JPS5838443Y2 - コ−ド記録媒体 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はバーとスペース等を用いて情報のコード化を行
なったコードを記録したコード記録媒体に関するもので
ある。

従来、この種のコードラベルはバーとスペースとの反射
率の差を光学的に検出しているため、スペース（素地）
色は白の場合が大半である。

しかしこの白を素地としたバーコードラベルは時間が経
過するにつれ、黄変したり退色した９するため、反射率
が低下し、読取精度が悪くなる。

本考案は上記欠点に着目し、常に素地の反射率を一定に
保つことにより、時間が経過しても読取の安定化を図る
ことを目的とする。

すなわち具体的にはたとえば透明のフィルムにバーコー
ドを印刷し、その背面に白糸の台紙を設け、フィルムと
台紙との間に、黒糸の台紙を設けたことにより、白糸の
台紙への紫外線到来等を防ぎ黄変、退色をなくしたもの
である。

以下にその実施例について図面とともに説明する。

１は複数の情報をバーコード化し、配列した透明のフィ
ルム、２は白の台紙、３はフィルム１と台紙２との間に
挾むための黒の台紙である。

なお、フィルム１の白の台紙２は袋の形状とし、その袋
中に黒の台紙３を着脱自在としたものである。

したがって使用しない場合は黒の台紙３を袋の中に挿入
しておく。

すると台紙３はバーコードのバー黒と保護色となり、情
報が目視確認できない状態にある。

また同時にこの黒の台紙３を挿入していることにより、
白の台紙２への紫外線等により黄変、退色を防ぐことが
できる。

また、使用する際には黒の台紙３を矢印ａ方向に引き出
し、ライトペン４等にて光学走査してコードを読取るこ
とができる。

なお上記実施例ではコードとしてバーコードについて説
明しているが、他のコードでもよい。

上記実施例より明らかなように黒等の台紙を設けること
により、素地である白等の台紙へ紫外線等による黄変、
退色を防止でき、常に一定した反射率が得られる。

また、バー（黒印刷）等と黒等の台紙３とにより互いに
保護色となり、情報の機密が保てる。

さらに、台紙が着脱自在であるため、色の異なった台紙
が挿入でき、自重外における読取テスト等が可能である
。

さらに、黒の台紙に変えて他の台紙を使用することによ
りフィルムの部分的読取９も可能である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例によるコード記録媒体の斜視図
である。 １・・・フィルム、２・・・白の台紙、３・・・黒の台
紙。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）複数の情報をコード化し配列した透明のフィルム
   、そのフィルムの背面に設けた第４の台紙、前記フィル
   ムと前記台紙との間に第２の台紙が着脱自在の部分を設
   けてなるコード記録媒体。
2. （２）第１の台紙を白色のもの、第２の台紙を黒色のも
   のとしたことを特徴とすることを特徴とする実用新案登
   録請求の範囲第１項記載のコード記録媒体。