JPS5843187B2 - Tigフイラ−ヨウセツソウチ - Google Patents
Tigフイラ−ヨウセツソウチInfo
- Publication number
- JPS5843187B2 JPS5843187B2 JP13426075A JP13426075A JPS5843187B2 JP S5843187 B2 JPS5843187 B2 JP S5843187B2 JP 13426075 A JP13426075 A JP 13426075A JP 13426075 A JP13426075 A JP 13426075A JP S5843187 B2 JPS5843187 B2 JP S5843187B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- welding
- wire
- filler
- filler wire
- electrode
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- Arc Welding In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、非消耗性電極と、はぼ平行に溶加ワイヤを送
給して溶融溶接を行うTIGフィラー溶接装置に関する
。
給して溶融溶接を行うTIGフィラー溶接装置に関する
。
従来より、溶融溶着を行う方法には、溶加ワイヤ自身を
電極として連続的に送給し、被溶接物との間にアークを
形成して溶接を行う。
電極として連続的に送給し、被溶接物との間にアークを
形成して溶接を行う。
いわゆるMIGと呼ばれる方式と、非消耗性電極と被溶
接物との間に形成されたアーク中に、溶加ワイヤをアー
ク側面より供給し、アーク熱で溶加ワイヤを溶融して溶
着を行う、いわゆるTIGフィラ一方式などが用いられ
てきたが、これらの方法は、次に示すような利点、欠点
を有している。
接物との間に形成されたアーク中に、溶加ワイヤをアー
ク側面より供給し、アーク熱で溶加ワイヤを溶融して溶
着を行う、いわゆるTIGフィラ一方式などが用いられ
てきたが、これらの方法は、次に示すような利点、欠点
を有している。
MIG溶接方法は、細径のワイヤに大電流を流すため、
ワイヤ先端部の溶融金属は、棒端から離脱して小粒子の
形でアーク空間を母材の方へ移行するが、この小粒子は
高速プラズマ気流に吹かれて加速され、高速度で母材溶
融池に突入するため深い溶込みが得られる。
ワイヤ先端部の溶融金属は、棒端から離脱して小粒子の
形でアーク空間を母材の方へ移行するが、この小粒子は
高速プラズマ気流に吹かれて加速され、高速度で母材溶
融池に突入するため深い溶込みが得られる。
しかしながら、反面法のような欠点を有している。
(1) 溶接開始部においては、母材が十分に加熱さ
れないままに溶加ワイヤが送給され溶着が行われるため
に、母材に初期溶込み不良が生じる。
れないままに溶加ワイヤが送給され溶着が行われるため
に、母材に初期溶込み不良が生じる。
これはワイヤ自身が電極であるため、ワイヤの送給なし
にアークを発生させることができないからで、いいかえ
れば、母材を十分加熱した後で、ワイヤを送給すること
ができないからである。
にアークを発生させることができないからで、いいかえ
れば、母材を十分加熱した後で、ワイヤを送給すること
ができないからである。
(2)アーク電流値が定まれば、おのずとワイヤ送給速
度はある範囲内に制限され、したがってワイヤ電極の溶
融速度割合、および母材への熱入力を別個に所望程度に
制御できない。
度はある範囲内に制限され、したがってワイヤ電極の溶
融速度割合、および母材への熱入力を別個に所望程度に
制御できない。
(3)電極ワイヤの溶融粒子は、前記のように、母材に
高速流で突入する。
高速流で突入する。
その結果ある程度のスパッタが発生し、このスパッタは
溶接物あるいは遮蔽ガスノズル等に耐着し、このスパッ
タをたびたび取除くことが必要となってくる。
溶接物あるいは遮蔽ガスノズル等に耐着し、このスパッ
タをたびたび取除くことが必要となってくる。
またTIGフィラ一方式においては、MIG方式の欠点
を補う、即ち溶接アーク電流値と、ワイヤの送給速度は
別個に制御できる。
を補う、即ち溶接アーク電流値と、ワイヤの送給速度は
別個に制御できる。
即ち溶加ワイヤの溶融速度割合、および母材への熱入力
を別個に制御でき、このため溶接開始部において、母材
を十分にアークにより加熱溶融させた後で、溶加ワイヤ
を送給することができ、その結果母材の初期溶込み不良
などの欠陥なしに溶接を行うことができる。
を別個に制御でき、このため溶接開始部において、母材
を十分にアークにより加熱溶融させた後で、溶加ワイヤ
を送給することができ、その結果母材の初期溶込み不良
などの欠陥なしに溶接を行うことができる。
さらにスパッタ等を生起しにく、いなどの利点を有して
いる。
いる。
しかしながら、通常のTIGフィラー溶接法においては
、アークの進行方向前面より溶加材を、溶接トーチに対
してほぼ直角方向より送給して溶接を行うため、狭隘個
所の溶接には不適当であるなどの問題点がある。
、アークの進行方向前面より溶加材を、溶接トーチに対
してほぼ直角方向より送給して溶接を行うため、狭隘個
所の溶接には不適当であるなどの問題点がある。
このような欠点を排除する方法として、溶加ワイヤを非
消耗性電極とほぼ平行に送給することが考えられた。
消耗性電極とほぼ平行に送給することが考えられた。
この方式の場合、狭隘個所の溶接にも十分適用できる利
点を有している。
点を有している。
しかしながら、この方式の場合、溶接条件によっては、
溶加ワイヤの溶融金属がタングステン電極に溶着してし
まう現象が生じる。
溶加ワイヤの溶融金属がタングステン電極に溶着してし
まう現象が生じる。
即ち、たとえば溶加ワイヤの送給量が少ない場合などに
は、溶加ワイヤ先端部がアークによって加熱され、球状
となって大きく戊長し、タングステン電極に溶着する。
は、溶加ワイヤ先端部がアークによって加熱され、球状
となって大きく戊長し、タングステン電極に溶着する。
また溶加ワイヤとタングステン電極との間隙がワイヤの
振れなどによって、異常にせばまった場合に溶加ワイヤ
の溶融金属はタングステン電極に溶着してしまうという
現象が生じ好ましくない。
振れなどによって、異常にせばまった場合に溶加ワイヤ
の溶融金属はタングステン電極に溶着してしまうという
現象が生じ好ましくない。
第1図はこのような不都合が生じた場合の状態を示す。
1はタングステンなどで代表される非消耗性電極、2は
その電極1にほぼ平行して送給される溶加ワイヤを示す
。
その電極1にほぼ平行して送給される溶加ワイヤを示す
。
3は非消耗性電極1と母材金属4との間に接続された溶
接電源を示し、5は溶加ワイヤ2を送給するための装置
を示す。
接電源を示し、5は溶加ワイヤ2を送給するための装置
を示す。
6は溶加ワイヤ2の溶融部が球状に成長した場合の状態
を示し、非消耗性電極1に、溶加ワイヤ先端溶融部6が
溶着した場合、溶接不能となる。
を示し、非消耗性電極1に、溶加ワイヤ先端溶融部6が
溶着した場合、溶接不能となる。
本発明は、このような不都合を防ぐための新しい装置を
提供するものである。
提供するものである。
即ち、本発明は、非消耗性電極と、はぼ平行に溶加ワイ
ヤを送給して溶融溶接を行うTIGフィラー溶接装置に
関するもので、非消耗性電極と溶加ワイヤとの間に溶接
電源とは別の内部インピーダンスの高い電源を接続し、
その電源により溶加ワイヤに流れる電流値を検出して、
前記溶加ワイヤの送給量を調整するように構成したこと
を特徴とするTIGフィラー溶接装置に関するものであ
る。
ヤを送給して溶融溶接を行うTIGフィラー溶接装置に
関するもので、非消耗性電極と溶加ワイヤとの間に溶接
電源とは別の内部インピーダンスの高い電源を接続し、
その電源により溶加ワイヤに流れる電流値を検出して、
前記溶加ワイヤの送給量を調整するように構成したこと
を特徴とするTIGフィラー溶接装置に関するものであ
る。
以下本発明の装置の一実施例について第2図の図面とと
もに説明する。
もに説明する。
図において、1〜5は第1図の1〜5と同一部分を示す
。
。
7は非消耗性電極1と溶加ワイヤ2との間に接続された
内部インピーダンスの高い電源を示す。
内部インピーダンスの高い電源を示す。
そして溶接開始に際し、アーク8を発生させ、アーク発
生にともない溶加ワイヤ2を母材金属4の溶融部9方向
に送給させると、溶加ワイヤ2はアーク8によって加熱
される。
生にともない溶加ワイヤ2を母材金属4の溶融部9方向
に送給させると、溶加ワイヤ2はアーク8によって加熱
される。
この場合、溶接電流値に対し、溶加ワイヤの送給量が適
正量である時は、第3図イのようになり、タングステン
電極と溶加ワイヤとの間隙6寸法は適正寸法に保たれる
。
正量である時は、第3図イのようになり、タングステン
電極と溶加ワイヤとの間隙6寸法は適正寸法に保たれる
。
しかしながら、溶加ワイヤの送給量が少ない場合には、
第3図口のようになり、タングステン電極と溶加ワイヤ
との間隙6寸法は小さくなる。
第3図口のようになり、タングステン電極と溶加ワイヤ
との間隙6寸法は小さくなる。
この場合、電源7をタングステン電極1および溶加ワイ
ヤ2との間に接続すると、第3図に点線で示したように
、ワイヤ→タングステン電極とワイヤとの間隙→タング
ステン電極方向に電流が流れるが、ワイヤとタングステ
ン電極との間隙dの値により、ワイヤとタングステン電
極との間の間隙部抵抗値は大きく異り、このためワイヤ
内部を流れる電流値が変化する。
ヤ2との間に接続すると、第3図に点線で示したように
、ワイヤ→タングステン電極とワイヤとの間隙→タング
ステン電極方向に電流が流れるが、ワイヤとタングステ
ン電極との間隙dの値により、ワイヤとタングステン電
極との間の間隙部抵抗値は大きく異り、このためワイヤ
内部を流れる電流値が変化する。
この電流値の変化の信号を第2図に示すように、溶加ワ
イヤ送給部にフィードバックして、電流値が犬の時、す
なわち第3図口状態であるとき、溶加ワイヤ送給部のモ
ーターを加速するようにセットすれば、溶加ワイヤの送
給量は増大して、第3図イのようになり、溶加ワイヤと
タングステン電極との溶着を防止することができる。
イヤ送給部にフィードバックして、電流値が犬の時、す
なわち第3図口状態であるとき、溶加ワイヤ送給部のモ
ーターを加速するようにセットすれば、溶加ワイヤの送
給量は増大して、第3図イのようになり、溶加ワイヤと
タングステン電極との溶着を防止することができる。
ここで、電源7は、内部インピーダンスの高い電源で構
成されており、このためワイヤを流れる電流によって溶
加ワイヤが加熱溶融されることはない。
成されており、このためワイヤを流れる電流によって溶
加ワイヤが加熱溶融されることはない。
以上のように本発明による溶接装置によれば、簡単な構
造で溶加ワイヤと非消耗性電極との溶着を防止すること
ができ、連続して安定した溶接が行えるものである。
造で溶加ワイヤと非消耗性電極との溶着を防止すること
ができ、連続して安定した溶接が行えるものである。
第1図は従来のTIGフィラー溶接装置の断面図、第2
図は本発明によるTIGフィラー溶接装置の一実施例の
断面図、第3図イ5口はそれぞれ溶接部の拡大図である
。 1・・・・・・非消耗性電極(タングステン電極)、2
・・・・・・溶加ワイヤ、3・・・・・・溶接電源、7
・・・・・・内部インピーダンスの高い電源。
図は本発明によるTIGフィラー溶接装置の一実施例の
断面図、第3図イ5口はそれぞれ溶接部の拡大図である
。 1・・・・・・非消耗性電極(タングステン電極)、2
・・・・・・溶加ワイヤ、3・・・・・・溶接電源、7
・・・・・・内部インピーダンスの高い電源。
Claims (1)
- 1 非消耗性電極とこの電極とほぼ平行に送給する溶加
ワイヤとの間に溶接電源とは別の内部インピーダンスの
高い電源を接続し、この電源により前記溶加ワイヤに流
れる電流値を検出して溶加ワイヤの送給量を調整するよ
うに構成したことを特徴とするTIGフィラー溶接装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13426075A JPS5843187B2 (ja) | 1975-11-08 | 1975-11-08 | Tigフイラ−ヨウセツソウチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13426075A JPS5843187B2 (ja) | 1975-11-08 | 1975-11-08 | Tigフイラ−ヨウセツソウチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5258039A JPS5258039A (en) | 1977-05-13 |
JPS5843187B2 true JPS5843187B2 (ja) | 1983-09-26 |
Family
ID=15124126
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13426075A Expired JPS5843187B2 (ja) | 1975-11-08 | 1975-11-08 | Tigフイラ−ヨウセツソウチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5843187B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4350869A (en) * | 1980-08-06 | 1982-09-21 | The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy | Method of automatically welding with a non-consumable electrode |
JPS58119465A (ja) * | 1982-01-11 | 1983-07-15 | Mitsubishi Electric Corp | ア−ク溶接装置 |
DE102004046229B3 (de) * | 2004-09-22 | 2006-02-02 | Sms Eumuco Gmbh | Strang- und Rohrpresse |
-
1975
- 1975-11-08 JP JP13426075A patent/JPS5843187B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5258039A (en) | 1977-05-13 |
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