JPS5833586Y2 - 金属片検出装置 - Google Patents
金属片検出装置Info
- Publication number
- JPS5833586Y2 JPS5833586Y2 JP12005978U JP12005978U JPS5833586Y2 JP S5833586 Y2 JPS5833586 Y2 JP S5833586Y2 JP 12005978 U JP12005978 U JP 12005978U JP 12005978 U JP12005978 U JP 12005978U JP S5833586 Y2 JPS5833586 Y2 JP S5833586Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conveyor
- coil
- metal piece
- continuous
- moving direction
- Prior art date
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- Expired
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Magnetic Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は搬送物中に混入している金属異物の検出装置に
関するものである。
関するものである。
従来例えばベルトコンベアによる鉱石運搬などにおいて
一鉱石中に混入した金属片によるベルトのたて裂きゃク
ラッシャーの破損を防止するため、混入金属片を検出す
る装置として、コンベアをとり巻く巻線を検知コイルと
する電磁的金属片検出装置が用いられている。
一鉱石中に混入した金属片によるベルトのたて裂きゃク
ラッシャーの破損を防止するため、混入金属片を検出す
る装置として、コンベアをとり巻く巻線を検知コイルと
する電磁的金属片検出装置が用いられている。
その検出原理は高周波磁界中に進入してくる場合の、金
属片中に生ずる渦電流実効損を信号として取り出すとい
うものである。
属片中に生ずる渦電流実効損を信号として取り出すとい
うものである。
従来多（用いられている検知コイルは第１図に示すよう
に、コンベアベルト１を取り囲むコイル枠に設置してあ
り、検知コイル３は、それが生ずる高周波磁界を移送ラ
インＡに平行とするように、移送ラインＡと直角にされ
ている。
に、コンベアベルト１を取り囲むコイル枠に設置してあ
り、検知コイル３は、それが生ずる高周波磁界を移送ラ
インＡに平行とするように、移送ラインＡと直角にされ
ている。
コイル枠２の正面図を第２図に示し、コイル３と移送ラ
インＡの関係を第３図に示す。
インＡの関係を第３図に示す。
このようにコイル３が移送ラインＡに直角であるため、
細長い金属片４がその長軸な移送ラインＡとほぼ平行に
して到来するときには検出精度が高いが、細長い金属片
５がその長軸を移送ラインＡとほぼ直角にして到来する
と、コイル３を横切る時間が極く短いため検出精度が低
く、そのような金属片５を見逃すことがある。
細長い金属片４がその長軸な移送ラインＡとほぼ平行に
して到来するときには検出精度が高いが、細長い金属片
５がその長軸を移送ラインＡとほぼ直角にして到来する
と、コイル３を横切る時間が極く短いため検出精度が低
く、そのような金属片５を見逃すことがある。
本考案はこのような従来の問題点に鑑みてなされたもの
であり、コンベアの進行方向にも検知コイルの巻線成分
を持たせてコンベアの進行方向に直交する長手軸を有す
る細長い金属片をも確実に検出する金属片検出装置を提
供するものである。
であり、コンベアの進行方向にも検知コイルの巻線成分
を持たせてコンベアの進行方向に直交する長手軸を有す
る細長い金属片をも確実に検出する金属片検出装置を提
供するものである。
一般に金属片中に生ずる渦流損の大小は金属片中の磁界
の強さＨの自乗にほぼ比例する。
の強さＨの自乗にほぼ比例する。
例えば長さが無限大であり、半径がａの金属棒を平等磁
界の方向に平行に置いた場合の単位長当りの渦流損Ｐ
（Ｗａｔｔ ）は、 ｐ ＝＝ Ｈ２°Ｇ（ｆ−δ°μ８ °ａ）但し、ｆ：
交番磁界の周波数 δ：金属片の導電率 μ８：金属片の比透磁率 で表わされる。
界の方向に平行に置いた場合の単位長当りの渦流損Ｐ
（Ｗａｔｔ ）は、 ｐ ＝＝ Ｈ２°Ｇ（ｆ−δ°μ８ °ａ）但し、ｆ：
交番磁界の周波数 δ：金属片の導電率 μ８：金属片の比透磁率 で表わされる。
いま、空気中で磁界の強さがＨｏであったところに、磁
性体の金属片を置いたとすると、その金属片中の磁界Ｈ
は、金属片の形状によってもとのＨｏ よりも小さくな
る。
性体の金属片を置いたとすると、その金属片中の磁界Ｈ
は、金属片の形状によってもとのＨｏ よりも小さくな
る。
その減少率をＮとすると、μ８を一定とするならばＮは
形状によってのみさだまり、 Ｈ＝Ｈ□／［１＋Ｎ・（ｐ８−１）） で表わされ、したがって ｐｏｃ ｌ ／Ｆ （Ｎ） 但し、Ｆ （Ｎ）はＮの函数を表わす、 となる。
形状によってのみさだまり、 Ｈ＝Ｈ□／［１＋Ｎ・（ｐ８−１）） で表わされ、したがって ｐｏｃ ｌ ／Ｆ （Ｎ） 但し、Ｆ （Ｎ）はＮの函数を表わす、 となる。
この減少率Ｎが最も小さい場合は、極めて細い棒状の磁
性体を磁界に平行に置いたときであり、棒が十分に長い
とするならばＮ＝Ｏとなる。
性体を磁界に平行に置いたときであり、棒が十分に長い
とするならばＮ＝Ｏとなる。
棒の長さが太さに対して短かくなるにしたがって、Ｎの
値が大きくなり、最も大きくなるのは薄い板状の磁性体
の場合である。
値が大きくなり、最も大きくなるのは薄い板状の磁性体
の場合である。
以上のことから、被検出体としての磁性体金属片の形状
が細長である場合には、その長手軸方向が検知コイルの
作る磁界の方向に平行であるか直角であるかによって、
金属片中に生ずる渦流損の大きさが大小に変化するとい
える。
が細長である場合には、その長手軸方向が検知コイルの
作る磁界の方向に平行であるか直角であるかによって、
金属片中に生ずる渦流損の大きさが大小に変化するとい
える。
金属片の渦流損は、検知コイルによって負担されるもの
であるので、渦流損に応じて検知コイルの消費電力が変
動する。
であるので、渦流損に応じて検知コイルの消費電力が変
動する。
これはすなわち、電源回路から検知コイルを貼ると、検
知コイルのインピーダンスが変化することに他ならず、
渦流損変動の検出は検知コイルのインピーダンス変化と
同義である。
知コイルのインピーダンスが変化することに他ならず、
渦流損変動の検出は検知コイルのインピーダンス変化と
同義である。
以上説明した通り、細長い金属片の長手軸方向が検知コ
イルが生成する磁界の方向と同じであれば金属片中の渦
流損が大であって検出精度は高いが、長手軸が磁界と直
交するときには渦流損が少なく検出精度が低い。
イルが生成する磁界の方向と同じであれば金属片中の渦
流損が大であって検出精度は高いが、長手軸が磁界と直
交するときには渦流損が少なく検出精度が低い。
したがって本考案においては、検知コイルを物体の移送
ラインに平行な部分と直交する部分を有するものとする
。
ラインに平行な部分と直交する部分を有するものとする
。
これらの部分はそれ自身で独立したコイルとしてもよく
、また、相互に連続するものとしてもよい。
、また、相互に連続するものとしてもよい。
第４図に本考案の一実捲例を示す。
第４図は本考案において用いる１つの検知コイルを示す
ものであり、この検知コイル３はコンベアの移送方向Ａ
に対して直角方向の磁界を生ずるコイル部３ａと、それ
に連続して１組のコイルをなす。
ものであり、この検知コイル３はコンベアの移送方向Ａ
に対して直角方向の磁界を生ずるコイル部３ａと、それ
に連続して１組のコイルをなす。
移送方向Ａに平行なコイル部３ｂで構成される。
これにより、金属片５が図に示すようにコンベアの進行
方向Ａに対して直角かそれに近い状態で載置されてきて
も、コイル部３ａで確実に検出される。
方向Ａに対して直角かそれに近い状態で載置されてきて
も、コイル部３ａで確実に検出される。
第５図に２組の検知コイル３１．３２を用いる実施例を
示す。
示す。
この実施例では、第１のコイル３１の１進行方向Ａに平
行な磁界を生ずるコイル部分３ｉｂ、３１ｃを通ってコ
イル３□によって検出されなかった細長い金属片５゜、
５２は、それらが第２のコイル３２の、進行方向Ａに直
角な磁界を生ずるコイル部分３２ ａ １ｓ ３２
ａ ２を通るときに第２のコイル３２によって検出され
る。
行な磁界を生ずるコイル部分３ｉｂ、３１ｃを通ってコ
イル３□によって検出されなかった細長い金属片５゜、
５２は、それらが第２のコイル３２の、進行方向Ａに直
角な磁界を生ずるコイル部分３２ ａ １ｓ ３２
ａ ２を通るときに第２のコイル３２によって検出され
る。
また、進行方向Ａに長手軸を有する金属片４が仮りに第
１のコイル３□によって検出されなくても、それは第２
のコイルの、進行方向Ａと平行に磁界を生ずるコイル部
分３２ｂ を通過するときに第２の検知コイル３゜によ
り検出される。
１のコイル３□によって検出されなくても、それは第２
のコイルの、進行方向Ａと平行に磁界を生ずるコイル部
分３２ｂ を通過するときに第２の検知コイル３゜によ
り検出される。
このように、第１および第２の検知コイル３□、３゜は
相補形状となっている。
相補形状となっている。
以上のように本考案は検知コイルを物体の移動方向に直
角な部分とそれに対して３０−１５０の角度をもつ部分
で構成したので、コンベア上に載置されてくる物体に混
入した金属片がいかなる状態であっても、容易確実に検
出しうる。
角な部分とそれに対して３０−１５０の角度をもつ部分
で構成したので、コンベア上に載置されてくる物体に混
入した金属片がいかなる状態であっても、容易確実に検
出しうる。
第１図は従来の金属片検出装置を示す斜視図、第２図は
そのコイル枠を示す正面図、第３図は検知コイルと物体
の移送方向の関係を示す斜視図である。 第４図および第５図は、それぞれ本考案の主要部をなす
検知コイルを示す斜視図である。 １：ベルト、２：コイル枠ち ３，３□、３゜：検知コ
イル、４． ５． ５□、５□ ：金属片、６：測定器
。
そのコイル枠を示す正面図、第３図は検知コイルと物体
の移送方向の関係を示す斜視図である。 第４図および第５図は、それぞれ本考案の主要部をなす
検知コイルを示す斜視図である。 １：ベルト、２：コイル枠ち ３，３□、３゜：検知コ
イル、４． ５． ５□、５□ ：金属片、６：測定器
。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 その中に金属片が混入していることがある物体を移送す
るコンベアをかこむコイル、該コイルニ高周波電圧を印
加する高周波電源、および、金属片が該コイルに到来す
ることによる該コイルのインピーダンス変化を電気信号
として取り出す測定装置を備える金属片検装置において
： 前記コイルを、コンベアの上側にあってコンベアの移動
方向Ａを横切る部分、この部分に連続し、コンベアの移
動方向Ａに沿う部分、この部分に連続し〜コンベアの移
動方向Ａを横切る部分、この部分に連続し、コンベアの
側方にあってコンベアの上側から下側に延びる部分、こ
の部分に連続し、コンベアの下側にあってコンベアの移
動方向Ａを横切る部分、この部分に連続し、コンベアの
移動方向に沿う部分、この部分に連続し、コンベアの移
動方向Ａを横切る部分、および、この部分に連続しコン
ベアの側方にあって、コンベアの上側にありかつコンベ
アの移動方向Ａを横切る部分と連続する部分、を有する
ゴ組のコイルとしたことを特徴とする金属片検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12005978U JPS5833586Y2 (ja) | 1978-09-01 | 1978-09-01 | 金属片検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12005978U JPS5833586Y2 (ja) | 1978-09-01 | 1978-09-01 | 金属片検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5538206U JPS5538206U (ja) | 1980-03-12 |
| JPS5833586Y2 true JPS5833586Y2 (ja) | 1983-07-27 |
Family
ID=29075901
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12005978U Expired JPS5833586Y2 (ja) | 1978-09-01 | 1978-09-01 | 金属片検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5833586Y2 (ja) |
-
1978
- 1978-09-01 JP JP12005978U patent/JPS5833586Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5538206U (ja) | 1980-03-12 |
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