JPS5832702Y2 - 吊り下げ人形用展示具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は吊り下げ人形用展示具に関する。

従来、吊り下げ人形を展示する場合、壁に釘等の吊り具
を取りつけ、その吊り具に引掛けているところであった
。

しかしながら、この種のものでは、あまり体裁がよいも
のではなく、また、壁が固定的であるため店内のデスプ
レーに合せて簡単に移動することができず不便なもので
あった。

更に吸盤つきの人形にあっては吊り具への取り付けが容
易ではなかった。

本考案は上述のような欠点に鑑み、これを解消すべくな
されたもので、吊り下げ人形を容易に吊り下げることが
でき、体裁もよく、また、簡単に移動することができる
吊り下げ人形用展示具を提供するものであり、その要旨
とするところは１対の垂下壁とその両垂下壁の上端間を
連結する連結壁とをもって略逆Ｕ字状に形成された展示
具本体を備え、その展示具本体の壁面を格子状に形成す
るとともに、その展示具本体の下端には移動用キャスタ
を備えていることを特徴とする吊り下げ人形用展示具に
存する。

次に本考案の実施例を図面を参照して説明する。

図中１は本考案に係る吊り下げ人形用展示具本体であり
、この展示具本体１は１対の垂下壁２，２と連結壁３と
をもって略逆Ｕ字状に形成されている。

この垂下壁２及び連結壁３はパイプ状の枠４，４間に細
棒５，５・・・・・・を縦横に配筋して格子状に形成さ
れている。

また連結壁３は欠円アーチ状に形成され、その枠４，４
の両端を垂下壁２の枠４の上端に嵌め込み連結されてい
る。

一方、垂下壁２，２の下端には移動用キャスタ６゜６・
・・・・・が備えられており、このキャスタ６にはスト
ッパーが装備されて所定の位置に止めておくことができ
る。

本考案は上述のように構成され、その使用に際しては吊
り紐つきの人形の場合は第５図に示すように紐７を細棒
５にしばって人形を吊り下げる。

また、吸盤つきの人形の場合は第６図に示ずように細棒
５，５によって形成された矩形部に吸盤８を潰して押し
込み係止する。

本考案は上述のように構成され、使用されるものであり
、１対の垂下壁とその雨垂Ｆ壁の−Ｅ端間を連結する連
結壁どをもって略逆Ｕ字状に形成された展示具本体を備
え、その展示具本体の壁面を格子状に形成するとともに
、その展示具本体の下端には移動用キャスタを備えたた
め、展示場所が固定されず店のテ゛スプレーに合せて自
由に移動することができ、また、展示−具本体が格子状
に形成されたため、吊り紐でも吸盤でも吊り下げること
ができ、更に壁面の両面を使えて展示効率がよいもので
ある。

更にまた、略逆Ｕ字状に形成された展示具本体を備えた
ため、アーチ状に各種人形が吊り下げられて体裁がよい
ものである。

このように本考案は優れた利点を有しており、本考案を
実施することはその実益的価値が甚だ大なるものがある
。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係る実施の一例を示すもので、第１図は
同正面図、第２図は同側面図、第３図は平面図、第４図
は底面図、第５図は吊り紐つきの人形の吊り下げ状態を
示す要部拡大図、第６図は吸盤つきの人形の吊り下げ状
態を示す要部拡大図である。 １・・・・・・展示具本体、２・・・・・・垂下壁、３
・・・・・・連結壁、４・・・・・・枠、５・・・・・
・細棒、６・・・・・・キャスタ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. １対の垂下壁とその両垂下壁の上端間を連結する連結壁
   とをもって略逆Ｕ字状に形成された展示具本体を備え、
   その展示具本体の壁面を格子状に形成するとともに、そ
   の展示具本体の下端には移動用キャスタを備えているこ
   とを特徴とする吊り下げ人形用展示具。