JPS5841518B2 - ジユドウガタヒヨウジソウチ

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【発明の詳細な説明】本発明は液晶表示装置、エレクトロクロミック表示装置
、ＰＬＺＴ表示装置の如き受動型表示装置に関する。

本発明の目的は、受動型表示装置の照明光源をパルス駆
動することにより光源の色温度を高めることにより受動
型表示装置の表示効果を向上せしめることにある。

本発明の別の目的は、受動型表示装置の照明光源をパル
ス駆動することにより、表示のための電力消費効率を高
めることにより、消費電力の節減を計ることにある。

従来のアナログ表示装置に替ってデジタル表示装置が電
卓、電子時計、計測器の分野で使われるようになってい
る。

これらデジタル表示装置として液晶表示装置、発光ダイ
オード表示装置、エレクトロクロミック表示装置、ＰＬ
ＺＴ表示装置などが列挙される。

この中の液晶表示装置に代表される受動型表示装置は、
動作電圧が低く（数ボルト以下）ＣＭＯ８ＩＣの電源と
共用動作ができること及び消費電力が少ない（数μＷ以
下）ことから、その応用分野は極めて広い。

しかし、これらの受動型表示装置には暗いところで見え
ないという欠点があり、民生用機器の表示装置として薄
暗い環境で見難いことは非常な欠点となる。

このため環境照明の暗い所で見えるようにするために一
物の電子腕時計では補助の照明光源が用いられている。

第１図には液晶表示電子腕時計のモジュールを示す。

小型タングステンランプ１の発する光は導光板２を通し
て液晶表示装置４を通り、時刻を表示する。

ここで使用される電源３は１．５ボルトの酸化銀銀電池
である。

さて、上記小型ランプを１．５ボルトの電池にて点灯す
るとき、電池の化学反応が遅いため大電流（数ｒｎＡ）
ドレインの要求を満足することができずに電源電圧は降
下する。

このためランプに供給される電流値は減少し、この結果
、上記小型ランプの光源の色温度は低下する。

この結果照明光は赤味を帯びて視感度の低下を罷り、非
常に見難い表示となる。

本発明は、かかる欠点を改めるもので詳細を実施例に述
べる。

実施例１本発明による液晶表示電子腕時計の照明回路を第２図に
述べる。

時刻修正機能と兼用のランプ点灯スイッチ５をＯＮにす
るとゲート回路６による６４Ｈｚの点灯信号がスイッチ
ングトランジスタ７０ベースに与えられ、ランプ８の点
灯制御を行なう。

抵抗９は電源電圧の低下による発振回路停止を防ぐ保護
抵抗である。

本発明によるパルス点灯方式では、直流点灯方式に比し
て光源の色温度が高い赤味のない白色光による明瞭なる
時刻表示を得ることができた。

また、このときの消費電力もパルス点灯方式は直流点灯
方式に比して少なくすることが可能である。

実施例２本発明によるエレクトロクロミック表示装置の構造図を
第３図に示す。

７セグメント３１／２桁数字表示装置をメタライズされ
た白色セラミックス基板１０、スペーサー１１、透明電
極付きガラス板１２で構威し、臭化ビオロゲン水溶液を
充填する。

補助照明として小型ランプ１３を表示面側に配置する。

かかる表示装置において、暗い照明環境下でも上記小型
ランプのパルス点灯による補助照明は色温度の高い白色
照明を与えるものであり臭化ビオロゲンによる有色（紫
色）表示においても、セラミック基板との良好なるコン
トラストを与えるものであった。

本発明は液晶表示装置、エレクトロクロミック表示素子
の如き受動型表示素子に補助光源を用いて暗い照明環境
での表示効果を改良するものであり、この他の受動型表
示装置にも容易に適用できるものである。

本発明は直流電源をエネルギー源とする表示のための光
源を備え、上記光源を２０ｆ（ｚより高い周波数で駆動
することを特徴とする表示装置である。

【図面の簡単な説明】

第１図は補助照明付き電子腕時計のモジュールを示す。第２図は本発明による照明ランプの駆動回路を示す。第３図は本発明によるエレクトロクロミック表示装置。

【特許請求の範囲】

１受動型表示装置において、直流電源をエネルギーと
する表示のための光源を備え、上記光源をスイッチング
するための手段を備え、上記スイッチング手段を２０Ｈ
ｚより高い周波数で駆動することを特徴とする受動型表
示装置。