JPS5834889A - 石油化学プロセスの蒸気発生装置系の汚れ防止剤 - Google Patents
石油化学プロセスの蒸気発生装置系の汚れ防止剤Info
- Publication number
- JPS5834889A JPS5834889A JP13261481A JP13261481A JPS5834889A JP S5834889 A JPS5834889 A JP S5834889A JP 13261481 A JP13261481 A JP 13261481A JP 13261481 A JP13261481 A JP 13261481A JP S5834889 A JPS5834889 A JP S5834889A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- salt
- steam generator
- antifouling agent
- acid
- petrochemical process
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、石油化学プ。セス、％にナフナ分解による
エチレン製造プロセスにおいて、希釈蒸気発生装置系の
汚れを防止するのに用詐る薬剤に関する。
エチレン製造プロセスにおいて、希釈蒸気発生装置系の
汚れを防止するのに用詐る薬剤に関する。
ナフす分解によるエチレン製造は、通常チップのスチー
ムクラッキングによって行われる。
ムクラッキングによって行われる。
まずナフ′ｔｊは、後述の希釈蒸気と共に熱分解炉で８
００Ｃ前後に加熱されて分解される。この熱分解炉の出
口では重合防止のために急冷油が添加されて、第一分留
塔に入る。ここで炭素数１〜８の軽質炭化水素と炭素数
９以上の燃料油とに分けられ、軽質炭化水素は水急冷塔
を経てコンプレッサで圧縮したのち脱硫し、凝縮液蒸留
塔で沸点差を利用し主に炭素数１および２のガスを分留
して乾燥塔で脱水したのち、深冷分離塔、脱メタン塔、
脱エタン塔管経てエチレン分離にてエチレンを分離する
。水急冷塔の下部の液は油水分離され、油分は水急冷塔
に戻され、水分ハコアレッサおよびストリッツ’ｆ１Ｍ
ｋテｆ？ｉＷ蒸気発生装置に導かれ、蒸気となり、希釈
蒸気として熱分解炉へ注入される。
００Ｃ前後に加熱されて分解される。この熱分解炉の出
口では重合防止のために急冷油が添加されて、第一分留
塔に入る。ここで炭素数１〜８の軽質炭化水素と炭素数
９以上の燃料油とに分けられ、軽質炭化水素は水急冷塔
を経てコンプレッサで圧縮したのち脱硫し、凝縮液蒸留
塔で沸点差を利用し主に炭素数１および２のガスを分留
して乾燥塔で脱水したのち、深冷分離塔、脱メタン塔、
脱エタン塔管経てエチレン分離にてエチレンを分離する
。水急冷塔の下部の液は油水分離され、油分は水急冷塔
に戻され、水分ハコアレッサおよびストリッツ’ｆ１Ｍ
ｋテｆ？ｉＷ蒸気発生装置に導かれ、蒸気となり、希釈
蒸気として熱分解炉へ注入される。
また、エチルベンゼンを蒸気共存下に脱水素しテスチレ
ンを製造するプロセスにおいテモ、反応蒸気は＆縮して
回収し、ス） ＩＪツバ−を経て蒸気発生装置に導き、
循環使用している。
ンを製造するプロセスにおいテモ、反応蒸気は＆縮して
回収し、ス） ＩＪツバ−を経て蒸気発生装置に導き、
循環使用している。
これらの石油化学プロセスの蒸気全回収して給水とする
蒸気発生装置系では、ストリッパーのトレイやボイラの
伝熱面に汚れが付着し、伝熱効率が低下したり、閉塞の
ために差圧が上昇するという障害があり九。このため、
従来は、定期的に、または所定の差圧に達したときに、
装置の違転會停止し、ボイラ等を洗浄して汚れを除去し
ていた。
蒸気発生装置系では、ストリッパーのトレイやボイラの
伝熱面に汚れが付着し、伝熱効率が低下したり、閉塞の
ために差圧が上昇するという障害があり九。このため、
従来は、定期的に、または所定の差圧に達したときに、
装置の違転會停止し、ボイラ等を洗浄して汚れを除去し
ていた。
本発明は、石油化学プロセスの蒸気全回収し給水とする
蒸気発生装置系の汚れを防止する薬剤を提供する仁とを
目的とする。本発明者等は。
蒸気発生装置系の汚れを防止する薬剤を提供する仁とを
目的とする。本発明者等は。
この汚れがポリスチレンに基因するとの知見を得て、こ
の知見に基いて、スチレンの１合防止醇の種々の検討の
結果１重合防止は困難である止することを検討し、この
発明に至つた。す彦わち、本発明は、ポリスチレンスル
ホン酸またはその基管有効成分として含有することを叫
徴とする石油化学プロセスの蒸気を回収して給水とする
蒸気発生装置系の汚れ防止剤である。
の知見に基いて、スチレンの１合防止醇の種々の検討の
結果１重合防止は困難である止することを検討し、この
発明に至つた。す彦わち、本発明は、ポリスチレンスル
ホン酸またはその基管有効成分として含有することを叫
徴とする石油化学プロセスの蒸気を回収して給水とする
蒸気発生装置系の汚れ防止剤である。
ポリスチレンスルホン酸またはその塩は、スチレンスル
ホン酸または塩を重合したり、ボ゛リスチレン管スルホ
ン化して得ることができる。
ホン酸または塩を重合したり、ボ゛リスチレン管スルホ
ン化して得ることができる。
分子量は１０．０００〜５．Ｇｏｏ、０００＠度のもの
を使用することができ、特に°１００．Ｇｏｏ〜１，０
００，０００が好ましい。ポリスチレンスルホン酸の塩
としては、ナトリウム塩、カリウム塩などを挙げること
ができる。添加の仕方としては、ポリスチレンスルホン
酸またはその塩をそのままか、水に溶解（１−１５％１
！度）して添加することができる。添加場所としては、
ストリッパーやボイラの入口が適当である。添加貴社、
通常、給水量ニ対シ、ポリスチレンスルホン酸ま九はそ
の塩として１１に９７４３以上とし、給水中のスチレン
モノマーの量によって適宜増減させる。目安とし−ｃｈ
ポリスチレンスルホン酸またはその塩を重量で給水量の
スチレンモノマーの四分の一以上給水中に存在させるの
が好ましい。
を使用することができ、特に°１００．Ｇｏｏ〜１，０
００，０００が好ましい。ポリスチレンスルホン酸の塩
としては、ナトリウム塩、カリウム塩などを挙げること
ができる。添加の仕方としては、ポリスチレンスルホン
酸またはその塩をそのままか、水に溶解（１−１５％１
！度）して添加することができる。添加場所としては、
ストリッパーやボイラの入口が適当である。添加貴社、
通常、給水量ニ対シ、ポリスチレンスルホン酸ま九はそ
の塩として１１に９７４３以上とし、給水中のスチレン
モノマーの量によって適宜増減させる。目安とし−ｃｈ
ポリスチレンスルホン酸またはその塩を重量で給水量の
スチレンモノマーの四分の一以上給水中に存在させるの
が好ましい。
本発明の汚れ防止剤は、給水に添加されると、給水中の
スチレンモノマーの重合會抑制するのではなく、スチレ
ンの重合そのもの社許すか、その重合体を粒子状に細か
く分散させ、伝熱、面等への付着を防止することができ
る。従来は汚れ除去のため装置を停めてたびたび洗浄し
なければならなかったが、本発明により、汚れの付着が
防止でき、操業時間を大巾に延ばすこと妙；できる。な
お、炭酸カルシウムやリン酸カルシウムのスケールを分
散して抑制するポリアクリル酸ソーダは、汚れ防止効果
社なかった。
スチレンモノマーの重合會抑制するのではなく、スチレ
ンの重合そのもの社許すか、その重合体を粒子状に細か
く分散させ、伝熱、面等への付着を防止することができ
る。従来は汚れ除去のため装置を停めてたびたび洗浄し
なければならなかったが、本発明により、汚れの付着が
防止でき、操業時間を大巾に延ばすこと妙；できる。な
お、炭酸カルシウムやリン酸カルシウムのスケールを分
散して抑制するポリアクリル酸ソーダは、汚れ防止効果
社なかった。
次に本発明の汚れ防止剤の効果を実施例について説明す
る。
る。
実施例１
エチレン製造プロセスの希釈蒸気発止装置のボイラ缶水
を想定して、酢酸５００＃／＃、分解ガソリン５，００
０■／！（スチレンとしては１．００ ｏＭ９／））′
を含み苛性ソーダで９Ｈを９に調整した水に、分子量約
５０万のポリスチレンスルホン酸ソーダを２５０１１１
ｉ／／１３添加したのち、ガラス製のオートクレーブ中
で攪拌しながら１５０Ｃで２０時間保持し九ところ、液
は白濁して％Ａ友が、攪拌羽根に付着物は見られなかっ
た。なお、試験液およびオートクレーブは窒素を通気し
て酸累を除去して用い九。
を想定して、酢酸５００＃／＃、分解ガソリン５，００
０■／！（スチレンとしては１．００ ｏＭ９／））′
を含み苛性ソーダで９Ｈを９に調整した水に、分子量約
５０万のポリスチレンスルホン酸ソーダを２５０１１１
ｉ／／１３添加したのち、ガラス製のオートクレーブ中
で攪拌しながら１５０Ｃで２０時間保持し九ところ、液
は白濁して％Ａ友が、攪拌羽根に付着物は見られなかっ
た。なお、試験液およびオートクレーブは窒素を通気し
て酸累を除去して用い九。
比較のため、ポリスチレンスルホン酸ソーダ無添加の場
合およびポリアクリル酸ソーダ（分子量約４，５００）
５００勢ｔの場合も同様に試験したところ、共に攪拌羽
根に透明な粘性物付着していた。この粘性−轢赤外吸収
スベクトルによりポリスチレンであることが確認された
。
合およびポリアクリル酸ソーダ（分子量約４，５００）
５００勢ｔの場合も同様に試験したところ、共に攪拌羽
根に透明な粘性物付着していた。この粘性−轢赤外吸収
スベクトルによりポリスチレンであることが確認された
。
実施例２
スチレン製造プロセスにおける蒸気発生装置のボイラ缶
水ｔｌＢ定して、スチレｙｔ、ｏｏ。
水ｔｌＢ定して、スチレｙｔ、ｏｏ。
■／１、エチルベンゼン１，０００■／ｌｔ含みアンモ
ニアで１）Ｈｌ−９に調整した水に、分子量約５０万の
ポリスチレンスルホン酸ソーダを２５０■／ぶ添加した
のち、実施例１と同様に試験し九ところ攪拌羽根に付着
物は見られなかった。
ニアで１）Ｈｌ−９に調整した水に、分子量約５０万の
ポリスチレンスルホン酸ソーダを２５０■／ぶ添加した
のち、実施例１と同様に試験し九ところ攪拌羽根に付着
物は見られなかった。
出願人 栗田工業株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ｌ、 ポリスチレンスルーホン酸またはその基金有効成
分として含有することヲ特徴とする石油化学プロセスの
蒸気を回収し給水とする蒸気発生装置系の汚れ防止剤。 １ ポリスチレンスルホン酸またはその塩社分子量１０
．０００〜ＬＯＯ０，０００である特許請求の範囲第１
項記載の汚れ防止剤。 ３、 石油化学プロセスは、エチレン製造プロセスであ
る特許請求の範囲第１項ま九は第２）Ｊｌ記載の汚れ防
止剤。 ４、 石油化学プロセスは、スチレン製造プロセスであ
る特許請求の範囲第１項また社第２項記載の汚れ防止剤
。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13261481A JPS5834889A (ja) | 1981-08-26 | 1981-08-26 | 石油化学プロセスの蒸気発生装置系の汚れ防止剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13261481A JPS5834889A (ja) | 1981-08-26 | 1981-08-26 | 石油化学プロセスの蒸気発生装置系の汚れ防止剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5834889A true JPS5834889A (ja) | 1983-03-01 |
| JPS6259752B2 JPS6259752B2 (ja) | 1987-12-12 |
Family
ID=15085440
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13261481A Granted JPS5834889A (ja) | 1981-08-26 | 1981-08-26 | 石油化学プロセスの蒸気発生装置系の汚れ防止剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5834889A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1988003942A1 (en) * | 1986-11-29 | 1988-06-02 | Seibu Oil Company Limited | Process for cracking petroleum hydrocarbon oil by distillation |
| JP2019503861A (ja) * | 2015-12-28 | 2019-02-14 | エコラブ ユーエスエイ インク | 希釈蒸気システムで形成される副生成物を分散させる方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5751365B1 (ja) * | 2014-03-28 | 2015-07-22 | 栗田工業株式会社 | 塩素濃度測定用組成物 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3630937A (en) * | 1968-05-06 | 1971-12-28 | Calgon Corp | Sulfonated polystyrene compositions and methods of treating boiler water |
-
1981
- 1981-08-26 JP JP13261481A patent/JPS5834889A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3630937A (en) * | 1968-05-06 | 1971-12-28 | Calgon Corp | Sulfonated polystyrene compositions and methods of treating boiler water |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1988003942A1 (en) * | 1986-11-29 | 1988-06-02 | Seibu Oil Company Limited | Process for cracking petroleum hydrocarbon oil by distillation |
| EP0290624A1 (en) * | 1986-11-29 | 1988-11-17 | Seibu Oil Company Limited | Process for lightening petroleum hydrocarbon oil by distillation |
| US4931170A (en) * | 1986-11-29 | 1990-06-05 | Seibu Oil Co., Ltd. | Method for lightening petroleum hydrocarbon oil by distillation |
| EP0290624B1 (en) * | 1986-11-29 | 1992-04-29 | Seibu Oil Company Limited | Process for lightening petroleum hydrocarbon oil by distillation |
| JP2019503861A (ja) * | 2015-12-28 | 2019-02-14 | エコラブ ユーエスエイ インク | 希釈蒸気システムで形成される副生成物を分散させる方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6259752B2 (ja) | 1987-12-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4927519A (en) | Method for controlling fouling deposit formation in a liquid hydrocarbonaceous medium using multifunctional antifoulant compositions | |
| US4927561A (en) | Multifunctional antifoulant compositions | |
| US4775458A (en) | Multifunctional antifoulant compositions and methods of use thereof | |
| CN100425669C (zh) | 一种工业用合成导热油及其制备方法 | |
| US3862545A (en) | Geothermal brine energy to generate power | |
| CN101563306B (zh) | 用于处理来自氧合物-到-烯烃的反应的催化剂的方法中的淬灭物流的中和 | |
| NO321773B1 (no) | Fremgangsmate for a inhibere eller retardere dannelse eller agglomerering i et produksjonsavlop | |
| JP2017514986A (ja) | オレフィンまたはスチレン生成における中和剤の使用 | |
| US6106699A (en) | Process for de-chlorinating and de-fouling oil | |
| JPS5834889A (ja) | 石油化学プロセスの蒸気発生装置系の汚れ防止剤 | |
| US3617478A (en) | Suppression of coke formation in a thermal hydrocarbon cracking unit | |
| US3617479A (en) | Suppression of coke and heavy hydrocarbon formation in hydrocarbon units | |
| US5213678A (en) | Method for inhibiting foulant formation in organic streams using erythorbic acid or oximes | |
| US3132085A (en) | Process for reducing formation of carbonaceous deposits on heat transfer surfaces | |
| CN106565537A (zh) | 一种水溶性分散阻垢剂及其在丙烯腈生产装置中的应用 | |
| WO1993010080A1 (en) | Method for inhibiting foulant formation | |
| WO2002036715A1 (en) | Reducing undesired polymerization in hydrocarbon cracking processes | |
| US3787488A (en) | Acrylic compositions | |
| CN111545530A (zh) | 一种炼油装置停工除油清洗方法 | |
| US2715605A (en) | Prevention of corrosion of ferrous metals by alkanolamines | |
| WO2015199963A1 (en) | Additives for olefin plant quenching fluid ph control | |
| US5445743A (en) | Methacrylate polymers as antifoulants in quench water systems | |
| US3095862A (en) | Scale removal | |
| US3904522A (en) | Process of inhibiting scale using an acrylic composition | |
| US2934503A (en) | Scale inhibiting composition |