JPS5839298B2 - ブラウンカンニヨルヒヨウジソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電圧分布状態をブラウン管上に表示する表示装
置に関し、例えば脳波測定において、脳波判読に応用し
、脳波診断が容易に行えるようにしたものである。

近年、脳波測定は頭部を縦横に数十に分割してその交点
の十数点に信号電圧を得て、他の全ての交点の信号電圧
レベルを２次限的加算によって計算し、各々の値を記憶
しておき、全部位の計算が終了した後に、５乃至１０ラ
ンクレベルに分けてデジタルプロッターにより数字を用
いた等高線表示を行う、いわゆる補間法による測定が行
われているが、大容量の記憶装置を必要とするため測定
装置が高価になり、また脳波の判読に手数を要し迅速な
判読が行えない欠点がある。

そこで、本発明は例えば脳波測定において上述の補間法
を利用して頭部全体の信号電圧レベルを計算し、それを
５ランクに分けてレベルの上位から赤、黄、緑、蓋、青
の色を対応させ頭部の各部のレベルをカラーブラウン管
にカラーで、しかも頭の形状に表示しようとするもので
ある。

本発明は放送用のカラー受像機と同様なブラウン管と掃
引回路を、垂直方向が長くなるような方向にして用いる
。

即ち走査線か下から上に走査するようにブラウン管を横
倒して使用する。

この際水平方向には５２５本の走査線が走査しているが
表示のためには約４００本以下の走査線が用い併恥。

また、表示にあたっては有効画面を縦６分割、横６分割
してその交点に実測した信号の値を代入し有効画面のふ
ちと特殊部位の信号値を０として他の全ての点の信号レ
ベルを直線補間法により求める。

従って実測値を得るため０頭皮上の電極装着部位は国際
標準規格の電極装着部位とは厳密な意味でやや異ってい
る。

以下、本発明の一実施例を図面？Ｃ”２で説明する。

第１図は国際標準規格の電極装着部位と本発明に適用す
る電極装着部位を対比して表示したものである。

国際標準規格０それを表示する際に頭という立体を平面
図に表わしているために正確さに欠ける点がある。

しかし明らかにＦＰ、は緯線Ｂ１経線２の交点からは離
れており、ＦＰ２は緯線Ｂ１経線４の交点、０１は緯線
Ｆ１経線２の交点、０２は緯線Ｆ１経線４の交点とは異
っていることが分る。

このように各電極部位がわずかづつずれているが、本発
明の説明では交点表現をせずにその近辺の国際表示の電
極部Ａ、Ｃ，Ｆ、０．Ｐ、Ｔを用いる。

第２図は第１図に示す電極配置の一部分を示すもので、
電極Ｃ３と電極Ｔ３との間は走査線によって６４分割し
、また走査線方向の分解能も同様にしているので電極Ｃ
３と電極Ｆ３との間も６４分割されている。

但し電極Ｆ３と電極Ｆ４との間は１２８分割とする。

第３図は一部の４電極間の各点のレベルを計算して表示
する回路図を示し、各電極からの人力がローパスフィル
タ１を通して供給されるアナログ補間回路２、アナログ
補間回路２の出力信号と基準信号との差を検出する比較
回路３、比較回路３の出力を供給し、上位の出力がある
時は下位は出ないようにした論理回路４、論理回路４の
出力により光の３原色を選ぶ選択回路５及び選択回路５
の出力をグリッド電極のバイアスとするカラーブラウン
管６を備えたテレビジョン装置γ及びテレビジョン装置
７の走査線によって駆動され、アナログ補間回路２を制
御する制御回路１２から構成され、またカラーブラウン
管６は縦方向に設置されている。

アナログ補間回路２は第４図に示すように、上述の各電
極に対応する接点と、その各接点に切換接触される切換
接片を備えて成り４電極に対応する切換器８０，８□、
８３，８いサンプルホールド回路９□ｚ ９２ ＋ ９
３ ｖ ９４、アース間スイッチの開閉により抵抗値が
変化される減衰器１０１，１０２１０３、１０い減衰器
１０□、１０□及び１０３゜１０４に夫々共通に接続さ
れる第１及び第２の加算増巾器１１□及び１１□、夫々
の加算増巾器１１、及び１１２の出力側に接続される減
衰器１０．。

１０い減衰器１０５． １０６に共通に接続される第３
の加算増巾器１１３から構成され、減衰器１０、〜１０
６の夫々のスイッチ８１〜Ｓ６はテレビジョン装置１か
らの同期信号により動作される制御回路１２を介して順
次開閉操作される。

次に動作状態について説明する。

例えば４電極、即ち電極Ｔ３．Ｔ３．Ｐ３及びＣ３の間
の各点のレベルを計算し表示する場合にはアナログ補間
回路２の切換器８□ｙ ８２ ＋ ８３ ＋ ８４が夫
々電極’ｒ５ｐＰ３ｙＴ３．Ｃ３からの信号を受けるよ
うに切換接続する。

この状態において走査線ｌが電極Ｔ、の位置に相当する
点にあるときは、減衰器１０１．１０３及び１０５はス
イッチＳ１．Ｓ３及びＳ５が全開で導通し、他の減衰器
１０２，１０４及び１０６はスイッチ５２ｊＳ４及びＳ
６が全開でアースされる。

その結果電極Ｔ５から入力される信号は減衰することな
く第１の加算増巾器１１□から減衰器１０．を通して第
３の加算増巾器１１３の出力側に表われる。

その信号は５ステツプの信号を基準信号とする比較回路
３の５つの比較器３□ｅ ３２ ｖ ３ｓ ｔ ３４
＋ ３５に並例に入力され基準信号との差が検出される
。

この比較回路３の出力は論理回路４に入力されて上位の
出力がある時は下位に出力が表われないように制御され
る。

論理回路４の出力はさらに光の３原色即ち赤、緑、青を
選ぶ選択回路５に導入されテレビジョン装置７のカラー
ブラウン管６のグリッド電極にバイアスとして供給され
る。

走査線ｌが電極Ｔ５に相当する位置から電極Ｔ３に相当
する位置に向うにつれて減衰器１０５のスイッチＳ５が
テレビジョン装置ｌからの同期信号により駆動される制
御回路１２により順次閉成されて電極Ｔ５からの信号が
分割される。

これに反して減衰器１０６のスイッチＳ６は順次開成さ
れ電極Ｔ３からの信号成分の第３の加算増巾器１１３の
出力に占める割合が増加して行き、走査線ｌが電極Ｔ３
の点に到達すると、ついに減衰器１０．のスイッチＳ、
は全閉状態になり、減衰器１０６のスイッチＳ６は全開
されて、第３の加算増巾器１１３の出力側には電極Ｔ３
からの信号のみが表われる。

この減衰器１０、及び１０３のスイッチＳ１及びＳ２は
全開状態を減衰器１０２及び１０４のスイッチＳ２及び
Ｓ４は全閉状態を夫々保持している。

走査線ｌが電極Ｔ３に相当する位置を通過すると切換器
８１，８２，８３，８４が夫々電極Ｔ３ 、 Ｃ３゜Ｔ
７．Ｆ３を選び、その夫々の電極からの信号を受は上述
と同様の操作が行われる。

以上の様にして走査線ｌが電極Ｔ、と電極Ｔ３の間の位
置に来ると切換器８．．８２，８３，８４は再び電極Ｔ
５ 、Ｐ ３＋ Ｔａ。

Ｃ３を選ぶことになるが、今度は減衰器１０□及び１０
３のスイッチＳ１及びＳ３は一部が閉成され、それに対
応して減衰器１０２及び１０４のスイッチＳ２及びＳ４
は一部が開成され、第１の加算増巾回路１１□の出力側
には減衰器１０□に入力される信号の６３７６４と減衰
器１０２に入力される信号の１／６４が表われ、一方策
２の加算増巾回路１１□の出力側には減衰器１０３に入
力される信号の６３／６４と減衰器１０４に入力される
信号の１／６４が表われる。

この状態はテレビジョン装置の水平信号の数によって変
化する制御回路１２で制御されているから水平信号１本
の開始から終了まで維持され、変る毎に第１及び第２の
加算増巾器１１１及び１１２の出力成分は変る。

走査線ｌが電極Ｔ、と電極Ｐ３に相当する位置の間から
上へ進むにつれて第１の加算増巾器１１、の影響力が減
り、第２の加算増巾器１１２の影響力が大きく第３の加
算増巾器１１３の出力側に表われて来るのは上述と同様
の動作によるものである。

以上のようにして、ブラウン管６に信号の分布状態が表
示される。

即ち、アナログ補間回路２の出力と比較回路３の基準信
号電圧との差を検出し、比較回路３の各比較器３８．３
２ 、３３，３４，３５の出力パルスにより選択回路５
を駆動しブラウン管６にアナログ補間回路２の出力に応
じてカラー表示が行われる。

例えば中間の大きさの基準信号以上の信号が比較回路３
に入ると第３ステツプ以下の比較器３３゜３４、３．の
出力は″′Ｈ″レベルになり、その後の論理回路４によ
り中間レベルを表わす緑ラインのみにＨ”レベルが送ら
れてブラウン管６に緑色表示が行われる。

また比較回路３の第４ステツプ以下の比較器３２，３３
，３４，３５の出力が″′Ｈ″レベルになると、赤ライ
ンと緑ラインが動作して赤、緑の合成によりブラウン管
６に黄色表示が行われる。

またブラウン管６に表示された形状はハードコピー装置
により複写して記録保存しておくこともできる。

以上のように本発明によれば電位分布を例えばわずかに
１６〜２１個のアナログメモリーで縦横約３８０本の走
査線により約１４００００点の一種のメモリースコープ
が形成でき、また電位分布の状態がカラーブラウン管に
カラーパターンとして表示されるので、パターン認識に
おいてはコンピュータより優れている人間の能力により
判断が確実に行え、実施例において説明した脳波測定に
使用すれば脳波の誘発電位の大きさ、スパイクフォーカ
ス、θ波フォーカス、α波分布等多くの信号のブラウン
管表示が行えて脳波判読が正確かつ迅速にでき、脳波診
断に役立つと共に、ブラウン管表示であるから、表示結
果をノへ一トコピーすることができて記録保存すること
も可能である。

また本発明は脳波測定に限ることなく電位分布の状態を
表示する分野では無限に応用できるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は頭部の電極配置図、第２図は電極に対する走査
方向を説明する路線図、第３図は本発明装置の一実施例
を示す系統図、第４図は本発明装置に適用するアナログ
補間回路の一例の接続図である。 図中２はアナログ補間回路、６はブラウン管、１はテレ
ビジョン装置、１０□〜１０６は減衰器、１２は制御回
路である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ テレビジョン装置の走査線により駆動される制御回
   路と、上記制御回路により制御され一定の平面上の多数
   点に与えられた信号電圧から遂時複数点づつを選択する
   切換器と、上記制御回路により制御され上記切換器の複
   数の出力信号を減衰する減衰器と、減衰器の出力信号と
   基準電圧とを比較する比較回路と、該比較回路の出力を
   映像信号に変換する選択回路とからなり、走査線により
   複数点の切換器出力を切換えて行くことによりテレビジ
   ョン装置のブラウン管画面の信号が与えられていない部
   分の補間を行い、ブラウン管上に濃淡あるいは色別によ
   り上記平面上の信号電圧分布状態を表示するようにした
   ことを特徴とするブラウン管による表示装置。