JPS5836309B2 - ホ−ル素子を用いた乗算装置 - Google Patents

ホ−ル素子を用いた乗算装置

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JPS5836309B2
JPS5836309B2 JP51132881A JP13288176A JPS5836309B2 JP S5836309 B2 JPS5836309 B2 JP S5836309B2 JP 51132881 A JP51132881 A JP 51132881A JP 13288176 A JP13288176 A JP 13288176A JP S5836309 B2 JPS5836309 B2 JP S5836309B2
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voltage
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hall
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JP51132881A
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治男 高橋
哲二 小林
昇 松尾
資馨 田中
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は電流と電圧の積をホール素子を用いて求める
乗算装置に係り、特に積算電力量計に適用して有用な乗
算装置に関する。
現在広く使われている積算電力量計としては、直流用と
して誘導形、水銀電動機形および整流子電動機形があり
、交流用として誘導形がある。
これらはいずれも回転子に測定電力値に比例した駆動ト
ルクを発生させ、電力に比例した回転速度を得て、この
回転量を積算計量するようになっている。
従って、速度調整用磁石の減磁や軸受歯車などの回転部
分の摩耗のため誤差が生じ易く、長期使用の信頼性に欠
ける。
また、自動検針を行うために積算電力値を遠隔表示する
場合等、複雑な信号変換装置を必要とする。
更に、これらの電力量計では現在の精度が0. 5 %
程度であって、これ以上の高精度は望み難く、体積や重
量が太きいという欠点もある。
この発明は電流と電圧の積を求める手段としてホール素
子を用い、上記の如き欠点を除いた電力量計の実現を可
能とした乗算装置を提供するものである。
この発明に係る乗算装置は、測定すべき電流と電圧を磁
界と制御電流に変換してホール素子に印加し、ホール素
子から得られるホール出力電圧を差動増幅回路によって
同相戊分を除去して測定すべき電流×電圧、即ち電力に
対応した値に増幅した後、これを電圧一周波数(V−F
)変換器に送ってパルスを発生させ、そのパルス数をカ
ウンタで計数するようにしたものにおいて、前記差動増
幅回路は、前記ホール素子の各ホール電圧端子をそれぞ
れ非反転入力端に接続した高入力インピーダンスの2個
の非反転演算増幅器と、これらの演算増幅器の各出力を
それぞれ反転入力端、非反転入力端に接続した差動演算
増幅器とを含み、かつ前記2個の非反転演算増幅器の反
転入力端間に接続した抵抗R1と各反転入力端への帰還
抵抗R2tR3の比を可変とすることにより、同相或分
除去比を小さくすることなく利得を調整するようにした
ことを特徴としている。
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
第1図は電力量計としての全体の構或を示すブロック図
で、1がホール素子を用いた電力電圧変換器である。
即ち、この変換器1では電圧と電流を制御電流と磁界に
変換してホール素子に印加することで電圧×電流に比例
したホール出力電圧を得る。
この電力一電圧変換器1から得られるホール出力電圧は
例えば3個の演算増幅器から構或される差動増幅回路2
により、電力に対応した値に増幅され、同時に同相戒分
が除去される。
この差動増幅回路2の出力はV−F変換器3に送られ、
ここで出力電圧に対応した周波数のパルスを発生する。
そして得られたパルスをカウンタメモリ4によって計数
記憶し.同時にその計数値を発光ダイオード表示器5で
消費電力として表示するようになっている。
カウンタメモリ4は例えば不揮発性半導体メモリを用い
たものでもよいし、ステツピンダモータ等による機械式
計数装置によっても構或できる。
第1図における電力一電圧変換器1および差動増幅回路
2の部分を第2図に詳細に示す。
ホール素子11はよく知られているように高抵抗GaA
s基板にn型GaAs層をエビタキシャル戊長させ、こ
れをホトエッチングして制御電流端子、ホール出力電圧
端子をつけて構威される。
ホール素子11の特性は、例えば端子間抵抗がR=12
00Ω?ール出力電圧がVH = 2 2 mV,イK
G−mAのものを用いる。
そして、ホール素子11を取付けた電磁石の18Tのコ
イル12に負荷電流を流して、ホール素子11にバイア
ス磁界を印加する。
一方、負荷電圧を変圧器13によって数ボルトの低圧に
おとし、3kΩ程度の可変抵抗14を介してホール素子
11に制御電流を流す。
即ち、負荷(図示せず)に電力が消費されると、負荷電
流がコイル12に流れ、電磁石は負荷電流に比例した強
さの磁場を作り、これがホール素子11にバイアス磁界
として印加される。
また、負荷電圧に比例した電圧が変圧器13により得ら
れ、これがホール素子11の電流端子にかかり、ホール
素子11には負荷電圧に比例した制御電流が流れる。
このとき、ホール素子11のホール出力電圧端子には、
バイアス磁界の強さとバイアス電流の大きさの積、即ち
負荷の消費電力に比例したホール出力電碇■が得られる
ホール出力電圧■は演算増幅器を3個使用した高入力イ
ンピーダンスの差動増幅回路2に供給される。
即ち、非反転増幅器の入力インピーダンスが非常に高く
とれることから、ホール素子11の2つのホール出力端
子をそれぞれ非反転入力端に接続した2個の非反転演算
増幅器21.22を用意し、それらの出力をそれぞれ抵
抗R, , R5を介して差動演算増幅器23に入力す
るようになっている。
演算増幅器21,22の反転入力端にはそれぞれの出力
を抵抗R2,R3を介して帰還している。
また、これらの反転入力端間に抵抗R1を接続し、例え
ばこの抵抗R1を可変とすることにより差動増幅回路2
の利得を調整するようになっている。
例えば、R1=10kΩ(可変)、R2=R3=10k
Ω,R4=3kΩ,R,=3.5kΩ(可変)、R5=
10kΩ(可変)、R6=10kΩとする。
いま、ホール素子1,1のバイアス電流端子の一方の端
子を基準電位(零電位)として各ホール出力電圧端子の
電位をel , e2とし、非反転増幅器2L22の出
力電位をそれぞれe3 ,e4とすると、 と表わされる。
そして、非反転増幅器21と22の出力電圧e。
は(1)式と(2)式の差であり、となる。
(3)式において、(e1e2)がホール出力電圧vH
に他ならない。
(3)式からわかるように、R1〜R3はこの差動増幅
回路2の同相或分除去比(CMRR)には関係ない。
即ち、回路の利得は( R2 + Rs )/R1で調
整できるが、例えば抵抗R1を可変して調整しても、(
3)式のel , e2には独立した係数がかかってい
ないので、CMRRに影響しない。
この差動増幅回路を用いれば、可変抵抗R1で、CMR
Rを悪くすることなく電カー電圧変換の利得を調整する
ことができるため、この抵抗R1を電力量計の定格調整
装置とすることができる。
そしてこの差動増幅回路は、2個の非反転演算増幅器2
1.22により高入力インピーダンスとなっている。
このため、温度や磁界によるホール素子の内部抵抗の変
化の影響を受けることなく、安定した出力を得ることが
できる。
なお、この回路のCMRRの調整は前述のように抵抗R
4またはR5を可変とすることにより可能である。
以上のように、この実施例によれば負荷の消費電力を正
確に測定することができる。
しかも、従来の積算電力計のように機械的回転部分を有
していないため耐久性に優れた信頼性の高い電子式電力
量計を提供することができる。
特に自動検針(遠隔測定)に適用するに好都合である。
なお、実施例は交流電力の測定に適用した例であるが、
第2図の変圧器13を抵抗に置換すれば直流用電力量計
として直流電力の測定が可能である。
また、N線式回路の電力測定の場合には、(N1)個の
ホール素子を用いた電力一電圧変換器を設け、各ホール
素子の出力電圧を直列に結合すれば、N線式用電力量計
を構或することができる。
第3図に3相電力を測定する場合の実施例の回路を示す
即ち、直列に結合してこの結合点を零点に設定した2個
のホール素子31.32を用意し、これらのホール素子
31,32に3相電力にP1−P2間電圧、P3−P2
間電圧をそれぞれ変圧器33,34を介し、可変抵抗3
5 .36を介して独立に制御電流を供給する。
一方、Is−IL間電圧と38−3L間電圧を電磁石の
コイル37 ,38にそれぞれ供給してホール素子31
.32にバイアス磁界を印加する。
そして、各ホール出力電圧を直列に結合して先の実施例
と同様、3個の演算増幅器からなる差動増幅回路39に
供給することにより、測定すべき3相電力に対応する出
力電圧が得られる。
単なる瞬時電力値の指示計としての電力計の場合には、
定格電流での許容誤差に対し定流が小さい領域での許容
誤差は次第に太きいものとなるが、いわゆる電力量計の
場合には、例えば定格電流30Aでの許容誤差も軽負荷
電流領域での許容誤差もJIS規格により等しく1φと
いう厳しい値に規定されている。
このような電力量計にそもそも出力の小さいホール素子
を用いた場合には、特に軽負荷電流領域での測定誤差が
JIS規格を満尾するように設計することは一般には極
めて困難である。
この点、上記実施例では2個のホール素子を直列に結合
してその結合点を零点に設定し、和のホール出力電圧を
差動増幅器で増幅することによって、2個のホール素子
にのる同相の雑音或分が除去される結果、軽負荷領域で
も十分JIS規格を満たす測定精度が得られるのである
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の電力量計を示すブロック
図、第2図はその要部の具体的構戊を示す図、第3図は
3相電力量計に適用した実施例の要部構成を示す図であ
る。 1・・・・・・ホール素子を用いた電力一電圧変換器、
2・・・・・差動増幅回路、3・・・・・・電圧一周波
数変換器、4・・・・・・カウンタメモリ、5・・・・
・・発光ダイオード表示器、11・・・・・・ホール素
子、12・・・・・・電磁石のコイル、13・・・・・
・変圧器、14・・・・・・可変抵抗、21,22・・
・・・・非反転演算増幅器、23・・・・・・差動演算
増幅器、R1, R2, R3・・・・・・抵抗。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電流と電モの一方を磁界に他方を制御電流に変換し
    てホール素子に印加する手段と、前記ホール素子から得
    られるホール出力電圧を同相或分を除去して増幅する差
    動増幅回路と、この差動増幅回路の出力電圧を周波数に
    変換する電圧一周波数変換器と、この変換器出力を計数
    するカウンタとを備え、前記差動増幅回路は、前記ホー
    ル素子の各ホール電圧端子をそれぞれ非反転入力端に接
    続した高入力インピーダンスの2個の非反転演算増幅器
    と、これら演算増幅器の各出力をそれぞれ反転入力端、
    非反転入力端に接続した差動演算増幅器とを含み、前記
    2個の非反転演算増幅器の反転入力端間に接続した抵抗
    R1と各反転入力端への帰還抵抗R2,R3の比を可変
    とすることにより、同相或分除去比を小さくすることな
    く利得を調整するようにしたことを特徴とするホール素
    子を用いた乗算装置。 2 電流と電圧の一方を磁界に他方を制御電流に変換し
    てホール素子に印加する手段は、直列に結合してその結
    合点を零電位に設定した2個のホール素子と、これらの
    ホール素子に3相電力の所定相の負荷電圧と負荷電流を
    それぞれ独立した制御電流と磁界に変換して印加する手
    段とからなるものである特許請求の範囲第1項記載のホ
    ール素子を用いた乗算装置。
JP51132881A 1976-11-05 1976-11-05 ホ−ル素子を用いた乗算装置 Expired JPS5836309B2 (ja)

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GB46203/77A GB1592908A (en) 1976-11-05 1977-11-07 Multiplier with hall element
DE19772749763 DE2749763A1 (de) 1976-11-05 1977-11-07 Multiplizierschaltung
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS456417Y1 (ja) * 1966-12-29 1970-03-31

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS456417Y1 (ja) * 1966-12-29 1970-03-31

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