JPS5831131B2 - 電力線通信システム - Google Patents

電力線通信システム

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JPS5831131B2
JPS5831131B2 JP4596778A JP4596778A JPS5831131B2 JP S5831131 B2 JPS5831131 B2 JP S5831131B2 JP 4596778 A JP4596778 A JP 4596778A JP 4596778 A JP4596778 A JP 4596778A JP S5831131 B2 JPS5831131 B2 JP S5831131B2
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JP
Japan
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signal
primary
line
address
repeater
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JP4596778A
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JPS53144611A (en
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イアン・エイ・ホワイト
ジエイムス・ピー・マクガバン
レオナルド・シー・ベルセロツチ
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CBS Corp
Original Assignee
Westinghouse Electric Corp
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Publication date
Application filed by Westinghouse Electric Corp filed Critical Westinghouse Electric Corp
Publication of JPS53144611A publication Critical patent/JPS53144611A/ja
Publication of JPS5831131B2 publication Critical patent/JPS5831131B2/ja
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  • Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明の背景 この発明の分野 この発明は、一般に電力線通信システム、特に配電網の
自動機能を行うための配電網電力線搬送通信システムに
関するものである。
従来技術についての説明 利用計器を自動的に読み取ること、負荷を選択的に制御
すること、負荷を連続してチェックすること、などのよ
うな幾つかの配電網自動機能を行うことの望ましさが増
大してきたので、配電網電力線搬送通信システムを開発
するのにここ数年の間相当な努力が払われて来た。
しかしながら、通信リンクとして配電網を使用すると、
現存の高圧伝送線路式通信システムでは出会わない数々
の問題が派生する。
配電網およびこれに結合された多数の配電網変圧器は、
高周波インピーダンス特性が悪いので通信0号を急に減
衰させ、かつ電気的雑音および信号の干渉を派生させる
米国特許第3,967.264号および第3.942,
168号並びに特願昭52−2554号←特開昭52−
109815号)は電力会社の配電網を利用した成る種
の通信システムを開示する。
特願昭52−2554号には、中央通信装置と電力会社
の需要家に設置された遠隔通信装置との間で搬送波信号
を送信するために、電力システムの接地線および非接地
もしくは接地帰路を使用する通信システムが開示されて
いる、他方、米国特許第3,967.264号は、搬送
波通信9号を送信するために電力システムの1次線およ
び2次線を利用する。
配電網での通信0号の減衰を減らしかつ伝送を改良する
ために、これらの通信システムは、通信0号を増幅しか
つそのSN比を改善する信号中継器を利用する。
米国特許第3,942,168号に開示された搬送波通
信システムでは、信号中継器は配電網変圧器が設置され
た各場所で配電網の1次線および2次線の両方と信号通
信状態に配置される。
この通信システムでは、信号中継器は、信号を増幅する
ことに加え、関連した配電網変圧器(通信0号の周波数
で相当な減衰が生じ、特に1次線から2次線の方向での
減衰がはなはだしい)のまわりに質問信号および応答信
号のための側路回路を提供する。
信号中継器は受信9号を遅延させるための手段を含み、
その遅延時間は信号中継器が他の信号を受信しようとす
ると同時に増幅信号が電力線へ印加されないように選ば
れる。
これは、受信器または送信器を導体へ接続するスイッチ
によって行われる。
各信号中継器は、2チヤンネル(その各々が受信器、論
理回路および送信器から成る)を含み、中央通信装置と
需要家での遠隔通信装置との間で質問信号および応答信
号の双方向伝送を扱う。
同様に、信号中継器は、米国特許第3,967,264
号に開示された通信システム中の各配電網変圧器でも利
用され、関連した配電網変圧器の1次線のまわりに質問
信号のための側路回路を提供する。
各信号中継器はまた2チヤンネル(その各々が受信部お
よび伝送部から成る)を含み、もって中央通信装置と遠
隔通信装置との間で2方向通信々号を伝送する。
その上、各信号中継器および各遠隔通信装置はそれぞれ
個別のアドレスが設定されるため中央通信装置は個々の
信号中継器およびこれと関連した多数の遠隔通信装置の
うちの1台との通信が可能となる。
これらの形式の配電網通信システムの動作は満足なもの
であるが、各配電網変圧器の1次巻線を側路する必要が
あるので非常に多数の信号中継器を使用することになる
更に、各信号中継器は、質問信号および応答信号を2方
向に伝送できるようにするためには、2つ別々のチャン
ネルを含まなければならない。
従って、従来の配電網通信システムにくらべて改良され
た搬送波通信9号伝送特性を有する配電網通信システム
を提供することが望ましい。
守備範囲が広く、従って配電網全体を通じて使用すべき
信号中継器の数を少なくする改良された信号中継器を提
供することも望ましい。
更に、通信9号としての質問信号および応答信号の両方
を扱うために1台の受信器および1台の送信器が利用さ
れる、構造が簡単になった信号中継器を提供することが
望ましい。
この発明の要約 ここに開示する配電網通信システムは新しく改良された
信号中継器を含む。
配電網は、変電所と、この変電所から複数個の配電網変
圧器に至る1次線と、各配電網変圧器から複数個の電気
的負荷に至る2次線とを含む。
通信リンクは、中央通信装置と各負荷に設置された遠隔
通信装置との間に配電網の1次線および接地線を介して
提供される。
動作時、中央通信装置は、中央制御ステーションから慣
用の電話もしくは無線手段を通じて信号を受信し、かつ
質問信号を特定の遠隔通信装置へ配電網の1次線を通じ
て送信する。
質問信号は、指定した信号中継器のアドレスおよびその
信号中継器の通信ゾーン内の遠隔通信装置のアドレスを
含み、かつまた遠隔通信装置でどの自動機能を行うべき
かを示すコードを含む。
質問信号に含まれ7−こアドレスと一致するアドレスを
持つ信号中継器は、質問信号を配電網の1次接地線へ切
り換えて伝送する。
この1次接地線は2次接地線へ接続され、この2次接地
線には個別アドレスを持つ遠隔通信装置が結合される。
個別アドレスを持つ遠隔通信装置は、所望の自動機能を
行い、かつ自動機能に関するデータを含む応答信号を接
地線を通じて送信する。
応答信号は関連した信号中継器で受信された後配電網の
1次線へ切り換えて伝送される。
変電所の中央通信装置と遠隔通信装置との間の信号中継
器(すなわち質問信号や応答信号中のアドレスと一致し
ない信号中継器)は、次の信号中継器へ伝送するために
、応答信号を増幅しかつ1次線へ再送信するだけである
配電網の1次線と1次接地線の間で通信9号を増幅する
ことおよび転送することの両機能を行うために、この発
明で開示された新規な信号中継器はその論理回路の制御
下に置かれる諸スイッチを含み、これらのスイッチは通
信9号の形式および信号中継器のアドレスに応じて配電
網の1次線もしくは1次接地線へ信号中継器の受信部も
しぐは送信部を接続する。
最初、スイッチは、質問信号を受信するために、信号中
継器の受信器を1次線へ接続する。
信号中継器が自己の個別アドレスを含む質問信号を受信
すると、スイッチは受信器および送信器を接地線へ接続
し、もって増幅された質問信号が遠隔通信装置へ送信さ
れ、そしてこの遠隔通信装置からの応答信号は再び信号
中継器で受信される。
応答信号を折よく受信すると、スイッチは、この応答信
号を中央通信装置へ再送信するために、1次線へ接続さ
れる。
信号中継器が自己のアドレスを含まない質問信号を受信
した場合は、スイッチは1次線へ接続されたままであり
、増幅信号が1次線へ再送信される。
このようなスイッチ機構を使用すると、従来の通信シス
テムで利用された2方向信号中継器で必要だった2台の
受信器および送信器から成るチャンネルに代えて1台の
受信器および送信器から成るチャンネルを含む信号中継
器を利用することができる。
これは、各信号中継器のコストを下げるのみならず、配
電網全体を通じて1種類の信号中継器を利用することを
可能にする。
更に、この結合機構は、接地線における不所望な信号お
よび雑音が1次線へ送信されるのを防止し、もって通信
信号と干渉するのを防止する。
この発明の種々の特色、利点およびその他の使用法は、
添付図面および以下の詳しい説明を参照することによっ
てもつと明白になるだろう。
望ましい実施例についての説明 第1図は、この発明の電力線通信システム10、特に配
電網電力線搬送通信システムを示す。
この電力線通信システム10は配電網12を利用して中
央通信装置(代表的な例では配電網変電所に設置される
)と複数の遠隔通信装置(電力会社の契約者すなわち需
要家に通常設置される)との間で高周波の通信9号を伝
送する。
一例として、配電網12は、変電所16から多数の需要
家の電気的負荷へ例えば60Hzの交流電力を配電する
ために電力会社によって設置されるが、もちろんこれだ
けに限定されるものではない。
簡単にするために、1個所の変電所16と、1枝路の1
次配電網27と、4枝路の2次配電網35゜37.45
および67とを図示する。
実際には、配電網は、数個所の変電所と、多くの1次配
電網と、数百の2次配電網と、数千の負荷とを含み得る
ことを理解されたい。
変電所16は高圧を逓降するための変圧器22を含む。
この変圧器22は、Y結線されるか或は三角結線され、
その1次巻線24に発電所(図示しない)から電力線1
8および20を通して高圧電力を受ける。
変圧器22の2次巻線26は中圧電力を1次配電網27
へ供給する。
この1次配電網27は変電所16と複数の配電網変圧器
とを結ぶ。
1次配電網27は、単相2線式の配電網を形成する少な
くとも第1の1法線28および第2の1法線30を含む
なお、3相3線式または3相4線式の配電網も同様に利
用できることを理解されたい。
電力会社の普通の配線計画によれば、1次配電網の一方
の1次線例えば30は、変電所16においてかつまた1
次配電網27沿いの多くの点において、接地線13゜1
5.17および19のような接地線(電柱上に設けられ
た)によって接地される。
1次配電網27沿いの各所に間隔をあけて設けられた配
電網変圧器32,34,36および38は、1次配電網
の1法線28および接地された1次線すなわち1次接地
線30へ接続され、これらの1次線および1次接地線の
中圧を負荷で使用する低圧電力に変圧する。
各配電網変圧器の2次配電網例えば45と67は同じも
のであるので、2次配電網45(こついてだけ詳しく説
明する。
各配電網変圧器の2次巻線は、配電網変圧器32に付属
した2次配電網45のような2次配電網へ接続される。
2次配電網45は、その代表的な例では2本の接地され
ない2法線44および48並びに1本の接地された2次
線すなわち2次接地線46から成り、単相3線式2次配
電網を形成する。
この2次配電網は低圧電力を一群の需要家へ供給する。
2次す−ビス導体44A、46A、48Aおよび44B
46B、48Bは、2次配電網45のそれぞれ2法線4
4,2次接地線46,2次線48から需要家40および
42のような各需要家へ低圧電力を供給する。
2次配電網45の2次接地線46のような2次接地線は
1次接地線30のような中性の1次接地線へ接続されて
配電網12全体に亘り電柱から電柱まで連続した中性の
接地線を形成する。
上述した配電網12に関連した電力線通信システムを詳
しく説明する。
この発明に係る電力線通信システムの望ましい一実施例
は、一般的に、変電所16の近くに設置された中央通信
装置14と、電力会社の本店に設置されることのできる
中央電算機62と、需要家40,42,55,57にそ
れぞれ設置された負荷50,52,54,56と関連し
た72.74.76.78のような遠隔通信装置と、配
電網12沿いに間隔をあけて設置された信号中継器80
.82および84とを備える。
信号中継器を含まない電力線通信システムは米国特許第
3,942,168号に開示されている。
この特許によれば、中央電算機62は、例えば配電網へ
接続された負荷と関連した遠隔通信装置に質問を発して
利用メータの読みについてのデータを得るようにプログ
ラムされることができ、或は電気的に作動される温水ヒ
ータを制御するような他の機能の実行を要求することが
できる。
中央電算機63で作られた質問信号は、無線または電話
線のような任意の慣用手段61により、変電所16と関
連した中央通信装置14のような、特定の変電所と関連
して選ばれた中央通信装置へ送られる。
中央通信装置14は、信号カップラ64によって1法線
28と信号通信状態に置かれ、そして質問信号を発しか
つ応答信号を受けるように動作する。
実例では、中央通信装置14と遠隔通信装置の間の距離
はかなりの長さになり得る。
1法線28および1次接地線30は高周波でのインピー
ダンス特性が悪くかつ雑音に感じ易いので、伝送中の高
周波搬送通信9号を大巾に減衰させることが知られてい
る。
中央通信装置14で発生された搬送通信0号が選ばれた
遠隔通信装置において有用な形態で確実に受信されるよ
うにするために、80゜82および84のような信号中
継器は配電網12沿いに間隔をあけて配置される。
信号中継器80゜82および84は、搬送通信0号が隣
りの信号中継器または選ばれた遠隔通信装置へ達するの
に足りるように、この搬送通信0号を再生しかつ増幅す
る。
信号中継器は、1次配電網27へ接続された配電網変圧
器を側路するのにも役立つ。
これは、電力線通信システム中に存在する主な高周波信
号減衰源を除外する。
しかしながら、配電網中の各配電網変圧器を側路するの
に、従来の信号中継器は信号を不当に減衰させないため
に各配電網変圧器と同じ場所に設置される必要があった
このために、大形の配電網では信号中継器の数が莫大に
なった。
配電網全体に亘って必要な信号中継器の数を少なくしか
つ同時に通信9号が減衰しないようにするために、この
発明の実施例では、信号中継器は1法線28と1次接地
線30の間で信号通信状態に置かれる。
1次接地線30が変電所16から各負荷まで配電網12
を通じて連続する線であるので、信号中継器は数個の配
電網変圧器と関連した非常に多数の遠隔通信装置と通信
できる。
例えば、信号中継器82は配電網変圧器34および36
と関連した遠隔通信装置と通信できる。
簡単にするために、信号中継器82と関連させてわずか
2個の配電網変圧器34および36を図示したが、もつ
と多くの配電網変圧器と関連させることができる。
米国特許第3,942,168号明細書に記載されてい
るように、各信号中継器および各遠隔通信装置は自局の
アドレスを持っている。
このアドレスは中央通信装置14に特定の信号中継器お
よび遠隔通信装置を選ばせかつこれらと通信させること
ができるようにする。
そのような通信システム中での信号中継器はこの通信シ
ステムをアドレス決定可能なゾーンに分け、各信号中継
器は幾つかの遠隔通信装置に専ら関連付けられる。
例えば、信号中継器80は遠隔通信装置72および74
と関連付けられ、そして信号中継器84は遠隔通信装置
76および78と関連付けられる。
中央通信装置14で発生された通信9号は、2つの周波
数が各遠隔通信装置の論理回路中で処理される情報信号
に対応する2進数論理状態を表わす周波数シフト・キー
変調形のものである。
中央通信装置14で発生された質問信号は、質問信号の
開始を示す複数のビット、遠隔通信装置で実行されるべ
き特定の機能を示す複数のビット、並びに選ばれた信号
中継器自体のアドレンおよびこの信号中継器のゾーン内
の選ばれた遠隔通信装置自体のアドレスを示す複数のビ
ットを含む。
前記米国特許によれば、各遠隔通信装置は、信号カップ
ラを介して2次配電網の2次接地線と信号通信状態に置
かれる受信器、論理回路および送信器を含む。
各遠隔通信装置は全部同じ構成なので、遠隔通信装置7
2だけを詳しく説明する。
従って、遠隔通信装置72は、信号カップラ96を介し
て2次配電網45の2次接地線46へ接続される受信器
90、論理回路92および送信器94を含む。
更に、論理回路92は、需要家40中の成る種の自動機
器例えば電力計58と通信する。
信号カップラ96は、その代表的な例では、1ターンの
変圧器1次巻線としての2次接地線46のまわりに誘導
関係に置かれた中空磁気鉄心と、この磁気鉄心へ誘導的
に結合されて2次巻線となる別な導体とから成る。
2次巻線は遠隔通信装置72の受信器90、送信器94
へそれぞれ接続される。
このような信号カップラは特願昭53−46729号明
細書(特開昭51136.909号公報)に詳しく記載
されている。
実際の動作時、中央通信装置14で発生され例えば遠隔
通信装置72で実行されるべき所望の自動機能を要求す
る質問信号は、遠隔通信装置72およびこれと関連した
信号中継器80のアドレスを含む。
中央通信装置14で発生された質問信号は、信号カップ
ラ64によって1法線28へ結合され、かつ信号中継器
80へ伝送される。
信号カップラ100は質問信号を信号中継器80へ接地
線102を通して送信し、質問信号は信号中継器80で
受信されかつ増幅された後信号カップラ106へ接地線
104を通して再び送信される。
この接地線104は1次接地線30へ接続され、この1
次接地線30は配電網変圧器32と関連した2次配電網
45の2次接地線46へ接続される。
この2次接地線46に再送信された質問信号は信号カッ
プラ96によって遠隔通信装置72の受信器90へ送ら
れる。
遠隔通信装置72において、質問信号は解読され、所望
の自動機能は実行され、そしてこの自動機能に関する適
切なデータを含む応答信号は論理回路の制御下で発生さ
れる。
遠隔通信装置で発生された応答信号は送信器94から信
号カップラ96を通して2次接地線46へ、更に1次接
地線30へ送信される。
このようにして発生された応答信号は、信号中継器80
で再び受信され、増幅されかつ1法線28へ再送信され
た後中央通信装置14へ従って中央電算機62へ伝送さ
れ、これによって通信サイクルを完了する。
第2図は、上述したタスクを行う新規な信号中継器を示
すブロック図である。
この信号中継器80は、完全な通信々号語のどの部分も
再送信する前に完全な通信々号語を受信する遅延形のも
のである。
1ビツトずつ動作する遅延影信号中継器すなわち通信々
号語の1ビツトを送受信した後で次のビットを受信する
信号中継器もこの発明の範囲内に含まれる。
第2図に示すように、信号中継器80はそれぞれ信号カ
ップラ100,106を介して1法線28と1次接地線
30の間に信号通信状態に置かれる。
この発明の望ましい実施例によれば、信号カップラ10
0は、高圧結合コンデンサ108を含み、1法線28と
電柱上に設けられた接地線102との間で高周波通信を
行う。
フェライトで作った中空磁気鉄心110は接地線102
のまわりに誘導的に結合されて1ターンの変圧器1次巻
線を形成する。
他の巻かれた導体112および114は中空磁気鉄心1
10へ誘導的に結合されて2次巻線を形成する。
これらの2次巻線は信号中継器80の受信器116およ
び送信器120のための結合およびインピーダンス整合
を行う。
他方、信号カップラ106は高圧結合コンデンサ108
が無い以外信号カップラ100と同じである。
すなわち、信号カップラ106は、接地線104を誘導
的に囲む中空磁気鉄心126と、この中空磁気鉄心12
6へ誘導的に結合されて信号中継器80の受信器116
および送信器120のための結合およびインピーダンス
整合を行う2次巻線128および130とを含む。
単極双投リレー接点または普通のソリッドステート素子
のどちらも含み得るスイッチSWI 、SW2は、それ
ぞれ受信器116、送信器120へ接続され、もって信
号中継器80中の論理回路118の制御下で受信器11
6および送信器120を信号カップラ100および10
6へ切り換え自在に接続する。
遠隔通信装置72について個別アドレスを持つ質問信号
および応答信号の見地から電力線通信システムを考察す
ると、質問信号通信リンクは、中央電算機62(通信リ
ンク61を通して中央通信装置14へ質問信号を送信す
る)と、信号カップラ64(中央通信装置14と1法線
28の間で質問信号を通信する)と、信号カップラ10
0と信号中継器80と信号カップラ106の組み合わせ
とを含む。
この組み合わせによれば、信号カップラ100は1法線
28と接地線102の間で質問信号を受信し、スイッチ
SW1は2次巻線112および位置PO31を介して信
号カップラ100と信号中継器80中の受信器116を
接続し、信号中継器80は質問信号を遅延させかつ増幅
し、信号中継器80中の論理回路118は図示と反対の
位置へスイッチSW1およびSW2を切り換え、スイッ
チSW2は位置PO34および2次巻線128を介して
信号中継器80中の送信器120と信号カップラ106
を接続し、信号カップラ106は接地線104と1次接
地線30の間で質問信号を送信する。
質問信号通信リンクは、更に、配電網変圧器32と関連
した2次配電網45の2次接地線46と、この2次接地
線46へ信号カップラ96によって接続された遠隔通信
装置72とを含む。
なお、自局アドレスを持たない質問信号は、1法線28
から信号カップラ100.2次巻線112、位置PO8
I、スイッチswi、受信器116、論理回路118、
送信器120、スイッチSW2、位置PO32(この場
合はスイッチSW1およびSW2が切り換えられない)
、2次巻線114および信号カップラ100を通して再
び1法線28へ戻され、その後隣の信号中継器へ伝送さ
れる。
応答信号通信リンクは、遠隔通信装置72と、信号カッ
プラ96と、2次接地線46と、1次接地線30と、信
号カップラ106(1次接地線30と接地線104の間
で応答信号を受信する)と、図示と反対の位置へ切り換
えられているスイッチSW1 (信号カップラ106の
2次巻線130を信号中継器80中の受信器116へ位
tPO83を介して接続する)と、信号中継器80(遠
隔通信装置72からの応答信号を増幅しかつ遅延する)
と、図示の位置へ戻されたスイッチSW2 (信号中継
器80中の送信器120を信号カップラ100の2次巻
線114へ位置PO32を介して接続する)と、信号カ
ップラ100(接地線102と1法線28の間で増幅さ
れた応答信号を送信する)と、信号カップラ64(1法
線28と中央通信装置14の間で応答信号を送信する)
と、通信リンク61(中央通信装置14を中央電算機6
2へ結合する)とを含む。
なお、自局アドレスを持たない応答信号は、自局アドレ
スを持たない質問信号と同様に、1法線28から信号カ
ップラ100゜2次巻線112、位置PO31,スイッ
チSW1、受信器116、論理回路118、送信器12
0、スイッチSW2、位置PO32,2次巻線114お
よび信号カップラ100を通して再び1法線28へ戻さ
れ、その後隣の信号中継器へ伝送される。
信号中継器80,82および84の構成は全部同じであ
るので、信号中継器80だけを以下に詳しく説明する。
質問信号または応答信号は、スイッチSW1により、通
信9号を復調する受信器116へ結合される。
この受信器116は、米国特許第3,911,415号
にもつと詳しく示された受信器のような、高周波の通信
9号を復調するのに適した任意で普通の受信器であり得
る。
同様に、米国特許第3,911,415号に示された送
信器のような、任意で普通の送信器であり得る送信器1
20ば、質問信号または応答信号を増幅しかつ変調し、
そしてこれを適切な信号カップラ106または100ヘ
スイツチSW2を通して再送信する。
スイッチSW1およびSW2を作動するための手段は、
第3図にもつと詳しく示されるような信号中継器80の
論理回路118を参照することにより、もつと簡単に理
解できる。
詳しく説明すれば、受信器116は、通信9号としての
質問信号または応答信号に含まれる被復調データ信号を
、信号中継器80における通信9号の存在を示す搬送波
検出信号とともに、論理回路118へ人力させる。
搬送波検出信号とデータ信号はアンドゲート150でア
ンド演算され、その出力は時限回路202を付勢する動
作信号となる。
時限回路202はカウンタ154を含む。
このカウンタ154は、動作信号で付勢された時、クロ
ック回路156からのパルスを計数し、かつ÷8カウン
タ158および160と協働して信号中継器80が必要
とする適切なストローブパルスおよび時限期間を提供す
る。
この形式の時限回路は当業者には周知であるので、適切
な時限期間が論理回路全体に要求される場合を除き、各
ストローブパルスおよび時限期間の特殊な使い方につい
ては詳しく説明しない。
時限回路202は、3つの時間々隔lNT1゜INT2
およびINT3(これらの使い方は後で詳しく説明する
)を提供するカウンタ152および時間々隔発生回路1
62も含む。
その上、カウンタ154の出力はデコーダ204へ供給
され、このデコーダ204は信号中継器80中の論理回
路118によって現在処理中のデータ・メツセージ中の
特定ビットを示す信号を発生する。
受信器116から出力されるデータは特定の数の2進数
論理信号から成る。
この発明の望ましい実施例では、このデータは32ビツ
トの2進数論理信号の形態をしているが、もちろん32
以外の別な数のビットも利用できる。
上述したように、この32ビツトのデータ語は、特定の
信号中継器のアドレス、この特定の信号中継器と関連し
た特定の遠隔通信装置のアドレス、メツセージが質問信
号か或は応答信号かを示す種々の制御ビットとともに遠
隔通信装置で実行されるべきコード化された機能を含む
中央通信装置14で個別にアドレス指定できるようにす
るために、各信号中継器はそれ自体の個有のアドレスを
持たなければならない。
更に、代表的な配電網が幾個所かの変電所および多くの
1次配電網(各1次配電網が複数の信号中継器を含む)
を含み得るので、各信号中継器は各1次配電網およびそ
の1次配電網中での位置の両方が分る自局アドレスを含
まなければならない。
従って、この発明の望ましい実施例によれば、第1図に
示したように、信号中継器80,82.84はそれぞれ
アドレスAI 、B1 、C1を含み得る。
もし他の中央通信装置が信号中継器84に隣接して接続
されるならば、各信号中継器は、第2の中央通信装置と
関連した別なアドレス、例えば84用のA2,82用の
B2および80用のC2を含まなければならない。
各信号中継器毎に個有のアドレスは、一連のサムホイー
ルスイッチ例えば第3図に示したように信号中継器80
のためのサムホイ−ルスイッチ(T/W)168により
、各信号中継器の論理回路中で設定される。
従って、上側によれば、信号中継器80は論理回路11
8中のT/W168で設定されたアドレスA1を含み、
これで中央通信装置14と他の中央通信装置を区別する
多くの中央通信装置を有する配電網では、各信号中継器
毎に別々のアドレスは各中央通信装置に対して各信号中
継器を区別するためにT/Wで別々に設定されなければ
ならない。
信号中継器80中の各T/Wからの出力は信号中継器の
アドレスを選択するためのアドレス選択回路170へ供
給される。
このアドレス選択回路170は、モトローラ社のMC1
4519Bのようなアンド/オア選択回路から成る。
アドレス選択回路1γ0によってどのT/W入力が選択
されるかはフリップフロップ(F/F ) 206によ
って決められる。
このフリップフロップ206ば、データ・メツセージを
送った中央通信装置のコードを含むデータ・メツセージ
のビット1によってセットされる。
アドレス選択回路170は信号中継器の自局アドレスを
示す適切な2進数コードを生じる。
このコードは、アドレス選択回路170の出力ライン1
゜2 t 3 t A t BおよびCを通じて比較回
路172へ送られ、かつこの比較回路172中で通信0
号の適切なビットと比較される。
適切なビットは、例えばビット17〜ビツト22であっ
て、中央通信装置によって個別にアドレス決定されるべ
き信号中継器のアドレスを含む。
この発明の望ましい実施例で利用されるアドレスのフォ
ーマットは2つの概念に基づく。
第1の概念では、質問信号は特定の信号中継器を個別に
識別するアドレスを含む。
その上、各信号中継器は、多くの中央電算機からの質問
信号を認識できなければならず、かつ更に質問信号を配
電網の1次線へ再送信するために他の信号中継器用の質
問信号に適切に応答できなければならない。
従って、この発明の望ましい実施例で利用される質問信
号は、各データ語のうちのビット17〜ビツト22から
成る6ビツト・コードを含む。
なお、ビット17およびビット18は信号中継器“A
”と関連付けられ、そしてビット19およびビット20
、ビット21およびビット22はそれぞれ信号中継器”
Bto 、 n C+tと関連付けられる。
また、ビット17、ビット19およびビット21ば1つ
の中央通信装置例えば14によって使用されるが、ビッ
ト18、ビット20およびビット22は必要ならば他の
中央通信装置によって使用される。
従って、中央通信装置14から信号中継器84(そのア
ドレスはC1である)への質問信号は1”論理レベルに
セットされたビット17、ビット19およびビット21
を有するので、信号中継器80゜82(それぞれのアド
レスはAI、Blである)は質問信号に適切に応答しか
つこれを信号中継器84へ再送信するようにする。
アドレスを解読するのに必要な比較回路172は第4図
にもつと詳しく示されている。
アドレス選択回路170からのT/Wアドレス出力A、
BまたはCは、デコーダ204からの適切なビット信号
とともにアンドゲート208へ供給さレル。
質問信号が中央通信装置14で発生されるので、こXで
はビット17、ビット19およびビット21が使用され
る。
アンドゲート208の出力はオアゲート210でオア演
算され、その出力ADDIはアンドゲート212へ供給
される。
もし例えば信号中継器80(そのアドレスがAI)が質
問信号を受信するならば、出力ADD1はT/Wからの
A信号およびビット17信号が両方共”1”論理レベル
にあるので、1”である。
出力ADDIは、データ・メツセージの処理中適当な時
間に発生されるクロック信号とともにアンドゲート21
2でアンド演算される。
このアンドゲート212の出力は、高レベルにある時、
フリップフロップ214を動作させる。
従って、このフリップフロップ214ば、DATAライ
ン上のデータ・ビット上例ではビット17の状態にセッ
トされる。
フリップフロップ214の出力状態は、T/Wアドレス
の数値部分を選択するオアゲート216の出力とともに
アンドゲート218へ人力される。
このアンドゲート218からの高レベル出力すなわち”
1”論理レベル出力は、オアゲート220を通してアド
レスOK信号を発生する。
このアドレスOK信号は、質問信号が信ち中継器によっ
て適切に認識されることを示す。
もし多くの中央通信装置が利用されるならば、データ語
のビット18、ピント20およびビット22を解読する
ための上述した回路と同様な回路が必要になる。
応答信号を比較するために使用される比較回路部分も大
体同じ構成であって、第4図に示すようにアンドゲート
222および226、オアゲート224並びにフリップ
フロップ228を含む。
各信号中継器が応答信号を1次線へ再送信するだけであ
るので(これはアドレス・コードを簡単にする)、応答
信号でもビット17、ビット19およびビット21だけ
が使用されることに注目されたい。
アドレスの比較と同時に、パリティ・チェック回路16
6は、データ・メツセージが適切な形態で受信されたこ
とを保証するために、このデータ・メツセージ中に含ま
れた諸ビットについて複雑なエラー・チェックを行なう
もし選ばれたパリティ変換が満足されるならば、パリテ
ィ・チェック回路166はパリティOK信号を発生する
このパリティOK信号はアンドゲート1γ4において比
較回路172からのアドレスOK信号とアンド演算され
る。
アンドゲート174の出力はフリップフロップ176を
セットして送信器120を付勢する送信器動作信号すな
わちTX動作信号を発生させる。
TX動作信号が発生される時、シフトレジスタ(S/R
) 164中に記憶されたデータの各ビットはアンドゲ
ート196中で適切なりロック信号とともにアンド演算
されかつ送信器120へ送られる。
この間に、アドレス・レコーダ178は、データ・メツ
セージに含まれたアドレスを解読し、自局のアドレスか
他局のアドレスかを示す出力を発生する。
第5図にもつと詳しく示されているように、アドレス・
デコーダ178は、動作信号、アドレスOK信号および
パリティOK信号を入力とするアンドゲート232を含
む。
これらの信号が全部存在する時、アンドゲート232の
出力はフリップフロップ234および236を”■”状
態にセットする。
同時にデータ語の各ビットはアンドゲート248へ入力
される。
データ語のアドレス・ビットすなわちビット19、ビッ
ト21の論理レベルはデコーダ204からのビット・パ
ルスによってそれぞれオアゲート238、アンドゲート
246でチェックされる。
ピット19信号が″1”であってデータ語のビット19
の論理状態がデータ・ラインに存在することを示す時に
はいつでも、オアゲート238の出力はこれもまた”1
”であり、そしてアンドゲート242の出力はデータ語
のビット19の論理状態を表わす。
前述したように、データ語のビット19は1次線の信号
中継器”B”のアドレスと関連させられる。
ビット19の”1″は、従って、質問信号が信号中継器
”A”用のためでないことを示す。
従って、アンドゲート242の出力は″1″論理レベル
にあってフリップフロップ234を”0″状態にリセッ
トする。
同様に、データ語のビット21の”1”は質問信号が信
号中継器”C19用のためであることを示す。
この場合、アンドゲート246の出力もまた1”であっ
てフリップフロップ236をリセットする。
フリップフロップ234および236の反転した出力Q
はアンドゲート250で組み合わされ、このアンドゲー
ト250の出力は高レベルの時信号中継器″C′が質問
信号を受信すべきことを示す。
このようにして各信号中継器は質問信号が自局アドレス
を含むかどうかを決める。
第3図に示したように、アドレス・デコーダ178の出
力A/、 B/、 C/は、それぞれアンドゲート18
0,182,184中でアドレス選択回路170からの
出力A、B、Cと適切にアンド演算される。
これらのアンドゲートの出力はオアゲート186でオア
演算される。
このオアゲート186は、質問信号に含まれたアドレス
が通信9号を受信した信号中継器内で設定されたアドレ
スと一致する時にはいつでも出力を出す。
オアゲート186のこの出力はアンドゲート188にお
いてTX動作信号とアンド演算される。
アンドゲート188からの”1”出力はフリップフロッ
プ190をセットし、このフリップフロップ190の出
力はスイッチ制御手段194を付勢するのに必要なレベ
ルまで増幅器192によって増幅される。
付勢された時、リレーを含むスイッチ制御手段194は
、第2図に示したようにスイッチSW1 、SW2をそ
れぞれ位置PO31、PO32からPO33゜PO34
へ切り替え、もって信号中継器の受信器、送信器を接地
線へ結合しかつ質問信号中のアドレスと一致するアドレ
スを持つ特定の信号中継器と関連した特定の遠隔通信装
置に伝送するために質問信号を1次接地線30に通過さ
せる。
他方、もしオアゲート186が出力を出さず受信したデ
ータ・メツセージが配電網沿いの別な信号中継器のアド
レスを含んだことを示すならば、スイッチ制御手段19
4は付勢されず、そしてスイツlW1およびSW2はP
O31およびPO32を占めたまSであるので、通信9
号は配電網12沿いの次の信号中継器へ伝送するために
信号カップラ100を通して1法線28へ送信し戻され
るようになる。
上述したように、各信号中継器は、通信9号の再送信時
、応答信号のために所定時間待機する。
もし所定時間内に応答信号が受信されないならば、信号
中継器はリセットされ、そして適切なエラー信号は中央
通信装置14へ送信されて誤作用が遠隔通信装置または
後続の信号中継器で起ったことを示す。
特定の信号中継器が正しい応答信号を待機する所定時間
は、中央通信装置14に対する配電網沿いの信号中継器
の位置によって決められる。
従って、信号中継器84が中央通信装置14によって唯
一のアドレス指定される上述した例では、通信9号の受
信かつ再送信後、信号中継器80は信号中継器82およ
び84で受信かつ再送信されるべき通信9号、信号中継
器84と関連して唯一のアドレス指定された遠隔通信装
置によって発生されるべき応答信号、並びに信号中継器
84および82で受信かつ再送信されるべき応答信号を
待機しなければならない。
従って、同−例では、信号中継器82は、信号中継器8
4で受信されるべき通信9号、信号中継器84と関連し
た特定の遠隔通信装置で発生された応答信号、および信
号中継器84で受信かつ再送信される応答信号だけを待
機する必要がある。
この発明の望ましい実施例では、3個の信号中継器が配
電網12の1次配電網へ取り付けられるので、わずか3
つの時間々隔だけが必要である。
これらの時間々隔lNTl。INT2およびINT3は
、第3図に示したように、時限回路202中のカウンタ
152および時間々高発生回路162によって生じられ
る。
3つの時間々隔を生じるために利用された時間々高発生
回路162は第6図にもつと詳しく示される。
この第6図に示すように、カウンタ152の出力Q1゜
Q2.Q3およびQ4はその各々の両方の状態が提供さ
れるようにインバータ260で反転される。
カウンタ出力の反転状態と非反転状態の両方は、図示の
ように、アンドゲート262,264,266で組み合
わされてそれぞれ時間々隔lNT1 。
INT2.INT3を生じる。
普通の除算形カウンタとすることができるカウンタ15
2は、第3図に示されたクロック回路156からのクロ
ックパルスの所定数を表わす出力を生じる。
従って、例えば、出力Q1は0.5秒毎に、出力Q2は
1.0秒毎に、出力Q3は2.0秒毎に、そして出力Q
4は4.0秒毎に高レベルになり得た。
第6図に示した態様に組み合わせた時、lNTlは2.
5秒の長さに、INT2は5.0秒の長さに、そしてI
NT3’は7.5秒の長さになる。
アドレスOK信号とパリティOK信号を組み合わせる第
3図のオアゲート203の出力によって示されるように
質問信号が信号中継器で受信される時、全部で3つの時
間々隔は始まる。
信号中継器の設定アドレスとともに、3つの時間々隔お
よびデータ・メツセージ中に含まれた信号中継器アドレ
スが応答間隔選択回路198へ入力される。
この応答間隔選択回路198中で、適切な時間々隔は配
電網沿いの信号中継器のそれぞれの位置およびデータ・
メツセージ中に含まれた唯一のアドレス(信号中継器の
)と整合されて選択された時間々隔の終りに信号中継器
のための適当な応答間隔を提供する。
もし応答信号が所定時間内に特定の信号中継器で受信さ
れないならば、終了待機信号が応答間隔選択回路198
から発生される。
この終了待機信号は第3図のオアゲート200を通して
フリップフロップ190をリセットし、もってスイッチ
制御手段194例えばリレーを情勢する。
このスイッチ制御手段194は、スイッチSW1 、S
W2をそれぞれPO31゜PO32へ戻し、かつ他の通
信0号用の信号中継器をリセットする。
もし応答信号が所定時間内に特定の信号中継器で受信さ
れるならば、適切なりロックパルスによって発生されか
つオアゲート200において終了待機信号とオア演算さ
れる中継器リセット信号は、終了待機信号がスイッチ制
拝手段194の動作に影響しないように、既にフリップ
フロップ190をリセットしたであろう。
応答間隔選択回路198は第7図にもつと詳しく示され
ている。
信号中継器内で設定されたアドレスが”A”である信号
中継器のための適当な間隔を生じるのに利用される回路
だけを説明するが、信号中継器アドレスが″B”または
”C”である時に間隔を生じるのに必要な回路は第7図
にアンドゲート276.278.286.288および
290で示すように同じ仕方で作動することを理解され
たい。
従って、信号中継器アドレスが”A”に設定された時、
アドレス選択回路170の出力Aは高レベルすなわち1
”論理レベルにあって、図示のようにアンドゲート27
0.272および274へ入力される。
これと同時に、アドレス・デコーダ178からの1つの
出力が1”論理レベルにあるならば、どれかの信号中継
器が質問信号で唯一のアドレス指定されるべきことを示
す。
アドレス・デコーダ178の出力A/ 、 B I 、
c/はそれぞれアンドゲート270,272,274
へ入力させるので、アドレスが”A”である信号中継器
が質問信号を受信する時にはいつでも、アンドゲート2
70.272または274の出力は高レベルすなわち”
1”論理レベルになろう。
アンドゲート270,272,274の出力はそれぞれ
アンドゲート280,282,284において適切な時
間々隔信号lNTl 、INT2 FINT3と組合わ
される。
例えば、アンドゲート270の出力(これはアドレスが
”A”である信号中継器が信号中継器アドレス”A”を
含む信号を受信したことを示す)はアンドゲート280
において最短の時間々隔である時間々隔信号lNTlと
組合わされる。
その理由は、信号中継器”A”と関連した特定の遠隔通
信装置へ送信され或はこの特定の遠隔通信装置から送信
される必要があるのはこの信号だけであるからである。
もし質問信号が信号中継器”B”またはC”のアドレス
を含むならば、より長い時間々隔がアンドゲート282
または284において信号中継器”A”のために選択さ
れたゾろう。
その理由は、信号中継器″′A”へ戻される前に通信9
号が他の信号中継器で処理されなければならないからで
ある。
時間々隔信号lNTl、INT2およびINT3は適切
な時間々隔の終りに”■”になり、もってアンドゲート
280,282または284から出力を出させる。
この出力はオアゲート292を通して終了待機信号とな
る。
上述した信号中継器の動作は、第1図を参照することに
よりかつ他の例(すなわち、中央通信装置14が信号中
継器84のアドレスおよびこの信号中継器84と関連し
た遠隔通信装置のアドレスを含む質問信号を発生する場
合)を参照することにより、もつと簡単に理解できる。
以下の例全体を通じて、各信号中継器で受信されるメツ
セージは正しいと仮定する。
すなわち、パリティOK信号およびアドレス選択回路は
各側で発生される。
その上、応答信号は各信号中継器のために特定された所
定の時間内に受信されたとしよう。
従って、中央通信装置14によって発生された質問信号
は1法線28を通して信号中継器80へ伝送される。
この信号中継器80内で設定されたアドレスが質問信号
に含まれた信号中継器アドレスに一致しない場合、信号
中継器80中のスイッチ制御手段194は付勢されない
適当な時点で質問信号は1法線28へ再送信され、この
1法線28を通して信号中継器82まで伝送される。
この信号中継器82中のスイッチ制御手段194も信号
中継器82内のアドレスが質問信号に含まれたアドレス
に一致しない場合付勢されず、従って質問信号は信号中
継器82によって1法線28へ再送信されて信号中継器
84まで伝送される。
質問信号が信号中継器84のアドレスを含むので、信号
中継器84の論理回路118中に含まれたスイッチ制御
手段194は付勢され、もってスイッチSW1゜SW2
をそれぞれ位置PO33,PO34へ動かす。
これは、信号中継器84の受信器および送信器を配電網
12の1次接地線30へ接続し、かつ質問信号を1次接
地線30および2次接地線68へ従って信号中継器84
と関連して唯一のアドレス指定された遠隔通信装置例え
ば需要家55に関連した遠隔通信装置76へ転送させる
質問信号に含まれた所望の自動機能が遠隔通信装置76
で行われた後、応答信号は発生されかつ2次接地線68
および1次接地線30を通して信号中継器84へ伝送さ
れる。
この信号中継器84は、遠隔通信装置76から応答信号
を受信する時リセット信号を発生する。
このリセット信号はスイッチ制御手段194を消勢して
スイッチSW1 、SW2をそれぞれ位置PO8I、P
O32に戻し、もって応答信号は信号中継器82へ伝送
するために1法線28へ再送信される。
信号中継器82は、この通信9号が応答信号であると認
め、かつ増幅後応答信号を信号中継器80へ1法線28
を通して再送信する。
この信号中継器80も同様な仕方で作動して応答信号を
1法線28へ再送信し、従って応答信号は中央通信装置
へ送られる。
従って、当業者には明白なように、新しく改良された信
号中継器を利用する電力線通信システムがこ5に開示さ
れた。
各信号中継器は、配電網沿いに間隔をあけて配置され、
若干の配電網変圧器と関連した2次配電網の2次接地線
へ接続された若干の遠隔通信装置と専ら通信する。
信号中継器の受信器および送信器へ接続されかつ論理回
路によって制御される一対のスイッチは、質問信号を受
信するために、1次線と信号通信状態に配置された中空
磁気鉄心形の信号カップラへ各信号中継器を接続する。
質問信号を解読した後、スイッチはその位置を切り換え
かつ信号中継器の受信器および送信器を接地線へ接続し
て質問信号が選択した遠隔通信装置へ伝送されるように
接地線へ転送されるようにする。
スイッチは切り戻された時中央通信装置へ伝送するため
に接地線から1次線へ応答信号を転送する。
この発明で利用された独特のスイッチ機構は、従来形の
信号中継器での双方向通信のために必要であった2つ別
々のチャンネル(その各々が受信器および送信器を含む
)を不要にする。
更に、独特のスイッチ機構は、接地線での不所望な信号
や雑音が1次線の通信9号と干渉するのを防止する。
最後に、配電網の1次線または1次接地線へ各信号中継
器を切り換え自在に接続することにより、各信号中継器
は従来可能であったよりも多くの遠隔通信装置と通信で
き、これは電力線通信システムに必要な信号中継器の数
を少なくする。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の電力線通信システムを示すブロック
図、第2図は第1図中の信号中継器を示すブロック図、
第3図は第2図中の論理回路を一部ブロック図で示す回
路略図、第4図は第3図中の比較回路の回路略図、第5
図は第3図中のアドレス・デコーダの回路略図、第6図
は第3図中の時間々隔発生回路の回路略図、第7図は第
3図中の応答間隔選択回路の回路略図である。 10は電力線通信システム、12は配電網、13と15
と17と19と102と104は接地線、14は中央通
信装置、16は変電所、22は変電所変圧器、28は1
次線、30は1次接地線、32と34と36と38は配
電網変圧器、40と42と55と57は需要家、44と
48は2次線、46と68は2次接地線、44Aと44
Bと46Aと46Bと48Aと48Bは導体、50と5
2と54と56は負荷、62は中央電算機、64と96
と100と106は信号カップラ、72と74と76と
78は遠隔通信装置、80と82と84は信号中継器、
90と116は受信器、92と118は論理回路、94
と120は送信器、110は中空磁気鉄心、SWlとS
W2はスイッチ、194はスイッチ制御手段である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 11次巻線の各端が電力線によって発電所へ接続され、
    2次巻線の各端が1次配電網のそれぞれ1次線、1次接
    地線へ接続され、かつ前記1次巻線の他端が前記2次巻
    線の他端と一緒に接地された変電所変圧器と、 この変電所変圧器の2次巻線の一端へ接続され、質問信
    号を送信しかつ応答信号を受信する中央通信手段と、 前記1次線と前記1次接地線の間に信号カップラを介し
    て接続され、個別にアドレスを設定できる複数個の信号
    中継器と、 1次巻線の各端がそれぞれ前記1次線、前記1次接地線
    へ接続され、2次巻線の各端が2次配電網の2次線へ接
    続され、かつ前記2次巻線のセンター・タップが前記1
    次接地線および2次接地線へ接続された複数個の配電網
    変圧器と、 前記2次接地線へ接続され、どれかの信号中継器と組み
    合わされ、個別にアドレスを設定できる多数個の遠隔通
    信装置と、 を備え、 前記質問信号は、前記複数個の信号中継器のうちから選
    んだ1個の信号中継器のアドレスおよび前記多数個の遠
    隔通信装置のうちから選んだ1個の遠隔通信装置のアド
    レスを含み、 前記質問信号中のアドレスと一致するアドレスを持つ前
    記選んだ信号中継器は前記1次線を通して受信した質問
    信号を増幅後前記1次接地線へ送信するが、前記質問信
    号中のアドレスと一致しないアドレスを持つ信号中継器
    は前記1次線を通して受信した質問信号を増幅後前記1
    次線へ再び送信し、 前記質問信号中のアドレスと一致するアドレスを持つ前
    記選んだ遠隔通信装置は、前記1次接地線および前記2
    次接地線を通じて伝送されてきた質問信号に応じて応答
    信号を発生し、この応答信号を前記1次接地線へ前記2
    次接地線を通して送信し、 前記選んだ信号中継器は前記1次接地線を通して所定期
    間内に受信した前記応答信号を増幅後前記1次線へ送信
    するが、選ばれない信号中継器は前記1次線を通して受
    信した応答信号を増幅後前記1次線へ再び送信し、 前記1次線へ接続された信号カップラは前記1次線と大
    地の間に高圧結合コンデンサを介して接続された接地線
    、この接地線のまわりに誘導結合されて1ターンの変圧
    器1次巻線を形成する中空磁気鉄心、この中空磁気鉄心
    に巻かれ第1スイッチ位置と大地の間に接続された第1
    の2次巻線および前記中空磁気鉄心に巻かれ第2スイッ
    チ位置と大地の間に接続された第2の2次巻線から成り
    、前記1次接地線へ接続された信号カップラは前記1次
    接地線と大地の間に接続された接地線、この接地線のま
    わりに誘導結合されて1ターンの変圧器1次巻線を形成
    する中空磁気鉄心、この中空磁気鉄心に巻かれ第3スイ
    ッチ位置と大地の間に接続された第1の2次巻線および
    前記中空磁気鉄心に巻かれ第4スイッチ位置と大地の間
    に接続された第2の2次巻線から成り、 前記信号中継器は、前記第1スイッチ位置と前記第3ス
    イッチ位置に切り換わる第1スイツチ、この第1スイツ
    チへ接続され質問信号および応答信号を受信する受信器
    、前記第2スイッチ位置と前記第4スイッチ位置に切り
    換わる第2スイツチ、この第2スイツチへ接続され前記
    質問信号および前記応答信号を増幅後に送信する送信器
    、並びに前記受信器と前記送信器の間に接続され前記第
    1スイツチおよび前記第2スイツチの切り換えを制御す
    る論理回路から成り、前記第1スイツチ、前記第2スイ
    ツチが通常それぞれ前記第1スイッチ位置、前記第2ス
    イッチ位置に接触している、電力線通信システム。
JP4596778A 1977-04-25 1978-04-20 電力線通信システム Expired JPS5831131B2 (ja)

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JPS5820490B2 (ja) * 1975-01-31 1983-04-23 ウエスチングハウス エレクトリック コ−ポレ−ション 電力線搬送通信システム
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