JPS5841154Y2 - 吸収材料取出器 - Google Patents

吸収材料取出器

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Publication number
JPS5841154Y2
JPS5841154Y2 JP1977058015U JP5801577U JPS5841154Y2 JP S5841154 Y2 JPS5841154 Y2 JP S5841154Y2 JP 1977058015 U JP1977058015 U JP 1977058015U JP 5801577 U JP5801577 U JP 5801577U JP S5841154 Y2 JPS5841154 Y2 JP S5841154Y2
Authority
JP
Japan
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absorbent material
protrusion
inner lid
raised part
lid
Prior art date
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Expired
Application number
JP1977058015U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS53151849U (ja
Inventor
規夫 三好
勝敬 前田
義治 藤本
Original Assignee
三菱レイヨン株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱レイヨン株式会社 filed Critical 三菱レイヨン株式会社
Priority to JP1977058015U priority Critical patent/JPS5841154Y2/ja
Publication of JPS53151849U publication Critical patent/JPS53151849U/ja
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は適宜液剤を含浸させた吸収材料等を収納し、か
つ取出すための取出器に関する。
本考案の目的は、単一の容器から連続的に吸収材料を供
給しかつ容器内に収容される吸収材料が乾燥しないよう
にし、しかも個々に密封された包みを開く必要のない容
器を提供することにある。
ここに吸収材料とは布帛、不織布、紙、綿、或いは発泡
材その他、一定の液剤等の吸水性、付着性を具え、更に
素材自身が適度の弾力性を有するものであればよい。
従来この種の取出器においては、例えば実開昭51−7
345号の容器のように、容器内部から引出した帯状紙
布の先端部を引出自在に挾持しうる十文字状等の弾力性
のある切口を有する皿状凹部を蓋体の略中央部に設ける
もの等が提案されていた。
しかしながら、この従来の容器にあっては、皿状凹部の
厚みが均一であり、また、その蓋体の上面が平面で、か
つその切口が蓋体上面とほぼ同じ高さに位置しているた
め、吸収材料の切り離しが完全に行なわれない場合があ
った。
本考案は吸収材料の切り離しを確実・容易に行いうる取
出器を提供するものであって、容器の中蓋が隆起部と隆
起部に向けて下降する傾斜部とを有し該隆起部の上面に
内容物取出小孔を穿設し、かつ、該小孔の周縁に適宜形
状の細溝を刻設することによって、該隆起部の上面に吸
収材料突刺用の突起を形威し、該突起をその先端から基
部にかけて漸次肉厚にするとともに、該突起を前記傾斜
部の最上部より低いところに位置させたことを特徴とす
るものである。
以下、図面によりその実施例を説明すれば、取出器は容
器本体1中蓋2及び外蓋5により構成され、これらはプ
ラスチック、積層紙、金属、ガラス又はその組合せによ
る適当な材料によって形成することができるが、容器本
体に積層紙を用いた所謂複合管を使用すればその棄却処
理が極めて容易となる利点がある。
中蓋2にはその中央に設けられた隆起部13と、周縁部
11の上端がら隆起部13に向けて下降する傾斜部12
が設けられている。
この隆起部13の上面中央には内容物取出小孔3が穿設
されており、該小孔3の周縁には8本の細溝4が放射状
に刻設され、該細溝4と同数の吸収材料7上端の突起1
4が形成されている。
そして、この突起14は先端がら基部に向うに従って漸
次肉厚になっており、第1図及び第2図にて示されるよ
うに側面視楔形となっている。
また、該突起14は、隆起部13の最上部aより低い位
置にある。
さらに、中蓋2の周縁部11の任意個所に帯片6が延設
され、その先端に外蓋5が連設されている。
又容器本体1は気密であり、中蓋2及び外蓋5を套嵌す
ることにより密封されるもので、蓋体の嵌合は弾発嵌合
、摩擦嵌合、或いはねじ嵌合等が可能である。
而して容器本体内に芳香性清浄液や皮膚用薬剤等の適宜
液剤等を含浸させた織成、紐状、シート状の吸収材料7
をロール状、折り畳み状或いは旋回状に収容すると共に
その先端部を引出し、前記内容物取出小孔に通挿して容
器外へ導いて成るものである。
なお、上記実施例においては、中蓋2及び外蓋5が帯片
6によって連接されているが勿論別体に形成してもよく
、突起14も平面視において鋸刃の如きジグザグ状等種
々の形状のものが実施可能であり、突起14の数も実施
例に限定されない。
また、内容物取出小孔3は、必ずしも隆起部13の上面
中央に設ける必要はなく、その形状、大きさは自由であ
る。
即ち、突起14の大きさ数、形状及び取出小孔3の大き
さ、形状そして細溝4の数、形状は、吸収材料の大きさ
や材質、強度等にあわせて変化させればよい。
さらに、上記の隆起部13の上面は、必ずしも、最上端
面である必要はない。
なお、中蓋2を硬質プラスチック等の硬質材料で形成す
れば、これに設ける突起14が鋭利で強靭となり、吸収
材料を取出して使用する際所要の長さのところで切り離
し易くなる。
さらに外蓋5の形状は自由であり、その大きさも中蓋2
と同径である必要はなく、切開部3,4を覆うことがで
きれば中蓋より小径であってもよい。
また、使用前の内容物の密封性を確実になすため、容器
本体開口部或いは中蓋の内容物取出し小孔に閉鎖体(シ
ール或いはスコアーを刻入した開放容易型蓋体等)を設
けることも可能である。
斯くして戒る本案取出器を用うるに、不使用時は外蓋5
を嵌合して内容物の含浸剤等の蒸発を避けると共にほこ
り等の進入を防ぎ、使用時は外蓋5を脱去して吸収材料
7上端部を隆起部の取出器7L3より引出し、所要長さ
だけ使用することができる。
この場合取出小孔3を通過する吸収材料7は織成等に折
りたたまれて引出されるが取出小孔3の吸収材料7の引
出しに及ぼす抵抗は吸収材料7の強度以下に抑えなけれ
ばならず、この適度の抵抗力は引出し中の吸収材料7を
保持する作用を有するので、予め吸収材料7に刻まれた
ミシン目などにより容易に切り離すことが可能である。
ここで吸収材料7の切り離し方法をより詳細に説明する
と、まず、吸収材料7は織成等に折り畳まれ隆起部13
内面から、取出小孔より上方に引き上げられる。
その際吸収材料7にミシン目が刻まれてあれば、ミシン
目に突起14の先端が突き刺る。
そこでさらに吸収材料7を引っ張れば、ミシン目に突き
刺っている突起14が抵抗になって、このミシン目の個
所から吸収材料7がミシン目に側って順次破れていく。
この際、最初に突起14が突き刺った個所における吸収
材料7は、突起14の下部にひっかかった状態で保持さ
れ、これが抵抗になって突起4が突き刺っていないミシ
ン目は突起4より1乃至2cm上方に引き上げられなが
ら順次破れていく。
したがってミシン目に側って吸収材料7が全部破り取ら
れても、次の吸収材料の一部は突起4より1乃至2cm
突出した状態で停まるため、次の使用の際には、この突
出した部分を引っばり上げれることが可能になる。
特に本考案の取出器にあっては、突起14がその先端か
ら基部にかけて漸次肉厚になっており、突起14の腰は
強く、突起14に突き刺った部分の吸収材料7を突起1
4の下部にて完全に保持し、突起14が引き上げの力に
抗しきれず上方に反り返ってしまうことによって突き刺
った吸収材料がはずれてしまうという事態を防止するこ
とができたものである。
しかも、本考案の中蓋2はその全体形状において、下降
する傾斜部12と傾斜部の下端から立ち上る隆起部13
とを有し、かつ傾斜部12の最上部aより低い位置に突
起14が位置している。
したがって、第4図に示すように、吸収材料の引き上げ
に従がって傾斜部12、隆起部13及び突起14の全体
が、傾斜部12の最上部aを支点として、若干上昇する
ここで突起14は傾斜部12の最上部aより低い位置に
設けられているため、突起14が上昇して該最上部aと
同じ高さに近づけば近づくほど、突起14と該最上部と
の距離は大きくなり、内容物取出小孔3の孔の大きさを
小さくする方向に突起14が移動しようとする。
但し、隆起部13は筒状の立体であるため、該小孔3不
規則な変形を行いながら、突起14同志は近づいていく
そしてこの小孔3を小さくする突起14の動きにより、
突起14がより吸収材料のミシン目に突き刺さり易くな
り、かつ、突き刺さった突起14がミシン目から抜けに
くくなる。
なお、単に傾斜部12の下部に突起を設けるのではなく
、隆起部13を設けているため、傾斜部12が完全に反
り返ってしまうことを防止する。
さらに、傾斜面12の下部から隆起部13にかけての突
出した形状は、極めて指になじみ易い形状とすることが
できる。
したがって、取出小孔3より吸収材料7が少ししか出て
いない場合にあっても、これを指でつまみ、容易に引っ
ばり出すことができる。
また、隆起部13を内方に押すことによって、突起14
の先端を吸収材料7に突き刺すことが可能となる。
よって、吸収材料7にミシン目が刻まれていない場合に
あっても、容易に突起14を吸収材料7に突き刺すこと
ができる。
なお、隆起部13の上部附近から突起14が突出してい
るため、隆起部13内壁が吸収材料7のガイドとなり、
吸収材料7がうまく折り畳まれずに上ってきた場合にあ
っても、隆起部13内を通過する際に完全に畳まれ、取
出小孔3から円滑に取り出され得る。
従って本案取出器を家庭用又は営業用として卓上等種々
の場所に置いて、必要時に必要量だけ自由に吸収材料を
簡便に取出すことができ、吸収材料に芳香性清浄液や皮
膚用薬剤−等を含浸させることにより洗浄、清浄、払拭
等広範囲の目的に使用し得るものである。
斜上の如く本考案吸収材料取出器は新規な構成にしてそ
の実用上の効果は著大である。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図はその一部
断面正面図、第2図は中蓋及び外蓋の縦断面図、第3図
は第2図の平面図、第4図は、中蓋の動きを説明する第
2図の要部拡大図である。 1・・・・・・容器本体、2・・・・・・中蓋、3・・
・・・・内容物取出小孔、4・・・・・・細溝、5・・
・・・・外蓋、7・・・・・・吸収材料、12・・・・
・・傾斜部、13・・・・・・隆起部、14・・・・・
・突起、a・・・・・・傾斜部の最上部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器本体内に適宜液剤等を含浸させた吸収材料を収納し
    、該容器の上端開口部に中蓋を套嵌すると共に、該中蓋
    に内容物取出用の切開部を設け、該中蓋の上方に外蓋を
    着脱自在に取り付けてなる吸収材料取出器において、該
    中蓋が隆起部と隆起部に向けて下降する傾斜部とを有し
    、該隆起部の上面に内容物取出小孔を穿設し、かつ、該
    小孔の周縁に適宜形状の細溝を刻設することによって、
    該隆起部の上面に吸収材料突刺用の突起を形成し、該突
    起をその先端から基部にかけて漸次肉厚にするとともに
    、該突起を前記傾斜部の最上部より低いところに位置さ
    せたことを特徴とする吸収材料取出器。
JP1977058015U 1977-05-06 1977-05-06 吸収材料取出器 Expired JPS5841154Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1977058015U JPS5841154Y2 (ja) 1977-05-06 1977-05-06 吸収材料取出器

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JP1977058015U JPS5841154Y2 (ja) 1977-05-06 1977-05-06 吸収材料取出器

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Publication Number Publication Date
JPS53151849U JPS53151849U (ja) 1978-11-29
JPS5841154Y2 true JPS5841154Y2 (ja) 1983-09-17

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ID=28956442

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JP1977058015U Expired JPS5841154Y2 (ja) 1977-05-06 1977-05-06 吸収材料取出器

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS517345B2 (ja) * 1971-09-29 1976-03-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS517345U (ja) * 1974-07-02 1976-01-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS517345B2 (ja) * 1971-09-29 1976-03-06

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JPS53151849U (ja) 1978-11-29

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