JPS5843674Y2 - 内燃機関用点火装置 - Google Patents
内燃機関用点火装置Info
- Publication number
- JPS5843674Y2 JPS5843674Y2 JP2639279U JP2639279U JPS5843674Y2 JP S5843674 Y2 JPS5843674 Y2 JP S5843674Y2 JP 2639279 U JP2639279 U JP 2639279U JP 2639279 U JP2639279 U JP 2639279U JP S5843674 Y2 JPS5843674 Y2 JP S5843674Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ignition
- pickup
- internal combustion
- coil
- pickup coils
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は内燃機関用点火装置、特に電磁式のピックアッ
プコイルを２個以上有する無接点式点火装置に関するも
のである。
プコイルを２個以上有する無接点式点火装置に関するも
のである。
従来周知の構成は第１図に示すように、第１のピックア
ップコイル２と第２のピックアップコイル３とがある位
相角θ０だけすらして設置されており、その結線は第２
図に示すように切替スイッチ８で切替られるようになっ
ている。
ップコイル２と第２のピックアップコイル３とがある位
相角θ０だけすらして設置されており、その結線は第２
図に示すように切替スイッチ８で切替られるようになっ
ている。
そして、これらピックアップコイル２，３を切替えるこ
とにより点火時期がθ０変化する。
とにより点火時期がθ０変化する。
ところが、上述した従来のものでは、２つの並列的に設
けたピックアップコイル２，３を切替スイッチ８で切替
るようにしているので、２つのピックアップコイルで２
つの点火時期が得られるだけであり、かつ切替スィッチ
８切替時にピックアップコイル２，３と増幅器７との間
が一時的に開放されるので、切替スィッチ８切替時の誤
点火防止として複雑な回路が増幅器７に必要であるとい
う問題がある。
けたピックアップコイル２，３を切替スイッチ８で切替
るようにしているので、２つのピックアップコイルで２
つの点火時期が得られるだけであり、かつ切替スィッチ
８切替時にピックアップコイル２，３と増幅器７との間
が一時的に開放されるので、切替スィッチ８切替時の誤
点火防止として複雑な回路が増幅器７に必要であるとい
う問題がある。
本考案は上記の問題を解決するため、２個以上のピック
アップコイルを直列に接続し、このピックアップコイル
と並列に短絡可能なスイッチ手段を設けることにより、
２個のピックアップコイルで３つの点火時期を得ること
が可能であり、かつ複雑な誤点火防止回路を廃止するこ
とが可能な内燃機関用点火装置を提供することを目的と
する。
アップコイルを直列に接続し、このピックアップコイル
と並列に短絡可能なスイッチ手段を設けることにより、
２個のピックアップコイルで３つの点火時期を得ること
が可能であり、かつ複雑な誤点火防止回路を廃止するこ
とが可能な内燃機関用点火装置を提供することを目的と
する。
以下本考案を図に示す実施例について説明する。
第３図に示す第１実施例において、第１、第２の２個の
ピックアップコイル２，３を直列に接続し、それぞれと
並列にスイッチ手段をなすオン−オフスイッチ９ａ、９
ｂが設けである。
ピックアップコイル２，３を直列に接続し、それぞれと
並列にスイッチ手段をなすオン−オフスイッチ９ａ、９
ｂが設けである。
７はこれらピックアップコイル２，３の出力を増幅して
点火コイル１２の１次電流を断続する増幅器である。
点火コイル１２の１次電流を断続する増幅器である。
なお、両ピックアップコイル２，３の配置は従来装置と
同様第１図に示すととくθ０だけずらしである。
同様第１図に示すととくθ０だけずらしである。
この第１図において、１６１内燃機関の回転に同期して
回転するシグナルロータ、４ａ、４ｂはシグナルロータ
１に対向して設けたステータでそれぞれピックアップコ
イル２，３が巻装しである。
回転するシグナルロータ、４ａ、４ｂはシグナルロータ
１に対向して設けたステータでそれぞれピックアップコ
イル２，３が巻装しである。
５ａ 、ｓｂは各ステータ４ａ 、４ｂに隣接して設け
た永久磁石、６ａ、６ｂはステータである。
た永久磁石、６ａ、６ｂはステータである。
そして、シグナルローフ１の回転に伴ない、各ピックア
ップコイル２，３には第４図ａ、ｂに示すごとく位相が
００ずれた出力電圧が発生する。
ップコイル２，３には第４図ａ、ｂに示すごとく位相が
００ずれた出力電圧が発生する。
次に、上記構成においてその作動を説明する。
スイッチ９ａが開放でスイッチ９ｂが閉じて第２のピッ
クアップコイル３を短絡した場合、増幅器７には第１の
ピックアップコイル２より第４図ａで示す信号電圧が印
加される。
クアップコイル３を短絡した場合、増幅器７には第１の
ピックアップコイル２より第４図ａで示す信号電圧が印
加される。
ここで増幅器Ｔのオン−オフレベルを仮に入力信号の中
心線とすると、増幅器７は２１点でオンして点火コイル
１２の一次電流の通電を開始し、２２点でオフして点火
コイル１２の１次電流を遮断し、その２次側に高電圧を
誘起せしめて図示せぬ点火栓に点火火花を発生させる。
心線とすると、増幅器７は２１点でオンして点火コイル
１２の一次電流の通電を開始し、２２点でオフして点火
コイル１２の１次電流を遮断し、その２次側に高電圧を
誘起せしめて図示せぬ点火栓に点火火花を発生させる。
次いで、スイッチ９ｂが開放でスイッチ９ａが閉じて第
１のピックアップコイル２を短絡した場合、増幅器７に
は第２のピックアップコイル３より第４図すで示す信号
電圧が印加される。
１のピックアップコイル２を短絡した場合、増幅器７に
は第２のピックアップコイル３より第４図すで示す信号
電圧が印加される。
これによって、増幅器７は０１点でオンして点火コイル
１２の１次電流の通電を開始し、０２点でオフして点火
コイル１２の１次電流を遮断し、その２次側に高電圧を
誘起せしめて点火栓に点火火花を発生させる。
１２の１次電流の通電を開始し、０２点でオフして点火
コイル１２の１次電流を遮断し、その２次側に高電圧を
誘起せしめて点火栓に点火火花を発生させる。
この点火火花発生時、即ち点火時期は第１のピックアッ
プコイル２による点火時期に対し両ピックアップコイル
２，３の位相差００分だけ遅れたものとなる。
プコイル２による点火時期に対し両ピックアップコイル
２，３の位相差００分だけ遅れたものとなる。
また、いずれのスイッチ９ａ 、９ｂも開放している場
合、増幅器７には両ピックアップコイル２゜３の信号電
圧を合成した第４図Ｃで示す信号電圧が印加される。
合、増幅器７には両ピックアップコイル２゜３の信号電
圧を合成した第４図Ｃで示す信号電圧が印加される。
これによって、増幅器７はＲ７点でオンして点火コイル
１２の１次電流の通電を開始し、Ｒ２点でオフして点火
コイル１２の１次電流を遮断し、その２次側に高電圧を
誘起せしめて点火栓に点火火花を発生させる。
１２の１次電流の通電を開始し、Ｒ２点でオフして点火
コイル１２の１次電流を遮断し、その２次側に高電圧を
誘起せしめて点火栓に点火火花を発生させる。
この点火火花発生時、即ち点火時期は第１のピックアッ
プコイル２による点火時期に対し両ピックアップコイル
２゜３の位相差θ０の１／２だけ遅れたものとなる。
プコイル２による点火時期に対し両ピックアップコイル
２゜３の位相差θ０の１／２だけ遅れたものとなる。
この合成信号による点火時のずれ角は必ずしも１／２θ
０になるとは限らず、両ピックアップコイル２゜３の出
力電圧波形によって任意のずれ角が得られることは勿論
である。
０になるとは限らず、両ピックアップコイル２゜３の出
力電圧波形によって任意のずれ角が得られることは勿論
である。
このようにして各スイッチ９ａ 、９ｂの切換えにより
３種類の点火時期が得られ、このスイッチ９ａ 、９ｂ
を機関状態に応じて開閉することにより所定の点火時期
特性が得られる。
３種類の点火時期が得られ、このスイッチ９ａ 、９ｂ
を機関状態に応じて開閉することにより所定の点火時期
特性が得られる。
第５図は本考案の第２実施例を示すもので、位相がずれ
た３個のピックアップコイル２，３゜１０を直列接続し
、これらとそれぞれ並列に、オン−オフスイッチ９ａ〜
９ｃを接続したものである。
た３個のピックアップコイル２，３゜１０を直列接続し
、これらとそれぞれ並列に、オン−オフスイッチ９ａ〜
９ｃを接続したものである。
この実施例によれば各スイッチ９ａ〜９Ｃの開閉により
、各ピックアップコイル２，３．１０単独の信号電圧に
よる３種類の点火時期と２つずつのピックアップコイル
の合成信号電圧による３種類の点火時期とすべてのピッ
クアップコイルの合成信号電圧による１種類の点火時期
との計７種類の点火時期が得られる。
、各ピックアップコイル２，３．１０単独の信号電圧に
よる３種類の点火時期と２つずつのピックアップコイル
の合成信号電圧による３種類の点火時期とすべてのピッ
クアップコイルの合成信号電圧による１種類の点火時期
との計７種類の点火時期が得られる。
なお、このように３個以上のピックアップコイル２，３
，１０を直列接続した場合には必ずしもすべてのピック
アップコイルに対してスイッチ９ａ〜９ｃを並列接続す
る必要はない。
，１０を直列接続した場合には必ずしもすべてのピック
アップコイルに対してスイッチ９ａ〜９ｃを並列接続す
る必要はない。
第６図は本考案の第３実施例を示すもので、第３図図示
の第１実施例に対し、２つのオン−オフスイッチ９ａ、
９ｂを用いる代わりに、各ピックアップコイル２，３の
接続点に可動接点１１ａを接続した１つの３点切替スイ
ッチ１１を設けて、各ピックアップコイル２，３のうち
いずれか一方のみを短絡するようにしたものであり、こ
のように３点切替スイッチ１１を設ければ、両ピックア
ップコイル２，３が同時に短絡されて増幅器７の入力信
号がなくなることはない。
の第１実施例に対し、２つのオン−オフスイッチ９ａ、
９ｂを用いる代わりに、各ピックアップコイル２，３の
接続点に可動接点１１ａを接続した１つの３点切替スイ
ッチ１１を設けて、各ピックアップコイル２，３のうち
いずれか一方のみを短絡するようにしたものであり、こ
のように３点切替スイッチ１１を設ければ、両ピックア
ップコイル２，３が同時に短絡されて増幅器７の入力信
号がなくなることはない。
この場合、３点切替スイッチ１１の代わりにオフ（ＯＦ
Ｆ）位置を有しない２点切替スイッチを必要に応じて用
いることもできる。
Ｆ）位置を有しない２点切替スイッチを必要に応じて用
いることもできる。
なお、上述した第１、第２実施例において、スイッチ９
ａ〜９ｃは接点式のスイッチに限らず、トランジスタ等
の半導体スイッチを用いることもできる。
ａ〜９ｃは接点式のスイッチに限らず、トランジスタ等
の半導体スイッチを用いることもできる。
以上述べたように本考案においては、位相がずれた２個
以上のピックアップコイルを直列に接続し、このピック
アップコイルと並列に短絡スイッチ手段を設けたから、
各コイル単独の出力による点火時期と、各コイルの合成
出力による点火時期とのピックアップコイル数以上の種
類の点火時期を得ることが可能であるのみならず、各ピ
ックアップコイルはスイッチ手段により短絡回路を形成
したり短絡回路を開放したりするのみであって、ピック
アップコイルと増幅器との間の接続を開閉するものでな
いから、複雑な誤点火防止回路を必要とすることもない
という優れた効果がある。
以上のピックアップコイルを直列に接続し、このピック
アップコイルと並列に短絡スイッチ手段を設けたから、
各コイル単独の出力による点火時期と、各コイルの合成
出力による点火時期とのピックアップコイル数以上の種
類の点火時期を得ることが可能であるのみならず、各ピ
ックアップコイルはスイッチ手段により短絡回路を形成
したり短絡回路を開放したりするのみであって、ピック
アップコイルと増幅器との間の接続を開閉するものでな
いから、複雑な誤点火防止回路を必要とすることもない
という優れた効果がある。
第１図は従来装置および本考案装置に適用する電磁ピッ
クアップの一例を示す平面図、第２図は従来装置を示す
電気回路図、第３図は本考案装置の第１実施例を示す電
気回路図、第４図は第３図図示装置の作動説明に供する
ピックアップコイル出力波形図、第５図および第６図は
本考案装置の第２および第３実施例を示す電気回路図で
ある。 ２．３，１０・・・・・・ピックアップコイル、７・・
・・・・増幅器、９ａ、９ｂ、９ｃ・・・・・・短絡ス
イッチ手段をなすオン−オフスイッチ、１１・・・・・
・短絡スイッチ手段をなす３点切替スイッチ、１１ａ・
・・・・・可動接点、１２・・・・・・点火コイル。
クアップの一例を示す平面図、第２図は従来装置を示す
電気回路図、第３図は本考案装置の第１実施例を示す電
気回路図、第４図は第３図図示装置の作動説明に供する
ピックアップコイル出力波形図、第５図および第６図は
本考案装置の第２および第３実施例を示す電気回路図で
ある。 ２．３，１０・・・・・・ピックアップコイル、７・・
・・・・増幅器、９ａ、９ｂ、９ｃ・・・・・・短絡ス
イッチ手段をなすオン−オフスイッチ、１１・・・・・
・短絡スイッチ手段をなす３点切替スイッチ、１１ａ・
・・・・・可動接点、１２・・・・・・点火コイル。
Claims (4)
- （１）位相がずれた２個以上のピックアップコイルを直
列に接続し、このピックアップコイルと並列に短絡スイ
ッチ手段を設けたことを特徴とする内燃機関用点火装置
。 - （２）前記短絡スイッチ手段は、前記各ピックアップコ
イルに対して１つずつ並列接続したオンオフスイッチよ
りなることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項
記載の内燃機関用点火装置。 - （３）前記短絡スイッチ手段は、前記各ピックアップコ
イルの接続点に可動接点を接続した切替スイッチよりな
ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記載
の内燃機関用点火装置。 - （４）前記切換スイッチはオフ位置を有する３点切替ス
イッチよりなることを特徴とする実用新案登録請求の範
囲第３項記載の内燃機関用点火装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2639279U JPS5843674Y2 (ja) | 1979-03-01 | 1979-03-01 | 内燃機関用点火装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2639279U JPS5843674Y2 (ja) | 1979-03-01 | 1979-03-01 | 内燃機関用点火装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55125975U JPS55125975U (ja) | 1980-09-06 |
| JPS5843674Y2 true JPS5843674Y2 (ja) | 1983-10-03 |
Family
ID=28868555
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2639279U Expired JPS5843674Y2 (ja) | 1979-03-01 | 1979-03-01 | 内燃機関用点火装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5843674Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-03-01 JP JP2639279U patent/JPS5843674Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55125975U (ja) | 1980-09-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS6267965U (ja) | ||
| JPS5843674Y2 (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
| US3768451A (en) | Ignition timing control system | |
| JPS5840029B2 (ja) | ムセツテンテンカソウチ | |
| JPS5838627B2 (ja) | 内燃機関用無接点点火装置 | |
| KR20040012528A (ko) | 디지털 제어식 유도 점화 시스템 | |
| JPS60218811A (ja) | 内燃機関の点火装置用点火コイル | |
| JPS62165476U (ja) | ||
| US4572151A (en) | Ignition system for internal combustion engines | |
| US2790914A (en) | Electrical apparatus for ignition and lighting | |
| US3566851A (en) | Magneto for multicylinder engines of automotive vehicles | |
| JPS6318779Y2 (ja) | ||
| JPH0616996Y2 (ja) | エンジンの点火装置 | |
| JPS6241582Y2 (ja) | ||
| US5954037A (en) | Redundant magneto for race car | |
| JPS6016785Y2 (ja) | 機関点火装置 | |
| JPS5845506Y2 (ja) | コンデンサ充放電式内燃機関点火装置用磁石発電機 | |
| JPS6130150B2 (ja) | ||
| JPS6016786Y2 (ja) | 機関点火時期制御装置 | |
| JPS609425Y2 (ja) | 無接点点火装置の点火時期制御用発電機 | |
| JPS5819333Y2 (ja) | 内燃機関用無接点点火装置 | |
| JPS6040873Y2 (ja) | 内燃機関点火装置用磁石発電機のステ−タ・ベ−ス | |
| JPS58222975A (ja) | 内燃機関用無接点点火装置に用いる点火角度制御装置 | |
| JPS6165074A (ja) | 内燃機関の点火装置 | |
| JPH0134550Y2 (ja) |