JPS5836352Y2 - 煮炊釜の熱利用装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はつくだに、あん、しやむ等、食品の煮炊する
釜の熱利用装置に関するものである。

近時省エネルギが要望されている折柄、本考案は煮炊釜
の煮炊の際に生じる釜内の余熱を利用し、又太陽熱を利
用して熱交換機で温湯を作り、この温湯を煮炊釜に使用
して省エネルギを計ることを目的とするもので゛ある。

この考案を添付図面の実施例により説明すると、一対の
台枠１，１に釜２の軸を設け、一方の台枠１に揺動腕３
を回転自在に設け、揺動腕３に枢着した蓋４を釜２の上
部に開閉自在となす。

釜２の下側には蒸気が入り保温された被覆板５を設け、
釜２と被覆板５との間へ蒸気が入るバイブロを開口せし
める。

太陽の集熱器７をパイプ８により熱交換機９に連結し、
熱交換機９内の水を温める。

熱交換機９と湯タンク１１とをパイプ１０により連結し
て湯を湯タンク１１へ送り、湯タンク１１と釜２とを自
在パイプ１２で連結する。

蓋４の天部と熱交換機内のパイプ１４とを自在パイプ１
３により連結する。

又−古木タンク１５内の水をポンプ１６とパイプ１７に
よりエゼ゛クタ１８に連結し、前記交換機９内のパイプ
１４をパイプ１９によりエゼクタ１８に連結し、エゼク
タ１８をパイプ２０により水タンク１５内に連結する、
なお図中２１はドレン回収パイプ、２２は水注入パイプ
、２３は湯排出パイプ、２４は排水パイプ、２５は水注
入パイプ、２６はポンプである。

この考案の使用態様を説明すると、釜２の中へ食品を入
れ、湯タンク１１よりパイプ１２を通して湯を釜２に入
れ、蓋４を被うて釜２の周囲へバイブロから蒸気を供給
して食品を煮炊する。

熱交換機９へは集熱器７より湯を供給し、又蓋４から自
在パイプ１３を通じて釜２中の余熱風を熱交換機９へ供
給する。

水タンク１５内の水をポンプ１６によりエゼクタ１８へ
送り、水を噴出せしめると、エゼクタ１８に吸引力を生
じパイプブ１９、パイプ１４、パイプ１３を通じて余熱
風を熱交換機９中へ吸引せしめる。

熱交換機９中で熱交換された湯はポンプ２６、パイプ１
０により湯タンク１１へ送る。

この考案は前記の如く構成され、エゼクタ１８を、熱交
換機９中のパイプ１４を介して釜２の蓋４と連結させた
ことにより釜２内の高温の余熱風を、熱交換機９中に積
極的に導くことができ、太陽熱により得られた湯を更に
高温にすることができる。

又前記釜２の蓋４は自在パイプ１３により熱交換機９中
のパイプ１４に連結されたことにより、釜２中の余熱風
を取り出すことができると共に、通常の如く蓋４を開閉
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例を示す説明図である。 ２・・・・・・釜、４・・・・・・蓋、７・・・・・・
集熱器、８・・・・・・パイプ、９・・・・・・熱交換
機、１０・・・・・・パイプ、１１・・・・・・湯タン
ク、１２・・・・・・パイプブ、１３・・・・・・自在
バイブ、１４・・・・・・パイプブ、１８・・・・・・
エゼクタ、１９・・・・・・パイプ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 釜２と湯タンク１１とをパイプ１２で連結し釜２の蓋４
   と、熱交換機９中のパイプ１４の人口とを、自在パイプ
   １３で連結し、水が噴出するエゼクタ１８をパイプ１９
   で前記パイプ１４の出口に連結し、太陽熱を集熱する集
   熱器７をパイプ８により熱交換器９に連結し、前記熱交
   換機９をパイプ１０で湯タンク１１へ連結してなる煮炊
   釜の熱利用装置。