JPS5839073Y2 - 栽培床材料 - Google Patents
栽培床材料Info
- Publication number
- JPS5839073Y2 JPS5839073Y2 JP6085779U JP6085779U JPS5839073Y2 JP S5839073 Y2 JPS5839073 Y2 JP S5839073Y2 JP 6085779 U JP6085779 U JP 6085779U JP 6085779 U JP6085779 U JP 6085779U JP S5839073 Y2 JPS5839073 Y2 JP S5839073Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cultivation bed
- present
- bed material
- string
- cultivation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Cultivation Of Plants (AREA)
- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は栽培床材料に関する。
ランや観葉植物等の栽培床材料として、従来は主として
水苔が用いられている。
水苔が用いられている。
水苔は、その葉が多量力水を吸収するところから、栽培
床材料として好適ではあるが、反面、−年経過するとほ
ぼ腐敗してしまうことや、また、水苔には弾力性がない
ために鉢に詰め込みすぎる傾向があり、この結果、通気
性が悪くなる等の欠点がある。
床材料として好適ではあるが、反面、−年経過するとほ
ぼ腐敗してしまうことや、また、水苔には弾力性がない
ために鉢に詰め込みすぎる傾向があり、この結果、通気
性が悪くなる等の欠点がある。
更に従来からの水苔乱獲の結果として、最近では水苔の
供給が不足気味であるうえに1.高品質の水苔が得難く
なっている。
供給が不足気味であるうえに1.高品質の水苔が得難く
なっている。
本考案は上記に鑑みてなされたものであって、腐敗せず
、且つ、一定の高品質で供給し得るようにした合成発泡
体からなる栽培床材料を提供することを目的とする。
、且つ、一定の高品質で供給し得るようにした合成発泡
体からなる栽培床材料を提供することを目的とする。
本考案の栽培床材料は、発泡倍率が約10〜40倍で、
且つ、吸水量が1crn3当り約0.5〜1.2gであ
る親水性発泡ポリウレタンの紐状成形物の表面に粘着剤
層を設けたことを特徴とするものである。
且つ、吸水量が1crn3当り約0.5〜1.2gであ
る親水性発泡ポリウレタンの紐状成形物の表面に粘着剤
層を設けたことを特徴とするものである。
ポリオキシエチレン構造を有する発泡ポリウレタンはす
ぐれた親水性と水保持力を有するため、本考案に釦いて
特に好1しく用いられる。
ぐれた親水性と水保持力を有するため、本考案に釦いて
特に好1しく用いられる。
このような発泡ポリウレタンには、ポリオールとしてポ
リエチレングリコール、ポリエチレングリコールとポリ
プロピレングリコールとの混合物、酸化エチレンと酸化
プロピレンとの共重合物であるポリエチレングリコール
ポリプロピレングリコール、及ヒエチレンジアミン、ジ
エチレントリアミン、メチルアミン、ブチルアミン、ピ
ペラジン、エタノールアミン、プロパツールアミン、N
−メチルジェタノールアミン等のアミン類に酸化エチレ
ンをポリオキシエチレン状に付加させた塩基性ポリオー
ルの一種又は二種以上の混合物を、ポリイソシアネート
と反応させて得られる発泡ポリウレタンが含まれる。
リエチレングリコール、ポリエチレングリコールとポリ
プロピレングリコールとの混合物、酸化エチレンと酸化
プロピレンとの共重合物であるポリエチレングリコール
ポリプロピレングリコール、及ヒエチレンジアミン、ジ
エチレントリアミン、メチルアミン、ブチルアミン、ピ
ペラジン、エタノールアミン、プロパツールアミン、N
−メチルジェタノールアミン等のアミン類に酸化エチレ
ンをポリオキシエチレン状に付加させた塩基性ポリオー
ルの一種又は二種以上の混合物を、ポリイソシアネート
と反応させて得られる発泡ポリウレタンが含まれる。
ポリエチレングリコールは、本考案にかいて好1しく用
いられるポリオール成分の一つであって、通常、分子量
が約400〜10000程度のものが用いられる。
いられるポリオール成分の一つであって、通常、分子量
が約400〜10000程度のものが用いられる。
ポリプロピレングリコールが混合物として、或ぃは共重
合成分としてポリオール中に含有される場合には、その
含量は好ましくは約65重量係以下とされる。
合成分としてポリオール中に含有される場合には、その
含量は好ましくは約65重量係以下とされる。
ポリプロピレングリコール含量が上記を越えると、得ら
れる発泡ポリウレタンの親水性が乏しくなって、本考案
において用いるに適さなくなるからである。
れる発泡ポリウレタンの親水性が乏しくなって、本考案
において用いるに適さなくなるからである。
また、本考案によれば、ポリオールとしてグリセリン、
トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、1,
2,6−ヘキザントリオール、ペンタエリスリトール、
ソルビトール、サッカロース、α−メチルグルコシド等
のポリオールな単独で、又は前記ポリオキシエチレン化
合物と共に、ポリイソシアネートと反応させて得られる
発泡ポリウレタンも用いることができる。
トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、1,
2,6−ヘキザントリオール、ペンタエリスリトール、
ソルビトール、サッカロース、α−メチルグルコシド等
のポリオールな単独で、又は前記ポリオキシエチレン化
合物と共に、ポリイソシアネートと反応させて得られる
発泡ポリウレタンも用いることができる。
水又は分子中に水酸基を有する天然高分子、例えば、セ
ルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメ
チルセルロース等の多糖類やその誘導体とポリイソシア
ネートとの反応によって得られる発泡ポリウレタンも用
いることができる。
ルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメ
チルセルロース等の多糖類やその誘導体とポリイソシア
ネートとの反応によって得られる発泡ポリウレタンも用
いることができる。
更に、本考案においては、望むならば、反応系中にコラ
ーゲン、アルブミン、ゼラチン等のベプタイドを共存さ
せ、得られる発泡ポリウレタンの分子中にベプタイド、
マトリックスを形成させることもできる。
ーゲン、アルブミン、ゼラチン等のベプタイドを共存さ
せ、得られる発泡ポリウレタンの分子中にベプタイド、
マトリックスを形成させることもできる。
本考案においては、上記のようなポリオールと反応させ
るべきポリイソシアネートは、芳香族系、脂肪族系、ポ
リエーテル系等、種々のポリインシアネートを特に限定
されることなく用いることができる。
るべきポリイソシアネートは、芳香族系、脂肪族系、ポ
リエーテル系等、種々のポリインシアネートを特に限定
されることなく用いることができる。
具体例として、例えば、トリレンジイソシアネート、ジ
フェニルメタンジイソシアネート、ジフェニルジイソシ
アネート、ナフタリンジイソシアネート、キシレンジイ
ソシアネート、ブタンジイソシアネート、トリフェニル
メタン−4,4’。
フェニルメタンジイソシアネート、ジフェニルジイソシ
アネート、ナフタリンジイソシアネート、キシレンジイ
ソシアネート、ブタンジイソシアネート、トリフェニル
メタン−4,4’。
4“−トリインシアネート等が挙げられる。
次に、本考案において用いられる発泡ポリウレタンは、
約io〜40倍の発泡倍率と、1 cm 3当り約0.
5〜1.21の吸水量を有する。
約io〜40倍の発泡倍率と、1 cm 3当り約0.
5〜1.21の吸水量を有する。
発泡倍率が約10倍より小さい場合には、特にこれを栽
培土として用いたときに、植物の根が貫通し難くなって
好ましくないと共に、発泡ポリウレタンが硬すぎて針内
への納筐り具合が悪い。
培土として用いたときに、植物の根が貫通し難くなって
好ましくないと共に、発泡ポリウレタンが硬すぎて針内
への納筐り具合が悪い。
一方、発泡倍率が約40倍を越える場合には、発泡ポリ
ウレタンが軟らかすぎて、鉢に詰め込みすぎることによ
る通気不良のおそれが生じる。
ウレタンが軟らかすぎて、鉢に詰め込みすぎることによ
る通気不良のおそれが生じる。
また、発泡ポリウレタンの吸水量が1 cm 3当り約
0.51より小さいときは、栽培床材料としては吸水量
が小さすぎて乾燥しやすく、一方、約1.21より太き
いときは、発泡ポリウレタンが常に過剰の水を保持して
いることとなり、針内の通気性の低下を招来する。
0.51より小さいときは、栽培床材料としては吸水量
が小さすぎて乾燥しやすく、一方、約1.21より太き
いときは、発泡ポリウレタンが常に過剰の水を保持して
いることとなり、針内の通気性の低下を招来する。
本考案において用いられる発泡ポリウレタンの紐状成形
物は、従来より知られている方法によって、発泡と紐状
物への成形を同時に連続的に行なっても得られるし、オ
た、一度シート状物に成形した後、これを例えば、シュ
レッダ−にて紐状物に切断することによっても得られる
。
物は、従来より知られている方法によって、発泡と紐状
物への成形を同時に連続的に行なっても得られるし、オ
た、一度シート状物に成形した後、これを例えば、シュ
レッダ−にて紐状物に切断することによっても得られる
。
このような発泡ポリウレタン紐状成形物の表面には、ス
チレン−ブタジェンゴム、アクリロニトリル−ブタジェ
ンゴム、ポリアクリル酸エステルを主成分とするエステ
ルゴム、ウレタンゴム等の合成ゴム系粘着剤、ポリビニ
ルアルコール、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド等
の水溶性合成樹脂、キトサン1.デンプン、アルギン酸
、アラビアゴム等の多糖類やその誘導体、カゼイン、ゼ
ラチン等のタンパク質系粘着剤等を塗布し、或いは両面
接着テープを接着する等の適宜の方法により、接着剤層
が設けられる。
チレン−ブタジェンゴム、アクリロニトリル−ブタジェ
ンゴム、ポリアクリル酸エステルを主成分とするエステ
ルゴム、ウレタンゴム等の合成ゴム系粘着剤、ポリビニ
ルアルコール、ポリアクリル酸、ポリアクリルアミド等
の水溶性合成樹脂、キトサン1.デンプン、アルギン酸
、アラビアゴム等の多糖類やその誘導体、カゼイン、ゼ
ラチン等のタンパク質系粘着剤等を塗布し、或いは両面
接着テープを接着する等の適宜の方法により、接着剤層
が設けられる。
この接着剤層は、好ましくは、紐状成形物の表面に部分
的に、例えば、筋状、点状、網目状等に設け、成形物表
面の二部が外気と触れるようにするのがよい。
的に、例えば、筋状、点状、網目状等に設け、成形物表
面の二部が外気と触れるようにするのがよい。
以下に本考案の栽培床材料の使用法をその利点と共に説
明する。
明する。
本考案の栽培床材料は、特定の発泡倍率と特定の吸水量
を有する紐状の親水性発泡ポリウレタンであるから、常
に適量の水を保持して、植物の栽培に好適であるばかり
でなく、第1図に示すように、紐状成形物1を屈曲させ
て鉢に充填した場合に、適度の弾力性を有するために、
相互の間に適宜の空間を形成し、従って、水苔の場合の
ように詰め込みすぎによる通気不良の心配がない。
を有する紐状の親水性発泡ポリウレタンであるから、常
に適量の水を保持して、植物の栽培に好適であるばかり
でなく、第1図に示すように、紐状成形物1を屈曲させ
て鉢に充填した場合に、適度の弾力性を有するために、
相互の間に適宜の空間を形成し、従って、水苔の場合の
ように詰め込みすぎによる通気不良の心配がない。
lた、紐状成形物の表面には粘着層が設けられているの
で、鉢に充填した場合、その交差部2で相互に接合する
こととなり、充填時の状態で安定に針内に固定される。
で、鉢に充填した場合、その交差部2で相互に接合する
こととなり、充填時の状態で安定に針内に固定される。
従って、鉢への充填や取替えが簡単に行なえる利点もあ
る。
る。
第2図は、紐状成形物1を、例えば、観葉植物3のため
の鉢4内の栽培土5の表面を被覆して使用する例を示す
。
の鉢4内の栽培土5の表面を被覆して使用する例を示す
。
紐状成形物は、表面の粘着剤層によって、前記したよう
に、相互に接合して、親水性且つ吸水性の紐状成形物の
層を栽培土上に形成すると共に、鉢の内壁面にも接合し
て、栽培土の飛散を防止する。
に、相互に接合して、親水性且つ吸水性の紐状成形物の
層を栽培土上に形成すると共に、鉢の内壁面にも接合し
て、栽培土の飛散を防止する。
また、第3図は、栽培土の代わりに、本考案の紐状成形
物を針内に納め、植物の根をも包むようにして使用する
例を示し、その適度の吸水量と通気性のゆえに、従来の
栽培土と水苔とに代えて、観葉植物等の栽培床材料とし
て用いるに好適である。
物を針内に納め、植物の根をも包むようにして使用する
例を示し、その適度の吸水量と通気性のゆえに、従来の
栽培土と水苔とに代えて、観葉植物等の栽培床材料とし
て用いるに好適である。
更に、本考案の栽培床材料は、一定の高品質のものを大
量に且つ安師に製造することができる。
量に且つ安師に製造することができる。
第1図は本考案の栽培床材料を針内に充填した場合をや
や模式的に示し、第2図及び第3図は本考案の栽培床材
料の使用法の例を示すためのやや模式化した縦断画図で
ある。 1・・細状成形物、2・・・交差部、3・・・植物、4
・・・鉢、5・・・栽培土。
や模式的に示し、第2図及び第3図は本考案の栽培床材
料の使用法の例を示すためのやや模式化した縦断画図で
ある。 1・・細状成形物、2・・・交差部、3・・・植物、4
・・・鉢、5・・・栽培土。
Claims (2)
- (1) 発泡倍率が約10〜40倍で、且つ、吸水量
が′1crn2 当り約0.5〜1.2gである親水
性発泡ポリウレタンの紐状成形物の表面に筋状、点状、
網目状等に部分的に粘着剤層を設けたことを特徴とする
栽培床材料。 - (2)ポリオキシエチレン構造を含むポリオールとポリ
イソシアネートを反応させて得られる親水性発泡ポリウ
レタンを用いることを特徴とする実用新案登録請求の範
囲第1項記載の栽培床材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6085779U JPS5839073Y2 (ja) | 1979-05-07 | 1979-05-07 | 栽培床材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6085779U JPS5839073Y2 (ja) | 1979-05-07 | 1979-05-07 | 栽培床材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55160142U JPS55160142U (ja) | 1980-11-17 |
JPS5839073Y2 true JPS5839073Y2 (ja) | 1983-09-03 |
Family
ID=29294829
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6085779U Expired JPS5839073Y2 (ja) | 1979-05-07 | 1979-05-07 | 栽培床材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5839073Y2 (ja) |
-
1979
- 1979-05-07 JP JP6085779U patent/JPS5839073Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55160142U (ja) | 1980-11-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3834072A (en) | Shape-retaining substrate for a plant and method of making the same | |
US3608238A (en) | Plant culture | |
US3812619A (en) | Horticultural foam structures and method | |
US4424645A (en) | Growth substrate bed | |
US3812618A (en) | Seed-foam-fabric composite | |
US4034507A (en) | Potted plant assembly with growing plant therein | |
US3899850A (en) | Carrier bodies for plants | |
GB1429711A (en) | Hydrophilic foams | |
JPS63501768A (ja) | ス−パ−吸収剤粒子を含有する地表外裁培用支持体およびその製造方法 | |
US3799755A (en) | Process for the manufacture of a plant substrate body | |
US4035951A (en) | Container of stabilized media with growing plant therein and method of making the same | |
WO2004112461A1 (ja) | 植物栽培基体およびその製造方法 | |
US20060060486A1 (en) | Flower stem bag wrap with outer plastic covering | |
US20050076564A1 (en) | Agricultural foam growing material | |
JPS5839073Y2 (ja) | 栽培床材料 | |
US7921597B2 (en) | Flower stem bag wrap with outer plastic covering | |
JPH07508429A (ja) | 創傷用包帯,創傷用被覆物もしくはキャリアマトリックス | |
US8522475B2 (en) | Triangular shaped flower stem wrap with outer plastic covering | |
EP0486105A1 (en) | Method for preparing a substrate material and the substrate material obtained | |
US3232739A (en) | Urea-extended polyurethane foam | |
GB1296727A (ja) | ||
JP5510035B2 (ja) | 植栽または緑化用の籾殻保水マットおよび植栽または緑化用培地構造 | |
JP3222064B2 (ja) | 適度な脆さを有する吸水性且つ保水性硬質ポリウレタンフォームの製造方法 | |
WO1981002968A1 (en) | An inert growth medium and method for its preparation | |
JP2003079243A (ja) | 植物栽培用材料 |