JPS5841505Y2 - 磁気センサに用いる検波器 - Google Patents

磁気センサに用いる検波器

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JPS5841505Y2
JPS5841505Y2 JP1974127814U JP12781474U JPS5841505Y2 JP S5841505 Y2 JPS5841505 Y2 JP S5841505Y2 JP 1974127814 U JP1974127814 U JP 1974127814U JP 12781474 U JP12781474 U JP 12781474U JP S5841505 Y2 JPS5841505 Y2 JP S5841505Y2
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JP
Japan
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magnetic sensor
transistor
detector
voltage
resistor
Prior art date
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Expired
Application number
JP1974127814U
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JPS5153857U (ja
Inventor
多賀雄 杉崎
実 日暮
Original Assignee
ティーディーケイ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はトランジスタを用いた検波器に関し、特に磁気
センサの出力を検波するに好適な検波器に関する。
本考案は簡単な回路で入力インピーダンスが比較的高く
取れ、かつスレシホールド電圧の温度補償ができ、磁気
センサに用いるに好適な検波器を提供することを目的と
する。
従来の検波器は入力インピーダンスを上げるため、前置
増幅回路を使用していたが、本考案の回路を利用すれば
、前置増幅回路を省略することができ、回路を簡略化す
ることができる。
以下図面に従って説明する。
第1図は本考案による検波器の一実施例で、参照番号1
0は磁性線を用いた倍周波発振型の磁気センサ、20は
磁気センサに接続される検波器である。
磁気センサ10において、発振源efから周波数1〜2
MHzの励振電流■fが磁性線Mに流れる。
この状態で外部磁気が検知されれば磁性線上に巻かれた
巻線に倍周波電圧e2fが発生する。
この電圧62fは一般的傾向として周囲温度が低いとき
は小となり、高温では大となり、第2図のようになる。
そこでこの62fを検波する検波器20のスレシホール
ド電圧V5の温度特性は低温側で低いことが望ましい。
また検波器20の入力インピーダンスが低いと、第3図
に示すように信号電圧e2fの値も小さくなってしまう
ので、この入力インピーダンスを大とすることを要する
検波器20において、Tは変成器であり、nl、R2は
それぞれ1次巻線数および2次巻線数を示す。
通常変圧器Tの入力レベルは比較的低いので、n 2/
n 1> 1なる変成器を使用するORI、R2,R
3は固定抵抗器、SMはサーミスタのような温度依存可
変抵抗素子、Dはダイオード、coは静電容量、そして
Qはトランジスタである。
磁気センサ10からの入力信号62fがない場合、Qは
導通せず出力端子には供給電圧Vccに等しい電圧が出
ている。
次に本検波器に人力信号e2fが変圧器Tの1次側に加
わったとき、n2/n□〉1であるためTの2次側には
昇圧された高周波電圧が出る。
この高周波電圧はダイオードDにより検波される。
この検波された電圧とR1とR2+8Mの抵抗値の比で
決まるバイアス電圧が重畳されてl・ランジスタQのベ
ースに加えられる。
Qのベースにバイアス電圧だけ加わっただけではQは導
通にならないが、このバイアス電圧に更に検波電圧が加
わるとQが導通するように回路常数が選ばれる。
Qが導通することにより出力端子には■。
Cより低下した直流電圧又は零に近い直流電圧が出る。
従って出力端子における直流電圧レベルが下ったとき信
号を検知したことになる。
サーミスタSMがない場合には検波器のスレシホールド
電圧■5の温度特性は第4図のように低温側で高く、高
温側で低い負特性を有する。
これでは、低温側では小さい倍周波電圧elfを検波す
るには適さない。
一方、サーミスタSMとして抵抗値の温度係数が負特性
のものを用いるときは、抵抗素子R2と該サーミスタS
Mの合成抵抗が低温側で高く、高温側で低くなる。
従ってトランジスタQのベースに加わるバイアス電圧は
低温側で高く、高温側で低くなる。
この結果検波器のスレシホールド電圧■8はベース電圧
に逆比例するのでV8の合成温度特性は第5図のように
正特性となるか又は第6図のようにほぼ平担なスレシホ
ールド電圧の温度特性を得ることができる。
また他の抵抗温度特性を有するサーミスタSMを使用す
ることにより所望の合成温度特性を得ることができるこ
とは明らかである。
このようにサーミスタ素子SMは検波器20のスレシホ
ールド電圧■、の温度特性を低温側で低くする。
またサーミスタ素子は、低温側で抵抗が大となり検波器
20の人力インピーダンスを低温側で大従って倍周波電
圧82fを大とし、高温側ではその抵抗が小となり入力
インピーダンスを小従って62fを小とするので、第7
図に示すように、e2fの温度特性はほぼ平担なものと
なり、従って周囲温度に左右されることなくe2fを検
波することが可能となる。
第1図において抵抗素子R2がない場合には高温側で前
記サーミスタSMの抵抗値が小さくなつた場合、トラン
ジスタQのベースにかかるバイアス電圧も小さくなり過
ぎて多大の人力信号が入らなければQは導通しなくなる
R2はこれを防止するためのものである。
次にダイオードDについて述べる。
ダイオードDは入力信号を検波すると同時に、ダイオー
ドDによる抵抗分がベース・エミッタ間抵抗と直列に入
り入力側から見たインピーダンスを増大させる。
即ち、トランジスタQのエミッタリード線抵抗は、例え
ば鉄を用いるとしても比抵抗9.8 X 10106Q
と極めて小さく、トランジスタQのベースからみた抵抗
がβ倍(β=50〜100)となるとしても極めて小さ
いものであり、従ってベース・エミッタ間抵抗に直列に
入るダイオードDの抵抗分は入力側から見たインピーダ
ンスを増大させることになる。
一方このダイオードDを普通の固定抵抗で置き換えただ
けでは単に検波器のスレシホールド電圧のレベルが上る
だけであり望ましくない。
また検波作用もない。
従って該ダイオードDはスレシホールド電圧をほとんど
変えずに入力インピーダンスを大とすることができると
共に検波作用をも行うことができる。
静電容量C8は高調波成分をバイパスしてダイオードD
の検波出力を整形するもので、coがない場合には検波
出力は第8図のようになり、coを挿入した場合には第
9図のようになる。
従って、低速の入力信号の場合にはC8を挿入すること
により検波出力がより安定なものとなる。
第10図は通常構成される検波器回路を示すものであり
、その初段のトランジスタQ1は前置増幅用であり、後
段のトランジスタQ2は検波用である。
この場合にはトランジスタQ1のエミッタ抵抗R4を挿
入することにより前置増幅器の入力インピーダンスが大
きくするよう構成している。
次に本考案の回路と、第10図の従来の回路とを比較し
て本考案の利点を述べる。
第10図の回路ではTの2次側が直接接地されているの
に対し、本考案の回路ではサーミスタSMと抵抗R2と
を通して接地されている。
このようにすることにより第10図の直流阻止コンデン
サC□を省略することができ、ま第10図で入力インピ
ーダンス上げるため前置増幅器を必要としたのに対して
、本考案では前置増幅器なしで人力インピーダンスを上
げることができ、従来のものよりも使用部品数が少なく
、製造コストも安価になる。
以上説明したように本考案によれば、低温時の入力イン
ピーダンスを比較的高くシ、かつスレシホールド電圧の
低温側の温度補償ができるので、磁気センサの出力を検
波するに好適な検波器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による検波器の回路図、第2図は磁気セ
ンサの出力電圧の温度特性、第3図は磁気センサの出力
電圧と検波器の入力インピーダンスとの関係、第4図は
検波器にサーミスタがない場合のスレシホールド電圧V
8の温度特性、第5図および゛第6図はサーミスタを使
用した場合のスレシホールド電圧の温度特性、第7図は
本考案による検波器で得られる磁気センサの出力電圧の
温度特性、第8図は検波器において静電容量C8かない
場合のダイオードDの検波出力、第9図は静電容量C8
がある場合のダイオードDの検波出力、第10図は検波
器の従来例である。 10・・・・・・磁気センサ、20・・・・・・検波器
、Q・・・・・・トランジスタ、SM・・・・・・サー
ミスタ、D・・・・・・ダイオード、co、C1,C2
・・・・・・コンデンサ、R工、R2,R3・・・・・
・抵抗、T・・・・・・トランス、nl・・・・・・1
次巻線数、nz1次巻線数。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 倍周波発振型の磁気センサに一次巻線が接続される入カ
    ドランスTと、該トランスTの二次巻線の一端と接地間
    に挿入される負特性の温度依存可変抵抗素子SMと抵抗
    R2の直列接続と、二次巻線の他端に一端が接続される
    ダイオードDと、ベースがダイオードDの他端に接続さ
    れエミッタが接地されるトランジスタQと、該トランジ
    スタQのベースと接地間に挿入される静電容量と、前記
    トランスTの二次巻線の他端と電源との間に挿入される
    抵抗R1と、前記トランジスタQと電源との間に挿入さ
    れる抵抗R3と、抵抗R3を介して引き出される出力端
    子とを有することを特徴とする磁気センサに用いる検波
    器。
JP1974127814U 1974-10-22 1974-10-22 磁気センサに用いる検波器 Expired JPS5841505Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1974127814U JPS5841505Y2 (ja) 1974-10-22 1974-10-22 磁気センサに用いる検波器

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JP1974127814U JPS5841505Y2 (ja) 1974-10-22 1974-10-22 磁気センサに用いる検波器

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Publication Number Publication Date
JPS5153857U JPS5153857U (ja) 1976-04-24
JPS5841505Y2 true JPS5841505Y2 (ja) 1983-09-19

Family

ID=28382551

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JP1974127814U Expired JPS5841505Y2 (ja) 1974-10-22 1974-10-22 磁気センサに用いる検波器

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US4574709A (en) * 1983-12-05 1986-03-11 The Mead Corporation Shelf element and support therefor

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JPS5153857U (ja) 1976-04-24

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