JPS5839763B2 - 二酸化硫黄製造法 - Google Patents
二酸化硫黄製造法Info
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- JPS5839763B2 JPS5839763B2 JP12717477A JP12717477A JPS5839763B2 JP S5839763 B2 JPS5839763 B2 JP S5839763B2 JP 12717477 A JP12717477 A JP 12717477A JP 12717477 A JP12717477 A JP 12717477A JP S5839763 B2 JPS5839763 B2 JP S5839763B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、硫酸製造及びバルブ工業、紙工業に使用せら
れる二酸化硫黄の製造法に係る。
れる二酸化硫黄の製造法に係る。
技術的には、酸素1容、二酸化硫黄5容の混合気体中に
おいて硫黄を燃焼せしめて高濃度(90%容に至る)の
二酸化硫黄を製造する方法が既知である。
おいて硫黄を燃焼せしめて高濃度(90%容に至る)の
二酸化硫黄を製造する方法が既知である。
当該工程は1200℃において特殊の炉中で実施せられ
る。
る。
炉の構造の特徴は硫黄を噴射する二つのノズルと復帰す
るガスを冷却する熱交換器を具備することで、復帰ガス
の大部分は反応器に送られて所要の温度条件保持に供せ
られる。
るガスを冷却する熱交換器を具備することで、復帰ガス
の大部分は反応器に送られて所要の温度条件保持に供せ
られる。
(N、A、ゲルトケンケル、硫化鉱及び硫黄からの二酸
化硫黄製造、論文集、ゴスキミツダト、1957年参照
)。
化硫黄製造、論文集、ゴスキミツダト、1957年参照
)。
上記既知法の欠点は、復帰ガスを反応器に循環させるこ
とによる生産性の低下、硫黄の高度精製を要することに
よる工程の複雑性及び外部熱交換器の存在である。
とによる生産性の低下、硫黄の高度精製を要することに
よる工程の複雑性及び外部熱交換器の存在である。
炉内の作動領域が高温(1200℃)であるため本工程
を加圧下に実施することは困難である。
を加圧下に実施することは困難である。
技術的には、また、高濃度の二酸化硫黄を製造する別の
方法が既知であって、流動床に酸素を送入して固形硫黄
を同時に溶融、蒸発および酸化する方法がある(A、G
、アメリン、硫酸の製造、キミア、1971年、第32
1ページ)。
方法が既知であって、流動床に酸素を送入して固形硫黄
を同時に溶融、蒸発および酸化する方法がある(A、G
、アメリン、硫酸の製造、キミア、1971年、第32
1ページ)。
この方法の欠点は、酸化工程に空気でなく酸素を用いる
時は反応温度が急上昇するため水沫を工業規模に実施す
ることが不可能である点である。
時は反応温度が急上昇するため水沫を工業規模に実施す
ることが不可能である点である。
温度は2500℃以上に上昇し、除熱の問題が未解決で
ある。
ある。
不活性物質は流動床をなしているから、硫黄は上層に移
行でき、硫黄蒸気は流動床上方の帯域において燃焼し得
る。
行でき、硫黄蒸気は流動床上方の帯域において燃焼し得
る。
この方法の他の欠点は、圧力の増加に比例して熱発生の
比率が犬となるため、本工程を加圧下に実施することが
不可能である点である。
比率が犬となるため、本工程を加圧下に実施することが
不可能である点である。
また、硫黄から二酸化硫黄を製するのに技術的に広く既
知の方法として、溶融硫黄床に全空気容の0.5〜1.
0%の第一次空気を通じ、次いで燃焼室において硫黄蒸
気を酸化する方法があり、燃焼室においてはサイクロン
中で第二次空気を横から送入して硫黄蒸気の完全燃焼を
確実ならしめる。
知の方法として、溶融硫黄床に全空気容の0.5〜1.
0%の第一次空気を通じ、次いで燃焼室において硫黄蒸
気を酸化する方法があり、燃焼室においてはサイクロン
中で第二次空気を横から送入して硫黄蒸気の完全燃焼を
確実ならしめる。
粉砕された塊状硫黄はスクリューコンベヤーによって炉
の下部、送風帯に送入され、液状硫黄の熱によって溶融
する。
の下部、送風帯に送入され、液状硫黄の熱によって溶融
する。
この工程を促進するため第一次空気を床中に送る。
送風により床の鉛直面内の融液の攪拌が強化され、融液
面は絶えず更新する。
面は絶えず更新する。
送風層の温度は300〜380℃で、沸点(444℃)
は、大気圧においては界面においてのみ達せられる。
は、大気圧においては界面においてのみ達せられる。
蒸気量のほとんど全部は、この方法により、床面におい
て発生する。
て発生する。
この方法は不純な硫黄を用いて操業するに適当であって
、炉の下部から定期的にスラジを除去する。
、炉の下部から定期的にスラジを除去する。
炉の熱的ストレスは噴射型炉の場合よりも大きく、1立
方メートル当たり毎時約1.7X106キロカロリーで
ある。
方メートル当たり毎時約1.7X106キロカロリーで
ある。
得られる二酸化硫黄の濃度は12〜18%容である(技
術情報、第5集、ギプロキム、1959年)。
術情報、第5集、ギプロキム、1959年)。
この方法の欠点は、得られる二酸化硫黄が低濃度である
ことである(18%容を超えない)。
ことである(18%容を超えない)。
本発明が特に目的とする所は広範囲の圧力、1〜35気
圧において高濃度(100%容に達する)の二酸化硫黄
を製造するにある。
圧において高濃度(100%容に達する)の二酸化硫黄
を製造するにある。
本発明の別の目的は二酸化硫黄製造法を1.5〜3.0
倍効率化するにある。
倍効率化するにある。
更に本発明が目的とする所は、高圧において炉の構造に
対する高温の作用を排除する方法を提供するにある。
対する高温の作用を排除する方法を提供するにある。
本発明の要点は、硫黄を溶融し、溶融硫黄を通風床にて
蒸発し、得られる硫黄蒸気を酸化して目的物を得る二酸
化硫黄製造法において、本発明によれば、溶融硫黄に十
分な深さで酸素を通じて硫黄を蒸発し、得られる硫黄蒸
気を不活性物質の流動床において酸素を以て酸化するに
ある。
蒸発し、得られる硫黄蒸気を酸化して目的物を得る二酸
化硫黄製造法において、本発明によれば、溶融硫黄に十
分な深さで酸素を通じて硫黄を蒸発し、得られる硫黄蒸
気を不活性物質の流動床において酸素を以て酸化するに
ある。
ここに提示された方法は酸素気流中における硫黄の直接
燃焼を可能にし、二酸化硫黄製造工程の効率を向上する
。
燃焼を可能にし、二酸化硫黄製造工程の効率を向上する
。
硫黄の沸点において溶融硫黄に酸素を通じて硫黄を蒸発
することが望ましく、このことが硫黄蒸発の最大効率を
確実ならしめる。
することが望ましく、このことが硫黄蒸発の最大効率を
確実ならしめる。
1〜35気圧の下で硫黄を蒸発し、その蒸気を酸化する
ことができる。
ことができる。
不活性物質として、石英砂、シリカゲル、もしくはアル
ミノケイ酸塩を使用することが望ましい。
ミノケイ酸塩を使用することが望ましい。
本発明の更に詳しい説明は添付の図面の工程図に示され
る。
る。
粉砕された硫黄は、コイル2を通ずる水蒸気により、或
は他の適当な方法によって熱せられ室1において溶融さ
れる。
は他の適当な方法によって熱せられ室1において溶融さ
れる。
溶融硫黄は濾過室3に通して精製される。
精製された溶融硫黄は、140〜150℃の温度にてポ
ンプ4の作用により炉のバブリング、即ち通風室5に送
入され、該室内で送風管6を通して溶融硫黄床7に酸素
が送られる。
ンプ4の作用により炉のバブリング、即ち通風室5に送
入され、該室内で送風管6を通して溶融硫黄床7に酸素
が送られる。
送気管6のバブリング部分は溶融硫黄の液面から1m以
上の深さに位置する。
上の深さに位置する。
酸素送入率は熱収支及び物質収支に関連して計算され、
工程パラメーターに依存する。
工程パラメーターに依存する。
既知の通気法と異なり、本法における酸化及び蒸発は気
泡の内部において生起する。
泡の内部において生起する。
燃焼反応の連鎖性に基づき、硫黄蒸気は1/10秒以内
に酸素中で燃焼する。
に酸素中で燃焼する。
気泡内部の温度は急激に上昇し、酸素中における硫黄の
断熱燃焼の理論温度(約3000〜3500℃)に接近
する。
断熱燃焼の理論温度(約3000〜3500℃)に接近
する。
酸素を溶融流黄にバブリングして得られる気泡内で硫黄
の蒸発、自然燃焼及び燃焼が起るのは、溶融硫黄温度が
硫黄蒸気の自然燃焼温度より著しく高くなり、300〜
650℃の範囲になる(実施例1〜5参照)からである
。
の蒸発、自然燃焼及び燃焼が起るのは、溶融硫黄温度が
硫黄蒸気の自然燃焼温度より著しく高くなり、300〜
650℃の範囲になる(実施例1〜5参照)からである
。
気泡内での硫黄蒸気の燃焼速度が高いので、初期燃焼温
度は、断熱過程に相当する最高値に達し得る。
度は、断熱過程に相当する最高値に達し得る。
溶融硫黄を通して気泡が液面まで昇るにつれて、気泡は
溶融硫黄7と熱交換を行い、さらに詳しくは気泡内部で
の硫黄の蒸発や硫黄と熱交換素子との熱交換により、溶
融硫黄床7の温度は、最終的に溶融硫黄温度に近い値ま
で下る。
溶融硫黄7と熱交換を行い、さらに詳しくは気泡内部で
の硫黄の蒸発や硫黄と熱交換素子との熱交換により、溶
融硫黄床7の温度は、最終的に溶融硫黄温度に近い値ま
で下る。
この熱交換過程は、融液表面から送気管に至る深さ1〜
1.5メ一トノ階おいて完結する(実験値)。
1.5メ一トノ階おいて完結する(実験値)。
本工程中、気泡は装置各部と直接接触することなく、従
って反応室壁は融液の温度以上には熱せられない。
って反応室壁は融液の温度以上には熱せられない。
蒸気と気体の混合物が通風室5を出る時の組成は、圧力
、温度、熱損失等、工程パラメーターによって決定され
る。
、温度、熱損失等、工程パラメーターによって決定され
る。
本法においては、炉の通風帯における反応熱は硫黄を蒸
発して融液を作動温度まで熱するのに使われる。
発して融液を作動温度まで熱するのに使われる。
混合物の組成は、通風床にある特殊の熱交換器8により
熱の一部を取り去ることによって調整することができる
。
熱の一部を取り去ることによって調整することができる
。
硫黄蒸気及び二酸化硫黄の一部は気体配分格子9を経て
不活性物質の流動床10に送られる。
不活性物質の流動床10に送られる。
100%SO2が要求される場合には第二次酸素が送気
管11を介して小過剰(理論量の1〜1.5%)に送ら
れる。
管11を介して小過剰(理論量の1〜1.5%)に送ら
れる。
過剰酸素の量を変えることにより気体中のSO2の所要
濃度が得られる。
濃度が得られる。
熱交換器12は流動床帯域から熱を取り去る作用をする
。
。
流動床における大きい熱移動係数は床温度を600〜7
00℃に保持することを可能ならしめる。
00℃に保持することを可能ならしめる。
通常の内張及び構造材料を本装置の製作に使用すること
ができる。
ができる。
加圧下に二酸化硫黄を製造する装置の保持容量は圧力の
増加に伴って減少する。
増加に伴って減少する。
本法による二酸化硫黄製造工程の比容量は既知法に使用
せられる装置に比し約2〜3倍太きい。
せられる装置に比し約2〜3倍太きい。
加圧下に二酸化硫黄を製造する本法を実施すれば、圧力
10〜35気圧において、生産性を床面l平方メートル
当たり毎時2000キログラムにまで増加し、1〜10
気圧において効率は1平方メートル当たり毎時3000
〜3500キログラムである。
10〜35気圧において、生産性を床面l平方メートル
当たり毎時2000キログラムにまで増加し、1〜10
気圧において効率は1平方メートル当たり毎時3000
〜3500キログラムである。
酸素吹込みを用いて不活性物質の流動床内で固形または
液体硫黄を直接燃焼させようとする試みはすべて、流動
床から最大限に熱を除いたとしても失敗に終った。
液体硫黄を直接燃焼させようとする試みはすべて、流動
床から最大限に熱を除いたとしても失敗に終った。
それは、流動床の上方の区域において硫黄蒸気(硫黄が
固体粒子の表面から蒸発して生じる)が燃焼し、その区
域の温度1500℃を越える恐れがあるからである。
固体粒子の表面から蒸発して生じる)が燃焼し、その区
域の温度1500℃を越える恐れがあるからである。
硫黄蒸気を床に供給すれば、床の上方の区域への硫黄蒸
気の流通は実際上完全に除かれ、この区域の温度は流動
床の平均温度を越えない。
気の流通は実際上完全に除かれ、この区域の温度は流動
床の平均温度を越えない。
この効果は、二酸化硫黄の製造方法を二工程で行う、即
ち第一工程で、バブリング酸素を最大限に利用して硫黄
を蒸発させ、第二工程で酸素を含まない気体−蒸気混合
物(SO2+S)を、硫黄蒸気を燃焼させるために供給
される酸素とは別々に、流動床中に送入することによっ
て達成できる。
ち第一工程で、バブリング酸素を最大限に利用して硫黄
を蒸発させ、第二工程で酸素を含まない気体−蒸気混合
物(SO2+S)を、硫黄蒸気を燃焼させるために供給
される酸素とは別々に、流動床中に送入することによっ
て達成できる。
ここに提示された方法は次の利点を有する。
1、得られる気体中のSO2濃度は100%まで増加す
る。
る。
2、送風気体中の酸素濃度を100%容まで増加するこ
とができる。
とができる。
3、硫黄の沸点又はそれ以下の温度において溶融硫黄中
に酸素を通じて、蒸発表面を著しく増加することができ
、既知法に比し工程の効率を1.5〜3倍向上すること
ができる。
に酸素を通じて、蒸発表面を著しく増加することができ
、既知法に比し工程の効率を1.5〜3倍向上すること
ができる。
4、通風段階における媒体の温度は700〜800℃を
超えず、従って通常の(耐火性でない)構造材料を使用
することができる。
超えず、従って通常の(耐火性でない)構造材料を使用
することができる。
5、不活性物質の流動床における硫黄の燃焼は硫黄の酸
素酸化により遊離される熱を反応帯域から直換取り去る
ことができる。
素酸化により遊離される熱を反応帯域から直換取り去る
ことができる。
6、硫黄蒸気と酸素を強力に混合して不活性物質の流動
床において蒸気状態で硫黄を酸化することは反応を床内
で終らせることができ、床の上方帯域の温度は床温度を
超えない。
床において蒸気状態で硫黄を酸化することは反応を床内
で終らせることができ、床の上方帯域の温度は床温度を
超えない。
7、不活性物質の流動床において蒸気状態で硫黄が燃え
る効率は既知法に比し2〜3倍増加する。
る効率は既知法に比し2〜3倍増加する。
8、本法は、35気圧までの圧力において硫黄と酸素か
ら濃度100%の二酸化硫黄を得ることを可能にする。
ら濃度100%の二酸化硫黄を得ることを可能にする。
本発明の理解を一層良好ならしむるため以下にその実施
例を示す。
例を示す。
実施例 1
不純物5%重を含有する粉砕硫黄をスクリューコンベイ
ヤ−によって毎時7740キログラムの割合で溶融帯域
に送入する。
ヤ−によって毎時7740キログラムの割合で溶融帯域
に送入する。
硫黄が溶融すれば精製されて140〜150℃において
炉の通風室に送られる。
炉の通風室に送られる。
通風室の断面積は約3平方メートル、直径は2メートル
である。
である。
硫黄融液の高さは1メートルに保持される(定常状態に
おいて)。
おいて)。
通風室は別の装置であって高さ35メートルである。
融液上の分離空間の高さは0.8メートル、定置帯域の
高さは1,2メートルである。
高さは1,2メートルである。
精製硫黄の消費率は毎時7370キログラムである。
不活性気体2%容を含有する工業用酸素が二酸化硫黄製
造に使用せられる。
造に使用せられる。
本工程は、10気圧において、当該圧力における硫黄の
沸点(646,1℃)に相当する融液温度において実施
せられる。
沸点(646,1℃)に相当する融液温度において実施
せられる。
通風室内のこの温度は、酸素が溶融硫黄を通して送られ
る際硫黄の一部が酸素によって酸化されて発生する熱に
よって保持せられる。
る際硫黄の一部が酸素によって酸化されて発生する熱に
よって保持せられる。
通風温度15〜20℃における酸素Q量は、安定した操
作条件において、毎時626.5キログラム、即ち毎時
438.5立方メートル(標準状態)である。
作条件において、毎時626.5キログラム、即ち毎時
438.5立方メートル(標準状態)である。
酸素とともに送られる不活性気体の量は毎時28.9キ
ログラム、即ち毎時23,1立方メートル(標準状態)
である。
ログラム、即ち毎時23,1立方メートル(標準状態)
である。
操作開始時には酸素を350〜400℃に熱する。
操作条件が安定すれば、酸素は融液中で硫黄蒸気と反応
する。
する。
気泡内での反応は完全である。その結果、溶融硫黄の上
方空間に蒸気と気体の混合物が形成され、その混合物は
硫黄蒸気(毎時6743キログラム、即ち標準状態にお
いて毎時4720立方メートル)、二酸化硫黄(毎時1
253キログラム、即ち標準状態において毎時438.
5立方メートル)及び不活性気体(毎時289キログラ
ム、即ち標準状態において毎時23.1立方メートル)
から成る。
方空間に蒸気と気体の混合物が形成され、その混合物は
硫黄蒸気(毎時6743キログラム、即ち標準状態にお
いて毎時4720立方メートル)、二酸化硫黄(毎時1
253キログラム、即ち標準状態において毎時438.
5立方メートル)及び不活性気体(毎時289キログラ
ム、即ち標準状態において毎時23.1立方メートル)
から成る。
通風室の出力容量は1立方メートル当たり毎時2500
キログラムである。
キログラムである。
蒸気気体混合物は気体配分格子を経て、断面直径内法1
.7メートル、高さ34メートルの室内に送られる。
.7メートル、高さ34メートルの室内に送られる。
その室は、大きさ1.5ミリメートルの粉砕石英を流動
させている装置である。
させている装置である。
流動床の高さはHo=1.2mであって、650℃にお
いて酸素気流中で硫黄蒸気の完全燃焼を確実にする。
いて酸素気流中で硫黄蒸気の完全燃焼を確実にする。
過剰の反応熱は流動床に直接置かれている熱交換器によ
って取り去られる。
って取り去られる。
装置の出口における気体の温度は同じ値を有する。
流動床に送入される酸素の量は、得られる二酸化硫黄が
更に酸化されて三酸化硫黄となるとの仮定に基づいて計
算されなげればならない。
更に酸化されて三酸化硫黄となるとの仮定に基づいて計
算されなげればならない。
この理由により、酸素の全所要量(全反応に対する)が
炉内に送入されなげればならない。
炉内に送入されなげればならない。
酸素の一部は通風されるから、酸素の全所要量は毎時1
1274キログラムであって、過剰率λ−0,02であ
る。
1274キログラムであって、過剰率λ−0,02であ
る。
こうして、毎時7453.4立方メートル(標準状態)
の酸素が特殊装置を経て不活性物質の流動床に送られる
。
の酸素が特殊装置を経て不活性物質の流動床に送られる
。
炉から出る気体の組成は次の通りである。
酸素32.9%容、毎時3905キログラム、即ち毎時
2733立方メートル(標準状態)に相当;二酸化硫黄
62.1%容、毎時14740キログラム、即ち毎時5
159立・方メートル(標準状態)に相当;不活性気体
5%容、毎時518キログラム、即ち毎時415立方メ
ートル(標準状態)に相当。
2733立方メートル(標準状態)に相当;二酸化硫黄
62.1%容、毎時14740キログラム、即ち毎時5
159立・方メートル(標準状態)に相当;不活性気体
5%容、毎時518キログラム、即ち毎時415立方メ
ートル(標準状態)に相当。
特定の組成を有する二酸化硫黄に関し、炉の生産能力は
毎時8300立方メートル(標準状態)である。
毎時8300立方メートル(標準状態)である。
実施例 2
圧力を15気圧とし溶融硫黄の温度をこの圧力における
硫黄の沸点よりも低い650℃に保持すること以外実施
例1の記載と同様に工程を実施する。
硫黄の沸点よりも低い650℃に保持すること以外実施
例1の記載と同様に工程を実施する。
不純物として不活性気体15%重を含有する工業酸素を
毎時1113.9キログラム通ずることにより通風室内
で毎時20412キログラムの硫黄が蒸発する。
毎時1113.9キログラム通ずることにより通風室内
で毎時20412キログラムの硫黄が蒸発する。
その結果、高さ1.5メートル、断面内径33メートル
の流動床に、毎時、硫黄蒸気19347.3キログラム
、二酸化硫黄2130キログラム、及び窒素49キログ
ラムが得られる。
の流動床に、毎時、硫黄蒸気19347.3キログラム
、二酸化硫黄2130キログラム、及び窒素49キログ
ラムが得られる。
この蒸気気体混合物は、1.5ミ’Jメートルの粒子を
有するシリカゲルの流動床に送られる。
有するシリカゲルの流動床に送られる。
床の高さはHo = 1.2 m、 装置の直径は作動
帯域において1.6m、作動条件における気体速度はW
pO,75m/sである。
帯域において1.6m、作動条件における気体速度はW
pO,75m/sである。
酸素は、硫黄蒸気の完全酸化と二酸化硫黄を三酸化硫黄
への酸化に必要な量が流動床に送入される。
への酸化に必要な量が流動床に送入される。
過剰率λ−0,02を考慮すれば、この量は毎時301
66キログラム、即ち毎時21116立方メートル(標
準状態)である。
66キログラム、即ち毎時21116立方メートル(標
準状態)である。
この工程には不活性気体5%容を含有する工業酸素が使
用せられる。
用せられる。
流動床の温度は650℃に保持せられる。
炉の出口において次の生成物が得られる。
亜硫酸ガスの組成は、SO262,1%容、0232.
9%容、N25%容である。
9%容、N25%容である。
実施例 3
圧力を25気圧とし通風室における溶融硫黄の温度をこ
の圧力における硫黄の沸点よりも低い650℃とするこ
と以外実施例1の記載と同様に工程を実施する。
の圧力における硫黄の沸点よりも低い650℃とするこ
と以外実施例1の記載と同様に工程を実施する。
過剰の熱は溶融硫黄床に直接置かれている熱交換器によ
って取り去られる。
って取り去られる。
温度140〜150℃の液状硫黄を毎時
30234キログラムの割合で通風室に送入する。
溶融硫黄床の高さは1.5メートルである。
装置の直径は3メートル、高さは16メートルである。
25気圧において、毎時4559.9キログラムの割合
で工業酸素を装置に送入する。
で工業酸素を装置に送入する。
送入される窒素の量は毎時20キログラムである。
通風室から排出される気体混合物は二酸化硫黄(毎時9
120キログラム、18.4%容)、硫黄蒸気(毎時2
5675キログラム、81.2%容)及び不活性気体(
毎時20キログラム、0.42%容)から成る。
120キログラム、18.4%容)、硫黄蒸気(毎時2
5675キログラム、81.2%容)及び不活性気体(
毎時20キログラム、0.42%容)から成る。
この混合物をシリカゲル(粒径1.51メートル)の流
動床に送る。
動床に送る。
窒素(毎時1835キログラム)を含有する工業酸素を
毎時41699キログラムの割合で流動床に送入する。
毎時41699キログラムの割合で流動床に送入する。
硫黄蒸気は650℃において流動床で完全に酸化される
。
。
上記温度は、流動床から過剰の熱を取り去って保持され
ている。
ている。
得られる気体は、二酸化硫黄6495%容(毎時604
68.6キログラム:酸素34.55%容(毎時160
24キログラム)及び不活性気体0.5%容(毎時20
3.5キログラム)から成る。
68.6キログラム:酸素34.55%容(毎時160
24キログラム)及び不活性気体0.5%容(毎時20
3.5キログラム)から成る。
実施例 4
試験工場において本工程を35気圧下に実施する。
容量1立方メートルの溶融室から0.017立方メート
ルの硫黄を周期的に通風室に送入する。
ルの硫黄を周期的に通風室に送入する。
通風室の直径は0.3メートル、床高は1メートルであ
る。
る。
酸素の全送入量は毎時60立方メートル(標準状態)で
ある。
ある。
通風に用いられる酸素は全酸素の20%である。
蒸発装置の生産容量は毎時130キログラムで、蒸発効
率は表面1平方メートル当たり毎時2000キログラム
である。
率は表面1平方メートル当たり毎時2000キログラム
である。
流動床に使用される不活性物質は粒径1〜1.5ミリメ
ートルの特殊処理を施したアルミノケイ酸塩触媒である
。
ートルの特殊処理を施したアルミノケイ酸塩触媒である
。
床高はHo=0.5mである。流動床の温度は600〜
615℃に保持せられる。
615℃に保持せられる。
炉から排出される気体の組成は次の通りである。
実施例 5
試験工場において本工程を大気圧下に実施する。
直径0.08メートル、高さ1.2メートル、電気式外
部加熱器を有する円筒形装置に周期的に純硫黄を送入す
る。
部加熱器を有する円筒形装置に周期的に純硫黄を送入す
る。
この装置の外被には二つの連管があり、一つは通風管で
他は気体試料採取管である。
他は気体試料採取管である。
筒内の通風高は0.5〜1メートルの範囲に変動する。
通風用酸素消費量は毎時0.5〜3立方メートル(標準
状態)の間に変動する。
状態)の間に変動する。
融液上方帯域から採取した気体を分析の結果、通風高0
.5メートルにおいて、硫黄は酸素によって100%酸
化されていることが示された。
.5メートルにおいて、硫黄は酸素によって100%酸
化されていることが示された。
融液の温度は300〜400℃の範囲に変動する。
電気加熱器は、空気消費率が小さい(標準状態において
毎時0.5〜1立方メートル)場合に反応開始のため使
用せられる。
毎時0.5〜1立方メートル)場合に反応開始のため使
用せられる。
通風室には冷却管があり、硫黄が沸騰する場合に該管に
水を通す。
水を通す。
溶融硫黄上方の空間に蒸気気体混合物が形成される。
この混合物は硫黄蒸気(標準状態において毎時17、O
立方メートル)と二酸化硫黄(標準状態において毎時3
立方メートル)から成る。
立方メートル)と二酸化硫黄(標準状態において毎時3
立方メートル)から成る。
得られた硫黄蒸気はアルミノケイ酸塩(粒径1ミリメー
トル)の流動床において650〜700℃で酸化せられ
る。
トル)の流動床において650〜700℃で酸化せられ
る。
得られる二酸化硫黄の濃度は98〜99%容である。
この装置の容量は1平方メートル当たり毎時3000〜
3500キログラムである。
3500キログラムである。
図面は本発明に係る方法によって二酸化硫黄を製造する
工程図である。 1・・・・・・硫黄溶融室、2・・・・・・水蒸気送通
コイル、3・・・・・・濾過室、4・・・・・・ポンプ
、5・・・・・・通風室、6・・・・・・送気管、7・
・・・・・溶融硫黄床、8・・・・・・熱交換器、9・
・・・・・気体配分格子、10・・・・・・不活性物質
流動床、11・・・・・・送気管、12・・・・・・熱
交換器、13・・・・・・ユニオン継手。
工程図である。 1・・・・・・硫黄溶融室、2・・・・・・水蒸気送通
コイル、3・・・・・・濾過室、4・・・・・・ポンプ
、5・・・・・・通風室、6・・・・・・送気管、7・
・・・・・溶融硫黄床、8・・・・・・熱交換器、9・
・・・・・気体配分格子、10・・・・・・不活性物質
流動床、11・・・・・・送気管、12・・・・・・熱
交換器、13・・・・・・ユニオン継手。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 硫黄の溶融し、該溶融液に十分な深さで酸素を通じ
て硫黄を蒸発させ、生成した硫黄蒸気を不活性物質の流
動床において酸素を以て酸化し、次いで目的物を単離す
ることよりなる二酸化硫黄製造法。 2 硫黄の沸点において溶融硫黄に酸素を通じて硫黄を
蒸発させる特許請求の範囲第1項に記載の二酸化硫黄製
造法。 3 硫黄の蒸発及び酸化を1〜35気圧の圧力下に実施
する特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の二酸化硫
黄製造法。 4 前記不活性物質として石英砂、シリカゲル、もしく
はアルミノケイ酸塩を使用する特許請求の範囲第1.2
又は3項に記載の二酸化硫黄製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12717477A JPS5839763B2 (ja) | 1977-10-22 | 1977-10-22 | 二酸化硫黄製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12717477A JPS5839763B2 (ja) | 1977-10-22 | 1977-10-22 | 二酸化硫黄製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5465192A JPS5465192A (en) | 1979-05-25 |
JPS5839763B2 true JPS5839763B2 (ja) | 1983-09-01 |
Family
ID=14953488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12717477A Expired JPS5839763B2 (ja) | 1977-10-22 | 1977-10-22 | 二酸化硫黄製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5839763B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017187653A1 (ja) * | 2016-04-28 | 2017-11-02 | 日鉄住金マイクロメタル株式会社 | 半導体装置用ボンディングワイヤ |
US20180374816A1 (en) * | 2016-04-28 | 2018-12-27 | Nippon Micrometal Corporation | Bonding wire for semiconductor devices |
-
1977
- 1977-10-22 JP JP12717477A patent/JPS5839763B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017187653A1 (ja) * | 2016-04-28 | 2017-11-02 | 日鉄住金マイクロメタル株式会社 | 半導体装置用ボンディングワイヤ |
US20180374816A1 (en) * | 2016-04-28 | 2018-12-27 | Nippon Micrometal Corporation | Bonding wire for semiconductor devices |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5465192A (en) | 1979-05-25 |
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