JPS5835279Y2

JPS5835279Y2 - 遊技具

Info

Publication number: JPS5835279Y2
Application number: JP16671877U
Authority: JP
Inventors: 輝二中野
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1977-12-11
Filing date: 1977-12-11
Publication date: 1983-08-08
Also published as: JPS5494468U

Description

【考案の詳細な説明】本考案はことばづくりゲームと投てきゲームをかねた遊
技具に関するもので、遊びながら知育と体育の向上が図
れるユニークなものである。

以下本考案の１実施例について説明する。

本考案は図面に示す如き絵付きの文字板Ａ、浅底容器Ｂ
、起毛片４を備えた透明蓋Ｃおよび投てき物りとの組合
せからなる遊技具で、絵付きの文字板Ａは第１図や第２
図に示す如く約５ｃｍ角栓度の厚紙または木板１の表面
にかな文字の１つ、例えば丁め」２と、この「め」を頭
語とする絵画、例えば「めだかの絵」３を描いたもので
、この要領で清音、濁音、半濁音すべてのかな文字７０
字分の絵文字を作成したものである。

なお、この文字板はアルファベット文字２６文字でもよ
いし、漢字その他の文字でもよく、絵画は必ずしも入れ
る必要はないものである。

浅底容器Ｂは第１図、第３図に示すように、前記絵付き
の文字板Ａの７０枚が平面的に並べて収納可能なもので
、容器の深さは絵文字板Ａの厚さと同一で゛よい。

透明蓋Ｃは、その表面に約５ｍｍ角程度のベルベットフ
ァスナーのオス部材等からなる起毛片４を前記７０枚の
絵文字の中心部に位置するように多数備えているもので
、前記浅底容器Ｂど適宜な手段によるはめ込み式または
図面に示す如く一辺を蝶番５等により開閉可能に取り付
け、他辺に容器の側面と固定し得るホック等の固定具６
を取り付けたものである。

投てき物りは、前記起毛片４と着脱可能な比較的軽いも
のであれば何でもよく、例えば第４図に示す如きビンポ
ン工大の布帛製の球の表面にベルベット式ファスナーの
メス部材７を設けたものでもよい。

そして浅底容器Ｂ内に絵付きの文字板Ａをランダムに配
列した後、この透明蓋Ｃを覆せて固定することにより、
容器を垂直に吊しても各文字板は透明蓋に押えられて落
ちることなく保持され、それぞれの文字板の中心部表面
には起毛片４が設けられているため、この起毛片をねら
って第４図に示す投てき物りを投げつけることにより、
投てき物と起毛片とを付着させることができ、手で弓「
き離せば容易に外せるものである。

次に、本考案に係る遊技具の遊び方の１例を説明する。

今、１人が４個の投てき物Ｂを持ってゲームを始めるも
のとする。

最初の投てき物は「あ」に命中付着したとすると、「あ
」からはじまる言葉、例えば「あさがお」の順に投てき
物を投げることを宣言し、第２投目は「さ」、第３投目
は「が」と投げて目的通り正確に連中した時は例えば１
０点としてゲームを競う。

この場合、第２投目を失敗して「き」に付着したとする
。

この時は方針を変えて「あき」のつく言葉をさがして例
えば「あきばれ」と宣言し、上記と同様に投てきを続け
る。

この際には最初の目標とは異るから「あきばれ」に連中
しても８点とする。

また、第２投目を失敗して落してしまった場合は、「あ
」のつく言葉であと投てき物が残っている数ででき上る
言葉を考え出し、例えば丁あやめ」と宣言し直して前記
と同様に目標の文字に向って投てきを続は言葉数の少な
いものはそれに比例して減点するなどしてスコアをつけ
、ゲームを楽しむことができる。

なお、本考案においては、投てき物Ｂの表面に起毛片４
を設け、絵付きの文字板Ａの側に接着材を設けてもその
作用効果に変りのないことはいうまでもない。

文字板に絵画が描かれているのは、テ゛ザイン的に美し
くしているのと、ゲーム中の言葉づくりに困った場合、
絵画をヒントとしたり、その絵画が例えば「あひる」と
すると「あひる」と宣言して投てきを続けるようにする
こともできる利点があり、さらに幼児には絵画とその名
前とを勉強する教材にもなる。

さらにアルファベット文字の場合はその文字から始まる
英語を１つの単語として遊ぶことにより中、高校生でも
充分楽しむことができる。

本考案は既述の如く、その遊び方は言葉を連想するとい
う知育効果を中心として種々考えられるが、投てき物を
比較的軽いものとすることにより投てきにキャッチボー
ルの時と同様の動作を必要とするので体育的な面でもよ
い運動になり、またゲームとしてはことば作りのむずか
しさとおもしろさが加わって、大人から子供まで巾広く
楽しめるものである。

そしてこの遊技具は構造的にも極めて簡単で安価に製作
でき、持ち運びも便利なもので、家庭内においても学校
の教室においても危険なく存分に遊ぶことができる有用
なものである。

本考案においては、文字板Ａがそれぞれ独立した板状体
であるため、その配置を浅底容器内で適当に配置替えす
ることにより、ゲームに変化をもたせることができる。

また、文字板自体を容器から取り出して絵文字カードや
かるた、さらには積木として遊ぶことができる多様性を
本考案は備えているものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の絵文字板を浅底容器に収納した状態の
斜視図、第２図は絵文字板の拡大斜視図、第３図は第１
図の中央縦断側面図、第４図は投てき物の斜視図である
。１・・・・・・厚紙または木板、２・・・・・・文字、
３・・・・・・絵画、４・・・・・・起毛片、５・・・
・・・蝶番、Ａ・・・・・・文字板、Ｂ・・・・・・浅
底容器、Ｃ・・・・・・透明蓋、Ｄ・・・・・・投てき
物。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

（１）約３〜１０ｃｍ角栓度の厚紙または木板１に各種
の文字をそれぞれ１枚に１つ宛描いた文字板Ａと、前記
多数の文字板Ａの全部を平面的に並べて収納し得る浅底
容器Ｂと、前記浅底容器Ｂ内に並べた各文字板Ａの中心
部に位置するように約５ｍｍ角程度の起毛片４を表面に
多数設けた浅底容器用の透明蓋Ｃと、前記起毛片４に着
脱可能な比較的軽い投てき物りとの組合せからなる遊技
具。
（２）文字板Ａが、その文字板に記載された文字を頭語
とする絵画３が文字と共に描かれているものである実用
新案登録請求の範囲第１項記載の遊技具。