JPS5843830B2 - 磁気ヘツド - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は磁気ヘッドを簡易に記録媒体面にオン、オフ（
着脱）する機構に関するものである。

従来、荷重量が数〜十数グラム程度の所謂軽荷重磁気ヘ
ッドはジンバルと負荷ばね一体構造となっており、記録
媒体表面の面精度が高い場合、記録媒体停止時にスライ
ダが記録媒体面へ吸着する現象が起こることがあるとい
う欠点があった。

また、この吸着現象を避けるために特開昭５２１４５０
１４号の様な方法も考え出されたが、構造が複雑で必ず
しも十分な信頼性が得られないほか、コストが高くつく
という欠点があった。

本発明はこれらの欠点を除去するために、簡易にスライ
ダを記録媒体上にオン、オフ出来るようにしたもので、
その目的は記録媒体停止時にスライダが記録媒体に吸着
するのを防ぐことにある。

以下図面を参照して本発明の一実施例を詳細に説明する
。

第１図ａ、ｂは記録媒体回転時を示し、第２図ａ、ｂは
記録媒体停止時を示す。

１はジンバル、２はスライダ、３は負荷ばね、４はアー
ム、５は負荷ばねの根元曲げ部、６は負荷ばねの先端曲
げ部、７は取付げ部材、８は記録媒体である。

すなわち、スライダ２はアーム４にジンバル１を介在し
て取付ゆられ、前記ジンバル１には負荷ばね３が取付け
られる。

この負荷ばね３は先端がスライダ２付近のジンバル１に
回動自在に取付けられると共に根元付近がアーム４付近
のジンバル１に取付げ部材７により回動自在に取付けら
れ、且つ負荷ばね３の根元には根元曲げ部５が形成され
、更に負荷ばね３の先端付近には先端曲げ部６が形成さ
れる。

この先端曲げ部６及び根元曲げ部５は根元曲げ部５を回
動することによりスライダ２を記録媒体８に一定荷重で
オンし、又、スライダ２が記録媒体８からオフするよう
に曲げ加工が施こされる。

すなわち、第１図ａ、ｂに示すように、記録媒体回転時
には負荷ばね３を根元曲げ部５で回動させることにより
、先端曲げ部６を回動させ、ジンバル１に一定荷重を与
える。

この場合、荷重値は先端曲げ部６の長さ、材質や根元曲
げ部５０回転角度等により任意に選ぶことが出来る。

また、第２図ａ、ｂに示すように、記録媒体停止時には
、あらかじめ、ジンバル１をスライダ２が記録媒体８面
から離れるように逆曲げ加工を施しておくと、根元曲げ
部５を元に戻した場合（回動させた場合）スライダ２は
記録媒体８面から離れ、従って吸着現象が起らない。

以上説明したように本発明によれば、負荷ばねを回動さ
せることによりスライダを記録媒体面にオン、オフ出来
る機構になっているから、簡易にスライダの記録媒体面
への吸着を防止出来るという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図ａ、ｂ及び第２図ａ、ｂは本発明の一実施例を示
し、第１図ａ、ｂは記録媒体回転時の斜視図、断面図、
第２図ａ、ｂは記録媒体停止時の斜視図、断面図である
。 １・・・・・・ジンバル、２・・・・・・スライダ、３
・・・・・・負荷ばね、４・・・・・・アーム、５・・
・・・・負荷ばねの根元曲げ部、６・・・・・・負荷ば
ねの先端曲げ部、８・・・・・・記録媒体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 先端部にスライダが取付けられこのスライダが記録
   媒体面から離れるように逆曲げ加工が施されて根元部が
   アームに取付けられたジンバルと、このジンバルの前記
   スライダの背面に先端が接触して取付けられかつ根元付
   近が前記アーム付近のジンバルに取付部材にまり回動自
   在に取付けられた負荷ばねと、この負荷ばねの根元に形
   成された根元曲げ部と、前記負荷ばねの先端付近に形成
   された先端曲げ部とを具備することを特徴とする磁気ヘ
   ッド。