JPS5844327B2

JPS5844327B2 - サギヨウキノケンインソウコウソウチ

Info

Publication number: JPS5844327B2
Application number: JP12193475A
Authority: JP
Inventors: 紘明河北; 繁森田
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1975-10-07
Filing date: 1975-10-07
Publication date: 1983-10-03
Also published as: JPS5247401A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、ロータリ耕耘装置等の作業機を横向姿勢でト
ラクタにより牽引走行するようにした作業機の牽引走行
装置に関するものである。

例えばロータリ耕耘装置を圃場まで運搬する場合の路上
走行時には、三点リンク機構を介してトラクタ機体後方
にロータリ耕耘装置を前向姿勢で装着し、かつ作業機昇
降用油圧装置により該ロータリ耕耘装置を昇揚姿勢に保
持して運搬する方法が従来一般に採用されている。

しかし、最近のロータリ耕耘装置は非常に大型化され、
耕幅が大きくなる傾向にあるため、ロータリ耕耘装置の
両端がトラクタの後輪よりも大きく横方向外方へと突出
し、従って昇揚姿勢での運搬は非常に危険であり、交通
安全上大きな問題があった。

また作業機が大型で重量物である場合には、トラクタの
前輪荷重が著しく減少するため、高速走行時の安全性が
欠けると云う欠点がある。

本発明は斯かる従来の問題点を解消したものであって、
その特徴とするところは、横幅に対して前後幅が小さく
、かつ左右一対の取付台に支持腕を介してゲージホイー
ルを取付けて成る作業機において、機体の横方向一端午
央部に被牽引杆を設けると共に、これに近い側の支持腕
を取付台に着脱自在とし、該支持腕が着脱可能な補助取
付台を、前記取付台とは反対側の取付台と前後対称に設
け、走行時には、作業機を横向姿勢として被牽引杆をト
ラクタ機体に連結し、かつ前記支持腕を補助取付台に取
付けて一対のゲージホイールを車輪として牽引走行する
ように構成した点にある。

以下、図示の実施例について本発明を詳述すると、第１
図において、１はトラクタ機体であって、その後部には
左右一対の後輪２、運転席３、作業機昇降用油圧装置に
よって駆動されるリフトアーム４、作業機昇降用の三点
リンク機構５及び牽弓ヒツチ６等が装備される。

三点リンク機構５は１本のトップリンクと左右一対のロ
アリンク７とを備え、その各ロアリンク７はリフトロッ
ド８を介してリフトアーム４に連結される。

９は作業機の一例としてのロータリ耕耘装置で、これは
大別してロータリ機体とロータリ耕耘部とロータリカバ
ーとから構成され、しかもその前後幅は横幅及びトラク
タの後輪用の幅よりも小である。

ロータリ機体はギヤーケース１０、その両側に装着され
た一対のサポートアームｉ１ａ、ｉｉｂ、サポートアー
ム１１ａ、１１ｂの各外端に装着されたサイドフレーム
１２及びチェーンケース１３等から構成され、またその
各サポートアーム１１ａ、１１ｂには取付台１４ａ、
１４ｂが前方へと突設される。

取付台１４ａ、１４ｂには先端部に矩形状の保持筒体１
５ａ、１５ｂとロアリンク取付ピン１６ａ。

１６ｂとを備えた支持腕１７ａ、１７ｂが着脱自在に
取付けられており、その各保持筒体１５ａ。

１５ｂに、下端にゲージホイール１８ａ、１８ｂを有
するゲージホイール支持杆１９ａ、１９ｂがセットボル
ト２０ａ、２０ｂによって着脱自在に挿入固定される
。

前記ロータリ耕耘部は第２図及び第３図に示す如くサイ
ドフレーム１２とチェーンケース１３との下端部間に支
持された爪軸２１に多数の耕耘爪２２を植設して成り、
またこれをロータリカバーは上部カバー２３と後部カバ
ー２４と側抜カバー２５とにより構成されている。

２６はロータリ耕耘装置９を横向姿勢でトラクタ機体１
に連結するための被牽引杆であって、第２図に示す如く
サイドフレーム１２の外側に突設されると共に、ヒツチ
ピン２７により牽引ヒツチ６に連結可能である。

２８はスタンドであって、保持筒体２９に対してセット
ボルト３０により高さ調整可能とされ、また保持筒体２
９は被牽引杆２６と共にサイドフレーム１２に固定され
ている。

３１は補助取付台で、取付台１４ｂ（ｌ！−前後対称に
サポートアーム１１ｂに装着され、この補助取付台３１
には支持腕１７ａが着脱自在に装着可能である。

上記構成において、ロータリ耕耘装置９による通常の耕
耘作業時には、該ロータリ耕耘装置９を前向姿勢として
三点リンク機構５によりトラクタ機体１の後方に装着し
、かつ各ゲージホイール１８ａ、１８ｂを第１図の仮想
線に示すような姿勢にしてゲージホイール支持杆１９ａ
、１９ｂを各支持腕１５ａ、１５ｂに取付けると共に、
スタンド２８を第２図の仮想線位置に固定しておけば良
い。

圃場の耕耘作業が終了して路上走行する場合には、例え
ばロータリ耕耘装置９を三点リンク機構５によりトラク
タ機体１の後方に装着したままの状態で上昇させて、先
ずゲージホイール支持杆１９ｂを９０度角度変更して保
持筒体１５ｂに取付けると共に、支持腕１７ａを取付台
１４ａから外して補助取付台３１に後方へと突出するよ
うに取付け、更にそのゲージホイール支持杆１９ａも同
様に角度変更して保持筒体１５ａに固定する。

従って各ゲージホイール１８ａ、１８ｂは第１図実線に
示す如く牽引走行後部側にサポートアーム１１ｂを中心
として対称に配置される形態となる。

勿論、この場合各ゲージホイール１８ａ、１８ｂは各保
持筒体１５ａ、１５ｂに対するゲージホイール支持杆１
９ａ、１９ｂの相対上下位置を調整して、降した際に耕
耘爪２２が地面から適当間隔だけ浮上するように高さ調
整する必要があり、この調整が終了すれば、各ゲージホ
イール１８ａ。

１８ｂに合わせてスタンド２８を降した後、ロータリ耕
耘装置９を降して三点リンク機構５から取外す。

するとロータリ耕耘装置９は第２図及び第３図に示す如
く一対のゲージホイール１８ａ。

１８ｂとスタンド２８との三点で、耕耘爪２２が地面か
ら浮上した状態に支持されるので、次に被牽引杆２６を
トラクタ機体１後端の牽引ヒツチ６に連結した後、スタ
ンド２８を上昇位置に固定して、該トラクタ機体１の前
進走行により、一対のゲージホイール１８ａ、１８ｂを
走行車輪としてロータリ耕耘装置９を牽引走行するので
ある。

なお図例では、前二輪型ゲージホイールを備えたロータ
リ耕耘装置を示したが、後二輪型ゲージホイールを備え
たロータリ耕耘装置、或いはそれ以外の各種作業機にお
いても同様に実施可能であることは云うまでもない。

以上のように本発明では、横幅に対して前後幅が小さい
作業機を、横向姿勢としてトラクタ機体により牽引走行
するようにしているので、その前後幅がトラクタの後輪
幅よりも小であれば、作業機の後輪からの突出を防止で
き、また前後幅が後輪幅よりも犬なる場合であっても、
その突出量を最少限度にでき、従って安全な路上走行が
可能である。

しかも走行車輪として一対のゲージホイールを利用し、
走行方向後部側に補助取付台を設けて、これに一方のゲ
ージホイールを支持する支持腕を取付ける構成であるた
め、特別な走行車輪を必要とせず、構造的にも非常に簡
単である。

また走行時には、従来のトレーラと同様の牽引走行状態
となるので、トラクタの前輪荷重の減少を防止でき、安
定した高速走行ができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は全体の平面図
、第２図はロークリ耕耘装置の要部切欠背面図、第３図
は同要部の縦断側面図である。１・・・・・・トラクタ機体、５・−・・・三点リンク
機構、６・・・・・・牽引ヒツチ、９・・・・・・ロー
タリ耕耘装置、１１ａ、１１ｂ・・・・・・サポートア
ーム、１２・・・・・・サイドフレーム、１４ａ、１４
ｂ・・・・・・取付台、１５ａ、１５ｂ＝−保
持筒体、１７ａ、１７ｂ−・・・支持腕、１８ａ、１８
ｂ・・・・・・ゲージホイール、１９ａ、１９ｂ・・・
・・・ゲージホイール支持杆、２６・・・・・・被牽引
杆、２８・・−・スタンド、３１・・・・・・補助取付
台。

Claims

【特許請求の範囲】

１横幅に対して前後幅が小さく、かつ左右一対の取付
台に支持腕を介してゲージホイールを取付けて成る作業
機において、機体の横方向一端午央部に被牽引杆を設け
ると共に、これに近い側の支持腕を取付台に着脱自在と
し、該支持腕が着脱可能な補助取付台を、前記取付台と
は反対側の取付台と前後対称に設け、走行時には、作業
機を横向姿勢として被牽引杆をトラクタ機体に連結し、
かつ前記支持腕を補助取付台に取付けて一対のゲージホ
イールを車輪として牽引走行するように構成したことを
特徴とする作業機の牽引走行装置。