JPS5837292Y2 - 時計バンド - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は矩形板の並列にてなる時計バンドに関するも
ので、その目的とするところは連結軸を用いずして接続
することのできる時計バンドを新規に提供することにあ
る。

これを図面を参照しながら説明すると、内面に３角形の
斜面１，１′を設け、該斜面１，１′の両側面下に鳴止
用の曲縁部２，２′を垂設する上板３と、上面に逆３角
形の斜面４，４′を設け、該斜面４゜４′間の中間にＵ
形溝５を形成する中板６と、両側に前記上板３０重合用
の斜面９，９′を上面に有す中板受けの隆起部７，７′
を設けた下板８とからなり、重合並列する上下板３，８
間に中板６の渡嵌と、上下板３，８間をスポット溶接又
は止螺子１０による固定にて接続するようにしたことに
ある。

従来この種のバンドは連結軸をもって駒間を接続して来
たので、多数の駒に連結軸挿嵌用の軸孔を設けるのに著
しく時間と労力を要して量産を妨げ、筐た組立て能率を
向上し得ないという欠点があった。

本考案は上記のように構成したので、並列する上板３と
下板８は中板６を噛み押える形式にて重合連結し、そし
て各上下板３，８間はスポット溶接又は上板３の上面よ
り下板８の隆起部７，７′間に止螺子１０を螺挿するこ
とにより固定するものとなる。

かくて本考案によれば従来の連結軸を用いる欠点を解消
して能率よく時計バンドを組立てて提供することができ
る。

なお、中板６は逆３角形の斜面４，４′を有して並列す
る上下板３，８間に渡嵌し、中間に設けるＵ字溝５に上
板３の曲縁部２，２′が噛合するので、上下板３，８間
が固定することと相候って、中板６の不意なる脱落は確
実に防止されるものとなる。

昔た上板３の斜面１，１′と中板６の斜面４，４′の傾
斜曲率をかえて、適度の間隙を設けることによって、重
合並列する上下板３，８間に屈伸性を持たすこともでき
る。

また、下板８は両側に斜面９，９′付の隆起部７゜７′
を設けたので、中板６を受は止めるほか、上板３と緊密
に接面し重着することができる。

かようにして本考案は板材の並列にてなるものにおいて
、連結軸を用いずして能率よく組立てることのできる時
計バンドを新規に提供する効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は各部材を組立前の状態にて示す斜視図、第２図
は組立状態の透視平面図、第３図は同、縦断面図。 １．１′は斜面、２，２′は曲縁部、３は上板、４゜４
′は斜面、５はＵ字溝、６は中板、７，７′は隆起部、 ８は下板、 ９．９′は斜面、 １０は止螺子、 １１は螺孔である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 内面に３角形の斜面１，１′を設け、該斜面１１′の両
   側面下に鳴止用の曲縁部２，２′を垂設する上板３と、
   上面に逆３角形の斜面４，４′を設け、該斜面４，４′
   間の中間にＵ形溝５を形成する中板６と、両側上に前記
   上板３の重合用の斜面９，９′を上面に有す中板受けの
   隆起部７，７′を設けた下板８とからなり、重合並列す
   る上下板３，８間に中板６の渡嵌と上下板３，８間の固
   定により接続することを特徴とする時計バンド。