JPS5836387A - プロリンイミノペプチダ−ゼおよびその製造法 - Google Patents
プロリンイミノペプチダ−ゼおよびその製造法Info
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- JPS5836387A JPS5836387A JP13157681A JP13157681A JPS5836387A JP S5836387 A JPS5836387 A JP S5836387A JP 13157681 A JP13157681 A JP 13157681A JP 13157681 A JP13157681 A JP 13157681A JP S5836387 A JPS5836387 A JP S5836387A
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- Japan
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- proline
- inhibition
- iminopeptidase
- peptides
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、食菌から得られるイミノペプチダ−ゼおよび
その製造法に関し、更に詳しくは、シイタケ(Lent
inus edodes )子実体又は菌体から得られ
るイミノペプチダーゼおよびその製造法に関する。
その製造法に関し、更に詳しくは、シイタケ(Lent
inus edodes )子実体又は菌体から得られ
るイミノペプチダーゼおよびその製造法に関する。
従来、特異的なアミノペプチダーゼとしては、アミノ末
端がアルギニンまたはリジンであるペプチドを特異的に
分解するアミノペプチダーゼB、アミノ末端がアシルア
ミノ陵であるペプチドを特異的に分解する哺乳動物臓器
由来のアシルアミノ1遊+1酵素、アミノ末端がピログ
ルタミン酸であるペプチドを特異的に分解するピロリド
ニルペプチダーゼ、アミ/末端が芳香族アミノ酸である
ペプチドを特異的に分解するフェニルアミノペアブチダ
ーゼ、その他作用に多少の差はある龜ののアミノ末端が
任意のアミノ酸であるペプチドを分解する動物由来ある
いは微生物由来の各種アミノペプチダーゼが知られてい
る。
端がアルギニンまたはリジンであるペプチドを特異的に
分解するアミノペプチダーゼB、アミノ末端がアシルア
ミノ陵であるペプチドを特異的に分解する哺乳動物臓器
由来のアシルアミノ1遊+1酵素、アミノ末端がピログ
ルタミン酸であるペプチドを特異的に分解するピロリド
ニルペプチダーゼ、アミ/末端が芳香族アミノ酸である
ペプチドを特異的に分解するフェニルアミノペアブチダ
ーゼ、その他作用に多少の差はある龜ののアミノ末端が
任意のアミノ酸であるペプチドを分解する動物由来ある
いは微生物由来の各種アミノペプチダーゼが知られてい
る。
本発明者らは、シイタケ子実体に存在するアミノペプチ
ダーゼについて鋭意研究を重ねた結果、アミノ末端が、
プロリン、ヒドロキシプロリンなどのピロリジン環を有
するアミノ酸であルヘフチドを、特異的に分解するプロ
リンイミノペプチダーゼを見出し、本発明を完成するに
至った。
ダーゼについて鋭意研究を重ねた結果、アミノ末端が、
プロリン、ヒドロキシプロリンなどのピロリジン環を有
するアミノ酸であルヘフチドを、特異的に分解するプロ
リンイミノペプチダーゼを見出し、本発明を完成するに
至った。
本発明の目的は、従来みられなかったプロリンをアミノ
末端とするペプチドに、特異的に作用スるアミノペプチ
ダーゼを提供することにあり、本目的は、本発明のプロ
リンイミノペプチダーゼによって達成することができた
。
末端とするペプチドに、特異的に作用スるアミノペプチ
ダーゼを提供することにあり、本目的は、本発明のプロ
リンイミノペプチダーゼによって達成することができた
。
本発明のプロリンイミノペプチダーゼは、次に示す酵素
化学的性質を有するものである。
化学的性質を有するものである。
1 分 子−量: 190.000 (ゲルろ過失、
4量体サブユニツ) 45,000 ) 2 安 定 pH(4C&:2時間保ったときの活性残
存率が100弧のpH範囲) 8 6〜10 五 作用至適PH:6〜8 4 作用至適温度: 37C 4等・電点:4.9 & 賦 活 剤 : 特に必要としない。
4量体サブユニツ) 45,000 ) 2 安 定 pH(4C&:2時間保ったときの活性残
存率が100弧のpH範囲) 8 6〜10 五 作用至適PH:6〜8 4 作用至適温度: 37C 4等・電点:4.9 & 賦 活 剤 : 特に必要としない。
2+
2阻害剤: Zn (10mM) 94%阻害Cu”
(10mM) 991g阻害 Hg”(01mM)94%阻害 p−クロロメルキュリベンゾエートで も阻害をうける。EDTAにより、 Zn2+、 Cu”、 Hg”G:よる活性阻害を回復
する。
(10mM) 991g阻害 Hg”(01mM)94%阻害 p−クロロメルキュリベンゾエートで も阻害をうける。EDTAにより、 Zn2+、 Cu”、 Hg”G:よる活性阻害を回復
する。
8゜基質特異性 : プロリン又はヒドロキシプロリン
をアミノ基末端に持つペプチド及び合成基 質のみをよく加水分解し、これ以外の アミノ酸をアミノ基末端に持つ合成基 質及びペプチドは全く分解しない。又、プロ)ルペプチ
ドとしてはエム・ニス・エッチ・リリーシング・インヒ
ビツシ 11:/ −77りa −(MSHReleasing
Inhibition Factor) 、サブスタン
ス・ビー・ペンタペプチド (Substanc@P Pentapeptide)
などの天然オリゴペプチドもよく分解 する。
をアミノ基末端に持つペプチド及び合成基 質のみをよく加水分解し、これ以外の アミノ酸をアミノ基末端に持つ合成基 質及びペプチドは全く分解しない。又、プロ)ルペプチ
ドとしてはエム・ニス・エッチ・リリーシング・インヒ
ビツシ 11:/ −77りa −(MSHReleasing
Inhibition Factor) 、サブスタン
ス・ビー・ペンタペプチド (Substanc@P Pentapeptide)
などの天然オリゴペプチドもよく分解 する。
本発明のプロリンイミノペプチダーゼは、賦活剤を特に
必要としない点が、他の類似した特異性を有する酵素と
興なる点の一つである。かかるプロリンイミノペプチダ
ーゼは、細菌及び子嚢菌もしくは高等動物由来の酵素の
如く、2+ Mg による賦活はなく、又、透析その他の処理によ
鰺金属イオンを除いても活性の低下はな(、EDTム添
加によっても活性の低下は認められない。更に、エシェ
リヒア・コリ (Esehe−riehta Co11
) 、パシk X−ブレビx (Bacillusb
revig )等の酵素の如く、システィ> (Cys
teijn)その他の8H保護剤による賦活化も認めら
れないものである。
必要としない点が、他の類似した特異性を有する酵素と
興なる点の一つである。かかるプロリンイミノペプチダ
ーゼは、細菌及び子嚢菌もしくは高等動物由来の酵素の
如く、2+ Mg による賦活はなく、又、透析その他の処理によ
鰺金属イオンを除いても活性の低下はな(、EDTム添
加によっても活性の低下は認められない。更に、エシェ
リヒア・コリ (Esehe−riehta Co11
) 、パシk X−ブレビx (Bacillusb
revig )等の酵素の如く、システィ> (Cys
teijn)その他の8H保護剤による賦活化も認めら
れないものである。
次に、本発明のプ四りシイミノペプチダーゼの基質特異
性につ−で、0.IN)リスマレエート(Trim−m
aleaL@)緩衝液(pH6,1)に、基質を0.5
mFM溶解し、酵素液を加え、37tZ’で10分間反
応させ、L−プロリン−!−す7チルアtF(L−1’
re−β−Nム)の分解率を100%としたと自の各基
質の分解率、至適pH及び脂1−% 値を示す。
性につ−で、0.IN)リスマレエート(Trim−m
aleaL@)緩衝液(pH6,1)に、基質を0.5
mFM溶解し、酵素液を加え、37tZ’で10分間反
応させ、L−プロリン−!−す7チルアtF(L−1’
re−β−Nム)の分解率を100%としたと自の各基
質の分解率、至適pH及び脂1−% 値を示す。
基 質 分解率(4) 至適pHKm (
M)L−Pro−β−NA 100 6
.1 1.94X10L−Hydro−β−NA
120 6.7 2.0X10−’L−Pr
o−L−Ala 151 ?、5
2.OXl 0L−Pro−L−Phe
155 6.9L−Pro−L−Met
123 6.9L−Pro−L−Tyr
111 7.IL−Pro −L−Le
u 9g 7.1L−Pro−L
−I Is 95 7.5L−Pr
o−LLTrp 89
7.8L−Pro−L−Gly 2
6 8.2L−Pro−Gly−Gly
81 8.2 1.OXl 0″″3L−Pro
−L−Leu−Gly−NH2−357,1冨 (M2RR@leasing Inhibition
Factor)L−Phe−L−Pro
0Z−Gly−L−Pro 0L
−Pyr−β−NA 0L−Phe−
β−NA 0L−Tyr−β−NA
0L−Trp−β−Nk
。
M)L−Pro−β−NA 100 6
.1 1.94X10L−Hydro−β−NA
120 6.7 2.0X10−’L−Pr
o−L−Ala 151 ?、5
2.OXl 0L−Pro−L−Phe
155 6.9L−Pro−L−Met
123 6.9L−Pro−L−Tyr
111 7.IL−Pro −L−Le
u 9g 7.1L−Pro−L
−I Is 95 7.5L−Pr
o−LLTrp 89
7.8L−Pro−L−Gly 2
6 8.2L−Pro−Gly−Gly
81 8.2 1.OXl 0″″3L−Pro
−L−Leu−Gly−NH2−357,1冨 (M2RR@leasing Inhibition
Factor)L−Phe−L−Pro
0Z−Gly−L−Pro 0L
−Pyr−β−NA 0L−Phe−
β−NA 0L−Tyr−β−NA
0L−Trp−β−Nk
。
L−Leu−β−限 0
L−11e−β−ぬ 0
L−Va、1−β−NA QL−Alm
−/−NA 0G17″″p −NA
6L−M@t−β1仏 0 L−Cys−di−β−NA QL−Glu−
β−MA QL−8s r−β−NA
QL−Lys−β−NA O L−Arg−β−NA QL−Hlm−β
−NA 6 〔但し、β−Nムはβ−す7チルアミド(β−Naph
thylamlde ) 、 p −NAは一一ニトー
ア掴リド(;磨−N1troani11de ) 、P
yr−β−NAはビジリドニル−β−す7 チルアミド(Pyrrolidonyl−β−Naph
thyト組aide、)を表わす0〕 本発明のプ四リンイミノペプチダーゼのlI造法は、シ
イタケ子実体又は菌体から、エチレンジアミン四酢@
(EDTA)を含有する中性附近の塩溶液を用いて抽出
を行ない、得られる抽出液を精製することを特徴とする
ものである。
−/−NA 0G17″″p −NA
6L−M@t−β1仏 0 L−Cys−di−β−NA QL−Glu−
β−MA QL−8s r−β−NA
QL−Lys−β−NA O L−Arg−β−NA QL−Hlm−β
−NA 6 〔但し、β−Nムはβ−す7チルアミド(β−Naph
thylamlde ) 、 p −NAは一一ニトー
ア掴リド(;磨−N1troani11de ) 、P
yr−β−NAはビジリドニル−β−す7 チルアミド(Pyrrolidonyl−β−Naph
thyト組aide、)を表わす0〕 本発明のプ四リンイミノペプチダーゼのlI造法は、シ
イタケ子実体又は菌体から、エチレンジアミン四酢@
(EDTA)を含有する中性附近の塩溶液を用いて抽出
を行ない、得られる抽出液を精製することを特徴とする
ものである。
以下において、本発明の製造法を、更に詳し”〈説明す
る。
る。
本発明において使用されるシイタケは、酵母エキス、麦
芽エキス及びブドウ糖を含む通常の培地(pH5〜6)
を用いて、20〜25Cで自家培養したシイタケ菌体が
用いられる漬か、重版されている菌体を用−でもよい。
芽エキス及びブドウ糖を含む通常の培地(pH5〜6)
を用いて、20〜25Cで自家培養したシイタケ菌体が
用いられる漬か、重版されている菌体を用−でもよい。
・かかるシイタケ菌体又は子実体を細断したものに、先
ずpHが中性附近である、埴及びFDTAの溶液を加え
、ブレンダーで処理した後、直ちに遠心分離して不溶物
を除来し、抽出液を得る。
ずpHが中性附近である、埴及びFDTAの溶液を加え
、ブレンダーで処理した後、直ちに遠心分離して不溶物
を除来し、抽出液を得る。
抽出に使用される塩としては、例えば、トリ□ス塩酸(
Tris−HCl2 )等が挙げられる。かかる溶液の
塩濃度は、0.05〜0.5Mの範囲のものであること
が好ましい。0.05M未満の濃度では、抽出が不充分
となり収量が低下するおそれがあ秒、一方、0.5Mを
超える濃度では、抽出効果に有意差がみられな−ので特
に高濃度にする必要はな−。水のみでも抽出可能である
が、収率が悪く、酵素の安定性の面からも好壇しくない
。
Tris−HCl2 )等が挙げられる。かかる溶液の
塩濃度は、0.05〜0.5Mの範囲のものであること
が好ましい。0.05M未満の濃度では、抽出が不充分
となり収量が低下するおそれがあ秒、一方、0.5Mを
超える濃度では、抽出効果に有意差がみられな−ので特
に高濃度にする必要はな−。水のみでも抽出可能である
が、収率が悪く、酵素の安定性の面からも好壇しくない
。
また、抽出に用−る溶液のEDTA濃度は、収率に対す
る効果とコストの関係から5mMを中心とした濃度が適
当である。EDTAの添加理由は、これが金属と容易に
錯体を形成するために、重金属によ塾酵素が階化され失
活すること、及びポリフェノールオキシダーゼによ抄抽
出液が着色することが曽げられるからである。これらの
処理及び以後の処理は、4C以下の低温で行うことが好
ましい。
る効果とコストの関係から5mMを中心とした濃度が適
当である。EDTAの添加理由は、これが金属と容易に
錯体を形成するために、重金属によ塾酵素が階化され失
活すること、及びポリフェノールオキシダーゼによ抄抽
出液が着色することが曽げられるからである。これらの
処理及び以後の処理は、4C以下の低温で行うことが好
ましい。
このようにして得られた抽出液に、硫階アンモニウムを
加え、40%飽和とし生じた沈殿を除来し、更に、硫酸
アンモニウムを加えて60悸胞和として生じた沈殿を分
取する。
加え、40%飽和とし生じた沈殿を除来し、更に、硫酸
アンモニウムを加えて60悸胞和として生じた沈殿を分
取する。
得られな沈層を溶解し、透析などの通常の手段によって
硫酸アンモニウムを除去し、陰イオン交換セルロース、
例えばジェチルアミノエチルセルロースC以下、DEA
Eセルロースト略記する。)カラムに′負荷し、溶離液
を添加する。
硫酸アンモニウムを除去し、陰イオン交換セルロース、
例えばジェチルアミノエチルセルロースC以下、DEA
Eセルロースト略記する。)カラムに′負荷し、溶離液
を添加する。
溶離液は、pHが中性附近である緩衝液及び中性塩溶液
から成るものであり、かかる溶離液中の中性塩濃度を低
濃廖側から直線的に増加させながら添加する。溶離して
得られたプロリンイミノペプチダーゼ画分につき、中性
塩を除去後、再度同様の操作にてDEAEセファロース
を用いて処理を施す。
から成るものであり、かかる溶離液中の中性塩濃度を低
濃廖側から直線的に増加させながら添加する。溶離して
得られたプロリンイミノペプチダーゼ画分につき、中性
塩を除去後、再度同様の操作にてDEAEセファロース
を用いて処理を施す。
上記操1作において使用する緩衝液は、pHが中性附近
で、その濃度は50mM以下であるものが好ましい。ま
た添加する中性塩としては、特に制約されないが、例え
ば、塩化ナトリウム、塩化カリウム等が挙けられ、その
濃度は0から07Mまで直線的に増加されて使用される
。
で、その濃度は50mM以下であるものが好ましい。ま
た添加する中性塩としては、特に制約されないが、例え
ば、塩化ナトリウム、塩化カリウム等が挙けられ、その
濃度は0から07Mまで直線的に増加されて使用される
。
イオン交換り四マドグラフィーによって得られたプロリ
ンイミノペプチダーゼW分につき、次−で、へイドロア
オービッククロ!トゲラフイーにて処理を施し、更に精
製する。この際に使用する充填剤としては、フェニルセ
ファロースが好ましい。溶離液は、前記50mM中性緩
衝筐緩衝性埴:III筐から成るものであり、かかる溶
離液中の中性塩濃度を高濃度側から直線的に減少さ豐な
がら添加する。中性塩濃度が高濃度である場合には、疎
水性の低い夾雑蛋白が溶出し、低濃度において、目的と
するプロリンイミノペプチダーゼが溶出する。中性塩の
種類は特に定めるものでないが、硫拳アンモニウムのよ
うな一般的なもので充分であシ、その濃度は、!0囁前
後からO囁まで直線的に変化させる。
ンイミノペプチダーゼW分につき、次−で、へイドロア
オービッククロ!トゲラフイーにて処理を施し、更に精
製する。この際に使用する充填剤としては、フェニルセ
ファロースが好ましい。溶離液は、前記50mM中性緩
衝筐緩衝性埴:III筐から成るものであり、かかる溶
離液中の中性塩濃度を高濃度側から直線的に減少さ豐な
がら添加する。中性塩濃度が高濃度である場合には、疎
水性の低い夾雑蛋白が溶出し、低濃度において、目的と
するプロリンイミノペプチダーゼが溶出する。中性塩の
種類は特に定めるものでないが、硫拳アンモニウムのよ
うな一般的なもので充分であシ、その濃度は、!0囁前
後からO囁まで直線的に変化させる。
ハイドロ7オーピツククロマトグラフイーによって得ら
れた活性画分につき、ゲルー過を行って更に精製する。
れた活性画分につき、ゲルー過を行って更に精製する。
この場合に用いる溶媒は、pHが中性附近にある緩衝液
であれば何れを用いてもよいが、その濃度は、前記59
mM1i度の濃度が好まし−。ゲルー過剤としては、#
除分子量1s万程度のものが適当で、例えば、セファデ
ックスG−150を用いる仁とギ好ましい。
であれば何れを用いてもよいが、その濃度は、前記59
mM1i度の濃度が好まし−。ゲルー過剤としては、#
除分子量1s万程度のものが適当で、例えば、セファデ
ックスG−150を用いる仁とギ好ましい。
ゲルー過によって得られた活性−分は、更にヒドロキシ
アパタイトカラムクロマトグラフィーによ抄精製し、当
該活性画分を集めてプレリンイミノペプチダーゼが得ら
れる。この場合の溶媒は、10 mMを中心とした濃度
の中性附近のpHのリン階緩衝液を使用し、緩衝液の濃
度をlQmM、$ら40OnxM迄直纏的に増加させな
がら添加する。その結果、粗抽出液の2500倍に精製
された純粋なプロリンペプチダーゼが、活性収率、1B
−5%の高収率で得られる。
アパタイトカラムクロマトグラフィーによ抄精製し、当
該活性画分を集めてプレリンイミノペプチダーゼが得ら
れる。この場合の溶媒は、10 mMを中心とした濃度
の中性附近のpHのリン階緩衝液を使用し、緩衝液の濃
度をlQmM、$ら40OnxM迄直纏的に増加させな
がら添加する。その結果、粗抽出液の2500倍に精製
された純粋なプロリンペプチダーゼが、活性収率、1B
−5%の高収率で得られる。
本発明のプロリンイミノペプチダーゼは、アミノ末端が
プロリン又はヒドロキシプロリンであるペプチド以外は
全く分解しない。また、プーリル!−す7チルアミド又
はヒドロキシプロリルβ−す7チルアミドのような合成
基(のみならず、プロリルジペプチド又はヒドロキシプ
ロリルジペプチドを何れもよく分解し、更に、エム・ニ
ス・エッチ・リリーシング・インヒビツシ曹ン・ファク
ター(MSHReleasingInhibitlon
Faetor (Pro−Lea−Gly−NH2)
)のようなトリペプチド及びサブスタンス・ビー・ペ
ンタヘプチド(5ubstance P Pentap
eptide(Pro −Lye −Pro −Gin
−Glu ) ) などの天然オリゴペプチドにもよ
く作用する。このようにアミノ末端のプロリン及びヒド
ロキシプロリンに高い特異性を示し、しかも、天然オリ
ゴペプチドにもよく作用することが確認されたプロリン
イミノペプチダーゼについては、現在まで2+ のところ報告がない。更に、Mg などの金属イオ
ンを必要とせず、SR保護剤も必要としないプロリンイ
ミノペプチダーゼは全く新規なものである。
プロリン又はヒドロキシプロリンであるペプチド以外は
全く分解しない。また、プーリル!−す7チルアミド又
はヒドロキシプロリルβ−す7チルアミドのような合成
基(のみならず、プロリルジペプチド又はヒドロキシプ
ロリルジペプチドを何れもよく分解し、更に、エム・ニ
ス・エッチ・リリーシング・インヒビツシ曹ン・ファク
ター(MSHReleasingInhibitlon
Faetor (Pro−Lea−Gly−NH2)
)のようなトリペプチド及びサブスタンス・ビー・ペ
ンタヘプチド(5ubstance P Pentap
eptide(Pro −Lye −Pro −Gin
−Glu ) ) などの天然オリゴペプチドにもよ
く作用する。このようにアミノ末端のプロリン及びヒド
ロキシプロリンに高い特異性を示し、しかも、天然オリ
ゴペプチドにもよく作用することが確認されたプロリン
イミノペプチダーゼについては、現在まで2+ のところ報告がない。更に、Mg などの金属イオ
ンを必要とせず、SR保護剤も必要としないプロリンイ
ミノペプチダーゼは全く新規なものである。
更に、本発明のプレリンイミノペプチダーゼは、蛋白質
の構造解析に有用であるばかすでなく、蛋白質及びペプ
チドの修飾に1有用であ抄、蛋白性及びペプチド性医薬
品ならびに食品等の安定性を増加させる可能性をも有す
るものである。
の構造解析に有用であるばかすでなく、蛋白質及びペプ
チドの修飾に1有用であ抄、蛋白性及びペプチド性医薬
品ならびに食品等の安定性を増加させる可能性をも有す
るものである。
次に、実施例によって本発明を更に詳細に説明するが、
本発明けその要旨を超克な一限抄、これらによって課電
されるものではな−。
本発明けその要旨を超克な一限抄、これらによって課電
されるものではな−。
実施例
土塊、木片等を除去し、水洗した市販シイタケ子実体5
00りを細断し、3倍量の5−EDTA−20mM T
rim−H(J緩衝液(pH7,4)、と共に破砕した
。細胞壁等の不溶物は、s 、 oo。
00りを細断し、3倍量の5−EDTA−20mM T
rim−H(J緩衝液(pH7,4)、と共に破砕した
。細胞壁等の不溶物は、s 、 oo。
rpmで30分間遠心分離して除去し上滑を採取した。
透明な茶褐色の上清に、固形硫酸アンモニウムを加えて
40弧飽和とし、生じた沈層を8.00Orpmで30
分間遠心分離して除去し、更に、上滑に固形硫酸アンモ
ニウムを徐々に加えて60襲飽和とした。−夜4Cに0
放置後、沈殿を遠心分離して集め、少量の2 Q mM
Tris −HC1緩衝液(pH7,4)に溶解し、
同じ緩衝液に対して透析し、硫酸アンモニウムを除去し
た。
40弧飽和とし、生じた沈層を8.00Orpmで30
分間遠心分離して除去し、更に、上滑に固形硫酸アンモ
ニウムを徐々に加えて60襲飽和とした。−夜4Cに0
放置後、沈殿を遠心分離して集め、少量の2 Q mM
Tris −HC1緩衝液(pH7,4)に溶解し、
同じ緩衝液に対して透析し、硫酸アンモニウムを除去し
た。
硫酸アンモニウム分別により濃縮した酵素を、予め’2
0 mM Tri、5−H(J緩衝液(PH7,4)で
平衡にしたDEAEセルリースのカラムに吸着させ、先
ず、緩衝液で洗浄して非吸着蛋白質を溶出させた後、該
緩衝液にKCtを加え、その濃度を0.7Mtで直線的
に増加させて溶出させた。プロリンβ−す7チルアミド
に対する活性を有する画分は、約Q、3M−KCffi
で溶出された。活性を示す一分を集め、ディアフロー−
DM−40−(Diaflou−DM−10) l ン
プレンで濃縮し、20mM Trim−HCI緩衝fi
(pH7,4)に対して透析を行なった。この酵素液を
、次いで、DEAEセファロース−CL −6−B (
20mM Tris−HCI緩衝液、pH7,4)のカ
ラムに吸着させ、KCgの直線濃度勾配(0−07M)
で溶離した。
0 mM Tri、5−H(J緩衝液(PH7,4)で
平衡にしたDEAEセルリースのカラムに吸着させ、先
ず、緩衝液で洗浄して非吸着蛋白質を溶出させた後、該
緩衝液にKCtを加え、その濃度を0.7Mtで直線的
に増加させて溶出させた。プロリンβ−す7チルアミド
に対する活性を有する画分は、約Q、3M−KCffi
で溶出された。活性を示す一分を集め、ディアフロー−
DM−40−(Diaflou−DM−10) l ン
プレンで濃縮し、20mM Trim−HCI緩衝fi
(pH7,4)に対して透析を行なった。この酵素液を
、次いで、DEAEセファロース−CL −6−B (
20mM Tris−HCI緩衝液、pH7,4)のカ
ラムに吸着させ、KCgの直線濃度勾配(0−07M)
で溶離した。
溶出液から酵素活性画分を集め、50 mM Tris
−HC慮緩衝液(pH7,4) −12≦硫酸アンモニ
ウム溶液に対し透析を行なった。次に、この酵素液を、
前記と同じ組成の溶液で平衡化したフェニルセ7−アロ
ース力ラム(12X1B、551+)にのせ、硫酸アン
モニウムを含まない緩衝液の直線濃度勾配(12弧〜0
嘱)で溶離を行ない、溶出する活性−分を集めた。この
活性画分を、0.1MKC1t含む101mM Trl
m−HCI緩衝液(pH7,4)で平衡化したセファデ
ックスG−150のカラムを使用し、上昇法によりゲル
濾過を行なった。Pro−β−Nム活性を有する一分を
集め、10 mM Na−リン12緩衝液(pH6,0
)に対して透析し、同じ緩衝液で平衡化し、ハイドロキ
シアパタイトのカラムに吸着させた。Na−リン瞭緩衝
液の直線濃度勾配(10mM −400mMで溶離した
ところ、プロリンイミノペプチダーゼの活性画分は、鋭
いピークとして溶出された。
−HC慮緩衝液(pH7,4) −12≦硫酸アンモニ
ウム溶液に対し透析を行なった。次に、この酵素液を、
前記と同じ組成の溶液で平衡化したフェニルセ7−アロ
ース力ラム(12X1B、551+)にのせ、硫酸アン
モニウムを含まない緩衝液の直線濃度勾配(12弧〜0
嘱)で溶離を行ない、溶出する活性−分を集めた。この
活性画分を、0.1MKC1t含む101mM Trl
m−HCI緩衝液(pH7,4)で平衡化したセファデ
ックスG−150のカラムを使用し、上昇法によりゲル
濾過を行なった。Pro−β−Nム活性を有する一分を
集め、10 mM Na−リン12緩衝液(pH6,0
)に対して透析し、同じ緩衝液で平衡化し、ハイドロキ
シアパタイトのカラムに吸着させた。Na−リン瞭緩衝
液の直線濃度勾配(10mM −400mMで溶離した
ところ、プロリンイミノペプチダーゼの活性画分は、鋭
いピークとして溶出された。
以上の操作によ抄、シイタケ子実体のプロリンイミノペ
プチダーゼは、約2500倍に純化され、その収率は1
8.5%であった。
プチダーゼは、約2500倍に純化され、その収率は1
8.5%であった。
精製し、念酵素の純度を、5襲lリアクリルアミドゲル
電気泳動を・鴫1各pHで調べたところ、クマシー・ブ
リリアント・ブルーR−250(Coomassie
Bri 1liant Blue R−250)による
蛋白染色で図面に示すように単一のバンドを示し、また
、プロリンβ−す7チルアミドを基質とした活性染色の
バンドと蛋白染色バンドは完全に一致した。
電気泳動を・鴫1各pHで調べたところ、クマシー・ブ
リリアント・ブルーR−250(Coomassie
Bri 1liant Blue R−250)による
蛋白染色で図面に示すように単一のバンドを示し、また
、プロリンβ−す7チルアミドを基質とした活性染色の
バンドと蛋白染色バンドは完全に一致した。
図面は、シイタケ子実体プロリンイミノペプチターゼの
精製酵素50μりをクマシーブルーで染色し、5slリ
アミドゲル電気泳動させたときの各pHにおける電気泳
動パターンを示す。 pH6,6 8,09,3
精製酵素50μりをクマシーブルーで染色し、5slリ
アミドゲル電気泳動させたときの各pHにおける電気泳
動パターンを示す。 pH6,6 8,09,3
Claims (1)
- (1) 次の酵素化学的性質を有するプロリンイミノペ
プチダーゼ 分 子 量 : 190,000 (ゲルろ過失、4
置体)安定p)((4Cに2時間保ったときの活性残存
率が100襲のpH範囲):6〜10 作用至適pH: 6〜8 作用至適I!炭 ; 37C 等電点:娠9 賦 活 剖 : 特に必要としない。 阻害剤: Zn、 (10mM) 94 %阻害Cu
(10mM)99’4阻害 Hg (θ、1 mM) 94 %阻害p−クロロメ
ルキュ?ヘンシェードで も阻害をうける。EDTAによ呻、 Zn2+、Cu2” 、Hg2+による活性阻害を回復
する。 基質特異性 : プロリン又はヒドロキシプロリンをア
ミノ基末端に持つペプチド及び合成基質のみをよく加水
分解し、これ以外のアミノ酸をアミノ基末端に持つ合成
基質及びペプチドは全く1分解しない。又、プロリルペ
プチドとしてはエム・ニス・エッチ・リリーシング・イ
ンヒビツション・ファクター(MSHReleasin
g Inhi−bition Factor) 、サブ
スタンス・ピー・ペンタペプチド(Substance
PPenLapeptide)などの天然オリゴペプ
チドもよく分解する。 (至) シイタケ子実体又は菌体から、エチレンジアミ
ン西酢酸を含有する中性附近の塩溶液を用いて抽出を行
ない、得られる抽出液を精製することを特徴とするプロ
リンイよノペプチダーゼのI[ili法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13157681A JPS5836387A (ja) | 1981-08-24 | 1981-08-24 | プロリンイミノペプチダ−ゼおよびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13157681A JPS5836387A (ja) | 1981-08-24 | 1981-08-24 | プロリンイミノペプチダ−ゼおよびその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5836387A true JPS5836387A (ja) | 1983-03-03 |
JPH0215192B2 JPH0215192B2 (ja) | 1990-04-11 |
Family
ID=15061276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13157681A Granted JPS5836387A (ja) | 1981-08-24 | 1981-08-24 | プロリンイミノペプチダ−ゼおよびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5836387A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5168061A (en) * | 1986-05-15 | 1992-12-01 | Board Of Regents, The University Of Texas System | Human chorionic peptidase-1 |
EP0522428A1 (en) * | 1991-07-04 | 1993-01-13 | N.V. Vandemoortele International | Prolyl endopeptidase and production thereof |
US6271201B1 (en) | 1993-07-15 | 2001-08-07 | Board Of Regents, The University Of Texas System | Methods for the selective regulation of placental prostanoids and inhibition of labor using IGF-I |
EP1911839A1 (en) | 2001-07-26 | 2008-04-16 | Ajinomoto Co., Inc. | Peptide-forming enzyme gene, peptide-forming enzyme, and dipeptide producing method |
CN104004813A (zh) * | 2014-06-12 | 2014-08-27 | 北京林业大学 | 一种香菇生物活性肽的制备 |
-
1981
- 1981-08-24 JP JP13157681A patent/JPS5836387A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5168061A (en) * | 1986-05-15 | 1992-12-01 | Board Of Regents, The University Of Texas System | Human chorionic peptidase-1 |
EP0522428A1 (en) * | 1991-07-04 | 1993-01-13 | N.V. Vandemoortele International | Prolyl endopeptidase and production thereof |
US6271201B1 (en) | 1993-07-15 | 2001-08-07 | Board Of Regents, The University Of Texas System | Methods for the selective regulation of placental prostanoids and inhibition of labor using IGF-I |
EP1911839A1 (en) | 2001-07-26 | 2008-04-16 | Ajinomoto Co., Inc. | Peptide-forming enzyme gene, peptide-forming enzyme, and dipeptide producing method |
CN104004813A (zh) * | 2014-06-12 | 2014-08-27 | 北京林业大学 | 一种香菇生物活性肽的制备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0215192B2 (ja) | 1990-04-11 |
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