JPS5837148B2 - 未加硫クロロプレンゴムチップの粘着防止法 - Google Patents

未加硫クロロプレンゴムチップの粘着防止法

Info

Publication number
JPS5837148B2
JPS5837148B2 JP52148882A JP14888277A JPS5837148B2 JP S5837148 B2 JPS5837148 B2 JP S5837148B2 JP 52148882 A JP52148882 A JP 52148882A JP 14888277 A JP14888277 A JP 14888277A JP S5837148 B2 JPS5837148 B2 JP S5837148B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chips
chip
powder
talc
chloroprene rubber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP52148882A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5481384A (en
Inventor
泰二 安田
隆義 横山
隆 中村
隆三 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHOWA NEOPRENE KK
Original Assignee
SHOWA NEOPRENE KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SHOWA NEOPRENE KK filed Critical SHOWA NEOPRENE KK
Priority to JP52148882A priority Critical patent/JPS5837148B2/ja
Publication of JPS5481384A publication Critical patent/JPS5481384A/ja
Publication of JPS5837148B2 publication Critical patent/JPS5837148B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はゴム状弾性を有する未加硫クロロプレンゴムの
チップの粘着防止方法に関する。
クロロプレンゴムは、その製造最終工程で適当にカット
してチップにされ、このチップの形で需要者に供給され
そしてその後の加工、加硫、成形工程に付されるのが普
通である。
チップの形状は例えば短径約10〜20mrrt、長径
約30〜40mmの断面をもち厚さが約5〜15mmの
偏平片であることが多い。
製造された未加硫クロロプレンゴムのチップは通常袋詰
めにされて需要者または加工工場に供給され、そこで必
要量づつ使用されるが、その間に貯蔵、輸送等の期間を
要することは、般のプラスチックス素材におけると同様
である。
未加硫クロロプレンゴムの種類には、ゴム状弾性の大き
い所謂軟質のもの及びゴム状弾性の小さい所謂硬質のも
のがあるが、本発明は前者のようなゴム状弾性を有する
未加硫クロロプレンゴムのチップが互いに粘着し易い性
質を有するので、その粘着防止方法を提供しようとする
ものである。
即ち上記の如く袋詰めにされたチップが貯蔵(輸送を含
む)されるとき、袋詰めの荷は当然堆積されることにな
るが、下積みのものは荷重を受け、チップは圧しつぶさ
れ、しかもその圧しひろげられて生じる新らしい面が互
いに強く接触するため容易に粘着して団塊化し、その結
果取扱いや所要量の取出しが困難な状態になる。
本発明はこのような困難を排除することを目的とするも
のである。
チップの粘着を防止する対策としてチップ同志が直接接
触することを防ぐためチップを粘着防止用粉末でまぶす
ことが通常行なわれている。
粘着防止用粉末としてはタルク、炭酸カルシウム、パー
ライトその池無機質粉末が用いられるが、以下代表例と
してタルクについて記載する。
チップをタルクでまぶす方法はチップにタルクを添加し
て混合するだけであるから、タルクがチップ表面にのっ
ているだけであるため剥離し易く、殊に偏平状にカット
された面をもつチップでは、その面が清らかでつるつる
しているためタルクは一層容易に剥離してしまいチップ
同志の直接接触の防止には役立たない。
このような単なるタルク混合法による場合、最初に添加
混合したタルクの中チップ表面に附着してチップ同志の
直接接触防止に役立っているタルクは袋中に存在してい
るタルク全量中僅かに1/2〜1/3程度に解ぎず、残
りはチップ表面から剥離し、いたずらに袋の低部又は上
部にいわゆる過剰タルクとして偏在し、開袋の際に粉塵
となって飛散し、作業環境を著しく悪化せしめる結果を
招く。
従来この問題を解決しようとして、ゴムラテックス等の
接着剤を微量添加したタルクと水の分散液からなる接触
槽内にチップを通過せしめ、しかる後チップを風乾する
方法、或いは予めシリコーン溶液をチップ表面上に塗布
した後タルクを添加する方法等が提案された。
しかしこれらの方法は薬剤を使用し、操作も複雑であっ
て高価となり易くその割にはタルクの附着力が弱く、粘
着防止効果は充分とは云い難い。
本発明は、接着性物質等の層を介して粘着防止用粉末を
チップ表面上に付着せしめる方法ではなく、粉末をチッ
プに対し機械的に強固に保持せしめそれによってチップ
の粘着を防止する方法であり、その効果も非常にすぐれ
ている。
以下に本発明方法を詳しく説明する。
本発明は、ゴム状弾性を有する未加硫クロロプレンゴム
チツプを、チップが堆積貯蔵条件下に偏平方向に圧しつ
ぶされる厚さに対応する厚さまたはそれ以下に圧偏しつ
つ同時に粘着防止用粉末をこの圧偏されたチップの表面
上に却一に分散して圧着せしめ、チップが圧偏された状
態から解放されたとき該粉末がチップ表面に半ば埋めこ
まれ且つ表面に隣接する内層部中にも埋めこまれた状態
で保持されているようにすることを特徴とする未加硫ク
ロロプレンゴムチツプの粘着防止法である。
本発明方法によれば、粉末はチップ表面上に単にまぶさ
れているのではなく、チップの機械的圧偏の際粉末が同
時に分散供給されて圧着されるため、粉末はチップの表
面に半ば埋めこまれた状態で保持され従って容易に剥離
することがない。
更にまたチップは、実際に堆積貯蔵条件下に圧しつぶさ
れる状態における厚さまたはそれ以下の厚さまで機械的
に圧偏されそこへ粉末が分散供給され圧着されるから、
一時的に圧偏された後のチップが圧偏状態から解放され
たとき該粉末はチップの表面に隣接した内層部中にも閉
じこめられ埋めこまれて保持されることになる。
従ってこのようなチップが実際に堆積貯蔵中圧しつぶさ
れて表面に近い内層部が新たに表面層に現われる状態に
なっても、そこに埋めこまれていた粉末がチップ同志の
粘着を有効に防止する役目を果す。
従来法による場合は、圧しつぶされる前の状態のチップ
の表面に粘着防止用粉末が存在したとしてもチップが圧
しつぶされて新しい内層部が表面にあらわれると、その
新たに生じた表面には最早や粉末は存在せず、その結果
チップ同志は容易に粘着するに至る。
然るに本発明によれば、そのような場合にも効果的な粘
着防止が達成される。
これは本発明による最も重要な効果の一つである。
本発明による上記の機械的圧偏、粉末圧着の操作を経た
チップは、必要あれば例えば篩別機にかけて、余分に供
給された粉末を分離することができる。
もちろんその際チップの表面及び内層部に埋めこまれた
粉末が離脱することはない。
また貯蔵、運搬等に際しても離脱が起らないので、従来
の粉末混合まぶし法による製品の如く遊離タルクは殆ど
発生せず、従って粉塵飛散による作業環境悪化の如き難
点を伴なうこともない。
クロロプレンゴムのゴム状弾性はグレードによって異な
るが、弾性の高い軟質のもの程、上記圧偏、圧着操作を
多く繰返すことが適当である。
これは軟かい品質のもの程、貯蔵または輸送間における
荷重の変動によって、圧しつぶされる方向が変動し新た
な内層部が表面に出てくる可能性があることに基づく。
本発明の方法において対象とするクロロプレンゴムとし
ては、環境温度、−10℃で200時間保持したときの
JIS規格硬度(K6 3 0 0、K6301、未加
硫及び加硫ゴムの物性試験方法)の上昇が50度以内の
ものが好適に用いられる。
このようなクロロプレンゴムの場合、一チツプの望まし
い粘着防止を達成するためには、圧偏、粉末圧着操作を
少くとも3回繰返すことが必要であることが見出された
以下に、本発明方法の具体的な実施態様の一例を添付図
面を参照しつつ説明する。
添付図面(第1図)は、本発明方法によってチップの圧
偏及びタルク圧着操作を3回連続して実施する態様を説
明するための概略図である。
図中の1はクロロプレンゴム製造の最終工程で作られる
チップの貯蔵である。
チップはシュートによりタルクとの混合装置2に運ばれ
る。
混合装置2はタルク供給ホッパ−3からタルクを供給し
つつチップにタルクを充分に添加混合することが出来る
撹拌機のついた通常の混和機である。
4はチップの供給機であり、これはチップが圧偏ロール
5,6,7,8を通過する際にチップ同志が重なる事な
く圧偏化ロールに供給するようになっている。
この供給機4により、偏平なチップではあたかも硬貨が
平面的に縦例に並んだような形となってロール5の表面
に滑り落ちる。
5と6は第1段の圧偏ロール、5と7は第2段の圧偏ロ
ール、7と8は第3段の圧偏ロールを形成しチップは各
段で所定の厚さに圧偏され、そしてクルクホツパ3から
供給されるクルクが圧着される。
ロール表面にはタルクを充分に保持しうるように適当な
刻み込み例えば、1〜2 m / mの網目状の刻み込
等がつけてあることが好ましい。
かくして1 ,2.3段圧偏ロールで圧偏され充分にタ
ルクを圧着せしめられたチップは、必要に応じ篩別機9
により、チップ表面に埋めこまれていない過剰タルクを
篩別する。
篩別されたタルクはコンベア−10にて最初のタルク供
給ホッパー3に戻され再利用することができる。
過剰タルクを分離されたチップは包装、貯蔵等次の工程
に送られる。
次の実施例により本発明の一具体例を説明する。
記載中の%は重量基準である。
実施例 供試クロロプレンゴムゴムとしては大きいゴム状弾性を
有するタイプ即ち−10’Cの環境温度、200時間に
保った後のJIS硬度の上昇が15度のチップを下記の
圧偏化及びタルク圧着操作に服せしめた。
チップの形状は長径が約33〜37朋、短径が約15〜
17朋の楕円形で厚さ約5〜7m扉のものであった。
圧偏ロール間の間隙は、袋詰めチップ製品が堆積貯蔵さ
れるとき通常想定される最も厳しい条件、即ち約850
kg/m”の圧力にてチップが圧しつぶされる時の状態
における厚さ即ち約2〜31n7ILに対応して、2m
mに調整した。
タルクをチップの表面に均一に分散供給しつつ、チップ
を上記圧偏ロール中を1〜5回通過せしめた。
比較例として単にタルクをまぶした従来法による試験を
行なった。
各試験における、タルクの供給量(対チップ重量、%)
及びチップ表面へのタルク付着量(同前)を第1表に示
す。
本発明の実施例においては過剰のタルクは篩別分離した
試験で得られた試料を、それぞれ袋詰めとし、30〜3
2℃に保持された恒温度中に堆積し、圧縮して最下段に
約850kg/dの圧力をかけて2周間そのまま保ち、
その後各製品についてその粘着防止度を判定した。
判定結果を第1表中に示す。
チップ相互の粘着防止度は極めて良好、良好、やや良、
不良、不可の区分で示した。
この粘着防止度は経験的にいくつかの程度に応じた状態
を区分して表現することができる。
ここに”極めて良好0とは、多数のチップが相互に完全
に分離独立している状態を示し、11不可”とはチップ
が完全に粘着し団塊化して一枚岩のように一つのブロッ
クになり手で折りまげることも割ることも不可能な状態
を示す。
この両極端の状態の間に良好、やや良、不良の状態が存
在する。
“1良好“とは、集合していても大した力も使わないで
指でほぐせる状態や手でつぶせて容易に個々のチップに
分離しうる状態を示す。
II不良“1とは、さらに粘着度がすすみ、手で引張っ
ても個々のチップには分離できず小さくしようとすれば
板を割るような状態であることを示す。
これらの結果は、本発明による圧偏化及びタルク圧着操
作を行なった試料は、従来法にくらべてすぐれた粘着防
止効果を示している。
又lO度の値をもつチップについても同様の結果を得た
殊に供試した如きゴム状弾性の大きいゴムチップの場合
は、本発明による操作を3回繰返すとその効果が急上昇
することが明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施態様の一例を説明するための概略
図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ゴム状弾性を有する未加硫クロロプレンゴムチツプ
    を、チップが堆積貯蔵条件下に圧しつぶされる厚さに対
    応する厚さまたはそれ以下に圧偏しつつ同時に粘着防止
    用粉末をこの圧偏されたチップの表面上に均一に分散し
    て圧着せしめ、チップが圧偏された状態から解放された
    とき該粉末がチップ表面に半ば埋めこまれ且つ表面に隣
    接する内層部中にも埋めこまれた状態で保持されている
    ようにすることを特徴とする未加硫クロロプレンゴムチ
    ツプの粘着防止法。 2 −10℃で200時間保った後のJIS硬度の上昇
    が50度以内であるゴム状弾性を有する未加硫クロロプ
    レンゴムのチップを該圧偏化および粘着防止用粉未圧着
    操作に少くとも3回服せしめることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載の方法。
JP52148882A 1977-12-13 1977-12-13 未加硫クロロプレンゴムチップの粘着防止法 Expired JPS5837148B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52148882A JPS5837148B2 (ja) 1977-12-13 1977-12-13 未加硫クロロプレンゴムチップの粘着防止法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP52148882A JPS5837148B2 (ja) 1977-12-13 1977-12-13 未加硫クロロプレンゴムチップの粘着防止法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5481384A JPS5481384A (en) 1979-06-28
JPS5837148B2 true JPS5837148B2 (ja) 1983-08-13

Family

ID=15462820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP52148882A Expired JPS5837148B2 (ja) 1977-12-13 1977-12-13 未加硫クロロプレンゴムチップの粘着防止法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5837148B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10583558B2 (en) 2017-01-17 2020-03-10 Fanuc Corporation Robot control device

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10583558B2 (en) 2017-01-17 2020-03-10 Fanuc Corporation Robot control device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5481384A (en) 1979-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2400292A (en) Crystalline pellets and method of preparation
EP0137027B1 (fr) Procede de conditionnement, sous forme de bloc ou de profile, d'une composition adhesive permanent, installation pour et conditionnement obtenu par la mise en oeuvre de ce procede
JP2001096516A (ja) パーティクルボード及びその製造方法
US4252831A (en) Molasses-coated feed-grade calcium phosphates and process
JPS5837148B2 (ja) 未加硫クロロプレンゴムチップの粘着防止法
US2758039A (en) Method of compacting carbon black
CN101954668A (zh) 一种玻化砖分区立体布料工艺
JPH01288408A (ja) 樹脂ペレットの製造方法
US4157790A (en) Production of low-filler rubber powders by the grinding process
EP1679171A1 (en) Homogenous surface covering
Lam et al. The influence of the time of application of contact pressure onparticle adhesion to a substrate surface
US2195754A (en) Crushing soft heterogeneous material
DE1569283A1 (de) Oberflaechengeschuetzte Koerper aus klebrigen Stoffen
CN108514919A (zh) 一种回收快递包裹装置
Chang et al. Flow rate of corn through orifices as affected by moisture content
RU2155149C2 (ru) Способ получения формованного упаковочного изделия
US2534129A (en) Dry granular mix
JP3727749B2 (ja) 非付着性パイプコンベヤベルト
US6833396B2 (en) Molding material made from recycled scrap tires
US1608243A (en) Fabricated cork sheet
US4539262A (en) Insulating material
JPH0958835A (ja) 運搬ベルト
DE2525504A1 (de) Verfahren zur herstellung von fuer die verlieferung geeigneten koerpern aus pulverfoermigen stoffen
CN112536132A (zh) 一种机制砂破壳留心脱泥系统及其脱泥工艺
US1908979A (en) Fuse powder