JPS583975Y2 - ガスコツク閉子 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はガスコック閉子に関し、更に詳しくは微調整用
の小さなガス出口孔を設けたガスコック閉子で、潤滑剤
による前記ガス出口孔の目詰りを防止するために改良し
たガスコック閉子を提供するものである。

従来前記ガスコック閉子は第１図、第２図に示すように
ガス通路ａに通じた小さな出口孔すを閉子Ｃの外周に設
けた凹部ｄ内に穿って、との凹部ｄには外周に設けたス
リットｅを連絡してガスの微調整を行なうようになって
いるが、この構造であると潤滑剤がスリットｅより浸入
した場合に、この潤滑剤が凹部ｄ内に溜って小さなガス
出口孔すを塞ぐ恐れがあった。

本考案は、かかる従来の点を鑑み、この問題に対処した
もので、小さなガス出口孔を設けたガスコック閉子の潤
滑剤による目詰を防止することを目的としたものである
。

以下本考案に係るガスコック閉子の一実施例を添付図面
に基いて具体的に説明する。

１はガス通路２を設けた閉子で、この閉子１は外周面３
がテーパー状で成形されると共に、外周面３には第３図
、第４図に示すように上下に連続させた凹部４及び５を
設ける。

凹部４及び５の一方下部側の凹部５・よ上部側凹部４よ
り深くなって内側に段部ができるようになると共に外周
面３に設けたスリット６を連絡して設けである。

また上部側凹部４には、前記ガス通路２に連通させた小
さなガス出口孔７を穿つガス通路２を通るガスをガス出
口孔７を通って送るようにしである。

本考案は前記の構成で明らかなように閉子１をガス弁圧
Ａ内に摺嵌して閉子１を回動させるとガス通路２を通る
ガスは、このガス通路２と連通ずるガス出口孔７を通っ
て凹部４及び５から、凹部５に連続したスリット６を通
り供給口から送り出される。

この場合スリット６を通って潤滑剤等が浸入した場合は
、潤滑剤は深い下部側凹部５内に溜り凹部４内には潤滑
剤は溜ることがないので小さいガス出口孔７を潤滑剤で
塞ぐことがない。

従って目詰による消火等の恐れがないため危険を防ぐこ
とができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係るガスコック閉子の一実施例を示すも
ので、第１図、第２図は従来のガスコック閉子で、第１
図は斜視図、第２図は縦断面図、第３図は本考案のガス
コック閉子の斜視図、第４図は第３図の縦断面図である
。 １・・・閉子、２・・・ガス通路、３・・・テーパー状
外周面、４・・・上部側凹部、５〜下部側凹部、６・・
・スリット、７・・・ガス出口孔。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ガス通路を設けた閉子の外周面の上下に連続させた凹部
   を設け、この一方の下部側凹部は上部側凹部より深くす
   ると共に外周面に設けたスリットを連続させ、更に上部
   側凹部内には前記ガス通路に通じた小さなガス出口孔を
   穿ったガスコック閉子。