JPS5837120B2 - ラベルナドノカタウチヌキキニオケル ジヨウバンチヨウセイソウチ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はラベル・トランプ・値札・その他の印刷物（以
下ラベルと総称する）を所望形状に打ち抜く打抜機に関
するもので、固持された打披型に対してラベルの印刷物
を支持したる定盤を旋回自在に支持せしめてラベルを所
定の形状に正確に打抜くと共に、打抜型を固定した状態
で調整自在となすことを目的とするものである。

上記のラベルの打抜機に於では円形・だ円形・四角形・
その他の多角形等打抜くべき所望の形状に形成した打抜
型を、打抜機の一側面に垂設したる面盤に設けた蟻溝及
びこの蟻溝内に嵌合支持したボルトを介して調整自在に
固定するようになした３乃至４以上の型保持具によって
抱持するようにして所定位置にセットしている。

従ってこの型の交換時やあるいは印刷物の大きさが同じ
でもその印刷面が異なった場合、切断すべきラベルの所
定位置に、その都度正確なる位置に型を調整した後セッ
トしている。

このため型の微調整に熟練と手数を要する欠点がある。

本発明はこれに鑑みてなしたもので、セットし難い打抜
型をラベルに応じて予じめ決められた位置に固定した状
態とし、ラベルを支持する定盤を揺動させて微調整する
ことによりラベルの打抜位置に正確に型を簡易に調整せ
んとするものである。

以下本発明を実施例に基づいて説明する。

図に於で１はラベルを所望の形状に打ち抜く型打抜機の
本体で、この本体１の一側部にドーナツ形状をしたる面
盤２を設け、この面盤２の外面側もしくは内面側に所望
形状をしたる打抜型の外周を抱持するようにして固定す
るための型保持具３の複数個を、その取付位置を調整自
在にして設ける。

この各型保持具３には面盤２に調整自在に所望の位置に
固定する固定装置とこの型保持具の長手力法に対して出
没自在になした型取付杆とを具備せしめ、この型保持具
の型取付杆の突出量を調整してこの各型取付杆の共働に
より型４を所定の位置にセットするようになすものであ
る。

又この型４にて所望の形状に打ち抜かれるラベルを型４
と対向して支持するＶ形をした定盤５上に載置し、この
定盤５を、面盤２と対向した本体１の他側面に設けた裏
板６に設ける。

そしてこの裏板６に軸７を介し゛Ｃ揺動自在に調整板８
を設け、この調整板８に２本のガイド杆９，９を突設し
、このガイド杆９，９を■形定盤５の一部を貫通して定
盤５ヲコのガイド杆９，９にそって摺動自在に支持せし
めると共にとの裏盤６の外方にノッドルＨをさせたねじ
杆１ｏを、裏盤６、調整板８に設けた円弧形の長孔を通
じて貫通し、その先端を定盤５の一部に螺合し、このね
じ杆１ｏの捻回によって定盤５をガイド杆９にそって摺
動せしめ、定盤の先端と型４の刃先との間隔を調整する
ようになすものである。

又この調整板８の一部に本体１外より挿入せしめたねじ
杆１１の先端を螺合し、このねじ杆１１を本体１外より
左又は右方向に回動することによって調整板８を軸７を
中心として揺動せしめて定盤５を左又は右方向に揺動さ
せ型４に対して定盤５を所定の角度となるように調整す
るものである。

この調整板８の揺動手段はねじ杆式の外その他微調整可
能なる他の方法を採用することも可能である。

尚この調整板８はＶ型の定盤５の上方を型４の方向に進
退する打抜盤１２に支障のない形状とすると共に、この
調整板８の揺動中心軸７を定盤５のＶ溝の底部５ａと略
一致せしめる。

又定盤５に支持されたラベルを型４側に押圧して打抜き
を行う打抜盤１２は第２図に示す如く面盤２、裏盤６間
で且定盤５の外方向位置に架設したガイド杆１３，１３
にて裏盤に突出したる係合部１２ａを摺動自在に支持す
ると共にこの打抜盤１２の前面に硬質プラスチック板等
より成る複板１４をビス又はボルト１５等にて固定する
。

この場合ボルト１５を挿通する複板１４のボルト孔１４
ａと打抜盤１２に設けるボルト孔１２ｂとを夫々方向の
異なった長孔例えばボルト孔１４ａを横長孔、ボルト孔
１２ｂを縦長孔あるいはこの反対等にして穿孔し、これ
によって調整した定盤の揺動角に応じて定盤の内側面に
常に複板１４の二側端縁が一定の隙間を有するように複
板１４を打抜盤１２に対して調整可能状態に固定するも
のである。

尚この定盤の最犬揺動時に於でもこの定盤の一部が打抜
盤に接触しないように第２図に示す如く切り欠いておく
ものである。

今打抜きを行うラベルの大きさ、形状に応じてこれに適
合したる打抜型４を本体１に具備した面盤２の予じめ設
定された位置に型保持具３を介して固持し、定盤５の先
端と型４の刃先との間より定盤上に載置したるラベルが
脱落しない程度に定盤を前進させ、又この定盤上のラベ
ルがその印刷や形状に応じて正確なる位置で打抜かれる
ようにラベルの予じめ決められた打抜位置に型４を対向
せしめるもので、これは定盤を揺動させて行う。

即ち本体１の外部に突設したねじ杆１１を左又は右方向
に回動させると、このねじ杆１１の先端を螺合したる調
整板８が軸７を中心として左又は右方向に揺動して定盤
を所望の方向へ且所望の角度のみ揺動させ型と定盤とを
正確なる位置に対向せしめるものである。

このように定盤をセットした後打抜盤を駆動して所望の
ラベル打抜を行うものである。

又この定盤の調整（揺動）によって打抜盤によるラベル
の型側への抑圧が確実に行えるように定盤の両内側面と
複板の両側縁との隙間が均一になるよう複板の打抜盤上
への取付位置を調整することもある。

本発明によるときは、定盤を支持する調整板には揺動手
段を備え、且つ該定盤の略々Ｖ溝底部を中心として回動
せしめるようにしたから、面盤に取付げられる打抜型と
定盤とを一度調整すれば、その後は印刷面がずれたラベ
ル等に対し、従来の如き調整に手数を要する打抜型の取
付位置を調整することなくこの型と対向する定盤を型に
合せて即ちラベル等の切断位置に合せて定盤を揺動させ
て調整するようになしているため型に対する定盤の微調
整が簡易に且迅速、正確に行い得、又構造も簡単でその
操作もねじ杆の回動のみで簡単である等の利点を有する
。

【図面の簡単な説明】

第１図は要部の縦断正面図、第２図は側面図、第３図は
打抜機の全体図である。 １・・・・・・型打抜機の本体、２・・・・・・面盤、
３・・曲型保持具、４・・・・・・打抜型、５・・曲定
盤、６・曲・裏盤、７・・・・・・軸、８・・・・・・
調整板、９・・曲ガイド杆、１ｏ，１１・・・・・・ね
じ杆、１２・・・・・・打抜盤、１３・・曲ガイド杆、
１４・・・・・・複板、１５・・・・・・ボルト。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 型打抜機本体の面盤に型保持具を介して打抜型を取
   付け、該打抜型に対し調整板を対向配備し、これに取付
   けられたガイド杆に沿いラベル等を支持するＶ型の定盤
   を前記打抜型に対し進退自在に支持せしめ、上記調整板
   は定盤のＶ溝底部と略々一致する揺動中心軸を中心とし
   て回動する如く支持せしめると共に、上記定盤を調整自
   在に回動し該定盤上のラベル等の切断位置を打抜型に合
   致せしめるべく上記調整板には揺動手段を具備せしめた
   ことを特徴とするラベル等の型打抜機に於ける定盤調整
   装置。