JPS5837690Y2 - タイヤチエンコネクタ−

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【考案の詳細な説明】本考案は、滑り止めのタイヤチェンにおいて、間隔を有
して平行である２本のサイトチエン間に亘す縦滑り止め
チェノを、前記サイトチ土ンに連結させるためのコネク
ターに関するものである。

サイトチエンは、通常各チェン素子のリングが連結して
なるので、垂直方向のリングと水平方向のリングとが交
互に現出する。

そして従来は、このリングのうち水平方向のリング内に
縦滑り止めチェノを係合したＵ字状のコネクターの両端
を挿通し折り返して連結させていた。

水平方向のリングは一つおきに存するので、縦滑り止め
チェノも１個おきにしか連結できない。

（第１図参照）しかしながらチェノはできるだけ密に連
結された方が、それだけチェノの路面接地チャンスが増
大するので滑り止め効果も増加できる。

そこで、本考案は、縦滑り止めチェノを同一のリングに
２．本の連結できるようにしたコネクターを提供せんと
するものである。

以下第２図に示す本考案の実施例に従って説明する。

タイヤチェンコネクター１は、Ｙ字型鉄の各腕２．３，
４が折り返されてフック部となっている。

その折り返しは、チェノ素子材の径ｄの幅の空間を有し
てなされている。

そして各フック部先端２ａ、３ａ、４ａ同志の間隔がチ
ェノ素子の出入し得る幅、即ちチェノ素子材の径ｄより
太きい。

また、Ｙ字型中央には、丸棒のストッパー５が装入され
る孔９が設けられている。

この装入されたストッパーと各フック部先端２ａ、３
ａ、４ａとの間隔が、チェノ素子が出入できない幅、
即ちチェノ素子材の径ｄより小となっている。

以上のように本考案は構成されているので、２本の縦滑
り止めチェノ６，１が、フック部２，３にそれぞれ係合
され、残るフック部４がサイトチエン８に係合される。

しかるのちに、中央の孔９にストッパー５を装入して両
チェンの連結が完了する。

このようにして、一つのチェノ素子に２本の縦滑り止め
チェノが連結できるので、第３図に示すように、第２図
の従来のものに比し、チェノが密に亘せるので、チェノ
の路面接地チャンスが大幅に増大し、タイヤチェンの目
的とする滑り止め効果を多いに増すことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来のタイヤチェン概略図。第２図は、本考案の実施例図。第３図は、本考案を使用したタイヤチェン概略図。２．３，４・・・・・・フック部、５・・・・・・スト
ッパー。

【実用新案登録請求の範囲】

Ｙ字型鉄の中央にストッパー５装入用の孔９を有しそし
てＹ字型の各腕２，３．４が折り返されてフック部を構
成しており、各フック部先端同志の間隔がチェノ素子材
の径ｄより犬であり、各フック部とストッパーとの間隔
が小であるところのタイヤチェンコネクター。