JPS5831067Y2 - 車両用液化ガスの流量測定装置 - Google Patents

車両用液化ガスの流量測定装置

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JPS5831067Y2
JPS5831067Y2 JP7269582U JP7269582U JPS5831067Y2 JP S5831067 Y2 JPS5831067 Y2 JP S5831067Y2 JP 7269582 U JP7269582 U JP 7269582U JP 7269582 U JP7269582 U JP 7269582U JP S5831067 Y2 JPS5831067 Y2 JP S5831067Y2
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JP
Japan
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liquefied gas
flow rate
cooling
container
measuring device
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JP7269582U
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JPS5834019U (ja
Inventor
昭生 高村
建仁 上田
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トヨタ自動車株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は液化石油ガス(LPG)および液化天然ガス(
LNG)等の液化ガスの流量測定装置に関し、より詳し
くは液体状態の車両用液化ガス流量を正確に測定するこ
とができる装置に関する。
液化ガスは温度および圧力に応じて液体または気体とな
る。
かかる液体ガスの流量を測定する際に気体状態で測定す
ることもあるが、液化ガス使用装置が液体状態の液化ガ
スの供給を受けるように設計されている場合や液化ガス
容器と液化ガス使用装置との連通管路上での脈流や圧力
損失を低減するために気体状態の液化ガスを供給するこ
とが不都合な場合には液体状態で液化ガスを供給し流量
測定する必要がある。
液体流量検出器としてはタービン形式、往復ピストン形
式、ベンチュリ形式、ギア形式等種々の形式が知られて
おり、これら検出器を用いることにより完全液体の流量
を所望精度で測定することが可能である。
しかしながら、液化ガスにあっては前述の如く、温度お
よび圧力に応じて液体渣たは気体となるため、輸送途中
において液化ガスの流速が変化して圧力が低下した場合
に←特に曲管部分やオリフィス部分において)液化ガス
中に気泡を生じ液化ガスの見掛は密度が低下して液体流
量検出器による検出流量に誤差を生じることになる。
この現象を液化石油ガス(LPG)の温度蒸気圧線図を
示す第1図を参照して説明する。
液化石油ガスはプロパン、ブタンを主成分とする混合物
であり、季節により混合組成を変えて蒸気圧を調整して
おり冬期には蒸気圧の高いプロパンの比率を高める。
例えば冬期にプロパン100%ノ液化石油ガスを用いて
いる場合に気温が20℃であれば蒸気圧は約7 K9/
crAである。
すなわち、この蒸気圧(7Ky/c=)以上の加圧状態
であればプロパンは液体であるが、この蒸気圧(7Kq
7’crif、 )以下では(例えば6Kf/cd)気
体である。
従って第1図に示す蒸気圧線図は各液化ガス組成に対し
てその線で示される圧力以上の圧力では液体であり以下
の圧力では気体である相変化の境界を示す。
さて100φプロパンを温度20℃で7Kg/cAの圧
力で送給すると、この条件では液化ガス(プロパン、、
)は液体である。
しかし曲管都やオリフィスを通過することにより液化ガ
スの圧力が例えば6Kg/crAに低下すると、前述の
説明から明ちかな如く液化ガス内に気泡が生じ液化ガス
の見掛は密度が低下し液体流量検出器による検出流量に
誤差を生じる。
かかる問題を解決するために、大型プラント等の固定設
備では液化ガス容器と配管レイアウトとを工夫すること
によって液化ガスに適度の位置水頭を作用させたり、配
管中に1送給ポンプを設は適度の圧力を付加して、液・
化ガス圧力が蒸気圧以下になる。
ことを防止して液体状態の液化ガス中に気泡が生じるこ
とを防止している。
しかしながら、特に自動車のLPGエンジンに液化ガス
を供給するような移動式汎用機械では設置空間による制
約や取扱い上の制約によって上述の如き対策を採用でき
ない。
lた液化ガス容器に他の加圧装置を接続して液化ガス圧
力を高めることも考えられるがこの方式は高圧ガス製造
の範喀に入るために法令上程々の制約を受けて実用アき
ない。
本考案は上述の問題を解決して液体状態にある液化ガス
の流量を十分正確に測定すると・とができる構造が簡単
で取扱いが容易な車両用液化ガスの流、量測定装置を提
供することを目的とする。
すなわち本考案は液体流量検出器の上流において液化ガ
ス金所定温度に冷却することにより液化ガスの蒸気圧を
低下して液化ガス中9気泡の発生を防止するようにした
車両用液化ガスの流量測定装置において、液化ガス冷却
装置を、液化ガ名容器と液化ガス使用装置とに連通し得
る液化ガス送給配管、該送給配管を浸漬し冷却する冷媒
を内蔵する冷却寄器及び該冷却容器壁に設げた熱電冷却
素子から構成し、前記液体流量検出器下流側の液化ガス
送給配管中嬉逆止弁を設けた車両用液化ガスの流量泪1
j定装置である。
第2図を参即して本考案の原理を説明する芯液化ガス容
器10は底部近傍1で延びる連通管11、取出し弁12
および連通管13を介し液化ガス冷却装置40、連通管
14および液体流量検出器30に連通ずる。
液体流量検出器30はタービン形式。往復ピストン形式
、ベンチュリ形式、ギア形式等とすることができ、連通
管15を介して液化ガス使用装置20に連通ずる。
液化ガス使用装置20は例えばベーパシイザと混合器か
らなり内燃機関に液化ガスを供給する液化ガス燃料供給
装置(ともに図示せず)である。
昔た液化ガス容器10は頭部に開口する管16・、管1
6.に連通する弁17および管18を有する。
弁17を閉じ弁12を開くと、液化ガス容器10に貯留
した液化ガス(例、えば100%プロパン)は周囲温度
(例えば20℃)に応じ定する蒸気圧(約7Ky/c4
)を有する気相部分Gと該気相部分Gによりその蒸気圧
(約7Kg/cd)に等しい圧力で加圧される液相部分
りに分れ、□連通管11から液体流量検出器30へ送給
される。
送給管路中において液化ガス圧力が例えば6Kg/cr
Aに低下し液化ガス内に気泡を生じても、液体流通検出
器30の直上流に設けた液化ガス冷却装置40により液
化ガスを冷却し液体流量検出器30通過時の液化ガス温
度が十分低いと液化ガスの蒸気圧が低下しく例えば10
℃とすると第1図から約5°KylcrAとなる)、液
化ガス中の気泡はなくなり、このために液体流量検出器
30は十分正確に流量を検出できる。
・ ′ □第3図を
参照して本考案に係る液化ガスの流量測定装置の液化ガ
ス冷却装置40を説明する。
なお第2図と同一部品に同一番号を付し説明を省略する
水、不凍液等からなる冷媒42を収容する冷却容器44
内に液化ガス供給配管46を設ける。
該送給配管46は、好曾しくは渦巻状にまたは多重状に
重畳し冷媒42との間に十分な伝熱面積を形式・し、連
通管13ど液体流量検出器30に連通ずる。
液体流量検出器30を冷却容器44の蓋48に担持して
クンパクト化し、連通管1・5・および逆止弁60を介
して液化ガス使用装置20(第2図)に連通ずる。
逆止弁60はスプリング62と球61からなり、液化ガ
ス使用装置20における圧力変動や脈動に起因する液体
流量検出器30べの逆流を防止す・る。
□冷却容器44の壁面にBi’2Te3 :。PbTe
、B・12Te3・Sb2’f’e3 fたはB i”
2Te 3 ・、B i 2 S e 3等の材質から
なる熱電子50を取付け筐たは上記熱電素子により冷却
容器の壁面を形威し、該熱電素子50を直流電源(図示
せず)に接続してペルチェ効果により冷却容器44を冷
却する熱電冷却素子を構成する。
冷却容器44の周囲をグラスファイバまたは石線等から
なる断熱材により包囲し冷却容器44の冷却効果を高め
る。
なおこの際熱電素子50の温接点近傍にケーシング52
を形成して放熱器54とを管路56および循環ポンプ5
8により連結して冷却水を循環させ温接点を冷却するこ
とにより熱電素子の冷却効果が高められる。
冷却水を循環させる代りに熱電素子50の放熱面に多数
の放熱フィンを形成し該フィンの周囲に冷却空気を強制
通風させてもよい。
熱電素子50に直流電流を流すことによりその冷接点が
冷却し冷却容器44内の冷媒42が冷却され、冷却され
た冷媒42と送給配管46の間で熱交換が行われ、送給
配管46内の液化ガスが冷却され気泡の発生が防止され
て液体流量検出器30により液体状態の液化ガスの流量
が所望の測定精度で得られる。
第2図および第3図に示す装置を車輌に搭載した例を第
4図を参照して説明する。
車輌70のトランクルーム72に液化ガス容器10を搭
載し客室下方に設けた連通管11によりエンジンルーム
74の緊急時遮断用弁12.連通管13を経て液化ガス
冷却装置40に連通ずる。
液化ガス冷却装置40の構造は第3図に示す通りであり
、液化ガスを所定温度に冷却し内部に担持した液体流量
検出器30により液体状態の液化ガス流量を所定の精度
で測定する。
次いで逆止弁60を経てベーパライザ66で液化ガスを
膨張気化しエンジン68に供給する。
一方、液化ガス冷却装置40の熱電素子50(第3図)
は管路56.循環ポンプ58および放熱器54により循
環される冷却水により冷却される。
なお放熱器54は放熱効果を高めるためにフロントグリ
ル76に設けられる。
以上説明したように、本考案は液化ガス冷却装置を、液
化ガス容器と液化ガス使用装置とに連通し得る液化ガス
送給配管、該送給配管を浸漬し冷却する冷媒を内蔵する
冷却容器及び該冷却容器壁に設けた熱電冷却素子から構
成しているから、大型プラント等の設備におけるような
特別の加圧装置を設ける必要がなく、冷却部が小型で構
造が簡単で取扱いが容易な液化ガスの流量測定装置が得
られ、スペース上あるいは熱的な制約のある車両用の液
化ガス流量測定装置として好適なものである。
また熱電素子により液化ガスを冷却するためその温度制
御をきわめて容易に行うことができ、送給配管を熱電素
子により冷却される冷媒中に浸漬しているので、浸漬部
分の液化ガスを容易に一定温度とすることができる。
さらに、液体流量検出器下流側の液化ガス送給配管中に
は逆止弁を設けであるから、この逆止弁の存在によって
、液体流量検出器が、エンジンの気化器における混合気
の圧力変動の影響を受けることがなく、液体状態の液化
ガス流量を十分正確にかつ安定した状態で測定でき、自
動車のように流量変動が大きい連続的過渡運転状態にお
いても液化ガスの流量測定機能が十分に発揮されるもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は液化石油ガスの温度−蒸気圧線図、第2図は本
考案の原理図、第3図は本考案実施例断面図、第4図は
本考案実施例を車両に搭載した図である。 10・・・・・・液化ガス容器、20・・・・・・液化
ガス使用装置、30・・・・・・液体流量検出器、40
曲・°液化ガス冷却装置、42・・・・・・冷媒、44
・・・・・・冷却容器、46・・・・・・送給配管、4
8・・・・・・蓋、50・・・・・・熱電素子、52・
・・・・・ケーシング、54・・・・・・放熱器、58
・・・・・・循環ポンプ、60・・・・・・逆止弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 液体流量検出器と該検出器の上流位置において液化
    ガスを冷却する装置とからなり液化ガス容器と液化ガス
    使用装置とを連通ずる管路上に設けられる液化ガスの流
    量測定装置において、前記液化ガス冷却装置を、液化ガ
    ス容器と液化ガス使用装置とに連通し得る液化ガス送給
    配管、該送給配管を浸漬し冷却する冷媒を内蔵する冷却
    容器及び該冷却容器壁に設けた熱電冷却素子から構成し
    、前記液体流量検出器下流側の液化ガス送給配管中に逆
    止弁を設げたことを特徴とする車両用液化ガスの流量測
    定装置。 2 前記液化ガス冷却装置が熱電冷却素子の温接点を冷
    却する放熱器を具備する実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の車両用液化ガスの流量測定装置。 3 前記液体流量検出器を液化ガス冷却装置の冷却容器
    により担持し該冷却容器に内蔵した送給配管の下流側端
    を該流量検出器に連結した実用新案登録請求の範囲第1
    項昔たは第2項記載の車両用液化ガスの流量測定装置。
JP7269582U 1982-05-20 1982-05-20 車両用液化ガスの流量測定装置 Expired JPS5831067Y2 (ja)

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JPS5834019U JPS5834019U (ja) 1983-03-05
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