JPS5837384Y2 - 足用水中マッサ−ジ機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、水などの洗浄液を入れた洗浄槽に足を入れ、
洗浄槽の底部から加わる振動によって足裏などをマツサ
ージする走用水中マツサージ機に関する。

従来、銭湯において、浴槽の側面から気泡を勢いよく噴
出させ、入浴中の人の背中をマツサージする装置がある
が、この装置は設備が犬がかりであり、一般家庭で手軽
に使用できない欠点がある。

また、足裏に振動を加えてマツサージをするものも知ら
れているが、これは単にマツサージをするだけであり、
マツサージ効果が小さいとともに足の清浄効果などがな
く、商品価値が小さかった。

本考案は、一般家庭などにおいて手軽に使用できる走用
水中マツサージ機であって、マツサージにより疲労回復
、気分軽換、水虫防止、足の清浄などを図ろうとするも
のである。

以下、本考案の一実施例について図面とともに説明する
。

図において、１は上面が開口した箱形の合成樹脂製本体
で、その下部は機械室２となっており、その上部はマツ
サージ槽３と乾燥槽４とに区画されている。

５はマツサージ槽３の底部に設けた貫通孔３′を介して
上下動自在に支持された一対の加圧棒で、その加圧棒５
の上部は半球状に形成してマツサージ槽３内に臨ませ、
かつ下部は機械室２に臨ませている。

この一対の加圧棒５は使用者の両足に対応するような間
隔で設けられている。

６は加圧棒５の上側に被せるようにしてマツサージ槽３
の底部に敷いた可撓性膜で、この可撓性膜６は水を通さ
ないゴムシートや合成樹脂シートがらなり、その周縁は
マツサージ槽３に液密的に固定して機械室２とマツサー
ジ槽３とを液密的に分離している。

乾燥槽４の底部は多数の通気孔を有する格子状部７とな
っている。

５は機械室２に設置したモータで、その回転軸の一方は
カム９を有するカム軸１０を回し、カム９によって前記
加圧棒５を上下動させ、回転軸の他方はファン１１を回
す。

ファン１１による送風はヒータ１２を通って格子状部７
から乾燥槽４へ吹きだされる。

１３はマツサージ槽３のドレンコック、１４は乾燥槽４
から格子状部７を通って下方へ滴下した水のためのドレ
ンコックである。

１５はモータ８およびヒータ１１への通電を開閉する電
源スィッチ、１６はヒータ１１のスイッチである。

これらの電気的結線は第４図に示すとおりであり、ヒー
タ１１はスイッチ１６を介してモータ８に並列接続され
、その並列回路は電源スィッチ１５を介して交流電源１
７に接続されている。

このマツサージ機は第５図に示すようにして使用される
。

まずマツサージ槽３に水または湯を入れる。

次に電源スィッチ１５をオンにすると、モータ８が回転
し、カム９によって加圧棒５が上下動する。

使用者は足をマツサージ槽３に入れて足裏を加圧棒５の
上に乗せることによって、足がマツサージされる。

マツサージ後に使用者は足を乾燥槽４に入れて、足をか
わかす。

このときヒータースイッチ１６をオンにすることによっ
て、ファン１１からの送風が加熱されて温風となり、効
率よく足をかわかすことができる。

使用後に、マツサージ槽３の水はドレンコック１３から
排水し、乾燥槽４の下方へ滴下した水はドレンコック１
４から排水する。

なお、加圧棒は大型にして一つで両足をマツサージする
ようにしてもよい。

さらにマツサージ槽に水を加熱するためのヒータを設け
てもよい。

マツサージ槽に入れる水に香料を添加しておくことによ
り、足の脱臭効果を上げることもできる。

また本考案のマツサージ機は、足の裏に刺激を与えると
ともに、湯を用いることにより、頭寒足熱になり、血液
の運行を促進してうつ血を去り、全身の血液循環が是正
されるため、血液の新陳代謝を旺盛にし、足の疲れやむ
くみ、冷え症、高血圧、心臓病等の治療に最適である。

その用途も美容院、浴場、ホテル、会社、スポーツ関係
、保養所、病院、一般家庭等極めて広い分野にわたり、
特色ある効果を発揮する。

特に、かぜをひいて風呂に入れない時などに、足だけで
も洗浄、マツサージすることにより、全身のそう快感が
得られる。

以上のように本考案によれば、洗浄液中でマツサージ槽
内に臨ませた加圧棒の上下動により足をマツサージする
ことができるため、疲労回復、気分転換、水虫防止９足
の清浄などに効果を有し、また一般家庭などにおいても
手軽に使用できるため、大変実用的なものとなり、さら
に前記加圧棒の上側に被せるようにして可撓性膜をマツ
サージ槽の底部に敷き、かつこの可撓性膜の周縁をマツ
サージ槽に液密的に固定して機械室とマツサージ槽とを
液密的に分離しているため、機械室内にマツサージ槽内
の洗浄液が入ることはなくなり、その結果、安全性を高
めることができ、しかも前記マツサージ槽に近接した位
置には、ファンとヒータよりなる温風発生手段を介して
温風が送り込まれる乾燥槽を備えているため、マツサー
ジ後のぬれた足も乾燥槽に入れることによりすぐ乾燥さ
せることができ、したがってその快適性は一段と向上す
るものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例における走用水中マツサージ
機の斜視図、第２図は同縦断面図、第３図は同マツサー
ジ槽の横断面図、第４図は同電気回路図、第５図は使用
状況を示す図である。 １・・・・・・本体、２・・・・・・機械室、３・・・
・・・マツサージ槽、４・・・・・・乾燥槽、５・・・
・・・加圧棒、６・・・・・・可撓性膜、７・・・・・
・格子状部、８・・・・・・モータ、９・・・・・・カ
ム、１１・・・・・・ファン、１２・・・・・・ヒータ
、１３．１４・・・・・・ドレンコック。

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. （１）足が入る大きさで水などの洗浄液が入れられるマ
   ツサージ槽と、このマツサージ槽の底部に設けた貫通孔
   を介して上下動自在に支持され、がつ上部をマツサージ
   槽内に臨ませ、下部を機械室内に臨ませた加圧棒と、前
   記マツサージ槽の下方に位置する機械室内に設けたモー
   タと、このモータにより回転駆動され、かつ前記加圧棒
   の下端と連携させて加圧棒を上下動させるカムと、前記
   加圧棒の上側に被せるようにしてマツサージ槽の底部に
   敷かれ、かつ周縁をマツサージ槽に液密的に固定して機
   械室とマツサージ槽とを液密的に分離する可撓性膜と、
   前記マツサージ槽に近接して配置され、かつファンとヒ
   ータよりなる温風発生手段を介して温風が送り込まれる
   乾燥槽とを備えた走用水中マツサージ機。
2. （２）前記温風発生手段のファンを、カムを回転駆動さ
   せるモータで回転させてなる実用新案登録請求の範囲第
   １項記載の走用水中マツサージ機。