものである。

以下第４図乃至第７図に従って本考案の一実施例を詳述
する。

本考案によるゴム座は、第５図に示すように、左右に突
出させた先細り形状の舌片８ａ、８ｂを有し、かつ中央
にボルト挿入穴８Ｃを有する上片１８と、中央にボルト
挿入穴９を有し、上記上片１８と同形状の下片１９と、
上片１８と下片１９のボルト挿入穴８Ｃ９９と連通ずる
ボルト挿入穴１７を有し、かつ該上片１８と下片１９を
一体化する胴部１３とから戒っている。

その寸法関係は、第４図に示すように、ケース２′には
楕円形状の取付は穴１０を施こした場合、その取付穴１
０の短辺をａ、長辺をｂ、ゴム座８の舌片８ ａ 、８
ｂの先端幅をＣ１その厚みをｄとすると、ａ＞２ｄ、
ｂ＞ｃの関係を保っている。

このようなゴム座８を安定器ケース２′に装着するには
、第６図に示す如く舌片８ａ、８ｂの両側端を折り合わ
せて一枚化し、その先端部をケース２′の取付穴１０に
通して引き抜き、復元させるとによって容易に装着でき
る。

その場合、ゴム座８の胴部１３は取付穴１０の形状に従
って変形し密着されている。

しかる後、ゴム座８のボルト挿入穴９と第７図に示す器
具本体１１の取付穴１２とを位置合わせし、その穴にボ
ルト１４を貫通しナツト１５によって締め付は固定する
ことによって組立て完了する。

なお、上記実施例ではケース２′に形成した取付穴とし
て楕円形状のものを施した場合について説明したが、こ
れに限らず、ケースの一部等にゴム座の回転止めを施こ
せば円形状であってもよい。

以上の説明からも明らかなように本考案によるゴム座は
、長尺舌片の画先端部を合わせて取付穴に通すようにし
た故、極めて簡単にゴム座の装着作業ができる。

しかも、舌片と安定器面との接触面積は大きく、振動騒
音を減少できると共に、安定器の横ぶれはなくなり、器
具の変形を防止できる等の利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は放電灯安定器の斜視図、第２図は第１図に示す
安定器ケースの一部平面図、第３図は従来のゴム座斜視
図、第４図乃至第７図は本考案の一実施例を示すもので
あって、第４図は安定器ケースの一部平面図、第５図は
ゴム座の斜視図、第６図はゴム座の取付は手順を説明す
るための側面図、第７図はゴム座を介在して安定器を器
具本体に取付けた状態を示す側面図である。 ８・・・・・・ゴム座、８ ａ 、８ ｂ・・・・・・
舌片、８ Ｃ，９，１７・・・・・・ボルト挿入穴、１
０・・・・・・取付穴、１３・・・・・・胴部、１８・
・・・・・上片、１９・・・・・・下片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 左右に突出させた先細り形状の舌片を有し、かつ中央に
   ボルト挿入穴を有する上片と、中央にボルト挿入穴を有
   する板状の下片と、前記上片と下片のボルト挿入穴と連
   通ずるボルト挿入穴を有し、かつ該上片と下片を一体化
   する胴部とから成ることを特徴とするゴム座。