JPS5839689Y2 - Ｃｔ装置用軽量ストレッチヤ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はＣＴ装置用軽量ストレッチャに関するものであ
る。

第１図はＣＴ装置に使用されている重量型ストレッチャ
と該ストレッチャの載置装置の概略構成図である。

図において、Ａは重量型−ストレッチャ、Ｂは該ストレ
ッチャＡの載置装置である。

前記重量型ストレッチャＡは下端に移動用キャスタ１を
有する４本の支柱２に支持された天板支持台３と、この
天板支持台３の縦方向に配設されたレール４上をスライ
ド自在に取り付けられた天板５からなり、前記天板５の
一部分が高強度のＸ線透過部材で構成されているもので
ある。

また、ストレッチャＡの載置装置Ｂは、ストレッチャＡ
を所定位置に係合させる機構を有する載置台と、前記天
板５をその縦方向にスライドさせる機構と、前記天板支
持台３を水平状態で上下移動させる機構を備えたもので
ある。

第２図は前記載置装置Ｂの一実施例の斜視図である。

図中、６は天板支持台５を載置するための載置台であり
、その中央部に天板５をスライドさせるための移動部材
と一体に形成されたピン７が摺動できる程度のスリット
Ｓが設けられてあり、その４隅には前記天板支持台３に
取り付けられているガイドピン及び段付ガイドピン（図
示していたい）が嵌合するガイド穴８，８′が設けられ
ている。

また、載置台６の幅方向側面にはストレッチャＡを所定
位置にセットするためのストッパ棒９が取り付けられて
いる。

この載置台６は基台１０に載置されている。

第３図は前記載置装置Ｂの前記スリン）Ｓの部分の縦方
向で切った断面図であり、前記載置台６の内部に前記移
動部材１１のネジ部と螺合された送りネジ機構１２が設
置されており、この送りネジ機構１２は駆動用モータ（
又はロータリーポンプ装置）１３によって駆動されるよ
うになっている。

また、載置台６の下部には２本の上下移動ガイド角柱１
４が取り付けられている。

一方基台１０の内部には前記ガイド角柱１４と嵌合する
ガイド角バイブ１５及び載置台６を上下移動させるため
のオイルシリンダ（又はエアーシリンダ）１６が設置さ
れている。

前記の重量型ストレッチャＡは、その天板支持台３に天
板５を縦方向に移動するための駆動機構（図示していな
い）及びガイドレール４等が配設されているため重量が
重く、操作性が悪いために、１日当りの被検体処理能率
が悪かった。

本考案は前記問題を解決するためになされたものであり
、ＣＴ装置用軽量被検体支持天板と、該天板が横ずれし
ないようにする手段が配設された４個のキャスタを有す
る天板支持フレームを具備し、前記天板が前記天板支持
フレームから簡単に取り外しできるようにしたことを特
徴とし、軽量にして操作性の良いＣＴ装置用ストレッチ
ャを提供するものである。

第４図は本考案の一実施例の斜視図である。

図中、１７はベニア等のＸ線吸収係数の小さい軽い被検
体支持天板であシ、被検体が安定して載置できるように
その天板１７の上面をゆるやかなカーブ面にしである。

そして、縦方向に移動しないようにするための移動防止
突起１８が天板１７の両端に設けられている。

１９は前記被検体支持天板１７を載置する天板支持フレ
ームである。

この天板支持フレーム１９は下端に移動用キャスク２０
を有する４本の支柱１９Ａと被検体支持天板１７が横ず
れしないようにゆるやかなカーブで凹形を形成した］字
形の支持部材１９Ｂが一体となっている。

そして、前記被検体支持天板１Ｔが前記天板支持フレー
ム１９から簡単に取り外しできるようになっている。

次に本実施例の動作を説明する。

寸ず、第１図のように前記重量型ストレッチャＡを載置
装置Ｂに載置しておき、本実施例のストレッチャＣに被
検体を載置してＣＴ装置設置場所１で移動し、前記重量
型ストレッチャＡの天板５上にストレッチャＣの天板１
７が載置される位置壕で押し込み、オイルシリンダ１６
を上方向に動作させると、第５図に示されるように、前
記天板５の上にストレッチャＣの天板１７が載置され、
その天板１７の突起１８が前記天板５に嵌合される。

そして、ストレッチャＣの天板支持フレーム１９は載置
装置Ｂから取りはずされる。

その後。駆動モータ１３を駆動すると、載置台６に内蔵
されている送りネジ機構１２が回転して移動部材１１が
縦方向に移動する。

この移動部材１１と一体となっているピン７が天板５と
係合しているので、天板５は縦方向に移動し、天板１７
もこの天板６と一体となって縦方向に移動する。

また、載置台６を水平に保持した状態で上下移動させる
には、第３図に示すように、左、右２個のオイルシリン
ダ１６を同時に同速度で上方向に駆動させることによっ
て行なう。

また、ストレッチャＣを何台か用意し、Ｘ線検査が終っ
たらすぐ、次の被検体を検査するというようにしてスト
レッチャＣに被検体を乗せて順番を待つようにする。

以上説明したように、本考案によれば、ストレッチャを
径くし、操作性を良くしたので、ＣＴ装置の１日当りの
被検体処理の能率を向上させることができる。

さらに、安価なストレッチャであるため複数個用意し、
被検体を乗せて順番を待つようにすることができるので
、被検体処理の能率をさらに向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は重量型ストレッチャ及びその載置装置の斜視図
、第２図は載置装置の概略構成図、第３図は載置装置の
断面図、第４図は本考案の一実施例の構成図、第５図は
本実施例の動作説明のための図である。 １７・・・天板、１８・・・天板の縦方向移動防止突起
。 １９・・・天板支持フレーム、１９Ａ・・・支柱、１９
Ｂ・・・天板支持部材、２０・・・キャスタ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 長手方向の両端に縦方向移動防止突起を有するＸ線吸収
   係数の小さい軽い被検体支持天板と、下端に移動用キャ
   スタを有する４本の支柱と被検体支持天板を載置したと
   き横ずれしないようにするゆるやかなカーブの凹部を両
   対向部分に有するコ字形の支持部材を一体に構成した天
   板支持フレームとからなるＣＴ装置用軽量ストレッチャ
   。